(短編集)

満願

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評判

満願の評価:

3.81/5点 レビュー 339件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.81pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全344件 121〜140 7/18ページ
No.224
(5pt)

さすが

個人的には柘榴が面白かったです。
儚い羊たちの祝宴が面白かった人は楽しめます。読んだことのない人は合わせて購入するのがおススメです。
満願 Amazon書評・レビュー: 満願より
4103014741
No.223
(5pt)

買って後悔無し

どの短編もページをめくる手が止まらず、面白かった。
特に私が気に入っているのは、関守です。
満願 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 満願 (新潮文庫)より
4101287848
No.222
(5pt)

買って後悔無し

どの短編もページをめくる手が止まらず、面白かった。
特に私が気に入っているのは、関守です。
満願 Amazon書評・レビュー: 満願より
4103014741
No.221
(4pt)

淡々とした筆致と多様な舞台設定!面白かった!

淡々とした書きぶりにもじわじわと明らかになる事実に少しずつ恐怖を覚える・・・。
第27回山本周五郎賞受賞の当作品は、「夜警」「死人宿」「柘榴」「万灯」「関守」「満願」の6編からなる短編集です。

交番の部下を亡くした「夜警」、かつての恋人が居る旅館「死人宿」、美しい母と娘たち、そして夫を巡る恐怖「柘榴」、日系商社の資源開発競争をテーマにした「万灯」、とある峠のドライブイン付近で起こる事故に潜む真実「関守」、かつての下宿先で世話になった奥さんが犯した殺人の目的とは・・・「満願」、とどれも楽しく、あっという間に読めました。

中でも「万灯」「満願」「夜警」がお気に入りです。万灯は終盤にかけての急展開にドライブ感を感じました。満願は結末が思いもよらなかった事から、評価が高いです。そして夜警は何でしょうか、交番のお回りさんという題材と、そんな卑近な日常に潜む狂気という視点に新しさを感じました。
他方で、「関守」は途中から展開が読めてしまい、すこし興ざめしました笑。

全体的には楽しく読めました。短いストーリ集ですが、それぞれ全く違った舞台で飽きずに読めますし、かつミステリーの風味も効いており次の展開を期待しながら熱中して読めました。文体も妙に饒舌だったり詩的で独特でもなく、実に淡々と率直で誠実な書きぶりに好感が持てました。

小説は読んで仕事ができるようになるというわけではないし、駄作を読むととても時間を無駄にした気になります。この作品は読んだ時間はしっかり楽しめるし、時間の無駄にはならなかったと感じました。
満願 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 満願 (新潮文庫)より
4101287848
No.220
(4pt)

淡々とした筆致と多様な舞台設定!面白かった!

淡々とした書きぶりにもじわじわと明らかになる事実に少しずつ恐怖を覚える・・・。
第27回山本周五郎賞受賞の当作品は、「夜警」「死人宿」「柘榴」「万灯」「関守」「満願」の6編からなる短編集です。

交番の部下を亡くした「夜警」、かつての恋人が居る旅館「死人宿」、美しい母と娘たち、そして夫を巡る恐怖「柘榴」、日系商社の資源開発競争をテーマにした「万灯」、とある峠のドライブイン付近で起こる事故に潜む真実「関守」、かつての下宿先で世話になった奥さんが犯した殺人の目的とは・・・「満願」、とどれも楽しく、あっという間に読めました。

中でも「万灯」「満願」「夜警」がお気に入りです。万灯は終盤にかけての急展開にドライブ感を感じました。満願は結末が思いもよらなかった事から、評価が高いです。そして夜警は何でしょうか、交番のお回りさんという題材と、そんな卑近な日常に潜む狂気という視点に新しさを感じました。
他方で、「関守」は途中から展開が読めてしまい、すこし興ざめしました笑。

全体的には楽しく読めました。短いストーリ集ですが、それぞれ全く違った舞台で飽きずに読めますし、かつミステリーの風味も効いており次の展開を期待しながら熱中して読めました。文体も妙に饒舌だったり詩的で独特でもなく、実に淡々と率直で誠実な書きぶりに好感が持てました。

小説は読んで仕事ができるようになるというわけではないし、駄作を読むととても時間を無駄にした気になります。この作品は読んだ時間はしっかり楽しめるし、時間の無駄にはならなかったと感じました。
満願 Amazon書評・レビュー: 満願より
4103014741
No.219
(4pt)

面白かった

短編集でそれぞれ意趣が違う話で読み飽きず面白く読み進めることができた。
満願 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 満願 (新潮文庫)より
4101287848
No.218
(4pt)

面白かった

短編集でそれぞれ意趣が違う話で読み飽きず面白く読み進めることができた。
満願 Amazon書評・レビュー: 満願より
4103014741
No.217
(4pt)

すべてカラーが異なり、読者はあとからミステリ要素に気づく。

ミステリと思って読み始めて、そうではないな?と感じていた頃に突然、謎と解明が一気に押し寄せる、といったかんじ。これがいくつかかまえられているので、すべて最後に目が覚める思いがしました。わたしは最初の短篇が好みです。
満願 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 満願 (新潮文庫)より
4101287848
No.216
(4pt)

すべてカラーが異なり、読者はあとからミステリ要素に気づく。

ミステリと思って読み始めて、そうではないな?と感じていた頃に突然、謎と解明が一気に押し寄せる、といったかんじ。これがいくつかかまえられているので、すべて最後に目が覚める思いがしました。わたしは最初の短篇が好みです。
満願 Amazon書評・レビュー: 満願より
4103014741
No.215
(5pt)

帯文句

杉江松恋が「松本清張の有名な短篇と...蘇るのを感じた」と評するに、
とりわけ「関守」にふれて、筒井康隆のすぐれた小説を想起し、懐かしく思いふけた。

あらを捜せば、小さな綻び、強引さ、都合主義などいくつも見つかるが、
すべてのミステリに共通する宿命だろう。

比較的単純であれ、本格ミステリ的回路が、どの編にも巡らされており、
しかし肝は、広義のミステリ、さらには上質な普通小説にも通じる訴求力にあると見受けた。

複雑なロジックを掲げ、いかに説得するかに本格の生命線が宿る一方、
後者は、論理では括れない多様性を孕む。

多様性は、書き手のアイディアにかかわり、その点で書き手の能力に感心する。
6編とも平凡な頭では書き得ないひらめきに満ちている。

驚異の3冠とか、しかもある初期作品がつまらなかったので、忌避していたが、
おおげさな帯文句にたがいはない。

※プロフィール、画像は無視してください
※SNSのなりすましがコンテンツを予告しているようですが、ある方法で覗いています
※本人はSNSやtwitterを一切利用しておりません、というより利用不可能です
満願 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 満願 (新潮文庫)より
4101287848
No.214
(5pt)

帯文句

杉江松恋が「松本清張の有名な短篇と...蘇るのを感じた」と評するに、
とりわけ「関守」にふれて、筒井康隆のすぐれた小説を想起し、懐かしく思いふけた。

あらを捜せば、小さな綻び、強引さ、都合主義などいくつも見つかるが、
すべてのミステリに共通する宿命だろう。

比較的単純であれ、本格ミステリ的回路が、どの編にも巡らされており、
しかし肝は、広義のミステリ、さらには上質な普通小説にも通じる訴求力にあると見受けた。

複雑なロジックを掲げ、いかに説得するかに本格の生命線が宿る一方、
後者は、論理では括れない多様性を孕む。

多様性は、書き手のアイディアにかかわり、その点で書き手の能力に感心する。
6編とも平凡な頭では書き得ないひらめきに満ちている。

驚異の3冠とか、しかもある初期作品がつまらなかったので、忌避していたが、
おおげさな帯文句にたがいはない。

※プロフィール、画像は無視してください
※SNSのなりすましがコンテンツを予告しているようですが、ある方法で覗いています
※本人はSNSやtwitterを一切利用しておりません、というより利用不可能です
満願 Amazon書評・レビュー: 満願より
4103014741
No.213
(5pt)

傑作

濃厚な短編集。後味のわるい作品が多いが、読後の満足感が非常に高い。
特に印象に残ったのは「死人宿」。ラブレターの差出人を推理するミステリは読んだことがあるが…この物語はそれとは似て非なるもので、もっと深刻で悲愴な差出人探しだった。
表題作「満願」も最後の最後でゾッとさせられた。
満願 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 満願 (新潮文庫)より
4101287848
No.212
(5pt)

傑作

濃厚な短編集。後味のわるい作品が多いが、読後の満足感が非常に高い。
特に印象に残ったのは「死人宿」。ラブレターの差出人を推理するミステリは読んだことがあるが…この物語はそれとは似て非なるもので、もっと深刻で悲愴な差出人探しだった。
表題作「満願」も最後の最後でゾッとさせられた。
満願 Amazon書評・レビュー: 満願より
4103014741
No.211
(5pt)

人間の心理に潜む狂気が緩やかに滲み出す・・・静かな戦慄がたまらない傑作

ありきたりの日常や,何気ないやり取りの中に密かに忍び込ませた狂気。淡々と進行していくストーリーの中で,それはじわじわと滲み出し・・・やがて戦慄の結末へ。しかも,その結末までもが何事もなかったかのように淡々と描かれているので思わず背筋がゾクッとします。
 タイトル作「満願」をはじめ6つの作品で構成される短編集。そのいずれもが,どこにでもありそうな街を舞台に,どこにでも居そうな人々によって展開して行きます。が,話が進むにつれて,かすかな違和感が。普通に見えてどこか偏っている人,どこかズレている人・・・・それが確信に変わった時,狂気に満ちた犯罪の全貌が明らかになります。「過ぎたるは猶及ばざるが如し」とでも言うんでしょうか。人は思いが強ければ強いほど視野が狭くなり,時として信じられないようなことをしてしまう・・・誰にでもあり得そうなことだけにインパクトも強くなります。
 特にタイトル作「満願」の展開と結末は見事で,思わず唸ってしまいました。「死人宿」は,決して後味の良い話ではないのですが,なぜかホッとするものが。「関守」は,『世にも奇妙な物語』に採用されそうな怖さ。その場を取り繕ったつもりが,因果応報,アダとなる「夜警」も個人的には引き込まれました。
 何気ない日常生活の裏側に潜む狂気を淡々と描いている点で,ふと,思い出したのが,湊かなえ『望郷』。この作品が好きな方は本書もきっと気に入られると思います。
 山本周五郎賞受賞も納得の傑作。お薦めします。
満願 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 満願 (新潮文庫)より
4101287848
No.210
(5pt)

人間の心理に潜む狂気が緩やかに滲み出す・・・静かな戦慄がたまらない傑作

ありきたりの日常や,何気ないやり取りの中に密かに忍び込ませた狂気。淡々と進行していくストーリーの中で,それはじわじわと滲み出し・・・やがて戦慄の結末へ。しかも,その結末までもが何事もなかったかのように淡々と描かれているので思わず背筋がゾクッとします。
 タイトル作「満願」をはじめ6つの作品で構成される短編集。そのいずれもが,どこにでもありそうな街を舞台に,どこにでも居そうな人々によって展開して行きます。が,話が進むにつれて,かすかな違和感が。普通に見えてどこか偏っている人,どこかズレている人・・・・それが確信に変わった時,狂気に満ちた犯罪の全貌が明らかになります。「過ぎたるは猶及ばざるが如し」とでも言うんでしょうか。人は思いが強ければ強いほど視野が狭くなり,時として信じられないようなことをしてしまう・・・誰にでもあり得そうなことだけにインパクトも強くなります。
 特にタイトル作「満願」の展開と結末は見事で,思わず唸ってしまいました。「死人宿」は,決して後味の良い話ではないのですが,なぜかホッとするものが。「関守」は,『世にも奇妙な物語』に採用されそうな怖さ。その場を取り繕ったつもりが,因果応報,アダとなる「夜警」も個人的には引き込まれました。
 何気ない日常生活の裏側に潜む狂気を淡々と描いている点で,ふと,思い出したのが,湊かなえ『望郷』。この作品が好きな方は本書もきっと気に入られると思います。
 山本周五郎賞受賞も納得の傑作。お薦めします。
満願 Amazon書評・レビュー: 満願より
4103014741
No.209
(4pt)

嘔吐を催すような第2話

特別、視覚的にグロテスクな描写があるわけでもないのに(皆無というわけではないが)、強い不快感が後々まで残るのは、これだけが1冊の中で明らかに異質だから。他はすべて暗いタッチながら謎解き小説の結構を備えており、一種の安定感があるのに対し、この作はまったく違う。しかも、他の作が皆狙い済ましたような技巧を仕掛けているだけに、この作のアモラルさに何ともいえないあざとさを感じさせてしまい、不快さが増幅されるのだ。これはおそらく計算ずくだと思う。
満願 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 満願 (新潮文庫)より
4101287848
No.208
(4pt)

嘔吐を催すような第2話

特別、視覚的にグロテスクな描写があるわけでもないのに(皆無というわけではないが)、強い不快感が後々まで残るのは、これだけが1冊の中で明らかに異質だから。他はすべて暗いタッチながら謎解き小説の結構を備えており、一種の安定感があるのに対し、この作はまったく違う。しかも、他の作が皆狙い済ましたような技巧を仕掛けているだけに、この作のアモラルさに何ともいえないあざとさを感じさせてしまい、不快さが増幅されるのだ。これはおそらく計算ずくだと思う。
満願 Amazon書評・レビュー: 満願より
4103014741
No.207
(5pt)

「万灯」で思わず唸ってしまう(ネタバレなし)

本書は米澤穂信氏による短編集。
ミステリ関連ランキングで三冠を達成したほか、山本周五郎賞を受賞している。

数年前に王様のブランチで紹介されたことがきっかけで、いつか読もうと思っていた作品。
内容は短編6編を収録したミステリ集と言われているが、ミステリっぽくないものも含まれている。
各編をざっと紹介すると以下の通り。

■夜警
警察官に向いているとは言えない若い巡査。当直中に事件が発生し現場に向かう。
発砲と殉職の真相は?

■死人宿
失踪した恋人を追ってたどり着いた「死人宿」と呼ばれる山奥の温泉。
恋人から、今にも自殺しそうな客を探し出し救いたいと頼まれる。
発見された遺書を書いたのは、果たしてどの客なのか?

■柘榴
離婚する両親の親権争いのなか、放課後の中学校で秘密を共有する姉妹。
その意外な理由は?

■万灯
停滞する資源開発プロジェクトを打開するために犯罪を犯したビジネスマン。
捜査線上に自分が浮上することは決してあり得ないはずだ。
しかし男を追い詰めた意外なものとは?

■関守
「都市伝説」の取材のために訪れた伊豆の山道のドライブイン。
そこを切り盛りする話好きの老婆から聞かされた話。伝説の真相は?

■満願
殺人の有罪判決を受けたが「もういい」と控訴を取り下げ8年の刑を受け入れた女。
かつて下宿で世話になった若き弁護士は、そんな女にどこか釈然としない。
殺人の意外な真相は?

中でも個人的に面白いと思ったのは「万灯」である。
「万灯」は「謎の真相は?」という類のミステリではない。
どちらかというとサスペンス的な運びで、手に汗握る面白さがあった。
それに加えてラストで思わず唸ってしまう秀逸な作品。

どの作品も、時代は昭和40年代くらいで、ノリは暗め、重ためである。
また、登場人物も少なく特徴もないので、内容に集中しやすかったかもしれない。
いずれも短編であり、決して大事件を扱っているわけではないが、十分な読み応えがあった。
満願 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 満願 (新潮文庫)より
4101287848
No.206
(5pt)

「万灯」で思わず唸ってしまう(ネタバレなし)

本書は米澤穂信氏による短編集。
ミステリ関連ランキングで三冠を達成したほか、山本周五郎賞を受賞している。

数年前に王様のブランチで紹介されたことがきっかけで、いつか読もうと思っていた作品。
内容は短編6編を収録したミステリ集と言われているが、ミステリっぽくないものも含まれている。
各編をざっと紹介すると以下の通り。

■夜警
警察官に向いているとは言えない若い巡査。当直中に事件が発生し現場に向かう。
発砲と殉職の真相は?

■死人宿
失踪した恋人を追ってたどり着いた「死人宿」と呼ばれる山奥の温泉。
恋人から、今にも自殺しそうな客を探し出し救いたいと頼まれる。
発見された遺書を書いたのは、果たしてどの客なのか?

■柘榴
離婚する両親の親権争いのなか、放課後の中学校で秘密を共有する姉妹。
その意外な理由は?

■万灯
停滞する資源開発プロジェクトを打開するために犯罪を犯したビジネスマン。
捜査線上に自分が浮上することは決してあり得ないはずだ。
しかし男を追い詰めた意外なものとは?

■関守
「都市伝説」の取材のために訪れた伊豆の山道のドライブイン。
そこを切り盛りする話好きの老婆から聞かされた話。伝説の真相は?

■満願
殺人の有罪判決を受けたが「もういい」と控訴を取り下げ8年の刑を受け入れた女。
かつて下宿で世話になった若き弁護士は、そんな女にどこか釈然としない。
殺人の意外な真相は?

中でも個人的に面白いと思ったのは「万灯」である。
「万灯」は「謎の真相は?」という類のミステリではない。
どちらかというとサスペンス的な運びで、手に汗握る面白さがあった。
それに加えてラストで思わず唸ってしまう秀逸な作品。

どの作品も、時代は昭和40年代くらいで、ノリは暗め、重ためである。
また、登場人物も少なく特徴もないので、内容に集中しやすかったかもしれない。
いずれも短編であり、決して大事件を扱っているわけではないが、十分な読み応えがあった。
満願 Amazon書評・レビュー: 満願より
4103014741
No.205
(5pt)

良い

全ての物語の完成度が非常に高い。

全てのストーリーに、共通の軸はあるものの、実質的繋がりは無い。にも関わらず、次が気になる。まるで全て地続きの様に感じられる。
読み手の興味を惹くことに非常に長けているからだろうと思う。
作品そのもののシステムは、一つ目の物語「夜警」にて理解することは出来る。
だが、実際にそれに当てはめて2話3話と、予測しながら読み進めていても、予想外の角度から投げ込まれ、芯を外してくる。

作品の軸そのものも、非常に魅力的だった。

人間の影の部分を主に取り扱っている。
実際にその面を見ることは少いが、それらも含めて人間なのだというスタンスを、著者は全編において崩していない。

善悪で測る事の出来ない人間の底を、人間関係のみで展開していくのは、センスだなぁと思う。
読者が置いてきぼりになる事も無いので、手軽に大きなテーマに触れることが出来る。

非常にオススメ。
満願 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 満願 (新潮文庫)より
4101287848