その女アレックス

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評判

その女アレックスの評価:

3.65/5点 レビュー 475件。 B ランク

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平均点3.65pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全300件 261〜280 14/15ページ
No.40
(5pt)

文化の違い

内容については他の懇切丁寧なレビューがゴマンとあるので一点だけ。あちこちにばらまかれた,ひねりが利いたというか,斜に構えたというか,思わず微苦笑させられる細部の表現がいかにもフランス人作家らしくて,この辺りが文化果つるアメリカものとの最大の違いだろう。しかもゴンクール賞もらっているのだけど,余り強調されていないのは日本では仕方ないか。本書の読み応えは,出版社のキャッチコピーがお間抜けに思えるほどのレベルにある。
その女アレックス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: その女アレックス (文春文庫)より
416790196X
No.39
(4pt)

どんでん返しではないが・・・・

話題作のその女アレックス、読みました。
書評にあるような大どんでん返しという感じは受けませんでしたが、ミステリーとしてはとても面白く読めました。
3部構成で起承転結がはっきりしているのと、二部、三部に進むにつれて展開が加速するのでどんどん引き込まれていきます。
こんな展開の仕方があったのねえ、と感心することしきりです。
先が気になってしょうがないので急いで読んでしまったのですが、結末を知ってから再読するとあちこちに結末に向けての伏線が張り巡らされているのですね。再読をお勧めします。

ネタバレになるので詳細は書きませんが、後半のアレックスの心理描写と現実が食い違っているように思えます。ミスディレクションを狙ったのだとしたらちょっと残念です。ということで☆ー1です。
その女アレックス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: その女アレックス (文春文庫)より
416790196X
No.38
(5pt)

多くのミステリファンが満足できる傑作

傑作ミステリが、フランスからやって来た──。
ミステリ系に強いレビュワーさんからの貴重な情報により、キンドル版を予約販売で購入、2014年11月28日の発売日に、ダウンロードしました。

読後の率直な感想として、期待していたとおりの出来栄えで、満足しています。
フランスのミステリに多く見られるのは、「捻りの効いたサスペンス」。
そんなフレンチ・ミステリの伝統的作風を踏まえた良作と言えるでしょう。

本作品は、三部構成。
第一部は、題名にもなっている女性、アレックスが、何者かに誘拐され監禁されてしまうことで幕を開けます。
このアレックスの視点の章と、誘拐時の目撃情報により捜査を開始した、パリ警視庁カミーユ警部の視点の章が交互に描写されるのを読むと、誰しも「誘拐サスペンス」と感じてしまうことでしょう。
ところが、第一の捻りが第二部に待ち構えており、多くの読者は、これが単なる「誘拐サスペンス」ではないと、気づかされることになるはずです。
さらに──第三部にも捻りが仕掛けられており、物語は全く予想もつかない展開となっていくのです。
そして、「その女アレックス」の驚くべき真相が明らかとなるラストへ向けて、一気に突き進んでいく…。

既に多くのレビュワーさんが高評価しているのも納得の逸品。
今年(2014年)だけでなく、長きにわたり、傑作として記憶される作品なのではないかと、感じています。

追記:上記は、読後すぐに執筆したもの。
あれから数日を経て、冷静になって考えてみると、ある矛盾に気づきました。
それは、ラストの真相を知ったうえで、第一部のアレックスの心理描写のある部分を読むと、そのように考えたりはしないだろう、というものです。
ただ、この部分をマイナスにしたとしても、もとの評価が満点を突き抜けているので、満点には変わりないのですが…。
その女アレックス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: その女アレックス (文春文庫)より
416790196X
No.37
(5pt)

大反響!たちまち増刷!(帯より)

久しぶりにミステリー小説が読みたくなり
Amazonで検索すると...

赤いロングヘアと
破れたストッキングを履いた白い足が印象的な女性が
ロープでぐるぐる巻きにされている
なにやら怪しげな雰囲気の表紙が目に止まり...

タイトルは『その女アレックス』
なぜか拉致監禁された女性の名が作品名に

ふつうは事件性や
犯人の異常性を現すようなタイトルがつくはずなのに?

とても惹きつけられました

レビューも高評価!

Amazonで購入するつもりでしたが
近所の小さな書店でみかけたので即買いしました

結果...

とても面白くいっきに読んでしまいました!

物語はおおむね拉致監禁された主人公のアレックスと
彼女を捜索するもうひとりの主役カミーユ警部(男だけどニュータイプではない)の
2人の視点が交互に入れ替わるかたちで進んでいきます

各章も短めにされているので
スピード感をもって読めるし
切りの良いところで中断もしやすいように
工夫されているのには好感がもてました

また人物設定や思考の表現がすばらしく
登場人物に感情移入がしやすいため
読んでいて面白い!

そして事前に細かな仕掛けがされており
後で「ああ...だからそうだったんだ」と思えます

原書は本国フランスでシリーズものではないものの
カミーユ警部が登場する4作品のうちのひとつのようです

日本でも2014年9月10日の第1刷から3ヶ月間で
第5刷まで実施されています
Amazonでも一時品切れになっていました
それだけ評判がよいのでしょうね

最後に原書も素晴らしいのでしょうが
翻訳も素晴らしいのだと思います
まるで初めから日本語で書かれた作品のように
読むことができました

この本の出版に関わった方はグッジョブだと思います
その女アレックス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: その女アレックス (文春文庫)より
416790196X
No.36
(5pt)

危険な狂気の女アレックスの短くも凄絶な悲劇の人生に哀れみが込み上げる慟哭の物語。

2014年度の翻訳ミステリー界を代表する過酷で歪んだ現代社会が生み出した凄まじいど迫力の問題作です。本書を読むと時代が進むにつれて残酷さやグロテスクさがどんどんエスカレートして行って今後この残酷描写は一体何処まで行くのだろうかと気の弱い私は不安に感じておりまして、どうか映画化の際には殺人シーンにくれぐれも配慮をお願いしたいと思います。ヨーロッパのミステリーが最近人気を得ているのは間違いなくこの陰惨なバイオレンス性や狂気すれすれの人間ドラマの部分にあると思えますが、でもこの作品では捜査陣の警察の側に束の間のユーモアや虐げられた人間への哀れみの心を入れる事で陰惨さを和らげて唯々陰鬱なだけのドラマにはしない気配りが為されています。
気ままな独身女のアレックスが突然謎の男に誘拐され拷問の様な窮屈な檻に閉じ込められる。一方、目撃情報を受けたパリ警視庁では過去に誘拐事件で妻を殺されたトラウマを持つカミーユ警部を中心に捜査が開始されるが、被害者の身元もさっぱり解らず最初から苦戦が予想されるのだった。
本書の魅力として、まずパリ警視庁のチームワーク抜群な四人の刑事が素晴らしいです。ル・グエンは部長とあって慎重にならざるを得ず存在感は薄いですが、でも部下を守り抜き上との調整役を務める手腕は頼りになります。ルイは優雅で常に冷静さを失わないイケメン刑事で、アルマンはしみったれのどケチ男ですが実はそれだけの人間ではないのですね。そして主役のカミーユ警部はある事情により百四十五センチの身長のコンプレックスを抱えながら、人一倍のガッツの持ち主でカッと頭に血が上りやすい癇癪もちですが、愛猫ドゥドゥーシュを愛し人の痛みに理解を示す優しさも持ち合わせている愛すべき人物です。彼ら四人が事件の上っ面だけを見るのでなく全てを徹底的に解明する姿勢は素晴らしく、最後の疑惑に満ちた部分だけはやや判断に迷いますが架空の小説限定であれば是認したいと思います。さて、本書のトリックですが、第1部で極限状況にある人間のギリギリの忍耐と底力で読者の度肝を抜き、第2部では正視に堪えない狂気の殺人シーンで戦慄を覚えさせ、そして第3部で静かに全ての事件のからくりを暴いてみせるという見事な構成で組み立てられています。最後にこの作品全体の中心アレックスについてですが、人として絶対に容認する事はできませんが、凄絶な悲劇の人生という意味では無理もないなと思えて唯々哀れみが込み上げて来ますね。世の中がイエス・キリストみたいな人ばかりならこんな事は起こり得ないですが、人間は神さまではないからそうも行かないでしょうね。私が気になった最大の疑問は、彼女がストレートな激情に走らずに最後の仕掛けでどうしてこんな回りくどい方法を取ったのかという点ですが、きっとその理由は言われなき理不尽さを味わわせて最後まで苦しめてやりたいという強烈な怨念だったのでしょうね。
作家とはありがたいものでこの作品で脚光を浴びた事により旧作「死のドレスを花婿に」も再び注目されて陽の目を見る事になって誠に喜ばしいです。推理ファンは本書でこの作家なら間違いないだろうと強い確信を得たと思いますね。そこで今後は特にカミーユ警部の登場する残り3作品を(例えこれ程のインパクトはなくとも)ぜひとも訳出して欲しいと望みますので一日も早い紹介の時を待ちたいと思いますね。
その女アレックス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: その女アレックス (文春文庫)より
416790196X
No.35
(5pt)

久々に感動した

多くの人がおよそのストーリーを書いているのでそれは省略します。最後に真相が明らかになり、その事実を知った上で、ある場面を読み返さずにいられませんでした。なぜあのような心理描写なのか、なぜ泣いているのかが分からなかった箇所が、2度目には胸が詰まって涙してしまいました。サスペンスで読み終わった後で読み返して泣くなんてはじめての経験でした。是非、人生で一度は読むべき本の1冊だと思います。
その女アレックス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: その女アレックス (文春文庫)より
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No.34
(4pt)

純粋な警察小説

購入のきっかけになった本書の紹介文は、ネタバレになるから多くは語れないというものであった。
もちろん期待は高まるわけで、事実最初から最後までハラハラしながら読むことができた。中でも読者の心理に働きかけるプロットの構成は、お見事と言わざるを得ない。
既に平積みしている書店もあるように、おそらくは年末にかけてさらに注目度の上がる作品だと思う。しかしながら、正直「どんでん返し」や「予期せぬ展開」を期待し過ぎるのはやめた方が良い。
そこにばかり気を取られ、純粋に物語自体を楽しめなくなるのは実に惜しいからだ。
むしろ、大きな心の傷を抱えた主人公の刑事カミーユと彼を取り巻く同僚たちとの関係(絆)がこの小説のメインであり、一番の読みどころだろう。
その女アレックス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: その女アレックス (文春文庫)より
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No.33
(5pt)

私の今年のベスト10上位候補

これは久々に一気読みしました。電車の中で読むのが待ち遠しいくらいです。ネタバレはこれこそ犯罪と言える面白さ。違うスリラーを1冊に3冊分詰め込んだ展開です。キャラクター、アイデア、ストーリーの全てが活きているという久々の小説。正直前半はまたこういう話かと思いました。たぶん全員が思うでしょう。しかしあれ?と思っていると別の話になり、こうきたか!と思っていると、また別の話になるのです。しかし全てがつながっています。映画化の準備もされているようですが、うまくやってほしい。「ボーンコレクター」みたいに失敗しないで。デビッド・フィンチャー監督で観たいです。
その女アレックス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: その女アレックス (文春文庫)より
416790196X
No.32
(4pt)

すごい。すごすぎる。

最初のドンデンの後、少しダレダレ。予測不能の展開とあるが、どう展開させる気なのか? と、やきもきして読み進めると、鳥肌もののラストが。少しダレダレの部分に、全部意味があったという点、「白夜行」みたい。でも、その行為がすごすぎる。明るみになった真相で、すごすぎる行為が納得でき、全身が震える。な、だけに、読後感悪い。すごいんだけど、この重さ何とかして!で、星ひとつマイナス。
その女アレックス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: その女アレックス (文春文庫)より
416790196X
No.31
(5pt)

なんとも不思議な読書体験

久々にレビューを投稿する気になった。
ネタバレになることは書きたくない。とにかく読んでほしい。
その女アレックス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: その女アレックス (文春文庫)より
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No.30
(4pt)

作者ルメートルの仕掛ける策略に翻弄されることを楽しむ小説

パリの路上で一人の女性が突然拉致される。目撃者の証言をもとにパリ警視庁の刑事カミーユ・ヴェルーヴェンらは被害者の行方と犯人を追うが、誘拐の目的すら判明しない。わずかな手がかりから警察は犯人をあと一歩のところまで追い詰めるが、予期せぬ展開から犯人を逮捕することができず、誘拐の被害者の場所は突き止められない…。
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 フランスの作家ピエール・ルメートルによるヴェルーヴェン警部シリーズの、本国では第2作にあたり、本邦ではシリーズ初訳という作品です。
 第一部では誘拐された理由も明らかにされぬまま、陰惨な手口の女性拉致事件の顛末が描かれます。第二部に突入すると一転、全き被害者であったはずの無垢な女性が、予期することなどおよそ不可能な驚愕の行動をとりつづけていきます。そして驚きはそこでとどまらず、第三部になだれ込むと、またしても読者の底の浅い予想をあざ笑うかのように、事件全体のうら悲しい真相が立ち現れてくるのです。
 物語の進行につれて、<その女アレックス>に対する読者の印象が目まぐるしく二転三転すること間違いありません。

 第一部で誘拐犯が警察の眼前で取った唐突な行動が理屈に合っているとは言い難い点や、第三部で刑事たちが被害女性の親族に対してとる言動が、真相究明のための理屈だった推理というには無理がある点など、粗が目立つ箇所もひとつやふたつではありません。
 しかし読了後にこの物語が真相究明よりも“正義”を下すことに軸足を置いていたことが見えてくると、そうした粗に目くじらを立てることよりも、作者ルメートルの仕掛ける策略に翻弄されることを素直に楽しめば良いと思えてきます。一筋縄ではいかない大人のミステリー小説を読み終えた充足感をこそ重視するべきだとの強い思いがしてきます。

 無理のない訳文に助けられ、およそ450頁の紙数にも臆することなく読み進めることができました。

*323頁「習い性」に「ならいしょう」とルビがふってありますが、「ならいせい」が正しい表記です。

*343頁「手を大きく降りながら」とありますが、正しくは「手を大きく振りながら」です。漢字の変換ミスが校閲をすり抜けてしまったようです。
その女アレックス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: その女アレックス (文春文庫)より
416790196X
No.29
(5pt)

「シンデレラの罠」とは全く別の方法で、「私は犯人であり、被害者であり、証人でもある」という離れ業を成し遂げた傑作

巧緻の限りを尽くした驚異的作品。サイコ・キラーを扱った警察小説の体裁を取りながら、同じくフランス・ミステリ作家のセバスチャン・ジャプリゾ「シンデレラの罠」とは全く別の方法で、「私は犯人であり、被害者であり、証人でもある」という離れ業を成し遂げた傑作である。全体の構成手法が素晴らしい。三部構成なのだが、各部毎に、本作に対する読者の"見方"を目まぐるしく変化させ、読者を謎の迷宮とサスペンスに惹き込む手腕が卓抜。

警察側の主人公であるカミーユ警部を初めとして、刑事陣の造形も良く出来ている。カミーユは身重の妻を誘拐殺人されたトラウマを持っているのだが、これが冒頭の女性誘拐と繋がっている辺り巧い。有能だが極端な吝嗇家のアルマンも共感を持てて微笑ましい。全体として陰惨な本作において良いアクセントとなっている。

フランス・ミステリには時々こうした着想外の傑作が出るものだと改めて感心した。ミステリ界にとっては、本年度一番の収穫と言って良いのではないか。ミステリ・ファンの方には是非一読をお薦めしたい。
その女アレックス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: その女アレックス (文春文庫)より
416790196X
No.28
(5pt)

なるほど・・・・・正義とは

1人の人間でも見方によって、こうも印象が変わるものか・・・・・

犯罪者としてのアレックス
被害者としてのアレックス
少女としてのアレックス
大人としてのアレックス

正義・・・・・見方によっては・・・・・・
読後いろいろ考えさせられる作品でした!
その女アレックス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: その女アレックス (文春文庫)より
416790196X
No.27
(5pt)

今年読んだミステリーの中で最高!

旅行に持っていきましたが、つい読みふけってしまいました。
最近、荒っぽい北欧ミステリーばかり読んでいたこともあって、
とても洗練されていると思いました。各章ごとに、光の当て方が
かわり、面白い。難をいえば、4人の刑事たちが類型的、という
ところでしょうか。
その女アレックス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: その女アレックス (文春文庫)より
416790196X
No.26
(4pt)

アレックスの人生を想って泣いた

多くのレビューに書かれているように、この小説は単なる誘拐犯罪とその救出劇を描いたものではない。
残虐であまりにも乱暴な手口の誘拐から始まり、残忍極まる連続殺人が起こる。
アレックスという一人の女性が、被害者となり加害者となり、その経緯が少しずつ明らかにされていく。
読者は、最後までアレックスが何者なのか、何を目的として不可解な行動を繰り返しているのかを
知りたくてページをめくることになる。
そして、最後に、アレックスという一人の女性の人生、アレックスが喪失したあまりにも大きなものを
衝撃を持って知ることになる。
アレックスには、成し遂げなければならないことがあり、そして、大きな代償を持ってそれを成し遂げた。
罪と罰。善と悪。
読後、しばらくして、同じ女性としてアレックスという女性の人生を想って泣いた。
その女アレックス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: その女アレックス (文春文庫)より
416790196X
No.25
(5pt)

誘拐モノと思いきや…

まぁ予想の範囲だわと読み進めていたが最後でわかる事実にやられた。全てが繋がる感じ。
人物も生き生きと書かれているし、文章も訳文だが作者の文才を感じさせる。
絶対、映画化するなコレ。
その女アレックス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: その女アレックス (文春文庫)より
416790196X
No.24
(5pt)

激しい雨をはしりこんできた気分

いささか「読み」に徹してサスペンスへの構えととっていましたが、シンコペーションで裏リズムへ引き込まれました。
お見事です。
その女アレックス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: その女アレックス (文春文庫)より
416790196X
No.23
(4pt)

一石三鳥な小説

1粒で2度おいしい、いや3度おいしい小説。
1部・2部・3部で読み方がガラッと変わるストーリー。
「ん?」と疑問に思う箇所もあるのだが、サスペンス小説としては
非常によくできていると思う。
特異な設定や、奇抜性のみに頼った小説でないことは
充実したキャラメイクにも表れている。

ストーリーの性質上、あまり多くは語れないのだが
これから読もうとしている方は
ぜひ、まっさらな気持ちで読み始めてほしいと思う。
その女アレックス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: その女アレックス (文春文庫)より
416790196X
No.22
(4pt)

誘拐された少女の救出劇かと思いきや、ストーリーの急転にびっくり!

ここまで急転するストーリは初めて読んだように思います。
どんでん返し、というものは、ラストで展開されることが多いと思いますが、まさか、このタイミングでこう切り替わるかと、大変驚かされました。
 
冒頭で誘拐されるアレックスは、古屋に監禁され、凄惨な目にあわされます。
このままでは、ストーリの最後まで生き延びられないのでは、と、アレックスが憐れで、身震いしながらも、ページをめくる手がとまりませんでした。

一気にストーリーが急転してからは、さらなる壮絶、凄惨なシーンには強烈な恐怖感を覚えつつ、恐怖感の高まり以上に、この事件の真実を知りたいという思いの方がどんどんと強くなっていきました。

さらに、いくつもの事件へとストーリが広く拡大していきます。これらの事件とアレックスとの関係について、結末ではさらなる衝撃が用意されています。
 
捜査側の登場人物が大変特徴的に描かれています。
一人一人の刑事の思考、行動が明確に描かれ、強い印象を残します。
このことが、ストーリ展開のわかりやすさにも繋がっていると感じました。

ラストでは、ストーリをきっちりと仕上げてあるため、これだけたくさんのドキドキと恐怖感を味わわされながらも、読後は不思議なまでのスッキリ感に包まれます。
 
あたかも「オバケ屋敷」から抜け出て、陽光の下に戻ってきた時のような、読み終えたあとはそんな気持ちになりました。
その女アレックス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: その女アレックス (文春文庫)より
416790196X
No.21
(5pt)

う~ん、やられた。

普通のサスペンスだと思っていたら本当に裏切られます。残忍な場面がかなりあるので、その手の描写が無理な人には向いていないかも。でもとにかく面白いし読後感も悪くないです。
その女アレックス (文春文庫) Amazon書評・レビュー: その女アレックス (文春文庫)より
416790196X