何者

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何者の評価:

3.95/5点 レビュー 390件。 C ランク

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平均点3.95pt

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全548件 541〜548 28/28ページ
No.8
(4pt)

就活に恋愛に自意識に人間関係に、若者は忙しい

大学生男女5人の就活をベースに、人間関係が描かれています。
拓人という男子学生の一人称でストーリーは進んでいくので、
彼の主観からみた周辺の登場人物の諸々が描かれます。その人間関係の描かれ方が多面的!
彼の主観からしか見てないのに、どうして多面的といえるのか、それは読んでからの(特に終盤残り30ページくらいからの)お楽しみです。
別の言い方をすると、拓人は信頼できない語り手なのか?
いや、無数に出版されている他の小説の一人称の主人公たちと比較して、彼が格別信頼できない、というわけではないと思います。
だからこそ、終盤残り30ページくらいからの展開にずどーんとやられてしまうのです。

就活の描写が軽妙かつユニークで、数年前の自分が就活していたころの記憶を引っ張りだしながら読み進めました。
こんな会話しないよな、という小説が多いなか、会話だけ読んでいてもリアリティがあり、会話文以外にも、
地の文とツイッター上の文が絶妙に組み合わさっていて、読んでいて飽きません。

作者の作品を読むのは『桐島、部活やめるってよ』『少女は卒業しない』に続いて3作目です。
上記2作に比べて、本作は作者の主張というか、日々考えていることがよりダイレクトにあらわれているかなと感じました。
もちろん、作品はあくまで作品で、そこに作者の主張なんてない、すべては読者の解釈、という考えもありですが。

本作で直木賞を受賞。現在は会社員生活1年目ということなので、会社員生活5年目の私にとっては、会社が舞台&20代会社員が主人公の本を
ぜひ書いてほしいです。
何者 Amazon書評・レビュー: 何者より
4103330619
No.7
(4pt)

就活に恋愛に自意識に人間関係に、若者は忙しい

大学生男女5人の就活をベースに、人間関係が描かれています。
拓人という男子学生の一人称でストーリーは進んでいくので、
彼の主観からみた周辺の登場人物の諸々が描かれます。その人間関係の描かれ方が多面的!
彼の主観からしか見てないのに、どうして多面的といえるのか、それは読んでからの(特に終盤残り30ページくらいからの)お楽しみです。
別の言い方をすると、拓人は信頼できない語り手なのか?
いや、無数に出版されている他の小説の一人称の主人公たちと比較して、彼が格別信頼できない、というわけではないと思います。
だからこそ、終盤残り30ページくらいからの展開にずどーんとやられてしまうのです。

就活の描写が軽妙かつユニークで、数年前の自分が就活していたころの記憶を引っ張りだしながら読み進めました。
こんな会話しないよな、という小説が多いなか、会話だけ読んでいてもリアリティがあり、会話文以外にも、
地の文とツイッター上の文が絶妙に組み合わさっていて、読んでいて飽きません。

作者の作品を読むのは『桐島、部活やめるってよ』『少女は卒業しない』に続いて3作目です。
上記2作に比べて、本作は作者の主張というか、日々考えていることがよりダイレクトにあらわれているかなと感じました。
もちろん、作品はあくまで作品で、そこに作者の主張なんてない、すべては読者の解釈、という考えもありですが。

本作で直木賞を受賞。現在は会社員生活1年目ということなので、会社員生活5年目の私にとっては、会社が舞台&20代会社員が主人公の本を
ぜひ書いてほしいです。
何者 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 何者 (新潮文庫)より
4101269319
No.6
(5pt)

自分の胸が締め付けられる

大学2年生ももう終わりそうにある今日このごろ。何やら就職活動についての面白い本が新刊にあると聞き、就職活動に備える身として、早速一読してみました。正直、読んだ後、胸が締め付けられるようで、熱くなってしまいました。本書を読む前、「何者」というタイトルからは、あまりにも漠然としたイメージしか浮かばず、疑問符を頭に残したまま読み始めることになりました。しかし、本を読み終えた今、「何者」という言葉が頭の中で残響のように響き渡っています。ここでは「何者」そのものについては書きません。しかし、あなたがこれから就職活動を通して「何者」かになろうとしつつも不安を抱えているのなら、本書は今の自分を見つめ直す力強い助けとなってくれると思います。
何者 Amazon書評・レビュー: 何者より
4103330619
No.5
(5pt)

自分の胸が締め付けられる

大学2年生ももう終わりそうにある今日このごろ。何やら就職活動についての面白い本が新刊にあると聞き、就職活動に備える身として、早速一読してみました。正直、読んだ後、胸が締め付けられるようで、熱くなってしまいました。本書を読む前、「何者」というタイトルからは、あまりにも漠然としたイメージしか浮かばず、疑問符を頭に残したまま読み始めることになりました。しかし、本を読み終えた今、「何者」という言葉が頭の中で残響のように響き渡っています。ここでは「何者」そのものについては書きません。しかし、あなたがこれから就職活動を通して「何者」かになろうとしつつも不安を抱えているのなら、本書は今の自分を見つめ直す力強い助けとなってくれると思います。
何者 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 何者 (新潮文庫)より
4101269319
No.4
(5pt)

1ツイートたりとも見逃せない

『桐島、部活やめるってよ』ならぬ『みんな。 就活はじめるってよ』。 Twitter、スマホ、Facebook・・・物語中に登場するアイテムや描写が紡ぎだす「リアルさ」「現代感」がたまらなく好きです。 まさに等身大の青春。 爽やかなだけじゃない、それがステキ。
何者 Amazon書評・レビュー: 何者より
4103330619
No.3
(5pt)

1ツイートたりとも見逃せない

『桐島、部活やめるってよ』ならぬ『みんな。 就活はじめるってよ』。 Twitter、スマホ、Facebook・・・物語中に登場するアイテムや描写が紡ぎだす「リアルさ」「現代感」がたまらなく好きです。 まさに等身大の青春。 爽やかなだけじゃない、それがステキ。
何者 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 何者 (新潮文庫)より
4101269319
No.2
(5pt)

巻を措く能わず

私は、おそらく読者対象ではない40歳を軽くこえた中年ですが、
読みはじめてからページをめくる手を止めることができません
でした。

この作品のすごいところは、私には3点あるように思います。

1.読み物としての完成度の高さ
練られ切った構成(ラスト十数ページに到達した段階で、つい
叫び声を上げてしまいました)、つっかえるところのない
読みやすさ、そして作者お得意のキャラクター造形の巧みさ。
おそらく作者は、この作品に相当の熱量と時間を注いだのでは
ないでしょうか。
ただ、それは他の作者による傑作たちにも言えるところですし、
プロとして当然の仕事なのかも知れません。

2.誰にとっても他人事ではない感じ
就活って大変だろう、という皆が漠然と共有している前提を、
次々と具体的な切り口で見せてくれる手際が素晴らしい。
「もう勘弁してください」と思ってしまうほど、「内定が出ない
こと」「自分を差し置いて他人に内定が出てしまうこと」の
たまらない感じを、SNSという小道具を存分に駆使して
読ませてくれます。
別に誰かが死ぬ話ではないのに、ここまで登場人物を理詰めで
追い詰めることができるのか、と深く感じ入りました。

3.「恋愛」の料理の上手さ
私自身は、最近の売れ線小説にある、「感受性豊かさ自慢」
みたいな恋愛描写なんかクソだ、と思っておる人間です。
要は劇画とかそういうのが好きなわけです。
しかるにこの本、そんな私が恋愛パートを斜め読みしても
大丈夫なように作られています。
「いやあ、このキャラクター、イタい奴っちゃなあ」と愉快に
読んでいてもいいのです。
が、読後にそんな読み方をしていた自分に痛烈なしっぺ返しが
来るように、見事に作り込まれているのです。

もしや、これまでこの作者が得意としていた「恋愛パートの
上手な感じ」が嫌いな人間を、今回は読者ターゲットとしてる
のでは? そう疑ってしまうほどです。

ネタバレになってしまうので具体的なことは書けませんが、
本当に驚いた小説でした。
「面白い」と断言したい作品です。
何者 Amazon書評・レビュー: 何者より
4103330619
No.1
(5pt)

巻を措く能わず

私は、おそらく読者対象ではない40歳を軽くこえた中年ですが、
読みはじめてからページをめくる手を止めることができません
でした。

この作品のすごいところは、私には3点あるように思います。

1.読み物としての完成度の高さ
練られ切った構成(ラスト十数ページに到達した段階で、つい
叫び声を上げてしまいました)、つっかえるところのない
読みやすさ、そして作者お得意のキャラクター造形の巧みさ。
おそらく作者は、この作品に相当の熱量と時間を注いだのでは
ないでしょうか。
ただ、それは他の作者による傑作たちにも言えるところですし、
プロとして当然の仕事なのかも知れません。

2.誰にとっても他人事ではない感じ
就活って大変だろう、という皆が漠然と共有している前提を、
次々と具体的な切り口で見せてくれる手際が素晴らしい。
「もう勘弁してください」と思ってしまうほど、「内定が出ない
こと」「自分を差し置いて他人に内定が出てしまうこと」の
たまらない感じを、SNSという小道具を存分に駆使して
読ませてくれます。
別に誰かが死ぬ話ではないのに、ここまで登場人物を理詰めで
追い詰めることができるのか、と深く感じ入りました。

3.「恋愛」の料理の上手さ
私自身は、最近の売れ線小説にある、「感受性豊かさ自慢」
みたいな恋愛描写なんかクソだ、と思っておる人間です。
要は劇画とかそういうのが好きなわけです。
しかるにこの本、そんな私が恋愛パートを斜め読みしても
大丈夫なように作られています。
「いやあ、このキャラクター、イタい奴っちゃなあ」と愉快に
読んでいてもいいのです。
が、読後にそんな読み方をしていた自分に痛烈なしっぺ返しが
来るように、見事に作り込まれているのです。

もしや、これまでこの作者が得意としていた「恋愛パートの
上手な感じ」が嫌いな人間を、今回は読者ターゲットとしてる
のでは? そう疑ってしまうほどです。

ネタバレになってしまうので具体的なことは書けませんが、
本当に驚いた小説でした。
「面白い」と断言したい作品です。
何者 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 何者 (新潮文庫)より
4101269319