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殺人の門の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全96件 61~80 4/5ページ
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二人の男の物語。 狡猾で巧妙、それでいて何か男としての性的魅力に溢れる男。 そしてその男に振り回され続ける男の殺意が、半生を賭けて 描かれます。題材的にこれ程引き延ばす事はできないだろう という物語を飽きさせずに最後まで読ませる作者の手腕は やはり素晴らしい。 どんなに仕組まれて陥れられても、それに対しての証拠が掴 めず決断出来ない男。やはり正直者というか、「イイ人」って バカを見るのねー、とそしていつの時代も、女性のみならず、 人生そのものも、「ワル」に味方をして、「ワル」が得をす るのねー、と改めて感じました。 「悪のエリート」・・・。結局、憎みきれない結末が秀逸。 | ||||
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不幸の連続な展開と主人公にイライラさせられ通し。何故こんなにも不幸が訪れるのか?ということに関して、読む人間によって意見が分かれるんじゃないかな?と思いました。主人公の和幸と、キーパーソンである倉持、どちらかに分類するなら自分はどちらになるか、という点が影響してくるんじゃないかと…そこが面白かったので、星4つ。 | ||||
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東野さんの作品は、大長編に読ませるものが多いです。 白夜行、幻夜、天空の蜂などとともに、これも圧巻です。 優柔不断な主人公にイライラしながら、非常にテンポよく読める作品です。 登場人物にあまり魅力はありませんが、代表作と言えるだけの内容です。 主人公が嫁を殴り倒すシーンにカタルシスを覚えたのは私だけでしょうか?(笑) | ||||
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ミステリーとして読むのは勧めない。 ヒューマンドラマとしては秀作。 東野圭吾らしい、リアリティの追求と、東野圭吾らしからぬ読み進めにくさ。 主人公が殺人の門をくぐれるのはどの瞬間か。 ストーリーは全然違うのですが、太宰治の人間失格を読んだ時のような心境になったのは私だけ?? | ||||
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面白かった、です。 倉持のキャラクターに引き込まれました。物語終盤、ガンさんが倉持の性質を明らかにしてくれるくだりで、とてもすっきりと人物像がつかめました。捨て駒に対して友情を感じていようがいまいが、その実行力に影響しないところが倉持の最大の魅力でした。 他の方のレビュー、単に長いのが嫌なら手に取った瞬間わかることのはずなのでつまりは無駄に長いということだろうけれど、僕にはまったく無駄な部分がないように思えました。また、レビューの範疇を超えますが、田島の行動にいちいちイライラしながらこの本を読みすすめる人たちは、フィクションとしてのストーリーだけを追い、現実にはいいようにカモにされる側なのかなと思いました。気のせいでしょうけど。 | ||||
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東野さんのダークな部分が存分に露出されている作品。 好きな人はきっと「これぞ東野圭吾」と感じるだろうが、 合わない人にとってはとことん嫌悪を感じる作品なのでは。 裕福な家庭に生まれ育った主人公が、 ある一人の男によって人生を狂わされてゆく、ただそれだけの話。 驚くような仕掛けや派手さは全くないし、物語の展開も大体読める。 が、こういうものを「読ませる」のこそが東野さんの凄さだとつくづく思う。 簡単に騙される主人公の弱さには非常にイライラするし、 他人に自分の人生を指南されるなんて、そして転落へと誘導されるなんて、 そんなことがあっていいものかと気分が悪くなる。 「なんでそうなるの、なんで断らないの」とうんざりしながら読んだ。 不気味でミステリアスな雰囲気は「白夜行」と少し似ているが、 こちらは一人称で語られているので主人公に感情移入しやすかった。 こういう作品は、予めその「さわり」だけでも知って読んだほうがより物語に没頭できるのでは。 「どんな作品なのだろう?」とワクワクしながら読むと期待を裏切られる、そういう1冊。 | ||||
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歯科医の息子として裕福な生活を送る田島和幸。豆腐屋の息子であるが 家業を嫌い派手な生活を望む倉持修。小学校時代から社会人になるまで二人の関係は続く。 純金ペーパー商法、無許可の投資コンサルタントなど 詐欺的商法に邁進する倉持とそこに引きずり込まれる田島。 倉持に度々騙され殺意まで抱くが実行はなかなかできない。 その辺の田島の心理描写が実に巧みである。 倉持の元カノの美晴を田島にさりげなく紹介し結婚させる。 美晴の悪魔的な悪妻ぶりの描写はいたってリアリティーがある。 ミステリーとして読むと当てが外れるが、 男の半生と友情の物語として実に内容が濃い作品だ。 | ||||
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主人公の人の良さとゆうか、お馬鹿さにイライラ…早く殺しちゃえよ!!って思いながらもどんどん読めた作品です!白夜行での名セリフ 騙される方がバカなのよ!?ってか(笑) | ||||
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小学生時代から同じ人間に騙され続け人生を狂わされ、殺意をいだきながらも最後の一線が超えられない、そんな衝動が見事に表現されていて読み出したら止まらなかった。田島が幸せを掴もうとするところにいつも倉持が現れ、今後こそは騙されないぞと思っていても、気が付いたら倉持の口車に乗せられてしまう。田島が騙されるのも納得できるくらい巧妙に田島を追い詰めていく様子がハラハラしておもしろかったが、やはり騙される田島にもイライラした。 | ||||
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600ページ超の内、500ページ以上はあまりにも気の毒な主人公の不幸話である。 考えてみれば、筆者の小説の中にはこれ程「殺すまでのプロセス」を徹底的に書いたものは多分なかったと思う。 他のレビューを見ても不満は多いが、恐らく、筆者的には「こういったものもあったほうが良い」という、つまり読んでのモヤモヤとした部分に至るまで「してやったり」なのではないかと思う。 ただかなり人を選ぶ作品であるのは間違いない。 自分は読み終わった瞬間は納得できなかったが、時間が経てば「ああ、むしろ倉持の気持ちもわからなくはない」と思った。 ネタばれは避けたいので、他の作品で例えると、「パラレルワールドラブストーリー」と「宿命」に(あえて言えば)近いかも。 後、父親はどうなっちゃったのかが物凄く気になって・・・。 | ||||
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一見思慮深いもののモノの見事に騙されつづける馬鹿な主人公にイライラ。 途中読むのをためらうことも。 しかし、こういうことかも?と頭をよぎる。 傍から見ていたらありえないお馬鹿な選択なんだけど、でも 当人としては極めて論理的な冷静な判断だったと、(それが滑稽なんだけど) 実際はそういうものなのかもしれない。と、 背中がぞくっとする恐怖を感じた。 ラストシーンも主人公は救われず。 自分(だけ)は違うよな、と自分に言い聞かせた、言い聞かせたくなった一冊。 | ||||
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題名や装丁からして内容は重そうです。 本も厚い。 これは、幼い頃は裕福な家庭で育った田島和幸が、両親の離婚や落ちぶれていく父などの大人の世界を見ながら、その流れに流されていく話です。 簡単に言ったらそれだけなんだけど、実は自分の人生は1人の男によって仕組まれたものだった・・・。 彼がちゃんと自分の事を考えて、周りに流されずにいればそんなことにはならない話なんだけど。 この田島が人をバカにしながらも流されやすくて、読んでてかなりイライラしました。 なんでそこでキッパリ断れへんねん!って感じで。 そして最終的には・・・ なんとも救われない男で、それも自分の意思が強いようで誘惑に弱くダメな男の物語です。 殺人の門を越えた男に未来はあるのでしょうか・・・。 | ||||
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一泊二日の人間ドックで読んだ。読みやすいし、面白い。東野圭吾の作品は「容疑者X・・」タイプと「白夜行」タイプに分けられるが、この作品は後者だ。重くて、暗い。でも私はこっちの方が好きだ。詐欺師まがいの友人に小学校時代から翻弄される主人公田島の人生。詐欺師って、結構誠実なんだなあ、これなら騙されてもしょうがないと思ってしまうくらい、詐欺師の描写がいい。この友人だけでなく、主人公の妻も詐欺師まがいだ。出てくる殆ど全ての人物がうさんくさい。東野圭吾の真骨頂だ。もっと重くて書いてもいいと思った。 人間ドックの帰りの電車の中で読み終えて、家に帰ってきたら、田島の妻に負けないくらいの妻が「お帰り」と迎えてくれた。 | ||||
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到底親友とは呼べないけれど、重要な局面には必ず現れて、主人公をどん底に陥れたりたまにちょっといい思いをさせてくれたりする友人?が出てきます。 | ||||
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この作品の面白さは読み方によると思います。主人公は馬鹿だと思うもよし、人間ってそんなものね、と主人公に心情移入して読むのもよし(後者の方が楽しく読めると思います)人各々感じ方は違うと思いますがスラスラ読めますよ。 | ||||
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主人公は没落した歯科医の息子「田島和幸」。 小学校の同級生で天才ペテン師の「倉持修」に騙され続けます。 「人生」或いは「友情」がテーマなのでしょうが、お人よしと言うか余りにも無邪気な「田島和幸」の行動に、何故こんな簡単なことが分らないのだろうと、イライラする場面が何度もあります。 とはいえ、どんなドラマチックな結末があるのだろうと思いながら一気に読み終えてしまいました。 特に大きな事件やからくりも無いのに読者をぐいぐい惹き付けてしまうのは著者の筆力なんでしょう。 いぶし銀のような作品です、一読の価値はあると思います。 | ||||
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東野圭吾の作品は何点か読みましたが、私の中ではとてもよかったと思います。 殺人になかなか踏み切れない主人公と周りの人との関係がとても描写的に描かれてると感じました。ぜひ、みなさんも一度読まれてはいかがでしょうか。一読の価値ありですよ。 | ||||
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確かに読後感はよくないし、主人公田島に魅力が無いですよね。白夜行の桐原、幻夜の雅也、などとは大違いだ。田島は全てが中途半端の男です。中途半端にプライドを持ち、倉持に文句を垂れる。中途半端にドライな感情を持ち、祖母から財布を盗む。しかし金は売れない。毒が手に入ると自信を持つ。ここまで来ると滑稽だ! しかし、この滑稽さを東野さんは、実に上手く表現している。美晴との掛け合いのシーンなど、田島の感情が行間から溢れてくるようだ。東野さんの筆力は現代文学の中で最高峰だと思う。東野さんが書くことによって、このダメ男田島に、妙な魅力が吹き込まれる。感情移入はできないが、それでもページをめくる手は止まらない! 是非一読を、というタイプの本ではないかもしれない。しかし、これはもっと評価されてもいい作品だと私は思う。 | ||||
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東野圭吾の本は「宿命」しか読んだことがなかったけれど、こちらのほうがかなりおもしろかった。 主人公の男は、屈折して悶々としているわりにはおめでたいところがあって、すぐに騙されたり、女を好きになったりする。 愚かかもしれない。でも、そうそう賢明な人間なんているわけはない。 私がわかったことは、彼の倉持に対する気持ちは、結局殺人の動機にはなり得ないものだった、ということだ。 本当にかわいそうなのは騙され続けた彼ではなくて、きっと倉持のほうなんだろう。 | ||||
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主人公、田島がありえないほど馬鹿である。読んでいて、「それは無いだろ」と何度か思った。倉持修は白夜行の雪穂、幻夜の美冬(偽)のように思慮深い人間なのだが、この2人に比べて魅力があまり感じない。さらに、白夜行の園村、幻夜の有子のような魅力的な脇役もいなかった。(父はわりと魅力あったかな。) 最近の流行である資産運用の危険性はよくわかる本です。 | ||||
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