(短編集)

さよなら神様

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評判

さよなら神様の評価:

4.04/5点 レビュー 48件。 A ランク

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平均点4.04pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全51件 21〜40 2/3ページ
No.31
(4pt)

踊らされました

子供らしからぬ言動に冷汗をかくも、行動力の限界はしっかりと子供らしいという摩訶不思議ワールドで、自称神様の「答え」に踊らされるキッズをハラハラしながら見守る小説だと思う。
そして、話の結末に私は踊らされた
さよなら神様 (文春文庫 ま) Amazon書評・レビュー: さよなら神様 (文春文庫 ま)より
4167908808
No.30
(5pt)

無謬なる世界

絶望感に寄り添われ、何とかその日暮らししている輩には心に染みいる、世界観。

広がる世界観で表現されるのは、神の無謬性と、小気味よい後味の悪さ。

読み易くもありながら、麻耶雄嵩らしさが溢れた一冊。
費用対効果は最高か、と。

150頁「常に意地悪く犯人の名を告げるだけ。」
さよなら神様 Amazon書評・レビュー: さよなら神様より
4163901043
No.29
(5pt)

無謬なる世界

絶望感に寄り添われ、何とかその日暮らししている輩には心に染みいる、世界観。

広がる世界観で表現されるのは、神の無謬性と、小気味よい後味の悪さ。

読み易くもありながら、麻耶雄嵩らしさが溢れた一冊。
費用対効果は最高か、と。

150頁「常に意地悪く犯人の名を告げるだけ。」
さよなら神様 (文春文庫 ま) Amazon書評・レビュー: さよなら神様 (文春文庫 ま)より
4167908808
No.28
(5pt)

上手いなあ

面白い。摩耶作品は何作か読んでいますが、相変わらず容赦なし。立っている地面がどんどん崩れていくような暗さ。と、思ったら思いがけない逆転。でも、とてもハッピーエンドではないですね。心がザワザワとなりつつ、ページを捲る手が止まりません。文句なく上手いです。とても優秀で人の悪い快作です。
さよなら神様 (文春文庫 ま) Amazon書評・レビュー: さよなら神様 (文春文庫 ま)より
4167908808
No.27
(5pt)

一つの論文のような読み物です。

麻耶作品の中でも、実験的な要素の強い作品です。冒頭に犯人を名指しするのは神様こと、鈴木君なのですが、他のミステリーで犯人が明かされている倒叙物とは一線も二線も違います。

半ば推理する事を越えて物語は進みます。ジュブナイルのような語り口の主人公ですが、性を超えた語り方、頻繁に見られる大人ですら使わない難しい言い回し、単語などがみられます。

これに苦笑するレヴュワーの方も多いのですが、かえって物語性が低くなり、ミステリーとしての章ごとの形式が際立ちます。

無論、計算に入れた上での事かと思われます。剥き出しになったミステリー、推理小説のテキスト、いや形式に対する挑戦状のように感じます。

最後は成長した主人公にはしごをはずされるわけですが、それも含め作者の意図なのでしょう。

読みものとして評価されても良いですが、"メルカトルかく語りき" とは別のテーマを持つ推理小説の形式や様式に対する作者の意見を、かろうじて保つ物語性によって薄皮一枚被せ、小説として仕上げたように感じました。

犯人がどのように作られるか?

読書の時に作者と対話がされるような
大変興味ある作品です。
さよなら神様 (文春文庫 ま) Amazon書評・レビュー: さよなら神様 (文春文庫 ま)より
4167908808
No.26
(5pt)

一つの論文のような読み物です。

麻耶作品の中でも、実験的な要素の強い作品です。冒頭に犯人を名指しするのは神様こと、鈴木君なのですが、他のミステリーで犯人が明かされている倒叙物とは一線も二線も違います。

半ば推理する事を越えて物語は進みます。ジュブナイルのような語り口の主人公ですが、性を超えた語り方、頻繁に見られる大人ですら使わない難しい言い回し、単語などがみられます。

これに苦笑するレヴュワーの方も多いのですが、かえって物語性が低くなり、ミステリーとしての章ごとの形式が際立ちます。

無論、計算に入れた上での事かと思われます。剥き出しになったミステリー、推理小説のテキスト、いや形式に対する挑戦状のように感じます。

最後は成長した主人公にはしごをはずされるわけですが、それも含め作者の意図なのでしょう。

読みものとして評価されても良いですが、"メルカトルかく語りき" とは別のテーマを持つ推理小説の形式や様式に対する作者の意見を、かろうじて保つ物語性によって薄皮一枚被せ、小説として仕上げたように感じました。

犯人がどのように作られるか?

読書の時に作者と対話がされるような
大変興味ある作品です。
さよなら神様 Amazon書評・レビュー: さよなら神様より
4163901043
No.25
(5pt)

一番面白い麻耶作品と感じました。

少年少女が皆生き生きと描かれていて好感が持てました。こういう神様に居て欲しいです。
さよなら神様 Amazon書評・レビュー: さよなら神様より
4163901043
No.24
(4pt)

登場人物の名前!

今さらながら読みました
最後のどんでん返しも、ラスト数行の恐らく読者に対する皮肉もよかったですが

何より登場人物の名前です
比土、上林、依那古、桑町、丸山、市部、柘植etc
これは麻耶雄嵩さんの出身地である伊賀市の
伊賀鉄道というローカル線の駅名なんですね

私も伊賀市出身という事で、ストーリーそっちのけでテンションが上がってしまいました笑

ちなみに物語の舞台となっている
吾祇(あぎ)市⇨伊賀(いが)市
吾祇市の隣、丹原(にばら)市⇨名張(なばり)市

↑のように、それぞれ五十音順で1文字
上下ズラして
もじったのでしょう
実際に伊賀市の隣は名張市です

あと、担任の美旗
主人公に惚れていた赤目
これらは名張市に町(駅名)が実在します
さよなら神様 Amazon書評・レビュー: さよなら神様より
4163901043
No.23
(4pt)

嫌いじゃないです

今作の結末は、前作「神様ゲーム」のモヤモヤ感と対象的に、極めてスッキリしています。作者が、「こうして欲しかったんでしょ?」と言わんばかりに。

語り手である主人公は、ロジックの世界から情の世界に羽ばたいて行きます。さよなら神様、と。…コレはコレで後味は最悪です笑。

まあ意地悪な作者さんですこと。
しかし、この主人公(語り手)のいじらしさや愚かさ、嫌いじゃないです。男装するとか極端な志向性も含めて。伏線なんですよね。

確実に作者はSだなと思った次第です。
さよなら神様 Amazon書評・レビュー: さよなら神様より
4163901043
No.22
(4pt)

「神様の言葉は絶対に正しい」と言う前提で成り立っている推理

前作「神様ゲーム」と比較するとインパクトは落ちるものの、「名探偵」の役割を「本物の神様」に委託するという、ミステリーにおける「名探偵の在り方」に対して大胆な解答を示したシリーズ作品としての完成度は高い。

「神様の言葉は絶対に正しい」と言う前提で成り立っている推理であり、それゆえどんなに無理のある真相でも納得せざるを得ないという登場人物たちの苦悩が伝わり、読んでいて感情移入してしまう。そしてその神様の特性を逆手に取ったような最後二つの短編と、後味の悪さに皮肉を効かせたラストの終わり方がスゴい。色々な意味で麻耶さんらしさが出ている内容です(笑)。

ただ私も気になったのは、登場人物の語り口調がとても小学生とは思えないこと。これなら無理に小学生に拘らずに、高校生とかでも良かったんじゃないかと思います。「神様」シリーズの続編を希望。
さよなら神様 Amazon書評・レビュー: さよなら神様より
4163901043
No.21
(4pt)

今まで読んだどのミステリにも似ていない

これは一読すべきです。 好き嫌いは分かれるとは思いますが。 何点か読みにくい箇所があったり、小学生の描き方、物語のリアリティに疑問符がついたりしますけれど、それを☆一つさしひいても、一読すべき価値があるミステリです。 「神様ゲーム」でがっかりした人、あれとはひと味違う分かりやすい結末、それもあっと驚く結末が待っていますよ!2015年のいろいろなところでの上位評価もうなずけます。
さよなら神様 Amazon書評・レビュー: さよなら神様より
4163901043
No.20
(5pt)

この味わいは癖になりそう

「犯人は○○だよ」から始まる連作集.最初から犯人は分かっていて,どのようにして,またなぜ犯行に至ったのかが解き明かされる.そんな考えで読み始めたのですが,見事に裏切られました.小説中に幾重にも罠が仕掛けられており,それに主人公ともども絡み取られていく感じ.こんな読後感は初めてです.
さよなら神様 Amazon書評・レビュー: さよなら神様より
4163901043
No.19
(5pt)

ただただ面白い

前作も面白かったけれど、今回の作品もかなりブラックで面白い。 特に最後の終わり方が最高です。
さよなら神様 Amazon書評・レビュー: さよなら神様より
4163901043
No.18
(4pt)

神様のいうこと本当?

「犯人は〇〇〇だよ」いきなり犯人を名指す神様のことばで始まった。 少年探偵団たちが事件を追っていく探偵ごっこかと思ったらとんでもない!!いろいろ仕掛けがあり、びっくりだ。 こんな小生意気な子供たち。 次々事件が同じ町で・・あり得ないでしょ、犯人だらけなんて。 あまりにも現実離れしているから・・最後のページ エ エッー!!! そうきたか、衝撃の結末!!
さよなら神様 Amazon書評・レビュー: さよなら神様より
4163901043
No.17
(5pt)

神様ゲームの続編です!辻村深月さん、絶賛のミステリです!

少年向けの雑誌、「ミステリーランド」で連載された「神様ゲーム」の続編で、一般の方を読者対象としているミステリ短編集です!
週刊文春ミステリーベスト2で、各種ミステリランキングにも、上位ランクインしている作品です!
一行目から犯人が分かる、いわゆる古畑任三郎や刑事コロンボ形式の作品です☆
メルカトル鮎のような悪意のある神様の鈴木君が、なぜ犯人を指摘できるのかは、謎のままで、この作品では解明されていません。
きっとトリックがあるのだと思うのですが、そのことが一番、気になりました。
「帰ってきた神様」というタイトルで、是非、続編を期待したいです!TVドラマ化すれば、高い視聴率が取れると思います!
この作品を読んで、ますます麻耶さんの大ファンになってしまいました。過去の初期作品を探して、読み始めています!
ストレートや変化球というより、隠し玉的なミステリだと思います。
アガサクリスティみたいな破天荒かつ常識破りの驚きのトリックが、満載の一冊です!
さよなら神様 Amazon書評・レビュー: さよなら神様より
4163901043
No.16
(5pt)

参りました

これは、面白かった。クラスに神様と呼ばれる男の子がいる。盗みを働いた犯人を当て、また、ダンプカーに突っ込まれる大惨事を直前で回避したからだ。物語は、その神様コト鈴木が、犯人をズバリ当てる事から始まる短編集。それを小学生の探偵団が解いていく。犯人は捕まったり、強固な推理で解明したが捕まらなかったり。沢山の殺人事件が起き、鈴木は謎を残したまま転校。鈴木は本当に神だったのか?衝撃のラスト。読まなきゃ分からない。
さよなら神様 Amazon書評・レビュー: さよなら神様より
4163901043
No.15
(4pt)

さくっと読める。後味はそこまで悪くない

麻耶氏の本は何作か既読です。
「神様ゲーム」も既読ながら、内容は頭からすっ飛んでおりました(汗)
読み始め、「おいおい、こんな複雑な会話する小学生いないでしょ」と
若干うなりながら読み進めておりました。

作中の鈴木に「全知全能の僕を怒らせたら怖いよ?」的な
厨ニ病的暗黒微笑っぽさも感じつつイラっとしながらも
一作一作はサクっと読めるので、結果的に一気に読んでしまいました。
伏線はややわざとらしいかな。
他のレビュアーさんもおっしゃってますが、後半からが引き込まれましたね。

殺人事件が題材なのにどこかあっさりした雰囲気
全体的に感じられる皮肉っぽさは「密室殺人ゲーム」を読んでいる時と
同じ感覚でした。
さよなら神様 Amazon書評・レビュー: さよなら神様より
4163901043
No.14
(5pt)

読み出したらやめられない。魂わしづかみ。この味は忘れられない。

小学生の学園ものかと思いきや、ところどころのハッとする謎の記述に幻惑されて、先へ先へと読むのをやめられない。甘酸っぱい想いが満載かと思いきや、主人公の周りの人間関係が、次第次第にねじれてきて、息苦しくなってくる。そして、ラスト。嗚呼、ちょっと嫌だなあと思うけど、この奇妙な味わいは、なんか癖になりそう。摩耶さんの本、もっと読みたくなりました。
さよなら神様 Amazon書評・レビュー: さよなら神様より
4163901043
No.13
(4pt)

解決…?

流石の読後感。引き摺らざるを得ない余韻。神様イケメン!
という訳で、あの『神様ゲーム』の時点では予想だにしていなかった続編の登場です。
Q連続体の如き全知全能の存在ならば、メタモルフォーゼなんて。

神とは真理であり、故に善も悪もない、という。

後半に行くに従って、エスカレートする悪意が最高。
さよなら神様 Amazon書評・レビュー: さよなら神様より
4163901043
No.12
(5pt)

見事に騙されました。脱帽です!!

ミステリマガジン、ミステリが読みたい、そして、週刊文春の国内国外ミステリーベスト10で、共にベスト3以内にランク・インしていたのが、
 本書を読む気になった理由です。
 本書は、すでに出ている神様ゲームの続編のような体裁で、雑誌に掲載された6編の短編がまとめられています。
 みんなが神様と信じている鈴木太郎が、久遠少年探偵団のメンバーである桑田敦に犯人を告げるところからお話はスタートします。
 以下、ネタバレの部分がありますから、未読の人は注意してください。
 神様が宣わくことに嘘はありません。しかも物語の冒頭から神様が犯人の名前を言っていますから、なんだこんなの面白くないや、
 と思いますが、それは見事に肩透かしを食らわせられます。
 仲の良かった小学高5年生の久遠少年探偵団が、神様の言葉で、その信頼関係が徐々に崩れていきます。
 作者の麻耶さんは、2つの大きなわなを仕掛けています。
 その一つは、話がある程度進んでくると、確信に変わりますが(これは桑田敦に関すること)、
 もう一つの罠は、残念ながら最後までわかりませんでした。
 実は、一つ目の罠が、二つ目の罠に大きく関係しているんです。
 しかし、小学高5年生の世界って複雑なんですね!それとも私が遅れているのか??!!
 いやはや見事に騙されました。脱帽です!!!
さよなら神様 Amazon書評・レビュー: さよなら神様より
4163901043