(短編集)

人質カノン

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評判

人質カノンの評価:

3.90/5点 レビュー 49件。 C ランク

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平均点3.90pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全98件 21〜40 2/5ページ
No.78
(5pt)

片足をなくした少年と二二六事件

どれも素晴らしい短編揃いですが、ここでの評価も高い「八月の雪」は本当に良かった。
世の中に絶望して自暴自棄気味の少年・充が、
亡くなった祖父が過去に書いたという遺書をきっかけに変わりはじめる。
若い頃の壮絶な経験を、正しいと思っていたことが裏切られた過去をいつか笑って話せるのか?
それを知るために充は生きていこうと思う。
その思いに至るまでの過程も短編と思えないほど丁寧に描かれていると感じます。

また自分も、当時の出来事を教科書上で習った過去の事実としてだけでなく、
実感できるくらいに、知りたい・知る必要があると思った。
人質カノン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 人質カノン (文春文庫)より
4167549042
No.77
(5pt)

片足をなくした少年と二二六事件

どれも素晴らしい短編揃いですが、ここでの評価も高い「八月の雪」は本当に良かった。
世の中に絶望して自暴自棄気味の少年・充が、
亡くなった祖父が過去に書いたという遺書をきっかけに変わりはじめる。
若い頃の壮絶な経験を、正しいと思っていたことが裏切られた過去をいつか笑って話せるのか?
それを知るために充は生きていこうと思う。
その思いに至るまでの過程も短編と思えないほど丁寧に描かれていると感じます。

また自分も、当時の出来事を教科書上で習った過去の事実としてだけでなく、
実感できるくらいに、知りたい・知る必要があると思った。
人質カノン Amazon書評・レビュー: 人質カノンより
4163160701
No.76
(4pt)

20年の経過を感じる味わい深い7つの短編集

20年前初出の7つの短編を集めたものです。
昔のものはたいてい読んでいるはずなのですが、
表紙とタイトルのマッチングがなんだか不気味な内容をイメージさせてなかなか手に取らなかったのかなぁと思います(結構表紙に左右されるお子様なのです…)
この表紙、すごく印象に残るので調べたら井筒啓之氏というイラストレーターのもので、色々な挿絵を描かれているんですね。。。

で、手に取ってみましたら、ちっとも不気味な話ではありませんでした。
文庫タイトルでもある「人質カノン」が一番良いと思いました。たいていは警察や犯人や被害者の中心人物目線で書かれるシチュエーションかと思いますが、著者にかかるとこういう書き方ができるのか…という構成です。少し悲しいお話ですが、悲しすぎない?書き方もまた、さすがだと思います。
20年前に書かれたお話なので、全体的に細かい小道具や設定に時代を感じる部分が多かったですが(特に携帯電話がないとか)、昔書かれた今を切り取る話、と理解して読めばとても面白いですし、当時の社会問題などが想起されます。
いじめ問題はこのころからあったなぁとか、今やコンビニはすっかり定着しているなあとか、時代や社会の経過を振り返ることのできる内容が盛りだくさんです。
人質カノン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 人質カノン (文春文庫)より
4167549042
No.75
(4pt)

20年の経過を感じる味わい深い7つの短編集

20年前初出の7つの短編を集めたものです。
昔のものはたいてい読んでいるはずなのですが、
表紙とタイトルのマッチングがなんだか不気味な内容をイメージさせてなかなか手に取らなかったのかなぁと思います(結構表紙に左右されるお子様なのです…)
この表紙、すごく印象に残るので調べたら井筒啓之氏というイラストレーターのもので、色々な挿絵を描かれているんですね。。。

で、手に取ってみましたら、ちっとも不気味な話ではありませんでした。
文庫タイトルでもある「人質カノン」が一番良いと思いました。たいていは警察や犯人や被害者の中心人物目線で書かれるシチュエーションかと思いますが、著者にかかるとこういう書き方ができるのか…という構成です。少し悲しいお話ですが、悲しすぎない?書き方もまた、さすがだと思います。
20年前に書かれたお話なので、全体的に細かい小道具や設定に時代を感じる部分が多かったですが(特に携帯電話がないとか)、昔書かれた今を切り取る話、と理解して読めばとても面白いですし、当時の社会問題などが想起されます。
いじめ問題はこのころからあったなぁとか、今やコンビニはすっかり定着しているなあとか、時代や社会の経過を振り返ることのできる内容が盛りだくさんです。
人質カノン Amazon書評・レビュー: 人質カノンより
4163160701
No.74
(5pt)

日常を切り取る作者の感性に脱帽

テレビドラマで宮部作品が始まった。それを観て久しぶりに同氏の作品が読みたくなり手に取った。

一作目から作品に引き込まれた。過去「理由」「火車」「ぼんくら」等長編しか読んでいなかったのだが、この短編が非常に良い。
日常生活をこの作家が描くとこうなるのか、と言ったことの連続。
本とか絵画とか自分と違った見方を与えてくれるものだがその切れ味が素晴らしい。
生活の彩りを変える本です。
人質カノン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 人質カノン (文春文庫)より
4167549042
No.73
(5pt)

日常を切り取る作者の感性に脱帽

テレビドラマで宮部作品が始まった。それを観て久しぶりに同氏の作品が読みたくなり手に取った。

一作目から作品に引き込まれた。過去「理由」「火車」「ぼんくら」等長編しか読んでいなかったのだが、この短編が非常に良い。
日常生活をこの作家が描くとこうなるのか、と言ったことの連続。
本とか絵画とか自分と違った見方を与えてくれるものだがその切れ味が素晴らしい。
生活の彩りを変える本です。
人質カノン Amazon書評・レビュー: 人質カノンより
4163160701
No.72
(5pt)

刹那のようだが、力強く八月に降る雪

ミステリー短編集。
ミステリーと表されているが、どの物語もメッセージ性があり、なかでも「八月の雪」は衝撃を受けた。短編とは思えないほどの、物語の濃さを感じた。
いじめや理不尽が、この短編集の大きなテーマなのだろう。八月の雪は、学校生活というある意味理不尽の集合体である恐怖を生々しくも、繊細に描いている。
どの学校にもいるであろう下らないくせに、威張っている連中。その理不尽に負け、生きる意味を失った主人公。彼は頑張れ、立ち直れと叱咤する前に、その立ち直る意味を教えてほしいと強く訴えている。
そんなときに亡くなったおじいちゃんの遺書が見つかり、いつもぼーっとしていたおじいちゃんがこれまで生きてきたその意味が気になり、、、という話しだ。
何度も言うが、とても短編とは思えない。八月に降る雪は、主人公に生きる意味を。そして読者には生きる希望をエールを与えてくれる。
人質カノン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 人質カノン (文春文庫)より
4167549042
No.71
(5pt)

刹那のようだが、力強く八月に降る雪

ミステリー短編集。
ミステリーと表されているが、どの物語もメッセージ性があり、なかでも「八月の雪」は衝撃を受けた。短編とは思えないほどの、物語の濃さを感じた。
いじめや理不尽が、この短編集の大きなテーマなのだろう。八月の雪は、学校生活というある意味理不尽の集合体である恐怖を生々しくも、繊細に描いている。
どの学校にもいるであろう下らないくせに、威張っている連中。その理不尽に負け、生きる意味を失った主人公。彼は頑張れ、立ち直れと叱咤する前に、その立ち直る意味を教えてほしいと強く訴えている。
そんなときに亡くなったおじいちゃんの遺書が見つかり、いつもぼーっとしていたおじいちゃんがこれまで生きてきたその意味が気になり、、、という話しだ。
何度も言うが、とても短編とは思えない。八月に降る雪は、主人公に生きる意味を。そして読者には生きる希望をエールを与えてくれる。
人質カノン Amazon書評・レビュー: 人質カノンより
4163160701
No.70
(4pt)

好短編集

これらの作品に登場する人物たちの行動が、ともすれば余計なおせっかい、厚かましいと感じられてしまうのは、表面はクールに見える都会の人々の寂しい気持ちとか、ほんとうはもっと人に関わってほしいと願う、孤独な内面心理の代弁だからなのかもしれません。

いつも会うけど名前は知らない、よく見る顔だけど話しかけない、生死をともにする経験をした相手でさえ店を離れればただの他人、といった「匿名性が望まれる場所=コンビニ」をモチーフにした表題作「人質カノン」が印象的でした。
人質カノン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 人質カノン (文春文庫)より
4167549042
No.69
(4pt)

好短編集

これらの作品に登場する人物たちの行動が、ともすれば余計なおせっかい、厚かましいと感じられてしまうのは、表面はクールに見える都会の人々の寂しい気持ちとか、ほんとうはもっと人に関わってほしいと願う、孤独な内面心理の代弁だからなのかもしれません。

いつも会うけど名前は知らない、よく見る顔だけど話しかけない、生死をともにする経験をした相手でさえ店を離れればただの他人、といった「匿名性が望まれる場所=コンビニ」をモチーフにした表題作「人質カノン」が印象的でした。
人質カノン Amazon書評・レビュー: 人質カノンより
4163160701
No.68
(5pt)

ミステリアスな要素を持つ、メッセージ性のある作品です。

ミステリアスな要素はありますが、それが主体ではないので、ミステリー小説というとちょっと違う気がします。
身近なテーマを取り上げ、問題提起をしていて、メッセージ性のある短編小説です。
すっかり宮部さんのファンになりました。宮部さんの他の作品も読んでみたいと思います。
長編小説だと他のことを何もせずにひたすら読み続けてしまう私にはちょうど良い長さで、読みやすい作品でした。
他の方のレビューで好評の「八月の雪」はタイトルも素晴らしいと思いました。
人質カノン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 人質カノン (文春文庫)より
4167549042
No.67
(5pt)

ミステリアスな要素を持つ、メッセージ性のある作品です。

ミステリアスな要素はありますが、それが主体ではないので、ミステリー小説というとちょっと違う気がします。
身近なテーマを取り上げ、問題提起をしていて、メッセージ性のある短編小説です。
すっかり宮部さんのファンになりました。宮部さんの他の作品も読んでみたいと思います。
長編小説だと他のことを何もせずにひたすら読み続けてしまう私にはちょうど良い長さで、読みやすい作品でした。
他の方のレビューで好評の「八月の雪」はタイトルも素晴らしいと思いました。
人質カノン Amazon書評・レビュー: 人質カノンより
4163160701
No.66
(3pt)

ヒューマンドラマ短編集です

商品説明に、ミステリー七編とありますが、
ミステリーっぽいのは最初の一つ目だけで、
あとはヒューマンドラマ寄りですので、
ミステリー成分を期待しすぎると物足りないかもしれません

中身について、ちょっとネタバレしますが、
七編のうち三編は学校のいじめが物語の起因になっているので(しかもその三編は連続している)
ワンパターンに感じてしまいます

また、短編だからあんまり取材はしていないのか、
リアリティーの追及が甘かったり、物語のちょっとした粗が気になりました
例えば、夜の学校に侵入する話がありますが、
2、30年くらい前から、学校は鍵が開けば警備会社に自動で通報が行くシステムを導入してるはずなので、
侵入したら警備会社の警備員が駆けつけるはず・・・とか
重箱の隅をつつくようですが、個人的には世界観に入り込めない要素になってしまいました

読みやすいので、時間潰しには良いと思います
人質カノン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 人質カノン (文春文庫)より
4167549042
No.65
(4pt)

作者からのメッセージ。

全ての短編作品を通して問題を提示されているような感じがする。

しかしそれは、読者に丸投げではなく、
「大事な事だからこそ、自ら考えて欲しい」
というメッセージ色が強いような気がした。

誰もが体験しそうでし得ない、日常に潜む落とし穴を描いた短編集。
人質カノン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 人質カノン (文春文庫)より
4167549042
No.64
(3pt)

ヒューマンドラマ短編集です

商品説明に、ミステリー七編とありますが、
ミステリーっぽいのは最初の一つ目だけで、
あとはヒューマンドラマ寄りですので、
ミステリー成分を期待しすぎると物足りないかもしれません

中身について、ちょっとネタバレしますが、
七編のうち三編は学校のいじめが物語の起因になっているので(しかもその三編は連続している)
ワンパターンに感じてしまいます

また、短編だからあんまり取材はしていないのか、
リアリティーの追及が甘かったり、物語のちょっとした粗が気になりました
例えば、夜の学校に侵入する話がありますが、
2、30年くらい前から、学校は鍵が開けば警備会社に自動で通報が行くシステムを導入してるはずなので、
侵入したら警備会社の警備員が駆けつけるはず・・・とか
重箱の隅をつつくようですが、個人的には世界観に入り込めない要素になってしまいました

読みやすいので、時間潰しには良いと思います
人質カノン Amazon書評・レビュー: 人質カノンより
4163160701
No.63
(4pt)

作者からのメッセージ。

全ての短編作品を通して問題を提示されているような感じがする。

しかしそれは、読者に丸投げではなく、
「大事な事だからこそ、自ら考えて欲しい」
というメッセージ色が強いような気がした。

誰もが体験しそうでし得ない、日常に潜む落とし穴を描いた短編集。
人質カノン Amazon書評・レビュー: 人質カノンより
4163160701
No.62
(4pt)

何気ない日常の素晴らしさ。

著者は、『火車』で山本周五郎賞を受賞した宮部みゆき。
(2001/9/10 第1刷発行)

宮部みゆきの90年代、全7作ショートストーリーで綴られている一冊。
宮部みゆきは、サスペンス作家ではあるけれど、そのサスペンスは、塩ラーメンの白ゴマくらいのポジションで、良い感じの脇役なのだ。

自分は中でも『過ぎたこと』と『生者の特権』がお気に入りかな。
何気ない日常の中で、少しだけ何気なくもない出来事が起こる、しかし、その出来事が終わればまた何気ない日常が待っており、進んでいく。
けれど、その出来事の前と後では、明らかとはいかないまでの登場人物の何気ない上向きの心境の変化が心地よい。この“普通感”がステキ。

───「おじいちゃんが遺書を書いた日に降っていた雪が、いつの日か僕の目にも見えるようになるかもしれない。それが真っ青な空から降ってくるところを。」(『八月の雪』p.180)
人質カノン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 人質カノン (文春文庫)より
4167549042
No.61
(4pt)

何気ない日常の素晴らしさ。

著者は、『火車』で山本周五郎賞を受賞した宮部みゆき。
(2001/9/10 第1刷発行)

宮部みゆきの90年代、全7作ショートストーリーで綴られている一冊。
宮部みゆきは、サスペンス作家ではあるけれど、そのサスペンスは、塩ラーメンの白ゴマくらいのポジションで、良い感じの脇役なのだ。

自分は中でも『過ぎたこと』と『生者の特権』がお気に入りかな。
何気ない日常の中で、少しだけ何気なくもない出来事が起こる、しかし、その出来事が終わればまた何気ない日常が待っており、進んでいく。
けれど、その出来事の前と後では、明らかとはいかないまでの登場人物の何気ない上向きの心境の変化が心地よい。この“普通感”がステキ。

───「おじいちゃんが遺書を書いた日に降っていた雪が、いつの日か僕の目にも見えるようになるかもしれない。それが真っ青な空から降ってくるところを。」(『八月の雪』p.180)
人質カノン Amazon書評・レビュー: 人質カノンより
4163160701
No.60
(3pt)

想像した通りとてもよかった。また次の商品も購入したいと考えている。

想像した通りとてもよかった。また次の商品も購入したいと考えている。
人質カノン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 人質カノン (文春文庫)より
4167549042
No.59
(4pt)

秋の夜長におすすめの一冊です。。。

宮部みゆきの短篇集です。

数年ぶりに著者の作品を読みました。

どれも一捻りあって、やっぱり面白なと思いました。
人質カノン (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 人質カノン (文春文庫)より
4167549042