薬草とウインク
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エルサレム奪還を目指して十字軍が遠征している時代のパリが舞台。光の面にせよ、影の面にせよ、キリスト教が民衆の暮らしに多大なる影響を与えていたこの頃。 フランスの片田舎から巡礼のため都に来た職工の親方オットー、聖職者を目指してイギリスから神学を学びに来た若者ノア、医者を目指す若い女ドミニクの三人は、聖遺物の贋物事件に巻き込まれる。 豊富な知識と細かな描写により、中世パリの雰囲気が良く出ている。人物像も深く彫り込まれている。 しかし、前半は本書の主題が全く見えず、物語に入り込めなかった。後半に入ってようやくそれが見えてきたが、盛り上がりはいま一つ。ドラマチックに描ける材料はいくつもあるのに、物語の運びが淡白なために、全体に厚みに欠ける。 前作「ベンヤミン院長の古文書」でも、クライマックスが盛り上がりに欠けたきらいがあったが、本作ではそれがさらに顕著に出ている。 それにしても、この内容に対して、このタイトルはない。編集者は、何も考えなかったのだろうか。自分なら、「聖遺物の審判」とでもつけるところだが。 | ||||
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