神楽坂謎ばなし
評判
神楽坂謎ばなしの評価:
3.33/5点 レビュー 3件。 - ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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落語シリーズの開幕。
祖母と暮らす女性編集者が、たまたま、まったく知らなかった落語家の本の編集をまかされ、そこから飯田橋の〈神楽坂倶楽部〉に足を踏み入れるという本筋と、名も知らなかった父親が実は、というすじが合体する第一巻(と思われます)。
幼児期の記憶にあった呪文のようなものが、落語の一節だったり、落語家が本にふってきたルビが江戸前の言葉で、うっかり直してしまい、怒られたり、また老落語家が演じた大ネタの落ちが実は・・・とほろりとさせられたり、落語の世界にくわしい著者ならではの趣向が、あちこちにちりばめられています。
落語を愛する著者ならではの、楽屋ふくめてのこってりした味わいが胸にしみます。
後半でようやく落語の世界に入りこんだヒロインが、ユニークな立場(詳しくは明かせませんが)で、今後どんなふうに落語の奥深い世界にかかわっていくのか、次巻が待たれます。