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(短編集)
誰もいない夜に咲く
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誰もいない夜に咲くの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 21~35 2/2ページ
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タイトルに魅かれての読んでみたいなでありました。 でも「誰もいない夜に咲く」はタイトルのみ。 収録されているのは「波に咲く」「海へ」「プリズム」 「フィナーレ」「風の女」「絹日和」「根無草」の7編。 トップの「波に咲く」は裏表紙にも解説されていて すごく面白いのかと思いきやそれ程でもなくて (多分好みのせいなのでしょう)ここでストップしてしまい ました。しばらくして再び読み始めました。 「海へ」の千鶴のあだ名はマグロ・・・やる気のない投げやりな 日常。それでも好きだと思ってる男の為にはお金の為には 稼ぐしかない。気前のいいカモみたいな男の正体が実に興味深く ここからガゼン桜木紫乃ワールドにはまり込みました。 「プリズム」の殺人。「フィナーレ」のストリップが好きという 桜木さんの観察力バツグン。終わり方もよく出来ていていい意味での 余韻あり。「風の女」のいわく言い難いフクザツなる女の心情。 「絹日和」は途中うまくいくのかなってちょっとハラハラ。 「根無草」こちらが一番好きかな。伏線あり。どんでん返し的あり。 色々あっても。最後はそれなりに。どの主人公もクセがあり 暗っぽくても芯は強くて。北海道に住んだことないけど 風土的なものをすごく感じます。それがとってもいいなとおもいます。 そうして川本三郎氏の「解説」が適格ですばらしい。 ナルホド、ナルホド・・読ませていただきました。 ありがとうございました。 | ||||
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迅速・丁寧な対応に感謝しております。機会がありましたら、また、利用したいと思います。 | ||||
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ホテルローヤルがとても良かったので、他の作品も読んでみたくなり、購入しました。 桜木さんの小説は、北海道が舞台ということもあって、身近に感じていますが、この小説に書かれているほど、暗い土地ではないように思いますが、どうでしょうか? ホテルローヤルも暗いですが、時系列を操作した見事な構成に引き込まれたこともあって、楽しめましたが、ちょっとこの作品は、私には暗すぎました。 | ||||
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荒涼とした北海道の風景と人間描写は秀逸。 桜木紫乃さんの女性の描き方が、すっきりとして、私は好きです。 | ||||
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この時代は中国人を嫁に招いたが、自分が嫁の国と文化を知った上で結婚したのか、人身売買する国であること知っていたのか、両親もあまりのも無責任な物語、本人の無知が、相手を傷つけたこの時代日本の負の物語をよく表現したと評価します。 | ||||
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桜木紫乃さんが描く、北海道を舞台とした短編集。 7つの短編に描かれている男女、どの人物も決定的に悪者もなく、成功者でもなく、地道にそれぞれの生き方をしている。 そんな一般市井の人々の中で起こる、ほんの小さな出来事が、とても大事な大切なものとして作者が描いていることが、とても嬉しい。 華やかで脚光を浴びる、人々の羨望の的のような人ではなく、すぐ隣にいるような人、地味に生きている普通の人に、作者のあたたかい目線があるだけでも、世の中捨てたもんじゃないと思わせる。 文庫で読みましたが、解説の川本三郎さんの1文もまたいい。 | ||||
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文章の上手さに感嘆。描写力もたけていて、文中にぐいぐいと引き込まれ、あっという間に読みきった。 | ||||
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「誰もいない夜に咲く」(桜木紫乃)[Kindle版]を読んだ。たっぷりと水分を内に含んだ真綿の布団を掛けて眠っている時に見る夢はきっとこんな感じに違いない。決して悪夢ではないのだけれど、それにしても重たい。ただし、どの物語も読み終わる瞬間にフワッと解き放たれる快感があるのも事実。 | ||||
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地域の風景が思い出される。その中で繰り広げられる人間模様、 誰もが、何かを感じるはず。 | ||||
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ホテル・ローヤルの購入に迷いつつ購入しました。 淡々としながらも、意外に重い独特な世界がありますね。 それぞれの主人公は何処か環境に流されつつも「生き抜いて行く」 という覚悟と芯の強さを感じます。改めて女性の強さを思い知らされた 気分です。 | ||||
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湿度の少ない北海道の風土からうまれた女性作家だと思います。一貫して、小説に登場する女性が、あっけらかんとして生きる逞しさと潔さに道産子の私は共感しています。厳しい自然、恵まれない生い立ちの中で、健気に生きようとする女性と北海道のダイナミックな風景描写が調和して、透明で美しい色彩を感じさせてくれます。シンプルな文体で綴るこの作家の描く世界に、真っすぐに生きることへの希望を感じました。私も詩に魅了させられたゴールデンボンバーファンです。 | ||||
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短編ですが、どの作品にも希望がありました。どん詰まりで周りはふさがれ、悩みに押し潰されそうですが、時間と何気無い一言で、状況がかわり次にすすんでいけると思いました。北海道の自然も登場人物の心を写しているようで、深い余韻を感じました。 | ||||
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桜木紫乃さんの作品は、ホテルローヤルに繋がる物語ですべてを読みたくなり、読んで理解できる本です。 | ||||
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舞台はやはり北海道でした。 今回は前後の物語に関連性はないですが、 1話1話の短編ごとに考えさせられることがあり、非常に読みごたえがありました。 家族や夫婦、地域のしがらみの中で苦労している登場人物たちから、 「決して流されてはいけない」 「最後は自分で決めなければいけない」 と繰り返し聞かされるような雰囲気がしました。 個人的には、「波に咲く」「絹日和」「根無草」の3編が気に入りました。 特に、絹日和については、今まで呼んだ桜木さんの主人公たちがあまり持ってはいなかった、 「手に職」「プライド」「情熱」「責任感」のようなものが終盤にかけてばーっっと出てくる 下りがあり、素直に感動出来ました。 お師匠さん人を見る目があるんだなぁという感じです。 | ||||
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北海道を舞台に描かれた叙情溢れる七編の短編。いずれの作品も女性を主人公に据え、人と人との複雑な心の交錯と別れなどが描かれており、余韻を残すエンディングが素晴らしい。男の視点になるが、いずれの作品に登場する女性も強く、逞しいように感じた。 | ||||
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