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(短編集)
誰もいない夜に咲く
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誰もいない夜に咲くの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 1~20 1/2ページ
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期待通りでした | ||||
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最悪な人生であっても人は何かを見つけてどうにか未来を探して生きていける。そんな風に思える。 | ||||
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「ホテルローヤル」を読んで以来の桜木紫乃作品だったが、当方も主人公達の哀愁に心を寄せらる歳になり、流れるように書き進む文体にも魅せられた。 | ||||
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全体を通して、共感を抱けるキャラクターがいないように感じました。文章力高い作者の描写頼りの、商業的コンテンツの印象。 | ||||
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普通の生活や理想とは かけ離れた人々の日常の話です その人々の葛藤や どう進めばいいかが 手に取るように分かりやすく描写されてると思いますが 私には重くて気分が暗くなり 合いませんでした | ||||
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短編集だけど一作一作にすごい物語があり、良い意味で疲れるほど。 北海道を舞台に、どちらかというと陽の当たらない暮らしをしている人や、社会の片隅で荒んだ心を持て余しながら生きている人が主人公。 世間的にはドロップアウトしていたり犯罪に手を染めたりしている人間を、作者の目線は甘すぎず、でも突き放さずに捉え読者に届ける。だから読んでいて、暗い気持ちにはなるものの、つい主人公に寄り添いたくなる。 みんな絶望や諦念を抱えながらも必死でもがいている。そして自分の力で少し何かを変える。美文と共にそこに惹きつけられた。 | ||||
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桜木紫乃さんは、一番好きな作家です | ||||
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この方の小説で北海道のイメージがすっかり灰色になり、この作品も灰色感満載です。秋田を田舎に持つので、冬の列車に乗った時の低く重たい雲と雪山を思い出します。好きな世界観です。面白かったです。 | ||||
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今までの作品からすると、すこし物足りなさを感じました。 | ||||
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桜木さんの描くヒロイン達はみんな迷いがなくきっぱりとしていますよね。自らの下した決断に責任を取り後悔せずに今を懸命に生きている男以上の力強さを感じます。みんな十分に聡明で賢いのにどうして自堕落な甲斐性の無い男達に惚れるのかは謎ですが、まあ生まれついての性分なのでしょうね。本書を読んで心に思い浮かんだ2つの歌詞を書きますね。前川清「そして神戸」誰かうまい嘘のつける相手捜すのよ、さだまさし「向い風」倖せの形くらい私に決めさせて 『波に咲く』我愛爾、愛してる、国だけで性格を一括りにすべきではないと思います。『海へ』健次郎は自由への手切れ金と考えよう。加藤さんは少し気の毒ですね。『プリズム』やがて記憶が戻り現実が重く圧し掛かってくるでしょう。『フィナーレ』勇気を出せば二人の復縁も有り得るかも知れませんね。『風の女』自らの運命を悟った姉は妹の幸せを願って全てを仕組んだのかも知れませんね。『絹日和』最低の男と死の一歩手前で別れられてよかった。彼の潔さだけは褒めてあげるべきでしょう。『根無草』嘘も方便。古賀の遺した金で母娘二人お幸せにね。 | ||||
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北海道を舞台に・・が看板のようだが、北海道が舞台じゃないと成立しない作品ではないでしょう。第一、終戦直後じゃあるまいにここまで暗くないんじゃないか。解説が褒める風景描写もいまいち。ただ「根無草」は素晴らしい。 | ||||
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単行本 「恋肌」に加筆・修正し、未発表作品「風の女」を加えて改題した短編集。 中国人農業研修の形で「嫁を買った」という酪農家の母、不倫の果てに死体を遺棄する女、知り合いの借金のかたに妻とセックスさせる男など、嘆息するような底辺社会が描かれる。デパートのフェアで繰り広げられるような憧れの北海道ではなく、これが北海道なのだと作者は渾身の力で描き出す。 いやなことも辛いことも含めて、明日が続いていくことをありのままに受け止める決意が浮かび上がる。 | ||||
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先に解説を見ておけば良かったのですが、『恋肌』を読まれた方はご注意ください。リメイク版です。ただ5話の『風の女』は新たにこの本に添えられてますので、興味ある方は読んでちょ。 | ||||
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この作家を際立たせている一つとして、性描写は切り離せない。 ただ、この作家が真に表現したいことはそれではない。 男女が寄り添えば、息を吸うように自然なことだから。 焦点はもっと深いところにある。 日の当らない裏通りで、ひっそりと這いつくばり身幅で生きる男女に 桜木氏はいつも優しい眼差しを向ける。 エリートのハンサムな人生は小説にならない。 裸足で生きる人間は、ひとつひとつの感情の温度が高い。 裸足で生きる我々は人生の喜怒哀楽を味わい尽くせるのではないか、 人生を終える時、苦しくても悲しくても、よく生きたと思えるのではないか。 | ||||
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自分の人生では決して交わることのないような女性たちが桜木紫乃の作品にはいつも描かれていますがこの作品も例外ではありません。でもそれがとてもリアルで売れたいがためのうわべだけの話とは全く違いいつもそれは魅力的でいつのまにか惹きこまれます。 | ||||
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「ターミナル(起終点駅)」から始まって、これで私の読んだ9作目の桜木作品。 どの作品も、同じ北海道を舞台にした社会の底辺で生きるような女性たちの、運命を受け止めるしかない生き方という作風に馴れてきたせいか、 今回の短編集は、それぞれの描かれた世界が言葉足らずで、やや物足りなさを感じた。 良質の短編というものは、枚数が少なくてもその中に描かれた世界観で中長編に負けないボリュームを感じさせる。 「起終点駅」などはその典型で、短編集の中の1編だけで2時間の映画が出来た。 その意味で、この本に描かれたそれぞれの物語は、一つ一つがこじんまりと終わってしまっていて物足りない。 それぞれのモチーフは味わい深いので、一つごとに中編小説くらいにはなると思ってしまう。 この辺は、題材の創作に尽きない作者の魅力ゆえなのかもしれないが、読み終えてやはり彼女の短編集は、それぞれの物語に関連を持たせた「連作物」がいいとつくづく思った。 | ||||
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私にとっては、三冊目の本になる。 言うまでもないが、流石直木賞作家である。 文章表現が素晴らしい、徹底的に取材したのだろうし、その感性が凄い。 相当の書物を読み漁らないとこのような文は書けるものではなかろう。 薄幸な底辺で生きる女性を描いた短編集である。 虚しい侘しい決して明るくはない情感が心に沁みる・ | ||||
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久しぶりの一気読みでした。それぞれの主人公の人生に引き込まれます。 | ||||
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直木賞を受賞した『ホテル ローヤル』に魅せられて購入しました。 覚悟はしていましたが、またまた辛すぎる環境の中でしか生きられない主人公たちの心に身を寄せて読み進めました。 何よりストーリー展開と彼女の個性と思われる詩的な表現に、今回も圧倒されました。 寂寥感と虚無感が、どの短編に流れます。 舞台が北海道ということで、寒い冬に読むには余計に心に沁みることでしよう。 さて、次は何を読みましょうかね? 映画化されて公開が待たれる『起終点駅 ターミナル』を狙っています。 | ||||
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どこかでひっそりと暮らす人たちの小さな心の変化を描いた短編集なのですが、あまり魅力を感じることができませんでした。都合よく話が進む印象で(良い方向という意味ではなく作者が作ったお話の方向へ)なんとなく嘘臭く思えてしまいました。変化を促すきっかけの描写が少ないので物語が薄く見えました。軽やかというのでもなく、深みも感じられず、全体にぼんやりとした読後感。すごく悪いというわけではないのですが、個人的に好きになれませんでした。良い評価の方が多いので相性の問題でしょう。 | ||||
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