赤い指

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赤い指の評価:

3.98/5点 レビュー 301件。 A ランク

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平均点3.98pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全388件 381〜388 20/20ページ
No.8
(3pt)

類型的な家族像

一気に読ませる作品。人の激しい怒・哀など表現する筆が冴えている。
しかし、胸がふさがれる暗い気持ちにさせられる。
マスコミでセンセーショナルにとりあげられるような「家族問題」、いわゆる嫁姑・高齢化・ひきこもり問題などを類型化して人物を造形しているように思った。そういう意味では、この作者は家族というものに対して、貧弱な想像力しか持たないのではないか、と疑われる。
センセーショナルな内容、吊り広告も装丁も面白いし、売れる本ではあるのだろう。しかし値段だけの読み応え、心に響くものがあるかは疑問。
家族とは、そんなに悪いものではない。人生もそう悲観すべきものではない。完璧などないけど、みな希望を持って、できるだけのことをして懸命に生きているのだ。
こんな呪いのような本を読んだら、今の世の中で結婚して子供を持つこと、この世に生まれてくることすら、恐ろしいリスクであるかのように感じてしまう。
作者はこのような作品を書いて、何を伝えたかったのであろうか?結婚も子を持つことも、やめといたほうがいいよ、ってことですか?
リアルさの追求という意味でも、家族それぞれの内面という意味でも、村上龍の「最後の家族」のほうがよかったので、これを読んで(作者の狙いどおり)家族というものがこわくなった人には、そっちをお奨めします。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.7
(3pt)

「東京タワー・・」のコインの裏側を見るような・・

 リリー・フランキー著作『東京タワー・・』の後で読んだので愕然とした。
バスタオル1枚使い果たすほどの涙・鼻水が出なかった代わりに、救いよう
のない現代の家族関係が描写されている作品ではある。これがコインの裏側
の意味でもある。
 しかし東野の描く家族像はどれも類型化されすぎで、それを文章で表現
しようとしすぎるせいなのか、やや説明が多いように感じた。登場人物で
生きている実感を持っているものが少ない。ミステリー主体として考えれ
ば良い作品だと断言できるだけに感情移入できないもどかしさを感じる。
泣けなかったし、感心できなかったし、感情を高ぶらせることすらなかった。
構成の良さ等、作者を誉めることしかできないのであれば僕の評価は50点
が限界だ。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.6
(5pt)

『東京タワー』と同じ・・・!!

この本を読んだ直後、姉に母に父に薦めたいと強く思いました。これは、リリーフランキーさんの『東京タワー』を読んだあとの感覚と非常に似ているものでした。しかし、『東京タワー』とは全く違う親子、家族のあり方がここにはあります。
こんなに家族について考えさせられるミステリーは見たことがありません。というか、これをミステリーと呼んでいいのでしょうか?
東野作品トップ3に入ります!!
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.5
(5pt)

家族の絆とは・・・

いじめに遭い心を閉ざした息子、息子の顔色を伺う妻、認知症の母親・・・。
それらから、仕事を理由に家族から逃げるサラリーマン・前原の悪夢の2日間が始まる。
直木賞受賞後第一作。
加賀恭一郎シリーズ第7弾は、現代の家族の抱えるさまざまな問題点を描いた。
前6作を読んでいなくても、話が分かる作りになっている。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.4
(5pt)

贖罪の仕方

かなり激しく心を揺さぶられます。程度の大小ことありすれ、誰もが持っている、慙愧の念をどう克服するか、という思いを描ききった作品だと思います。深い深い後悔に対して、それへの贖罪のあり方を、問いかけているように思います。内省的で、自律的で、かつ、「男は黙ってサッポロビール」的な、自分が何を考えそうしているのかを誰にも明かそうとせずに、その贖罪をしようとする、人間像に心惹かれます。
ただ、あえて言えば、年老いて痴呆症となった母についての設定は、やや無理があるように思いますし、リアリティを損なうように思いますが、筆者はそうまでしてまで、前段の主題を描きたかったのだろうかと推察しています。
東野圭吾作品は全て読んでいますが、異なった視点から、よくぞここまで人間の心理のあやと動きを描ききるものだと、この人は天才だと、読後にはいつも思います。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.3
(5pt)

家族の絆って…

ハッキリ言って最初の方は読んでいて気分が悪くなった。人間の老いや人間の異常性が生々しく思えて読むのが辛かった。しかし!さすが東野さんです。加賀さんが出てきてからはいつも以上に引き込まれました。家族の絆はないようであるのかな…。でも本人の思いなんてたとえ家族であろうと理解出来ないものなんでしょう。それが悲しいですね。そして最近の犯罪ってこんな理由がほとんどなんだろうな。今回の加賀さんはパートナーがパートナーだけに今までとは違っていて、内面の加賀さんが強く出ていたと思う。それもまたかっこよくて素敵でした。そして加賀さんたちのような父子関係も一つの家族の絆として美しく思えました。最後にはやはり号泣…。タイトル「赤い指」もうまい!
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.2
(3pt)

佳作

推理する部分があまりないので、要するに「家族とは何か?」がテーマ。東野なりの問題提起、結論は描かれているが……「東野って、恋愛にしろ家族愛にしろ、愛を書くのが苦手?」と邪推してしまう。別に内容が悪いわけではないから、上手く邪推の理由が説明できないが……とりあえず、個人的に違和感があった。読んで問題はない佳作、しかし個人的に好きにはなれない作品。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264
No.1
(5pt)

年をとるって、家族って悲しいと思った。

どうして、「赤い指」なのか? それは、読んでみて初めてわかる事だと思います。東野圭吾特有の世界はやはり読み応え十分です。惹き付けられるように読んでしまうのは、宮部みゆきと桐野夏生と東野圭吾位でしょうか?東野フリークなら、読んで「ああ、正解だった」というような感想です。
赤い指 Amazon書評・レビュー: 赤い指より
4062135264