カエルの楽園

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評判

カエルの楽園の評価:

4.31/5点 レビュー 1,073件。 S ランク

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平均点4.31pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1,082件 1,081〜1,082 55/55ページ
No.2
(5pt)

メルマガ限定では残念だと思ってたので、単純に書籍化されてうれしい。

人間以外の主人公だと、ハチの物語(風の中のマリア)が百田尚樹さんにありましたが、 今度のカエルの物語は、メルマガで読んでいたけど、 書籍としてページをめくる感覚が好きで、再読中です。 さすがに、一般書籍の販売を考えずに書いた作品らしく 風刺が効きすぎて、恐ろしいくらい怖くも面白くも あります。 書籍化されて単純にうれしいし、友人に勧められるのでありがたいです。
カエルの楽園 Amazon書評・レビュー: カエルの楽園より
4103364122
No.1
(5pt)

「ひどい国だが俺はこの国が好きなんだ。」百田氏は現代のジョナサン・スウィフトとなりえるか! 日本国民へ捧げる風刺小説!

個人的に寓話や風刺小説は大好きなので楽しみにしていました。
24日夕方に東京の某書店で入荷と同時に購入できたので一気に読みました。
寓話には非常に優れた点があります。
誰にでも親しみやすい読み物であり、物語にすることで伝えたいテーマを客観的にみることができ、時代や民族を超えて伝えられます。
寓話は時として哲学であったり、政権批判であったり、痛切な問題定義をしてきました。
「ガリバー旅行記」や「ドン・キホーテ」などが有名です。

本書は明らかに百田尚樹という日本人の日本人による日本人のための風刺小説です。
小さなアマガエルが主人公ですが、平和を求め旧約聖書の出エジプト記を思わせるような長い苦難の末にたどり着いた地は十戒ならぬ三戒という戒めを守ることによって永遠の平和を手に入れたカエル理想郷だった!といった始まりです。
理想郷を観察するのはソクラテスとロベルトという2匹のアマガエルですが、彼らの問答が読者への問題定義をする形になっています。
水と共に生きるカエルの姿は海洋国家として生きてきた日本人とイメージが重なります。

全248P中、108Pほどまでは現在の日本で、それ以降は筆者が予測する未来の日本です。
165Pの第三章以降、恐ろしい結末が訪れます。

婉曲的な表現でないので、ああこれが日本!、アメリカ!、中国!、韓国!、自衛隊!、憲法学者、集団的自衛権、デモ集会、国会決議、尖閣諸島、マスメディア!、教科書問題、捏造大虐殺!、少数派の絶叫による陽動、日本国憲法、憲法第九条や少子化!など悲しいほどに丸わかりです。
日本の問題点を客観的に示されることは「分かっていても辛い」ものがあります。親の愚痴を自分から言っても、人から言われれば嫌な気分になることに似ています。
個人的には最初の数十ページで悲しくなり、読んでいくうちに情けなさはどんどんと増しました。
問題意識をもってこなかった読者には目から鱗になるでしょうし、反対意見の方には根拠や理屈なしの激しい怒りになるかもしれません。
憲法九条はカルト宗教のように描かれています。

百田氏自身による可愛いイラストには心癒されますが、これだけダイレクトな批判でしたら時が時(絶対王政や独裁政権)なら筆者は処刑ものです。
現代の日本は幸いにも言論の自由が許されない独裁政権でないのですが、逆に一般市民である多くのマスメディアや一部の団体が言論的なリンチ行為を行う逆転制裁的な風潮があります。
近代の日本の歴史を鑑みるに、戦前の戦争への誘いも、戦後の自虐史観も全てマスメディアの主導で行われてきました。
30年以上も前の話ですが、大学でマスメディア論をとっていた時に某教授の言葉が今でも心に残ります。
「マスメディアは国民を愚か者どもと思っている。愚かな国民を導くのはエリートである我々だと。マスメディアの言うことを鵜呑みにするな。」と。
まるでマスメディア自体が大衆を支配しようとする絶対王政のようなイメージです。
全てのマスメディアがそうではありませんが、メディアが本作や筆者を攻撃する、または全く無視するということもあるでしょう。
言論リンチを恐れない百田氏は、まさに現代におけるジョナサン・スウィフトかと思います。

本作は「星の王子さま」のように全世界に普遍的なテーマではありません。
日本独特の極めて歪なテーマであり、諸外国の読者には意味不明であり、意味が分かるのは日本人だけかもしれません。
滑稽世界の童話として読んで頂ければ幸いです。
本書に唯一異議があるとすると、三戒に感動して自国に適応しようとする諸国民はいないでしょう。

日本文学史に永遠に残すべき寓話と思えるのは何十年、何百年か先に「こんな滑稽な時代が日本にもあったのだね。」と笑い飛ばせるようになって欲しいという願いです。
以前に浅田次郎氏の講演会で、「これは傑作だ!と思えた作品がまったく売れなくて、これはイマイチと思った作品がベストセラーになったりする。」と言っていましたが、本作は百田氏自身が最高傑作というようにベストセラーになって欲しいと心より願います。
百田氏が最高傑作というのも多くの日本国民に読んで欲しいという願いに聞こえます。
もし、トランプ氏が大統領になればスチームボートは日本を去るのではないでしょうか?
危機は直前に迫っているようにも思えます。

文庫化する際に僭越ながら要望が2つあります。
1つめは漢字にルビをふって小学校高学年から読めるようにして頂きたいことです。
寓話という形式をとっているので老若男女を問わず親しみやすいですが、小学生には難しい漢字も多くあります。
一部で残酷な表現もありますが、実際の世界は残酷なものです。出来るだけ多くの国民に読んで貰いたいのです。
学校推薦図書として夏休みの課題にして欲しいくらいです!!(日教組がデイブレイク側でなければ)

2つめは巻末に登場した動物図鑑(解説)をつけて欲しいと思います。
無教養な私としてはカエルにこれほど種類があり、カエルがカエルを捕食するとは知りませんでした。
図鑑が覧られることで脳内での具体性が増し、より味わい深くなると思います。

百田尚樹氏の活躍に幸ありますように。

PS.イラストからグッズを作って広めることは如何でしょうか?イラストのカエル可愛いです。本書に賛同する人はアマガエルバッチやTシャツを着るなんてどうでしょう。反対する人はウシガエルTシャツで。(恐っ)
アニメ化されたら最高です。(心があるならNHKで放送して下さい。)
カエルの楽園 Amazon書評・レビュー: カエルの楽園より
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