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僕たちはドクターじゃない Karte2
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僕たちはドクターじゃない Karte2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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前作の評価が大きくわかれていたので買うのを渋っていましたが、 前作より改善されているとのことで、新刊の方だけ買いました。 このレビューは前作を読んでいない評価であることを明記しておきます。 ただ前作を読んでいなくても大丈夫です。 ですが、おそらく読む人を大きく選ぶと思います。 まずそれぞれのキャラの個性が強すぎるのに、その設定に必要を感じません。 不器用なドク、小学生みたいな紅、クールな真琴、特殊な性癖持ちの京弥。 実際に紅のように明るくて天真爛漫な女の子はいますし、不器用なドクとのやりとりは良いです。 真琴も高い技術を持ち真面目でありながら、ギャップのある所とかもいい個性をだしています。 しかし京弥に関しては、もはや変態というレベルではありません。 本気でドン引きするレベルで、発言や言動が客観的に見て明らかに異常です。 セクハラと取れる発言、常識を逸脱した行動と言動の数々にイライラさせられます。 はっきり言いますが気持ち悪いです。「変態」と「異常」は全く別のものだと気付かされました。 しかもその4人の個性が物語に大きくからんでこないので、ドクや紅、真琴はいいのですが、 京弥がただただ不愉快な人間にしか見えません。このキャラに必要性はあったのでしょうか。 なんにせよ、キャラクターや設定が狙い過ぎです。 また作品に出てくる患者とその家族の動機がいまいち意味不明です。 「逃げたい」と思っていた人間が、あのような発想をするのでしょうか。 逃げたいけど死にたくないというなら、いくらでも別の選択肢があったはずです。 逃げたいから死を選ぶというのであれば、わかるのですが。 患者の母親が自分の息子を見殺しにするのも不可解です。 遺書があったことと、自身の後悔からその行動の動機を説明していますが、 ならば物語前半のやりとりは、一体何なのでしょう? 息子の意見を尊重してあげたいと考え、選んだ選択をしっかり受け止めるとまで言う母親が、 物語の前半で息子の意見に何一つ聞く耳を持たず、 彼の自由を奪い苦しめていたことと大きく矛盾します。 全く面白くなかったわけではありません。 紅とドクのやりとりは絶妙で、いい感じに面白いです。 真琴のツッコミや、冷静な性格のギャップなどにも魅力があるのも確かです。 ですが、登場する人間の動機や心情が曖昧で不可解なものが多く、作品の深みを感じないです。 つまり、個性的なキャラクターや会話の絶妙なやりとりを楽しみたいのであれば、 この作品でなくともよいという印象を受けます。 | ||||
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