その女アレックス
評判
その女アレックスの評価:
3.65/5点 レビュー 475件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全300件 181〜200 10/15ページ
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その女アレックスの評価:
3.65/5点 レビュー 475件。 B ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
昔、私が社会人になりたての頃、小説を書きたくて、いろいろ物語のモチーフを毎日、通勤電車の中で夢想していたものです。そのなかの一つが、最初は主人公は犯罪者として映り、後に、自由への逃亡者として映るようなしかけの物語でした。一方の、主人公をとらえようとする刑事は、最初は正義の人として映り、後に、主人公の行く手を阻む抑圧的な世界の番人のように映ります。
本作品の面白さの秘訣は、そうした読者の視点の切り替えを意識的に使ったということにあるのではないでしょうか。
以下、ネタバレ気味につき注意ーーーーーーーーーーーーーーーー
本作品は、3つのパートからなります。
第一部では、ヒロインであるアレックスが、変質者から拉致され、衰弱死寸前まで監禁される不幸な被害者として映ります。
第二部では、一転して、ヒロインが、行き当たりばったりに、男を残忍な方法で殺害していく、シリアルキラーとして映ります。
第三部では、ヒロインの壮絶な過去が明かされ、ヒロインのやってきたことが、同情されるに足る復讐であることがわかります。
視点が二転三転しつつも、最後までヒロインの動機や計画もわからないので、それなりにひっぱりこまれました。
しかしながら、つっこみどころがないわけではありません。端的に言って、読者に明かされるヒロインのモノローグさえも、実は嘘、あるいは巧妙に事実が伏せられただったというのはアンフェアな感がありますし、一番の復讐相手に対する方法が生ぬるく、偶然に委ねすぎなのではないかという気もします。
まあ、それはそれとして、面白く読むことができたのではないでしょうか。ミステリー好きなら読んで損はないと思います。