(短編)

遊戯

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評判

遊戯の評価:

4.30/5点 レビュー 20件。 A ランク

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平均点4.30pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全34件 21〜34 2/2ページ
No.14
(4pt)

最後のミステリー

ただ残念です。
気骨があり、非常に魅力的な文章を書く私の好きな作家藤原さんの遺作。
未完で終わってしまった。
藤原さんの小説の主人公はいつも格好よすぎる。今回の派遣会社社員の本間も然り。さめていてしかしやさしくクレバー。本当にこんな男性実際にいたらノックアウトです。
そしてヒロインのみのり、インターネットゲームで知り合った二人を軸にストーリーは進み、そこにストーカーと思しき不気味な自転車の男の影、父が残した拳銃、二人の関係、まだまだ話は続いたと思うのですが、書き残したまま天国に旅立たれた藤原さん。
藤原さんの小説で大好きだったのはストーリーもそうですが、登場人物の描き方でした。
今回のみのりも小説から飛び出してきそうな躍動感、そして謎の男の不気味な存在感。そして本間の孤独な優しさ。
とても残念ですが、最後まで自作の小説の主人公のごとく素敵だった藤原さん
今まで素敵な小説をありがとうございました。
遊戯 Amazon書評・レビュー: 遊戯より
4062142333
No.13
(4pt)

最後のミステリー

ただ残念です。
気骨があり、非常に魅力的な文章を書く私の好きな作家藤原さんの遺作。
未完で終わってしまった。
藤原さんの小説の主人公はいつも格好よすぎる。今回の派遣会社社員の本間も然り。さめていてしかしやさしくクレバー。本当にこんな男性実際にいたらノックアウトです。
そしてヒロインのみのり、インターネットゲームで知り合った二人を軸にストーリーは進み、そこにストーカーと思しき不気味な自転車の男の影、父が残した拳銃、二人の関係、まだまだ話は続いたと思うのですが、書き残したまま天国に旅立たれた藤原さん。
藤原さんの小説で大好きだったのはストーリーもそうですが、登場人物の描き方でした。
今回のみのりも小説から飛び出してきそうな躍動感、そして謎の男の不気味な存在感。そして本間の孤独な優しさ。
とても残念ですが、最後まで自作の小説の主人公のごとく素敵だった藤原さん
今まで素敵な小説をありがとうございました。
遊戯 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 遊戯 (講談社文庫)より
4062763656
No.12
(4pt)

藤原伊織が読者に最後に残したミステリー

「小説現代」に発表された連作短編で、一作ずつが読み切りになっている。だから一作目の「遊戯」なんか、それだけ読むとミステリー要素なしで、ちょっと純文っぽくも楽しめる。主人公2人の男女の関係性なんて、いつも以上にドライでミスマッチで、ちょっと村上春樹の小説を髣髴とさせる。まぁ拾った小石とかオルゴールといったマテリアルから過去の記憶を紡ぎ出すといったセンチメンタリズムは藤原伊織のものだけど。まぁ、甘甘じゃないやせ我慢、節度はあるけどね。
 それにしても、著者逝去のため、本作は未完となっていて、これって藤原伊織が読者に最後に残したミステリーだよね。あの自転車男がこのあと、どう主人公2人に絡んでくるのかっていう。実際はあと1、2回あったんだろうけど、この謎解きっていうか、完結編の競作ってアイデアも面白いと思う。もちろん、パスティーシュのクオリティーが必要だけど。ま、そうなると現実、無理か。このままミステリーとして終わらせる、読者各自の想像に委ねるってほうが、やっぱいいのかもね。
 いつもながら、広告業界のディテールはさすがで、物語としてのリアリティー、説得力が増す。
 それにしても、藤原伊織の新しい小説がもう読めないってのは残念だなぁ。合掌。
遊戯 Amazon書評・レビュー: 遊戯より
4062142333
No.11
(4pt)

藤原伊織が読者に最後に残したミステリー

「小説現代」に発表された連作短編で、一作ずつが読み切りになっている。だから一作目の「遊戯」なんか、それだけ読むとミステリー要素なしで、ちょっと純文っぽくも楽しめる。主人公2人の男女の関係性なんて、いつも以上にドライでミスマッチで、ちょっと村上春樹の小説を髣髴とさせる。まぁ拾った小石とかオルゴールといったマテリアルから過去の記憶を紡ぎ出すといったセンチメンタリズムは藤原伊織のものだけど。まぁ、甘甘じゃないやせ我慢、節度はあるけどね。
 それにしても、著者逝去のため、本作は未完となっていて、これって藤原伊織が読者に最後に残したミステリーだよね。あの自転車男がこのあと、どう主人公2人に絡んでくるのかっていう。実際はあと1、2回あったんだろうけど、この謎解きっていうか、完結編の競作ってアイデアも面白いと思う。もちろん、パスティーシュのクオリティーが必要だけど。ま、そうなると現実、無理か。このままミステリーとして終わらせる、読者各自の想像に委ねるってほうが、やっぱいいのかもね。
 いつもながら、広告業界のディテールはさすがで、物語としてのリアリティー、説得力が増す。
 それにしても、藤原伊織の新しい小説がもう読めないってのは残念だなぁ。合掌。
遊戯 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 遊戯 (講談社文庫)より
4062763656
No.10
(5pt)

藤原伊織らしい遺作

今年5月に他界された藤原伊織氏の遺作です。表題作「遊戯」は残念なことに未完で、解決されていない部分も多いのですが、終わり方にそれほど中途半端な印象はありません。もう一篇の「オルゴール」は短編ですがこちらは完結しています。どちらも、初期の作品に比べると穏やかな作風ですが、人物描写も素晴らしく藤原氏らしさがでています。今後この作者の作品がもう読めないと思うと本当に残念です。これまでの作品をもう一度読み直そうと思います。
遊戯 Amazon書評・レビュー: 遊戯より
4062142333
No.9
(5pt)

藤原伊織らしい遺作

今年5月に他界された藤原伊織氏の遺作です。表題作「遊戯」は残念なことに未完で、解決されていない部分も多いのですが、終わり方にそれほど中途半端な印象はありません。もう一篇の「オルゴール」は短編ですがこちらは完結しています。どちらも、初期の作品に比べると穏やかな作風ですが、人物描写も素晴らしく藤原氏らしさがでています。今後この作者の作品がもう読めないと思うと本当に残念です。これまでの作品をもう一度読み直そうと思います。
遊戯 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 遊戯 (講談社文庫)より
4062763656
No.8
(5pt)

傑作だった・・・

先日藤原伊織氏が他界した。まだ若かったのに・・・と思っていた矢先に、本書が出版された。迷わず手に取った。本書は未完であった。
 しかし惜しい。こんなにワクワクしたものは久し振りだったから、余計に惜しい!非常に残念である。失礼かもしれないが、まだまだ感覚も若い。それなのに・・・
 続きが読みたくて体の震えが止まらない・・・・。
 しかしながら、今はただ故人のご冥福を祈るだけである。
 高級なミステリーをありがとう。
遊戯 Amazon書評・レビュー: 遊戯より
4062142333
No.7
(5pt)

傑作だった・・・

先日藤原伊織氏が他界した。まだ若かったのに・・・と思っていた矢先に、本書が出版された。迷わず手に取った。本書は未完であった。
 しかし惜しい。こんなにワクワクしたものは久し振りだったから、余計に惜しい!非常に残念である。失礼かもしれないが、まだまだ感覚も若い。それなのに・・・
 続きが読みたくて体の震えが止まらない・・・・。
 しかしながら、今はただ故人のご冥福を祈るだけである。
 高級なミステリーをありがとう。
遊戯 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 遊戯 (講談社文庫)より
4062763656
No.6
(5pt)

次作がもうないのかと思うと本当に残念

先日ガンで亡くなった藤原伊織氏の遺作である。病床で何を想いながら書いていたんだろうと考えながら読破したのだが、これまでの作品に負けず劣らず素晴らしい中編集に仕上がっている。彼の文章に何で惹かれるのだろうかと時々考えるのだが、おそらく、すべてがすべてを明文で語りきらず、むしろ行間で勝負しているところにあるのではないだろうか。主人公が必ずと言っていいほど30〜40代の男性という設定だからということもあるが、文章を読みながらこちらのイマジネーションがどんどん刺激され、感情移入し、自分で行間を埋めていってしまうのである。こういう読者の主観を利用する手法なので、きっと、小説から受ける心証や読後感の振れ幅も読者によって相当大きいのではないか。とにかく、もう彼の小説を読めないのかと思うと本当に残念である。
遊戯 Amazon書評・レビュー: 遊戯より
4062142333
No.5
(5pt)

次作がもうないのかと思うと本当に残念

先日ガンで亡くなった藤原伊織氏の遺作である。病床で何を想いながら書いていたんだろうと考えながら読破したのだが、これまでの作品に負けず劣らず素晴らしい中編集に仕上がっている。彼の文章に何で惹かれるのだろうかと時々考えるのだが、おそらく、すべてがすべてを明文で語りきらず、むしろ行間で勝負しているところにあるのではないだろうか。主人公が必ずと言っていいほど30〜40代の男性という設定だからということもあるが、文章を読みながらこちらのイマジネーションがどんどん刺激され、感情移入し、自分で行間を埋めていってしまうのである。こういう読者の主観を利用する手法なので、きっと、小説から受ける心証や読後感の振れ幅も読者によって相当大きいのではないか。とにかく、もう彼の小説を読めないのかと思うと本当に残念である。
遊戯 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 遊戯 (講談社文庫)より
4062763656
No.4
(5pt)

未完に終わったのが無念です

インターネット上のゲームサイトで、
31歳の男性と20歳の女性が知り合うところから、物語は始まる。
1編50ページほどの短編集である。
しかしそれぞれの短編がつながっているから、
連作短編集というより、長編の中の1つの「章」として読んだほうがいいと思う。

しかし残念なことに第5編の「回流」で、未完となっている。
「回流」が発表されたのが2006年の3月。
藤原伊織さんがなくなったのが2007年の5月だった。

主人公の一人である31歳の男性が父親の「遺品」として持っている拳銃。
もう一人の主人公の女性の父親は刑事。
そこに、スーツを着て自転車に乗った謎の男が……。

物語はここからどう進むのか、藤原伊織が用意していた結末は……。
カバー写真にある弾丸と、針金でつくられた自転車が何を意味するのか。
すべては謎のままだ。

藤原伊織ファンでなくとも、何が何でも読みたいところで終わってしまっている。
しかし、未完とはいえ、充分に読み応えはある。

もうひとつ。遺作となった「オルゴール」。これがいい!
中編だが、こちらは完結している。ひと言で言うと、切ない物語である。
だから、買って決して後悔はしない本だと思う。

最後にこの切ない作品を残し、おそらくは長編ミステリーになるはずだった
「遊戯」を未完にしたまま亡くなったことが、
藤原伊織という作家をそのまま象徴しているように思う。

「遊戯」から始まる連作は未完に終わっている小説だから、
いくら読み応えがあるとは言っても消化不良はあるだろう。
しかし私はこの本を、藤原伊織さんの「遺品」として買い求めた。
大切にしたい。
遊戯 Amazon書評・レビュー: 遊戯より
4062142333
No.3
(5pt)

未完に終わったのが無念です

インターネット上のゲームサイトで、
31歳の男性と20歳の女性が知り合うところから、物語は始まる。
1編50ページほどの短編集である。
しかしそれぞれの短編がつながっているから、
連作短編集というより、長編の中の1つの「章」として読んだほうがいいと思う。

しかし残念なことに第5編の「回流」で、未完となっている。
「回流」が発表されたのが2006年の3月。
藤原伊織さんがなくなったのが2007年の5月だった。

主人公の一人である31歳の男性が父親の「遺品」として持っている拳銃。
もう一人の主人公の女性の父親は刑事。
そこに、スーツを着て自転車に乗った謎の男が……。

物語はここからどう進むのか、藤原伊織が用意していた結末は……。
カバー写真にある弾丸と、針金でつくられた自転車が何を意味するのか。
すべては謎のままだ。

藤原伊織ファンでなくとも、何が何でも読みたいところで終わってしまっている。
しかし、未完とはいえ、充分に読み応えはある。

もうひとつ。遺作となった「オルゴール」。これがいい!
中編だが、こちらは完結している。ひと言で言うと、切ない物語である。
だから、買って決して後悔はしない本だと思う。

最後にこの切ない作品を残し、おそらくは長編ミステリーになるはずだった
「遊戯」を未完にしたまま亡くなったことが、
藤原伊織という作家をそのまま象徴しているように思う。

「遊戯」から始まる連作は未完に終わっている小説だから、
いくら読み応えがあるとは言っても消化不良はあるだろう。
しかし私はこの本を、藤原伊織さんの「遺品」として買い求めた。
大切にしたい。
遊戯 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 遊戯 (講談社文庫)より
4062763656
No.2
(5pt)

遺作の謎は絶対解けない。

インターネット上のビリヤード対戦サイトで知り合った男女。
男は派遣会社勤務だが、何故かベッドにつくときにいつも拳銃を手にする。
女はアパレル会社を退社したばかりだが、モデル事務所にも登録をする身長180センチの長身。
この二人が関わるうちに謎の男が現われて…。
藤原伊織さんは、この奇妙な短編群で、読者を何処へ導いていこうとしたのでしょうか。
未完に終わっているのが本当に口惜しい。
「遊戯」、「帰路」、「侵入」、「陽光」、「回流」の5編までが書かれたところで、
藤原さんが亡くなったのです。
多分あと3編か4編で完結させるつもりだったはず。
主人公の元に遺された拳銃は、何らかの事件に関わっているのか。
女との関係は。
そして、謎の男の正体は。
ああ、続きが読みたい! 
遺作となった短編集に、誰にも解けない謎を残していくあたり
やはり藤原さんらしいですね。
遊戯 Amazon書評・レビュー: 遊戯より
4062142333
No.1
(5pt)

遺作の謎は絶対解けない。

インターネット上のビリヤード対戦サイトで知り合った男女。
男は派遣会社勤務だが、何故かベッドにつくときにいつも拳銃を手にする。
女はアパレル会社を退社したばかりだが、モデル事務所にも登録をする身長180センチの長身。
この二人が関わるうちに謎の男が現われて…。
藤原伊織さんは、この奇妙な短編群で、読者を何処へ導いていこうとしたのでしょうか。
未完に終わっているのが本当に口惜しい。
「遊戯」、「帰路」、「侵入」、「陽光」、「回流」の5編までが書かれたところで、
藤原さんが亡くなったのです。
多分あと3編か4編で完結させるつもりだったはず。
主人公の元に遺された拳銃は、何らかの事件に関わっているのか。
女との関係は。
そして、謎の男の正体は。
ああ、続きが読みたい! 
遺作となった短編集に、誰にも解けない謎を残していくあたり
やはり藤原さんらしいですね。
遊戯 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 遊戯 (講談社文庫)より
4062763656