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(短編集)

ファントムの病棟 天久鷹央の推理カルテII



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ファントムの病棟 天久鷹央の推理カルテIIの評価: 4.24/5点 レビュー 51件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.24pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全51件 41~51 3/3ページ
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No.11:
(4pt)

ナイスコンビの活躍

医療ミステリーと言っても、短編~中篇なので、さくっと読めます。 深く掘りすぎていない分、ライトタッチ。 医療用語も分かりやすいのは、この著者の特徴。 難しく、重くなりがちな医療物を、すっきりとさせています。 ただパターン化してきているので、今後の展開が気になります。
天久鷹央の推理カルテII: ファントムの病棟 (新潮文庫 ち)Amazon書評・レビュー:天久鷹央の推理カルテII: ファントムの病棟 (新潮文庫 ち)より
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No.10:
(4pt)

人を選ぶかも?

登場人物のキャラクター、話の進め方についてですが、人によっては気に入らないかもしれません。

まず登場人物ですが、主人公サイドの人物はかなり魅力的だと思います。
問題なのが「敵」がいるということ。それは実力を妬む他の医師だったり、態度の悪い患者だったり、頭の固い警察官だったり、モンスターペアレントだったり…
そうした方が話が盛り上がるのも事実ですが、とかく「明らかなる敵」としてのキャラクターが多く登場します。
人物面でのリアル志向を推理小説に求めるという方には少し抵抗があるかもしれませんね。
また探偵役の人物が、いわゆる「マジシャン」の様な立ち回りをします。つまり「ネタを最後まで隠し続ける」ことにこだわるタイプの人物です。
早く種明かしをして事件の元凶を押さえておけばよかったものを、最後の最後まで種明かしをしなかったせいでさらに状況が悪化する という場面が多々ありますので、そこにキツい突っ込みを入れる読者も多いかと思われます。

次に話の進め方ですが、ミステリー、推理ものとしてはかなり先読みがしやすいです。
そこまで頭を使うこともなく、おそらく医療関係者でなくても「あぁ、これは」と気付くような症例なども含まれています。
なので医療の知識がほとんどない方でも充分に楽しめる内容ではありますね。逆に言えば「手応えがない」とも言えますが…。

以上、気になる点を挙げてはみましたが、私個人としてはこの本に大変満足しています。
上記の点に引っかかりを覚えてもそれ以上に面白い内容であるとは思いますので、☆4つという評価でレビューさせて頂きました。
天久鷹央の推理カルテII: ファントムの病棟 (新潮文庫 ち)Amazon書評・レビュー:天久鷹央の推理カルテII: ファントムの病棟 (新潮文庫 ち)より
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No.9:
(4pt)

相棒の存在が地味ながらも光る

前巻同様,プロローグでクライマックスらしき場面をチラ見せ,グッと引きつけながら,
本篇へと移ればほとんど忘れられた(?)ように,普通に進む流れが印象的な二作目です.
また,これも前巻で感じていましたが,謎解きという点では今回も一篇目がよくできており,
篇が重なるにつれ,専門的な要素が色濃くなる中,軽めで入りやすいところも評価は高いです.

ただ,そちらへの知識がないにしても,いささか都合の良さや無茶に思える場面も見られ,
主人公もあんなだから…と,割り切るべきなのかもしれませんが,やはり違和感は残ります.

とはいえ,長めとなる最後の篇では,ある意味,やりたい放題の主人公の『弱み』を描き,
彼女と少年とを巡るやり取りは,優しさと苦さ,残酷さが重なり合い胸を打たれるとともに,
そんな彼女に声を掛け,手を差し伸べ,引き上げる相棒の存在も地味ながらも光って映ります.

一篇目の謎解きや主人公の弱さなど,おおよその話運びは一冊目から踏襲されているようで,
今後も彼女の『変化』を中心に回していくのか,先への広がりにも意識をさせられる巻でした.
天久鷹央の推理カルテII: ファントムの病棟 (新潮文庫 ち)Amazon書評・レビュー:天久鷹央の推理カルテII: ファントムの病棟 (新潮文庫 ち)より
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No.8:
(4pt)

サブタイトルは「エンジェルの病室」のほうがマッチしそうな内容。良質の医療ドラマだった、が…

面白かった…が、さすがに医療ミステリとしてもご都合主義がひどすぎた。
医療知識を持たないただの中学生が薬品やその効果について知っていたり、
薬品を度々盗まれてもそのことに気付かない病院と看護師など…それはないだろうと。
どんだけ管理が杜撰な病院なのか。

小鳥も前作は鷹央の良き相棒だったが、
今回は怒られてばかりで、役立たず過ぎた(その分最終話では活躍したが……推理以外で。CDをかけて椅子に座るシーンは妙にハードボイルド感がある)。

このシリーズは鷹央が
人格破綻者の型破りな天才っぷりを魅せる話かと思っていたが、
今回は初めて立ち会う、患者と友人の死で少し成長したし、
実は人格破綻者の女医が真っ当な人間へと成長していく話なのかな?
天才キャラだけブレずに、真人間になってほしい。

天才医師なのに手技がまったくだめで、患者を治せないというのは、
地味に画期的な設定だから、今後もそこを生かしてほしい(さすがに天才外科医やオペの天才にはならないと思うが)。

イラストの雰囲気は、ちょっと変わったかな?鷹央も単身痩躯というには頭身が高いような…。
(研修医はイメージ通りの容姿だった。1巻では2枚もあった主人公が今回は0枚で、笑った)
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No.7:
(3pt)

1巻よりも面白い

おそらく1巻を知らずとも楽しめるでしょう。というより時系列的に1巻も最初というわけではなかったので、何処からでも楽しめる作風なのだと思います。
ストーリーはとても面白いのと、どうしてこんなのを入れたのかわからないくらいつまらないのが混在していて、ストックがあるのならもっと収録作品を選べばいいのにというのが素直な感想です。(話を入れ替えても伏線の構成を直すことだってこの作者なら容易なはず)
それでも一気に読みたい作品であり、本来なら星5つとなるところなのですが、キャラがどうにも中途半端でオリジナリティに欠けていて違和感のために気分転換も必要となってしまったのでこの評価となりました。
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No.6:
(4pt)

悪くは無いが・・

どう、評価して良いのか?
子供の死と、向き合って、じたばたする姿は、理解出来る。
文章で、表現するなら、この作品の様な、方法が、正しいのかも?
前作も、読んでこの2作目も読む必要が、有る作品です。
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No.5:
(4pt)

途中で疲れてしまう、けど面白い

ライトノベルに感じるのに医療の知識が濃密に詰まっているミステリー。
鷹央の不遜な態度と秘密主義はそれなりにトンデモ設定なので受け入れるまで時間がかかるんだけど、今回のお話はすごく良かった……。
一巻ではお姉さんを恐れるというウイークポイントに人間らしさを感じましたが、今回は鷹央の感情をヒシヒシ感じることが出来て一気に読んでしまいました。
医者として何もできないと思うやるせない思いに涙してしまう……

今回は鷹央と小鳥先生の距離感って言うか言葉使いや態度も少し変わった気がします。
「振り回されっぱなし」からそこそこ使える雑用くらいには認識が変わったんじゃないかな。とか。
小鳥先生も今回はフォローに頑張ってたなぁとか。ちょっとした万感の思いがありますw

次巻も期待!
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No.4:
(5pt)

本格的な医学系推理小説

シリーズ2巻目。おもしろい。死と向き合わざるをえない、医者の苦悩もきちんと描かれている。
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No.3:
(3pt)

萌えないヒロイン

面白いですが、鷹央の性格が破綻しているのと、医療業界の現実が時として後味が悪いと感じることがあります。
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No.2:
(4pt)

医療ミステリー・シリーズ第2弾

シリーズ第2弾。今回もオトコ言葉の破天荒女医・天久鷹央が病院内で起きる謎や事件を解き明かす。

ラノベチックな作品ではあるが、著者の医療知識に裏付けられた医療ミステリーは面白い。

『甘い毒』『吸血鬼症候群』『天使の舞い降りる夜』の三編に加え、プロローグとエピローグを収録。いずれも、温かい結末にホッとする。
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No.1:
(5pt)

破天荒な推理

毎話のオチが気になるのでもったいないと思いながらも一気に読んでしまった
1コーラに毒と思いきや…
2血液パックが無くなったのは実は
3天使は誰のため?

モラルもへったくれもない?鷹央だが最後の話で人間味が湧いた

一巻もそうだが最後の読後感がすっきりしていて好印象でした
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