薬草とウインク
評判
薬草とウインクの評価:
3.00/5点 レビュー 1件。 - ランク
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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薬草とウインクの評価:
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フランスの片田舎から巡礼のため都に来た職工の親方オットー、聖職者を目指してイギリスから神学を学びに来た若者ノア、医者を目指す若い女ドミニクの三人は、聖遺物の贋物事件に巻き込まれる。
豊富な知識と細かな描写により、中世パリの雰囲気が良く出ている。人物像も深く彫り込まれている。
しかし、前半は本書の主題が全く見えず、物語に入り込めなかった。後半に入ってようやくそれが見えてきたが、盛り上がりはいま一つ。ドラマチックに描ける材料はいくつもあるのに、物語の運びが淡白なために、全体に厚みに欠ける。
前作「ベンヤミン院長の古文書」でも、クライマックスが盛り上がりに欠けたきらいがあったが、本作ではそれがさらに顕著に出ている。
それにしても、この内容に対して、このタイトルはない。編集者は、何も考えなかったのだろうか。自分なら、「聖遺物の審判」とでもつけるところだが。