しょうがの味は熱い

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しょうがの味は熱いの評価:

3.37/5点 レビュー 19件。 C ランク

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平均点3.37pt

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未読の方はご注意ください

全22件 21〜22 2/2ページ
No.2
(4pt)

綿矢りさ節は影をひそめています。

大好きな綿矢りささんの新刊なので迷わず購入しました。
標題作は、2008年に雑誌掲載されたもので、
すでに刊行されている『勝手にふるえてろ』『かわいそうだね?』『ひらいて』よりも前に書かれたものです。

綿矢りささんの小説の醍醐味は、
思わず「あるある!!!」と叫んでしまうような超リアルな日常の描写と、
声を出して笑ってしまうくらいの登場人物たちの暴走、
にあると、私は思っているのですが、
「しょうがの味は熱い」は、そういう雰囲気が少し影をひそめているように思います。

「あるある」描写は秀逸ですが、綺麗なものを選んで書いているような気がして、
例えば、冒頭の
「整頓せずにつめ込んできた憂鬱が扉の留め金の弱っている戸棚からなだれ落ちてくるのは、きまって夕方だ。」
という文章は、とても素敵で「わかるわかる」っていう状況描写なんですが、
いつもの、めっちゃわかるけどあえてその状況を描写しようってよく思ったな!っていうのではない気がします。
真面目で綺麗な雰囲気。
他の話がふざけている、というわけじゃないんですが!
何となくですが、江國かおりさんの小説と同じような雰囲気を感じました。
二編目の「自然に、とてもスムーズに」では、ちょっと雰囲気が戻っています。
でも、流れている空気はやっぱり少し切ない。
登場人物の不安な気持ちが、胸に痛いです。
でもこのセンチメンタルなかんじが、『ひらいて』や『亜美ちゃんは美人』に繋がっているのかもしれません。

テーマは、同棲と結婚、に伴う様々なすれ違い。
すれ違いも綿矢さんの小説の主要なテーマかな、と思います。
男女の違いに終始せず、恋愛について書けるのがさすがだな、と思いました。

「本の話」のウェブサイトにインタビューがありますよ〜☆
しょうがの味は熱い Amazon書評・レビュー: しょうがの味は熱いより
416387870X
No.1
(4pt)

綿矢りさ節は影をひそめています。

大好きな綿矢りささんの新刊なので迷わず購入しました。
標題作は、2008年に雑誌掲載されたもので、
すでに刊行されている『勝手にふるえてろ』『かわいそうだね?』『ひらいて』よりも前に書かれたものです。

綿矢りささんの小説の醍醐味は、
思わず「あるある!!!」と叫んでしまうような超リアルな日常の描写と、
声を出して笑ってしまうくらいの登場人物たちの暴走、
にあると、私は思っているのですが、
「しょうがの味は熱い」は、そういう雰囲気が少し影をひそめているように思います。

「あるある」描写は秀逸ですが、綺麗なものを選んで書いているような気がして、
例えば、冒頭の
「整頓せずにつめ込んできた憂鬱が扉の留め金の弱っている戸棚からなだれ落ちてくるのは、きまって夕方だ。」
という文章は、とても素敵で「わかるわかる」っていう状況描写なんですが、
いつもの、めっちゃわかるけどあえてその状況を描写しようってよく思ったな!っていうのではない気がします。
真面目で綺麗な雰囲気。
他の話がふざけている、というわけじゃないんですが!
何となくですが、江國かおりさんの小説と同じような雰囲気を感じました。
二編目の「自然に、とてもスムーズに」では、ちょっと雰囲気が戻っています。
でも、流れている空気はやっぱり少し切ない。
登場人物の不安な気持ちが、胸に痛いです。
でもこのセンチメンタルなかんじが、『ひらいて』や『亜美ちゃんは美人』に繋がっているのかもしれません。

テーマは、同棲と結婚、に伴う様々なすれ違い。
すれ違いも綿矢さんの小説の主要なテーマかな、と思います。
男女の違いに終始せず、恋愛について書けるのがさすがだな、と思いました。

「本の話」のウェブサイトにインタビューがありますよ〜☆
しょうがの味は熱い (文春文庫) Amazon書評・レビュー: しょうがの味は熱い (文春文庫)より
4167903601