フリージア
評判
フリージアの評価:
4.36/5点 レビュー 11件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 21〜28 2/2ページ
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4.36/5点 レビュー 11件。 D ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
東直己の作品には先ず札幌を舞台にした、便利屋シリーズがあります。これはふだんは違法賭博なんかで暮らしている便利屋の「俺」が依頼を受け、事件を解決していくシリーズですが、主人公も脇を固めるキャラクターにもどこか面白みがあり、一見軽そうですが、その奥には熱く切ないものがあり、そこが良いです。
もう1つは探偵畝原シリーズ。これも舞台は札幌です。新聞記者でしたがヤクザに嵌められ、記者を辞め今では娘と二人で暮らしている畝原が主人公です。
こちらはかなり正当なハードボイルドです。実は氏の作品はほぼ札幌が舞台なんです。そして、それまでの作品で作り上げられた札幌ワールド(東ワールド)がそのまま『フリージア』に使われています。勿論本作から読んでもかまいませんが、各シリーズを読めば面白さも倍増ということで。都会的だけど、地方性(地方の実力者とかが多い)も備えた、曖昧模糊とした都市として描かれる札幌は魅力的です。一度は行ってみたいです。本作に出てくる、橘連合菊志会川村一家丘上組桐原組長・桐原満夫(俳号宗緑)や彼の片腕の相田は、他のシリーズにも出てきます。話を元に戻します。
しかし健三は多恵子を守るためにヤクザと戦っていきます。彼女に危害を加えようとするものを躊躇なく殺していきます・・・。シリアスでハード。便利屋シリーズなどではオブラードに包まれた、作者の芯の部分がこの作品にはよく現れています。
チンピラ・ダメ人間の描写がとても上手いです。北海道弁がその効果をあげる一端を担っています。