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ホサナ
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ホサナの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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なんだこれ?何を読んでんだ?バカバカしくて、くだらないを通り越して笑うことすら出来なかったが、舵木禮子の身体が縮みだし、四つん這いになってから、なんだか断然面白くなり、4日で読んでしまった、いやぁ面白かった!今2度目を読んでいます、ただ漢字にルビくらい振れ、読めないわ!蟷螂、蕈、躑躅、鶏姦、袱紗、蹠! | ||||
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なんだか評判が良くないようですが、私はかなり面白く読ませていただきました。 犬猫その他。 そう言えば、猫は出てこなかったな。 | ||||
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町田康さんが好き過ぎて全ての著書を買ってますが、近年の小説は内容が難しすぎると思うんですよね。 初期の頃からぶっ飛んでたけど、それでも情景が頭に浮かんで、それでいてブラックユーモア満載で笑えて気付いたら読破...そして次の作品って感じで自分にはドラッグに似た中毒性があったんですよ。 でもこの小説は難しすぎる!良く分からな過ぎて数十ページでリタイアしてしまいました。長編小説では宿屋巡り辺りから難しくなって、2度目は読もうとは思えなくなってしまいました。 ただ、近年ではギケイキは最高に面白いですし、ある程度分かりやすく、ブラックユーモア満載な小説も読んでみたいです。 もっと自分も年を重ねて、啓蒙を磨いてから改めてこの小説にチャレンジしてみようと思います。 | ||||
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ずっと買おう買おうと思ってたものの、単行本は持ち歩くのが大変だし、手も疲れるし…と思っていたら、文庫本が出ていたので、購入。 かなり評価が分かれる作家さんだと思いますが、私は、こういうグダグダな作品も含めて好きです。 | ||||
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読みながら、初めて町田さんの小説で、読むの止めようかな、と何回か思いましたが、1ヶ月半かかって読み終えました。 産経ニュースのインタビューで「主人公たちの時々の苦しみを自分で体験するようにして書いた」と仰っていましたが、その手法が上手くいっている所もあれば、上手くいってない所もあると思いました。そうした手法で執筆したのはどうしてなのだろうと読みながら、読み終えてからも考えた末、私が思った事は、町田さんは小説を書く事に少し飽きているのかもしれない、という事でした。汝、我が民に非ズとしてバンドの活動も再開なさって、町田さん自身が今一番興味があるのは音楽の方なのではないのか、とバンドの実演を見ながら思ったりしました。ちなみにバンドの実演(ライブ)は物凄いので皆様も是非足を運んでみては。そもそも町田さんはデビュー作から一貫して独自の手法で言葉を紡ぎ続けている方ですが、そういった事で考えてみると、今作で町田さんはまた一つ新たな段階へと突入した、ともいえるのかもしれません。本作の面白い所はとても面白く、また逆に面白くもなんともなくただただ苦しみばかりが続く場面では、そうして書かれている文字から浮かび上がってくる感覚が、僕らが生きている現実の世界の感覚と噛み合うような感覚に陥って面白かったり、でもそれはとても疲れる事でもあるので、詰まる所何を言いたいのかといえば、読みたい人は読むのが一番良いなと思いました。町田康さん、これからも応援しております。 | ||||
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読破するのに2ヶ月足らず掛かった一大巨編だが、一言では言い表せない絶妙で壮大な小説世界を表現した大作だった。 もとは、ヨメビコドッグパークで開かれた、舵木禱子主催のペット犬を持つ人達のためのバーベキューパーティーが、誰も楽しめない失敗の会食に終り、雲の隙間から降り注ぐ「栄光」の光柱に、参加者たちが焼き尽くされたことから始まった。舵木禱子が巨大化し光柱と相撲を取ったが、やはり焼き尽くされて散々なパーティーに終ったが、この冒頭部は、すでに人間が材料として焼かれたらどうなるのか、ということを象徴しているかのように思える。 このあと、「日本くるぶし」なる妄想じみた神に主人公は操られて、正しいバーベキューを他の人々に教えるよう、バーベキューを企画し、舵木禱子と娘の草子、その婚約相手の日本平三平と、彼らの犬を家に招くが、日本平三平は、主人公を怒らせたばかりにその飼い犬に喉を噛みつかれて、死んでしまう。しかし、そのときまでに輝いて見違えったように綺麗になっていた草子に魅了されたこともあり、行き場のなくなった捨て犬の保護施設を作る資金を、提供することになってしまう。 そんなある日、海岸で愛犬と共に寛いでいた主人公は、見ノ矢桃子が犬を調教するというテレビの撮影隊に出逢い、そこに草子が歩いてきて天才的な調教力を見せ付けて、桃子の面目を潰してしまう事件が起った。それで、草子はテレビ的に有名になり、犬保護会社は繁盛する。しかし、初めは、事務所で資金提供者として顔が利いたが、そのうちヨーコという女に実権を握り撮られ、主人公は会社の隅にやられ、見ノ矢桃子とともに「犬芝居」の公演のために、訓練をすることになる。そのリハーサルをしたとき、草子は主人公に気を許し、婚約をする。このときまでに、主人公は、愛犬を通じて犬と会話が出来るようになっていた。 しかし、公演の日、駐車場に止めさせて貰えなかった主人公は、付近の地下駐車場に降りていく。しかし、降りても降りても駐車場に着かず、途中ほらあなから地下に住む住人の街が見えたりし、ようやく地下駐車場に着くと、エレベーターの前に大輪菊男というガードマンが居て、通さない。そこで階段から上がっていくと、途中に人間から作ったと思われるひょっとこの死骸が山と積み重なって、愛犬と共にこれを掻き分けて登っていく。 登って地上に出ると、光柱によって歪んだ地軸で、おかしくなった世界が拡がっていた。人間は殆んどおらず、近くの森林公園には舵木禱子の成れの果ての毒虫が繁殖していた。そして、その毒虫に刺されて、主人公は気を失った。 気付くと日本家屋に寝かせられていて、大輪という男に地軸の捻れを案内して貰った。日本家屋の庭から沢を渡り山に登ると岬の切り立つ海岸に出て、そこから渚に降りると、萱子というとても美しい女性が飲み屋をやっていて、その洞窟の飲み屋の奥にある扉から階段を上ると、主人公が倒れた辺りの街に出、エレベーターで四階に行き、スナック風の一室のドアを開けると、大輪の日本家屋にでるという捻れだった。 地下の都市は、ところどころに現れる光柱から逃れるための金持ちのシェルター街で、大輪はその地下の邪都をつぶそうとして、そこに出入りするヨーコと取引をして、バーベキューを企画する。しかし、大輪の庭の渚には、あまり肉がないため、肉を調達せねばならない。また、毒虫に効く殺虫剤を作るのに、犬の臓器が必要らしく、その二つの目的で犬が必要だった。犬と話せる主人公は、大輪に頼まれて森の中にあるという犬の村を目指して、防虫剤を身に塗り込んで、萱子とともに出立する。 しかし、誤って萱子を殺してしまい、帰るに帰られず、犬の村まで行くと、そこには懐かしい愛犬が居た。愛犬がリーダーとなって、犬の群れを仕切っていた。愛犬は、日本家屋の大輪を、主人公の見守りとして分身のように残していったが、やがて大輪は愛犬の意思に反して、勝手に動き出していた。愛犬は、その大輪と取引をして、犬の住む芝生の生えたゴルフ場奥の海から、大輪の渚までが間近に続いているという情報を得て、犬の肉を提供するために、海に流れ着いていたゴムボートで、犬の群れを運ぼうとする。 すると、そこにかつてのフィアンセであった草子が来て、私とここで暮らすかその犬を殺すか、の選択を迫る。その時気付いたが、草子と萱子はそっくりだった。悩んでいると、愛犬と私が入れ替わってしまって、拳銃を持っていた私の姿をした愛犬が、草子を殺してしまう。すると、草子の以前の婚約者だった、日本平三平の成れのはての犬が、主従の入れ替わった人間の愛犬をかみ殺してしまう。 独り残された犬の主人公は、ホートに他の犬と共に乗り、五分で着くという大輪の渚向けてて船出する。しかし、行けども行けども対岸は見えず、飲み水も尽きた頃、大きな光柱が見えてくる。私は、言葉が分からなくなっていく中、ただただ「私たちを救ってください」と心の中で祈り続ける。 ざっと、以上のような話だが、筋が複雑でテーマも難しいが、町田康さん独特のユーモリズムがところどころに鏤められていて、とても面白い小説だった。最後の犬の群れは、光柱による地軸の歪みのため、成り果てた醜悪な人間の犬も混じっており、人間が殺生をして喰らわねば生きていけないことは、ペット犬が人間の食欲を満たすこと、引いては人間同士の共食いとどこが違うのか、ということが根本テーマとして強く訴えられており、最近は誰でも簡単に行うバーベキューなどの焼き肉会食に対する警鐘と取れなくもない。しかし、殺生せずに、どれだけ人間が豊かに暮らせるかということを考えると、本当に「ホサナ」とでも唱えたくなるような、浮世の乱れ具合であった。この作品の小説世界が一見滅茶苦茶なのも、この娑婆世界を町田康さんなりに視覚化具象化したからなのかもしれない。 | ||||
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タイトル「ホサナ」とは「救いたまえ」の意味であるらしい。大阪のおばちゃんの言う「今日は天気ええし、布団ホサナあかんわ。」ではない。 ではいったい何を救うのか、誰が誰を救うのか? この小説を読むのに一週間かかった。内容があまり面白くなく、読んでいるうちにすぐ眠くなって寝てしまったからである。 面白くないのはこの小説が純文学であり、娯楽小説ではないからである。単純に読み手を楽しませるようには書かれていない。むしろ文学の本質、人生の真実とは何かということを苦しみぬき、呻吟しつつ書かれた作品であり、同様の苦しみ、共感が読み手にも求められる。 であるから、読み手もここはひとつ作者の意図を汲み取って、退屈であっても辛抱して最後まで読み続けなければいけない。 さすれば、このタイトルの意味がわかり、この小説が何を、誰を救うのかがわかってくる筈である。あるいは救いはどこにもないことが。 | ||||
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つまらなかった。 「告白」は名作だと思うのですが、これはどうも…。 散見する小理屈がちょっと。 意味など考えずにひたすら読み進むさ楽しさがないと、この作者の長編は苦しい。 我慢して読了すればそれなりの作者の企みも頭に浮かんでくるのだろうが、 浮かんできても、「告白」を読み終えた時の感動はないだろうな、 となんとなく予感するものがあって、途中下車しました。 | ||||
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「告白」と「宿屋めぐり」の列に並べてみると明らかに後者の系統で、面白いか面白くないかでいえば面白くない。冗漫でただひたすらわけがわからない。 冒頭、ドッグランを兼ねたバーベキューのさなか、突如として出現した光の柱に人や犬は焼き殺されるか、あるいは巨人化した女に扼殺される。ところが死んだことは「なかった」ことにされ、死んだはずの主人公も、もうバーベキューはこりごりだと自身の豪邸でのん気に蒸し寿司を食っている。50過ぎのこの男、親の遺産で愛犬とぬくぬく悠々自適な暮らしをしているらしい。 ここまで読んでわけがわからんと疲れてしまったら、やめてもよいと思う。「日本くるぶし」に正しいバーベキューをするよう命じられた男の奇天烈な彷徨は混乱を極め、登場人物の多くは白目を剥いて痙攣したり、30㎝くらいの奇妙な生き物になったり毱になったりするし、再び出現する光の柱によって国土は半ば消滅し、ひょっとこや毒虫で溢れかえるのだから。 町田康の奇想は短編だとキレがあり、読者は事態を把握できないままそのわからなさを楽しむということができるのだけども、さすがに700頁もの長編となると、読んでいるこっちも少しは説明をしてくれと苦しくなり、それは作者もわかっていて作者なりに説明をしてはくれる。だがたとえば、街中の雑居ビルが海に続いているのがなぜ部外者にバレないのかという理由については、扉の仕組みから長々と事細かに説明されるのだけど、なぜに雑居ビルが海に続いているのか、というそもそもの疑問に対しては、光柱の出現によって国土軸が歪められたで片付けられてしまう。本書が執着する対象と読者の関心が悲しくなるほどズレている。 「一見、無意味な言葉や会話や情景が連なっているように見えてそのなかには実は重要な意味が隠されている。それを発見するのが生きるということだ。それができないであてがい扶持で満足するならそれは奴隷の人生だ。」625頁 僕は本書を読みながらずっと意味を知りたかったのだけど、主人公は無意味の意味を求めているのかもしれない。無意味の意味はもちろん無意味なのだが、決して無価値とは言い切れないのかもしれず、僕はそこにはっとなり、本書を読んでよかったのかな、と思うことにした。 | ||||
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久々の長編だと期待したが、犬と肉の話がしつこすぎて飽きてしまった。小路で怨霊に遇って、助けてくれた運送屋のお兄さんが代わりに死んでしまうようなチェンジの偶然が、くっすん大黒以来のテーマだと当たりをつけたが、バーベキュウの話ばかりで、先を読む気力がなくなった。 | ||||
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それでも私は、ホサナのワッケ分かんない感じ感を愛していきたいと思った。 愛して、愛して、愛していきたいと思ったよ、猛烈に、ホサナを。 メッチャ面白かったよ てかコレ、読み返すほど面白さ湧いてくんじゃね | ||||
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自分的には名作の誉れ高い「告白」よりも「宿屋めぐり」のが断然オモシロだったので、 コレ以上のモン書けんの?集大成の引退作の風味やん… アレから数年、やっぱり無理やったね。 ローンフィニッシュからまさかの栄光、ソノ事態が唐突に収まり、コレコレッ!思たら、出オチ? 犬芝居等中弛み、いつものタマランダラダラ感、箱舟で無難に〆。「宿屋めぐり」の習作って感じ。 ファンに向けてのみ書いて呉れてはる。久しい親友との夜の長電話1W分、至福の時間を保証。 分厚い本は読み難く、先人の云う通りルビも欲し。「けものがれ…」位の編2in1の単行本が読み良い。 本が売れないから値段上げる?聖子か?本作のよな血反吐の結晶は許せる。近年のエッセイは返金要求。 | ||||
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とにかく漢字が読めなくて読み進められない。 あえてなのでしょうが、最近の本にはルビがないので 難しい漢字の本には読み手を選んでいるのかと 疑いたくなります。 | ||||
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追記 どうでもよいことですが、アランウェイク・ナイトメアというゲームの中に爆弾をボンボン投げてくるいやらしい男がいるのですが、こいつの風貌が、うーん、大輪菊男だなぁと。ダブるのでした。 面白い世界(小説)でした。読後感。やるかたない、やるせない気持ちになり、しばらく茫然とするほかなかったですが、それはなぜなんだろうと考えたりして。いろんな登場人(犬)物、それぞれの顛末、結末。ホサナ。宿屋めぐりより身につまされました。しみました。 | ||||
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まあ、初期の面白さはもう書けないよな。これは半分行く前に読めなくなり、やめました。まさに付き合えない友達のような感覚の作品でした。最初は期待したが、結局あきれた。 | ||||
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告白に感激し、ギケイキも面白く読んだ町田康の大ファンなのだが、とても付き合いきれないと感じ、途中で投げ出した。いつか気力が充実するまで、捨てずにはおこうと思います。 | ||||
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