七夕しぐれ

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

七夕しぐれの評価:

4.50/5点 レビュー 16件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.50pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全26件 1〜20 1/2ページ
No.26
(5pt)

読後感は爽やか。

仙台在住であり、子供が同じくらいの年代なので物語に没入して読めました。
七夕しぐれ (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 七夕しぐれ (光文社文庫)より
4334745970
No.25
(5pt)

読後感は爽やか。

仙台在住であり、子供が同じくらいの年代なので物語に没入して読めました。
七夕しぐれ Amazon書評・レビュー: 七夕しぐれより
4334925227
No.24
(5pt)

まだあった戦後の風景

1ヵ月ほど前、図書館で何気なく手に取った『ウエンカムイの爪』で熊谷達也という作家の存在を知り、次に読んだのが『調律師』。 ここで私は著者の作風の重厚さ・緻密さ・ストーリー展開力に填まった。

以下、『箕づくり弥平商伝記』、『森/牙』シリーズのうち2冊、『ゆうとりあ』、『虹色にランドスケープ』、『オヤジ・エイジ・ロックンロール』、『新参教師』、そしていま本書を読了したところである(大部分を文庫で購入。森シリーズの未読本を、これから読んでいく予定)。
 本書(および新参教師)は、どう読んでも昭和33年生まれという著者の私小説であろう。

「戦後の風景」がまだ残っていた昭和30年半ば=たとえば、米穀配給通帳、遊郭跡、悲しくアコーディオンを弾く傷痍軍人、角付けのお貰いさん、貧しく慎ましい庶民の暮らし、更に貧しい引き揚げ者仮設住宅、etc.=を幾らかでも記憶している最後の世代は、ポスト団塊に属する私あたりまでと思っていたが、地域によってはそうでもなかったらしい。

 私小説と思われる本書を含め、10冊を読了して分かったのは、どの作品でも一旦読み始めると書を措く能わずの筆力と、狩猟(殊にマタギ、クマ狩り)、ヴィンテージオートバイ、地方都市での大学生生活、自然カメラマン、小説家・編集者、定年退職後の生き甲斐(殊に、田舎暮らしとエレキギター/ロックバンド)、教員・学習塾経営、損害保険会社と交通事故の内幕、被差別部落問題・・・が、各作品を通じて緩やかなオムニバス式に展開されていることだ。

 これらのテーマのうち幾つかを自分のこととして感じられる人にとっては、全作品を完読したくなる作家の1人であろう。
七夕しぐれ (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 七夕しぐれ (光文社文庫)より
4334745970
No.23
(5pt)

まだあった戦後の風景

1ヵ月ほど前、図書館で何気なく手に取った『ウエンカムイの爪』で熊谷達也という作家の存在を知り、次に読んだのが『調律師』。 ここで私は著者の作風の重厚さ・緻密さ・ストーリー展開力に填まった。

以下、『箕づくり弥平商伝記』、『森/牙』シリーズのうち2冊、『ゆうとりあ』、『虹色にランドスケープ』、『オヤジ・エイジ・ロックンロール』、『新参教師』、そしていま本書を読了したところである(大部分を文庫で購入。森シリーズの未読本を、これから読んでいく予定)。
 本書(および新参教師)は、どう読んでも昭和33年生まれという著者の私小説であろう。

「戦後の風景」がまだ残っていた昭和30年半ば=たとえば、米穀配給通帳、遊郭跡、悲しくアコーディオンを弾く傷痍軍人、角付けのお貰いさん、貧しく慎ましい庶民の暮らし、更に貧しい引き揚げ者仮設住宅、etc.=を幾らかでも記憶している最後の世代は、ポスト団塊に属する私あたりまでと思っていたが、地域によってはそうでもなかったらしい。

 私小説と思われる本書を含め、10冊を読了して分かったのは、どの作品でも一旦読み始めると書を措く能わずの筆力と、狩猟(殊にマタギ、クマ狩り)、ヴィンテージオートバイ、地方都市での大学生生活、自然カメラマン、小説家・編集者、定年退職後の生き甲斐(殊に、田舎暮らしとエレキギター/ロックバンド)、教員・学習塾経営、損害保険会社と交通事故の内幕、被差別部落問題・・・が、各作品を通じて緩やかなオムニバス式に展開されていることだ。

 これらのテーマのうち幾つかを自分のこととして感じられる人にとっては、全作品を完読したくなる作家の1人であろう。
七夕しぐれ Amazon書評・レビュー: 七夕しぐれより
4334925227
No.22
(4pt)

子供の頃の差別体験談です。

子供心にも知った差別体験を綴っていますが、戦後生まれの世代では誰もが何がしかの差別を

直接的では無いにしても間接的には感じていたと思います。

現代は、二極化していると言われますが、これも広義の意味での差別化ではないでしょうか?

いつの時代でも差別は、無くならない!
七夕しぐれ (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 七夕しぐれ (光文社文庫)より
4334745970
No.21
(4pt)

子供の頃の差別体験談です。

子供心にも知った差別体験を綴っていますが、戦後生まれの世代では誰もが何がしかの差別を

直接的では無いにしても間接的には感じていたと思います。

現代は、二極化していると言われますが、これも広義の意味での差別化ではないでしょうか?

いつの時代でも差別は、無くならない!
七夕しぐれ Amazon書評・レビュー: 七夕しぐれより
4334925227
No.20
(5pt)

Library Books

熊谷達也「七夕しぐれ」を読了。作者の著作は以前から親しんでおり、安心して読めると思っていました。結果、そのとおりの読書体験となりました。こういう題材に弱いです。純粋な友情物語に弱いです。取り巻く大人たちも素晴らしい人たちです。差別の問題が子供達の生活にも影響を及ぼす様を作者は冷静に見つめています。いじめ問題にも言及しています。そのような題材をもって、友情の物語を作り出した作者の力が素晴らしい物語を紡ぎだしました。
また舞台の仙台の情景が浮かんできます。私の知っている仙台とは異なりますが、描かれている情景は想像できます。良い作品と出会いました。
七夕しぐれ (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 七夕しぐれ (光文社文庫)より
4334745970
No.19
(5pt)

Library Books

熊谷達也「七夕しぐれ」を読了。作者の著作は以前から親しんでおり、安心して読めると思っていました。結果、そのとおりの読書体験となりました。こういう題材に弱いです。純粋な友情物語に弱いです。取り巻く大人たちも素晴らしい人たちです。差別の問題が子供達の生活にも影響を及ぼす様を作者は冷静に見つめています。いじめ問題にも言及しています。そのような題材をもって、友情の物語を作り出した作者の力が素晴らしい物語を紡ぎだしました。
また舞台の仙台の情景が浮かんできます。私の知っている仙台とは異なりますが、描かれている情景は想像できます。良い作品と出会いました。
七夕しぐれ Amazon書評・レビュー: 七夕しぐれより
4334925227
No.18
(5pt)

作者の創作の原点かもしれない

自然もの、動物もので有名な熊谷達也だが、最近はちょっと作風が変わってきている。
この小説も主人公は作者と思しき小学五年生の男の子。自伝的小説なのだろうか、主人公の少年が転校した先で差別を受けている友人たちとともに、その差別に対して、立ち上がるという話。

少年の成長物語としても面白く読めるし、物語の舞台となった仙台の被差別部落への差別の記録としても興味深く読めた。

時代は昭和40年代前半。私の少年時代より、ちょっと前の話だが、当時の小学生の生活(趣味が切手集めだったり、アポロに憧れたり)は、自分も記憶がある。ただ、自分は 東京に住んでいたせいか、あまり「差別」ということは意識したことがなかった。もちろん、いじめは当時もたくさんあったが、住んでいる場所や出身などで差別したことはなかったような気がする。

今でも、この社会には差別というものはなくなっていないのだろう。この少年が口にする「正義」という言葉は、今でも、あまりにも眩しすぎる言葉だ。彼の行動になんだか胸が熱くなった。

この小説が作者の自伝的なものであるならば、この体験で得た「正義」という言葉が、ずっと作者に残っているのだろう。彼の他の作品にも通じるものがあるように思う。
七夕しぐれ (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 七夕しぐれ (光文社文庫)より
4334745970
No.17
(5pt)

作者の創作の原点かもしれない

自然もの、動物もので有名な熊谷達也だが、最近はちょっと作風が変わってきている。
この小説も主人公は作者と思しき小学五年生の男の子。自伝的小説なのだろうか、主人公の少年が転校した先で差別を受けている友人たちとともに、その差別に対して、立ち上がるという話。

少年の成長物語としても面白く読めるし、物語の舞台となった仙台の被差別部落への差別の記録としても興味深く読めた。

時代は昭和40年代前半。私の少年時代より、ちょっと前の話だが、当時の小学生の生活(趣味が切手集めだったり、アポロに憧れたり)は、自分も記憶がある。ただ、自分は 東京に住んでいたせいか、あまり「差別」ということは意識したことがなかった。もちろん、いじめは当時もたくさんあったが、住んでいる場所や出身などで差別したことはなかったような気がする。

今でも、この社会には差別というものはなくなっていないのだろう。この少年が口にする「正義」という言葉は、今でも、あまりにも眩しすぎる言葉だ。彼の行動になんだか胸が熱くなった。

この小説が作者の自伝的なものであるならば、この体験で得た「正義」という言葉が、ずっと作者に残っているのだろう。彼の他の作品にも通じるものがあるように思う。
七夕しぐれ Amazon書評・レビュー: 七夕しぐれより
4334925227
No.16
(5pt)

やっぱりボクも、あの3人に拍手を贈ってげたい。

転校したの小学校で出会った近所同士でもある新しい友達
「どうして仲良くしてはいけないの?」…ただ素朴に浮かんでくる疑問

差別問題という、
理解することも表現することも躊躇われがちな事柄を、
決して正しさを押し付けるのでもなく、
小学生の男の子という目線から少しも曇りなく見つめた作品です。

大人が判らなくなってしまったもの…
判ろうとしなくなってしまったもの…
それを理解させ、気付かせてくれるのは子供なのかもしれない

子供にも子供の事情というのがあって、
それは大人の抱える事情とさほど変わらない…
和也の経験する弱さや葛藤や憤りは、大人が何時の間にか無視して、
自分がそれに巻かれてしまうことを許してきたものと通うものがある

登場する3人の子供たちのように、大切なものを大切に、
おかしいと感じることはおかしいと拒むことを貫けるように
そんな風でありたい…そう思った。

悔しかったり、痛快だったり、恥ずかしくなったり…
誰もが自分を振り返りながら読んでしまう…
すごく教えられました。
やっぱりボクも、あの3人に拍手を贈ってげたい。
七夕しぐれ (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 七夕しぐれ (光文社文庫)より
4334745970
No.15
(5pt)

やっぱりボクも、あの3人に拍手を贈ってげたい。

転校したの小学校で出会った近所同士でもある新しい友達
「どうして仲良くしてはいけないの?」…ただ素朴に浮かんでくる疑問

差別問題という、
理解することも表現することも躊躇われがちな事柄を、
決して正しさを押し付けるのでもなく、
小学生の男の子という目線から少しも曇りなく見つめた作品です。

大人が判らなくなってしまったもの…
判ろうとしなくなってしまったもの…
それを理解させ、気付かせてくれるのは子供なのかもしれない

子供にも子供の事情というのがあって、
それは大人の抱える事情とさほど変わらない…
和也の経験する弱さや葛藤や憤りは、大人が何時の間にか無視して、
自分がそれに巻かれてしまうことを許してきたものと通うものがある

登場する3人の子供たちのように、大切なものを大切に、
おかしいと感じることはおかしいと拒むことを貫けるように
そんな風でありたい…そう思った。

悔しかったり、痛快だったり、恥ずかしくなったり…
誰もが自分を振り返りながら読んでしまう…
すごく教えられました。
やっぱりボクも、あの3人に拍手を贈ってげたい。
七夕しぐれ Amazon書評・レビュー: 七夕しぐれより
4334925227
No.14
(5pt)

昭和40年代初頭、純朴なひと夏の物語り

昭和40年代初頭。田舎町から仙台市内に越してきた和也は11歳。近所のユキヒロとナオミと友達になろうとするが、なぜか冷たくあしらわれてしまう。そこには根深く、暗い部落差別が存在していた…。
 周囲の大人たちとの交流、子どもらしい純朴なふれあい、生活が、昭和40年代初頭のノスタルジーと相まって、郷愁豊かな物語りに仕上がっている。ナオミに淡い恋心をいだくひと夏の和也の青春が、読む者に懐かしさをあふれさせる。著者ならではの読ませる小説だ。
 あくまで小説なのだが、著者の自伝的小説とおもえてならない。
七夕しぐれ (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 七夕しぐれ (光文社文庫)より
4334745970
No.13
(5pt)

昭和40年代初頭、純朴なひと夏の物語り

昭和40年代初頭。田舎町から仙台市内に越してきた和也は11歳。近所のユキヒロとナオミと友達になろうとするが、なぜか冷たくあしらわれてしまう。そこには根深く、暗い部落差別が存在していた…。
 周囲の大人たちとの交流、子どもらしい純朴なふれあい、生活が、昭和40年代初頭のノスタルジーと相まって、郷愁豊かな物語りに仕上がっている。ナオミに淡い恋心をいだくひと夏の和也の青春が、読む者に懐かしさをあふれさせる。著者ならではの読ませる小説だ。
 あくまで小説なのだが、著者の自伝的小説とおもえてならない。
七夕しぐれ Amazon書評・レビュー: 七夕しぐれより
4334925227
No.12
(5pt)

差別を超えた友情物語

この小説はあくまでも架空のストーリーです。

この小説を読んで、仙台にもこういった差別があったと勘違いしている
人が多いように思います(私もそうでした)が、仙台にはこのような
差別は存在しませんでした。それは熊谷氏本人も語っています。

特に仙台周辺に在住する人にとっては、地域、川、学校、商店街・・・、
すべてが頭に浮かんでくるので、熊谷氏の自伝的小説なんだろうと勘違い
するのも無理もありませんが、これはあくまでも"小説"なんです。

あえて地域差別のなかった仙台を舞台に、そうした差別問題を折り込んだ
ことが、この小説を面白くしているのだと思います。

現実にそうした差別の存在する地域を舞台としていたら、この小説のような
ほのぼのとした雰囲気は出せなかったでしょう。

読むほどにストーリーに引き込まれます。
七夕しぐれ (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 七夕しぐれ (光文社文庫)より
4334745970
No.11
(5pt)

差別を超えた友情物語

この小説はあくまでも架空のストーリーです。

この小説を読んで、仙台にもこういった差別があったと勘違いしている
人が多いように思います(私もそうでした)が、仙台にはこのような
差別は存在しませんでした。それは熊谷氏本人も語っています。

特に仙台周辺に在住する人にとっては、地域、川、学校、商店街・・・、
すべてが頭に浮かんでくるので、熊谷氏の自伝的小説なんだろうと勘違い
するのも無理もありませんが、これはあくまでも"小説"なんです。

あえて地域差別のなかった仙台を舞台に、そうした差別問題を折り込んだ
ことが、この小説を面白くしているのだと思います。

現実にそうした差別の存在する地域を舞台としていたら、この小説のような
ほのぼのとした雰囲気は出せなかったでしょう。

読むほどにストーリーに引き込まれます。
七夕しぐれ Amazon書評・レビュー: 七夕しぐれより
4334925227
No.10
(4pt)

大切なことをストレートに。

久々に、こういう本読みました。
「大人向けの課題図書」って感じでした。子供向けでもいいんだろうけど、大人が読めるから「大人向け」。テーマが明確だから、「課題図書」。

とてもよかったです。今でも知らない人、結構いるんじゃないかな。「部落」とかの話。そういうことを、小学生の目線で書いてあるから、なんか心に刺さる。

テーマはそれなんだけど、小学生が主人公だからいろいろすんごく懐かしい感じ。でもまぁ世代が違うから、「巨人の星」とか「アポロ11号」がリアルタイムの時代なんだけど、でも懐かしく感じたなぁ。
久々に、一気に読み終えた本です。
七夕しぐれ (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 七夕しぐれ (光文社文庫)より
4334745970
No.9
(4pt)

大切なことをストレートに。

久々に、こういう本読みました。
「大人向けの課題図書」って感じでした。子供向けでもいいんだろうけど、大人が読めるから「大人向け」。テーマが明確だから、「課題図書」。

とてもよかったです。今でも知らない人、結構いるんじゃないかな。「部落」とかの話。そういうことを、小学生の目線で書いてあるから、なんか心に刺さる。

テーマはそれなんだけど、小学生が主人公だからいろいろすんごく懐かしい感じ。でもまぁ世代が違うから、「巨人の星」とか「アポロ11号」がリアルタイムの時代なんだけど、でも懐かしく感じたなぁ。
久々に、一気に読み終えた本です。
七夕しぐれ Amazon書評・レビュー: 七夕しぐれより
4334925227
No.8
(5pt)

やっぱりボクも、あの3人に拍手を贈ってげたい

転校したの小学校で出会った近所同士でもある新しい友達

「どうして仲良くしてはいけないの?」…ただ素朴に浮かんでくる疑問

差別問題という、

理解することも表現することも躊躇われがちな事柄を、

決して正しさを押し付けるのでもなく、

小学生の男の子という目線から少しも曇りなく見つめた作品です。

大人が判らなくなってしまったもの…

判ろうとしなくなってしまったもの…

それを理解させ、気付かせてくれるのは子供なのかもしれない

子供にも子供の事情というのがあって、

それは大人の抱える事情とさほど変わらない…

和也の経験する弱さや葛藤や憤りは、大人が何時の間にか無視して、

自分がそれに巻かれてしまうことを許してきたものと通うものがある

登場する3人の子供たちのように、大切なものを大切に、

おかしいと感じることはおかしいと拒むことを貫けるように

そんな風でありたい…そう思った。

悔しかったり、痛快だったり、恥ずかしくなったり…

誰もが自分を振り返りながら読んでしまう…

すごく教えられました。

やっぱりボクも、あの3人に拍手を贈ってげたい。
七夕しぐれ (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 七夕しぐれ (光文社文庫)より
4334745970
No.7
(5pt)

やっぱりボクも、あの3人に拍手を贈ってげたい

転校したの小学校で出会った近所同士でもある新しい友達

「どうして仲良くしてはいけないの?」…ただ素朴に浮かんでくる疑問

差別問題という、

理解することも表現することも躊躇われがちな事柄を、

決して正しさを押し付けるのでもなく、

小学生の男の子という目線から少しも曇りなく見つめた作品です。

大人が判らなくなってしまったもの…

判ろうとしなくなってしまったもの…

それを理解させ、気付かせてくれるのは子供なのかもしれない

子供にも子供の事情というのがあって、

それは大人の抱える事情とさほど変わらない…

和也の経験する弱さや葛藤や憤りは、大人が何時の間にか無視して、

自分がそれに巻かれてしまうことを許してきたものと通うものがある

登場する3人の子供たちのように、大切なものを大切に、

おかしいと感じることはおかしいと拒むことを貫けるように

そんな風でありたい…そう思った。

悔しかったり、痛快だったり、恥ずかしくなったり…

誰もが自分を振り返りながら読んでしまう…

すごく教えられました。

やっぱりボクも、あの3人に拍手を贈ってげたい。
七夕しぐれ Amazon書評・レビュー: 七夕しぐれより
4334925227