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フリージア
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フリージアの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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哀愁漂うハードボイルド | ||||
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退屈せずに最後まで読めたが、殺しすぎ。人数を減らして、その分を敵役?の描写に充てればよいと思うが。 | ||||
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ベタなハードボイルドですけど、読後感は満足できます。主人公の過去を淡々と表現し現在を濃密に描いてます。 | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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迅速かつ丁寧な梱包でした このシリーズ、前回読んだ記憶がありましたがタイトルが浮かびません。 ちょっとカッコよすぎる気がしますがハードボイルド感満載で面白かったです。 | ||||
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東直己作品はススキノ探偵シリーズにはまり全巻制覇しました。 次に何を読もうかな?と考え、2001年に推理作家協会賞を受賞した『残光』を手にしました。 これはススキノ探偵シリーズの主人公や仲間たちが出てきて、東商店のオールスターキャスト作品っていう感じ。 正直「あまり大したことないなあ」ってのが感想でした。 で「残光」が本編「フリージア」の続編にあたるとのことでついでに読んでみた次第です。 ところがどっこい、最高です!!「残光」なんて本作に比べたらプップップーです、レベルが違う。 どうして本作が賞を取っていないのかが不思議でなりません。 エンディングも見事な締めだと感心しています。 ススキノ探偵シリーズにも何作かいいのがありますよね。 この作家からやはり目が離せません。 | ||||
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元暴力団の男が、 昔の仲間と出会うことで、 事件に巻き込まれていく。 壮大なスケールで描く札幌の抗争。 およそ、リアリティのない物語であり、 そういう意味では、突っ込みどころ満載。 ここまで暴力的で、 強い男が、 やさしく山奥で木彫りをしているイメージがわかない。 そのギャップを楽しむということもいない。 昔の女を守るため、 単身救出に向かう男。 ハードボイルドとしてはべたで、 物足りない。 | ||||
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主人公榊原健三は、今は足を洗って山で隠遁生活を送っていますが、一度も失敗したことのない凄腕の《始末屋》でした。淡々と作業をするように標的を屠っていく描写はまさに殺戮兵器です。一方で粗暴さとは正反対に抑制的で几帳面な人物像で描かれています。殺人自体が好きなわけでなく、事件発生まで静かに生活をしていました。しかし、命を狙われた元恋人を助けるために自分のできることはこれしかないとためらいを見せません。この抑制的な人物像と鮮やかな殺戮シーンのギャップが、他の暴力団員との違いを際立たせていました。 本作は《榊原健三シリーズ》の第一作です。日本推理作家協会賞受賞の『残光』の約5年前が描かれていいますので『残光』読むのであれば、本作をまず読むと話がつながります。では本作は「残光」読む前のつなぎの作品なのかというと然にあらず、大変な力作で「残光」に勝るとも劣らない作品に仕上がっていると思います。 他シリーズの登場人物もそう多くはなく、東作品フリークでなくても十分楽しめる点がいいところだと思います。 | ||||
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舞台は札幌。主人公の榊原健三は元ヤクザ。今は人目を隠し山奥に暮らしています。そんな彼のもとに、かつての兄貴分が現れ、仕事を依頼します。健三は昔一人関西資本の進行を止めたことのある、武闘派です(厳密には違うんだけど)。兄貴分が差し出した写真にはかつての女・多恵子の姿が・・・・。この作品を説明する前に、東作品の話をします。東直己の作品には先ず札幌を舞台にした、便利屋シリーズがあります。これはふだんは違法賭博なんかで暮らしている便利屋の「俺」が依頼を受け、事件を解決していくシリーズですが、主人公も脇を固めるキャラクターにもどこか面白みがあり、一見軽そうですが、その奥には熱く切ないものがあり、そこが良いです。もう1つは探偵畝原シリーズ。これも舞台は札幌です。新聞記者でしたがヤクザに嵌められ、記者を辞め今では娘と二人で暮らしている畝原が主人公です。こちらはかなり正当なハードボイルドです。実は氏の作品はほぼ札幌が舞台なんです。そして、それまでの作品で作り上げられた札幌ワールド(東ワールド)がそのまま『フリージア』に使われています。勿論本作から読んでもかまいませんが、各シリーズを読めば面白さも倍増ということで。都会的だけど、地方性(地方の実力者とかが多い)も備えた、曖昧模糊とした都市として描かれる札幌は魅力的です。一度は行ってみたいです。本作に出てくる、橘連合菊志会川村一家丘上組桐原組長・桐原満夫(俳号宗緑)や彼の片腕の相田は、他のシリーズにも出てきます。話を元に戻します。しかし健三は多恵子を守るためにヤクザと戦っていきます。彼女に危害を加えようとするものを躊躇なく殺していきます・・・。シリアスでハード。便利屋シリーズなどではオブラードに包まれた、作者の芯の部分がこの作品にはよく現れています。チンピラ・ダメ人間の描写がとても上手いです。北海道弁がその効果をあげる一端を担っています。 | ||||
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ヒットマンを主人公にした作品群というのはある意味では魅力的だ。その牙が鋭ければ鋭いほど、小説が締まる。マレルのランボーだって一作目の切れ味は鋭かった。マレルはその後の三部作だって特殊能力を持った二人のヒーローのプロフェッショナルな死闘が歴史的と言えるほどに凄惨だった。ラドラムのボーン然り、船戸与一や高村薫はこういうヒーロー像を作り出すことに長けているから、いつも作品に迫力が出るのだとぼくは思う。 そんなヒットマン型の殺人機械のごとき主人公を登場させたのが、軽ハードボイルドと呼ばれるススキノ探偵シリーズの作者、東直己である。ちなみにぼくはあのシリーズを「軽」とは呼ばない。そこらのハードボイルドが束になっても勝てないほどの確かな小説構築力を持っているのがこの東直己という不良作家なのである。 東直己は2001年に『残光』で推理作家協会賞を受賞しているが、その名作『残光』は実を言うとススキノ探偵シリーズの外伝であり、この『フリージア』の続編だ。つまりシリーズにこだわらねば気が済まない読者が、傑作『残光』に辿り着くためには、この『フリージア』とススキノ探偵シリーズを読んでおかねばならないということだ。あちらのシリーズのオールスターキャストを従えて、本書のヒットマン榊原健三が戦う話であるからだ。 山奥で暮らし、木彫りの梟を彫っている隠遁生活から、ある女性の命を守るためにススキノに戻ってくるヒットマン。抗争。血の雨。修羅場に継ぐ修羅場。息を抜けぬアクションの連続。<動>の小説である。紛れもない一級の娯楽小説である。東直己ワールドをゆくのに、避けて通ることのできない一冊でもある。 | ||||
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流れる砂等とは少し毛色は違うが、血沸き肉踊るアクションは必読!是非! | ||||
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