(短編)

指輪

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評判

指輪の評価:

4.64/5点 レビュー 22件。 A ランク

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平均点4.64pt

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全23件 21〜23 2/2ページ
No.3
(5pt)

暗がりの中に潜む幻想

日本の近代ミステリ小説の第一人者である江戸川乱歩。
作品の発表から長い時を経た今日でも、奇想天外なトリックや鮮やかな
謎解きというミステリの醍醐味を存分に楽しめる作品ばかりです。
しかし乱歩の作品の持つ一番の魅力はその世界観。人々の情念が迸り
生まれた狂気が、徐々に現実と幻想の境界線を消してゆきます。
彼の描く濃密な暗がりを孕んだ世界は、ピアノ線の様に張り詰めた美しさ
を見せる時もあれば、息苦しい程の恐怖感を読者に与える事もあります
(友人で乱歩が苦手だと言う人は、それが耐え難いと言っていました)
何でもない世界が人の心を透かして見れば異世界に変貌する。「屋根裏
の散歩者」はそのテーマを率直に反映した作品の一つでしょう。
乱歩の小説の犯人たちは往々にして犯行がばれ破滅に至る場合が多いですが、
自分の思うとおりに夢想の空間を作り上げる気ままな隠遁者たち
である彼らに少なからず共感や憧れを抱いてしまうのは自分だけでしょうか。
江戸川乱歩全集 第1巻 屋根裏の散歩者 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 江戸川乱歩全集 第1巻 屋根裏の散歩者 (光文社文庫)より
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No.2
(5pt)

至福のひととき

「二銭銅貨」「D坂の殺人事件」「心理試験」「人間椅子」といった、タイトルを聞いただけでワクワクしてくる名作がたっぷり収録された乱歩全集の第一巻!どれも短い作品ばかりなので、通勤・通学といった短い時間でも読み終える事ができるのもありがたい。
1日1作読んでいくと約3週間も乱歩ワールドに浸れる。乱歩マニアのみならず広く読んでほしい超オススメの1冊!
江戸川乱歩全集 第1巻 屋根裏の散歩者 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 江戸川乱歩全集 第1巻 屋根裏の散歩者 (光文社文庫)より
4334737161
No.1
(5pt)

乱歩と言へばこれでありませう

今回光文社から発行中の江戸川乱歩全集の第一巻がようやく発売。
初期短編が詰まってこれは他の文庫でも入手可能でしょうが、細かい
注が入ったこの決定版こそ手に入れておくべきものでありましょう。
「屋根裏の散歩者」はすでに名作として定評があるが、この発想は日本の
家屋がある限り常に斬新である。どんなに映像化が試みられても、どんなに世の中変わろうと乱歩の初期短編の価値は不変です。
江戸川乱歩全集 第1巻 屋根裏の散歩者 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 江戸川乱歩全集 第1巻 屋根裏の散歩者 (光文社文庫)より
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