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秘密
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秘密の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全480件 421~440 22/24ページ
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「泣く」ということをキーワードにひとから勧められました。そういう風に勧められて、逆に「泣かなかったらどうしよう?」という懸念も有りましたが....、結果は、ボロボロに泣きました。男性は男性の立場で、亭主の立場で込み上げてくるものが、女性は女性の立場で、妻の立場で込み上げてくるものが有ります。カップルで、夫婦で、一緒に読んでそれぞれの気持ちを共有してみると更に感動が。。読み始める前は、映画「転校生」(本の原題は「おれがあいつであいつがおれで」)のようなものを想像し、何故本のタイトルが「秘密」なのかな? もっと母と娘が入れ替わったことが分かるようなタイトルにすればどうだったのかな?などと考えましたが、読んでみると、このタイトルに頷くものがあります。 | ||||
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不覚にも泣いてしまいました。感動です。最後の場面をどう捉えるかは個人差が出ると思いますが、私としては納得の終わり方です。いい!です。東野圭吾。恐れ入りました。ペコ(おじぎ)←感謝のつもり。 | ||||
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この本は 私の片思いの人が推薦した本で聞いた日の帰りに本屋でこっそり買って帰りました。そして 徹夜で読んだものなのですごく思い入れがあります。今 恋がマンネリ化してる人にお勧めだと思います。 | ||||
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杉田平介は、普通の人だった。人並みに平凡に生き、直子という女性と結婚し、妻は娘の藻奈美を産んだ。彼の幸せは家族の中にあった。しかし、悲劇は突然平介の前に姿を現した。妻の直子と、娘の藻奈美が事故に遭遇したのだ。彼は絶望に包まれる。しかし、そこに一条の光が射し込んだ。直子は亡くなったが、藻奈美は生きているという。そして、意識を取り戻した藻奈美は、藻奈美として生きていくはずだった。だが、藻奈美の身体に宿っていたのは直子の意識だった・・・・・・こうして、杉田家の「秘密」を抱えた生活は始まります。とにかく上手い。相変わらず伏線の張り方は巧妙で、ラストへの持っていき方は絶妙。題名の「秘密」が抱え持っていた意味は、果てしなく大きい。最後の結末には、どの人の立場に立つかによって、賛否両論あると思う。このことは裏を返せば、それほどまでに感情移入させる精緻なストーリーがあったということだ。本書「秘密」を読まずにおくのはもったいないので、是非読んでほしい。 | ||||
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読み出したら止まらなくなり、一晩で一気に読んでしまった。とても、引き込まれてしまう作品。でも、それ以上にせつなく、辛い作品であると思う。東野圭吾の作品はけっこうハッピーエンドにならない作品があるので覚悟して読んでいたが、やはり読み終わってから少しせつなくなってしまった。 作品のどの部分を読んでいても、妻を愛している平介の辛さがヒシヒシと伝わってくる。妻の幸せを祈るなら藻奈美として生きるのがイチバンいいが、やはり愛している妻を他の男に取られるのはとても辛い。嫉妬に狂う彼の気持ちはとてもよく分かるので、読んでいて胸が締め付けられる気分だった。愛する者の幸せのために自分の気持ちを閉じ込めた平介のやさしさに感動。 | ||||
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これほど狂おしい物語を読んだことがない。人が人を愛するということがどれだけ素晴らしく、また苦難に満ちたものなのか、そして愛する者を失う悲しさ、痛み、恐怖がどういうものなのかが身体を押しつぶす程に伝わってきた。愛する者を愛せないせつなさや、その人を失うかもしれない恐怖と奪われるかもしれない焦りと嫉妬。青春に体験する苦しい時期を思い出して、痛いほど噛みしめてしまう。こういう気持ちは長く忘れていた。忙しい日常にかまけて、どこかにおいてきた忘れてはいけない素敵な感覚、それを思い出すことが出来た。これは大いなる力であり、ほんとに出会えてよかったと思える本だ。 | ||||
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秘密=「隠して人に知らせないこと。公開しないこと。また、その内容。」作品を読み終わり、心に残っていることは、この「秘密」の切なさです。もちろん内容は明かせませんが、きっとふと思うことでしょう。「この選択は正しかったのだろうか??」あなたもぜひ自分なりに考えてみてください。ベストミステリーを取っただけあり、作品として完成されています。多彩な登場人物が、1人1人深く掘り下げていますし、主人公である「平介」や、その妻の「直子」の感情の揺れ動きが、とても繊細に、そして切なく描かれています。突然の不思議な現象に襲われたある夫婦。なんとか愛を確かめ合おうとするも、徐々にすれ違っていく虚しさ。2人が行き着く場所とは?・・自信を持ってお薦めできる傑作です。ぜひ読んでみてください。 | ||||
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まさに涙、涙、涙。あっという間に読み終わりました。秘密というタイトルが、ここまで深い意味を持っているとは思いませんでした。ぜひとも見ることをオススメします。東野圭吾の、代表作とも呼べる作品です! | ||||
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父親の平介が、ホントにやさしい人だと感じました。彼が、一番辛いだろうと思います。母親の直子も、自分を殺して生きていくのは、辛いだろうけど、もう一度人生をやり直すという、有り得ない事が出来る処は、救いでしょうか。娘の体に、嫁の魂が宿って居る。平介の嫉妬も理解できる。もう一人不幸だと思ったのは、バスの運転手の再婚相手。かわいそすぎる。藻奈美の体の直子が、実の父親のそばを食べるところは泣きました。作品自体は、先を読むのが楽しく、どんどん読めるものです。しかし、後味はよくない。最終的な結論は十中八九皆同じ解釈だろうけれど、読者自身がどう捉えるかに因る。作者の作品はそれが、私には合わないと思うが、読んでしまう。それだけ、作品自体は面白い。 | ||||
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生身の男が描かれていたり、精神の入替わりという超常現象がベースにあるので、読んでいるうちはもっと軽い娯楽作品かと思ったが、最初の妙に後味の悪い読後感とも異なり、冷静に読み直すとこれは愛と悲劇の物語りであると確信した。胸を割って見せたいくらいの愛情を抱きながら、それが無償の愛であれ、エゴイスティックな愛であれ、通じないまま非業の死を遂げ、かつ又他の人を悲劇に巻き込んだり、はたまた自分の人生を否定されたような喪失感を味あわせられたり。このように受け取る読者を作者が意識したかどうかはわからないが、この一見突拍子もないフィクションを越えた設定の物語の前景、背景に現れた登場人物それぞれの人生に強い関心を覚えた。ミステリーを読む「態度」ではないかもしれないが、私はそう読みました。結局、真の「秘密」は想像するしかない。秘密の存在を知らずに新たな伴侶となる人間がいることを考えると、かなり不気味な話でもある。現実の人間もそれぞれささやかな秘密を抱えて生活してるとは思いますが・・・超常現象は受け入れるとしても、何点かの必然性のない設定が気になった。未読の人は、作品と作者に翻弄されてください。 | ||||
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東野さんの筆致を一言で表すなら「優しい」でしょうか。どの作品を読んでも人間的な温かさが伝わってきて、非常に心地よいです。この「秘密」は、その観点からも東野さんの代表作といえます。とにかく「優しい」。とにかく「温かい」。衝撃的な「秘密」が明かされるラスト、それは単なるカタルシスではなく、「明日はちょっと人に優しく接してみようかな」と思わせてくれます。ミステリーとしても、タイトルからすべてが計算されていて、前述のラストでは多分ほとんどの人があっと驚かされることでしょう。しかし、この小説がここまで多くの人に支持された一番の理由は、男性と女性、それぞれの立場で感情移入ができるからだと思います。男性なら○○の立場に立って、女性なら○○の立場に立って、それぞれ涙したのではないでしょうか。文句なしの傑作です。 | ||||
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多くの人がすでに語っているように、ラストをどう解釈するかで評価は決まるだろう。緻密なプロットと文章力で星4つは基本点。ラストを是とするなら5つ、非とするなら3つ。しかしまだ自分の中で評価が煮詰まらない僕は4つで逃げるしかない。ああいうラストはありだとは思うんです。それに伴う登場人物の心理も描き込まれてて、序盤の伏線が生かされたりしてて、そりゃあ見事なもんです。でもどうしても、「じゃあ『もう1人の方』はどうなったんだ?」という引っかかりが消えないんですよね。あまり未来を感じさせてくれなかった煮詰まり感に、まだ納得がいかない部分があるんです。しばらく時間を置いて、また読み直してみようと思います。 | ||||
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数ある東野圭吾作品の中でもこの「秘密」こそがナンバー1ではないでしょうか。物語は事故によって亡くなった「妻の心を持つ娘」と夫の奇妙な日常生活での出来事を中心に展開します。読み進めるうちに自然と夫、或いは妻(娘)の心境に入りこみ、それぞれのシーンに悲しくなったり、切なくなったり、うれしくなったりとします。驚きのラストシーンは、読み手によって様々な思いに分かれると思いますが、とても印象に残ることは間違いありません。この作品が感動的なのは、当初は戸惑いを感じていた夫(または妻)が様々な出来事を経験しながらもお互いに愛情を示そうと努力をする点です。切なく悲しいシーンに涙しながらも、夫婦間の深い愛情を感じることが出来、素晴らしい読後感です。是非、おすすめします。 | ||||
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娘の体を持ち、同時に妻の心を持つ女性との秘密の生活。相手の心が妻だとは言え、娘の体を持っているわけだから抱くわけにもいかない。反対に、体は娘で、一般的にも娘であるのに心は妻だから、娘に言い寄る男に対しては妻を奪われたような気分になる。そして、結果的に若さを手に入れた妻への嫉妬・・・。そんな平介の心理描写が面白く、そして切なかった。ラストは2度3度と読むたびに印象が違った。最初は、直子に怒りを感じたが、直子の立場で考えるとまた切なさを感じ・・・と。立場を変えて考えると別の味わいになるというのは、見事ではあるけど、同時にずるいと思った。確かにすばらしい作品だと思う。 | ||||
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これほどの作品にはそうお目にかかれない。素晴らしいものです。間抜けた主人公だと思うがそれがいい雰囲気を醸し出しています。私も執筆をすることが多々ありますが教科書になる内容でありストーリーに悩んだ時は再読してネタ探しに講じることがある。これと『白夜行』は是非読破ください。東野圭吾がわかるようになりますよ! | ||||
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不思議な生活の様子は楽しく読めました。人の心の移り変わりや葛藤・・色々ありましたが最後の最後で、この本の「秘密」が何かを知った時、涙が止まりませんでした。切ない気持ちでいっぱいでした。夫婦や恋人を大切に思える本だと思います。 | ||||
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この本を読んで初めて本で号泣しました。最後の「秘密」が明かされる時は、本当に鳥肌もので、その後、切なくて、悲しくて・・・本当に名作だと思います。映画も見ましたが、大筋一緒ですが、「秘密」が明かされるところは全然違います。本の方が100倍感動的。一人でも多くの人に読んでもらいたい1冊です。 | ||||
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大変感銘を受けた話でした。平介がもがき苦しみようやく見つけた優しさは、直子にとってはどんな言葉だったでしょうか。この話は一度読み終わった後、直子視点で読み返すとせつなさが倍増します。そして平介が最後に残した涙の真意がはっきりとします。 | ||||
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読んでいた時、彼女のことがものすごい好きな時だったので、かなり泣けた。平介も直子もお互いに葛藤し合い、互いの気持ちがわかるからこそ苦しみあう。起こり得ないことだが、平介のやきもちを焼く気持ちに共感した。自分もこんなに強い気持ちがあるのかなって思うと不思議な感じがした。印象が強すぎる本なので、読み返すにはいつも決意がいる。平介に共感しすぎて苦しくなる。かなりおもしろいので是非読んでほしい。 巻末の広末涼子のエッセイが必要ない。 | ||||
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平助は、家族の笑顔を楽しみにしている普通のサラリーマン。けれど『ある事件』をきっかけに、ささやかな幸せが彼にとって一番遠い存在になってしまう。娘が生き残ったと思ったら、実際は娘の形をした妻だった。まるでコメディのような題材。けれど、読み進めていくうちに笑えない自分がいた。進学やボーイフレンドの存在。普通の親ですら頭を抱えるのに、平助の場合は、最愛の妻が当事者なのである。愛するがゆえに、自分の知らない世界の住人になっていく妻を見送る平助の気持ちは、決して穏やかなものではなかったと思う。自分にも家族があって、立場上どうしても平助に肩入れしてしまったが、妻である直子にしても辛いことには変わりはないのだろう。愛するものを、『愛している』と証明するために、自分はどれだけの犠牲を払えるのか…そんな内容に、心が温かくなるのを感じた。 | ||||
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