去年の冬、きみと別れ

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評判

去年の冬、きみと別れの評価:

3.17/5点 レビュー 95件。 D ランク

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平均点3.17pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全27件 21〜27 2/2ページ
No.7
(3pt)

ベストセラーの文庫化ということで期待したのだが…

ベストセラーになったミステリー小説の文庫版ということで大いに期待したのだが…

序盤から中村文則らしい人間の心の中をえぐり出すようなモノクロの描写が続く。これまでのどの作品よりもミステリー性が強いせいなのか、明らかにミスリードに誘うような粗い仕掛けが目立った。読み終えてみれば、終盤に端折ったような謎解きがあり、これまでの作品に見られた人間の心の裏表と真正面から向き合う誠実さは感じられなかった。

ライターの主人公は二人の女性を殺害した殺人犯を本にするため、刑務所に面会に行くのだが…
去年の冬、きみと別れ (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 去年の冬、きみと別れ (幻冬舎文庫)より
4344424670
No.6
(3pt)

ベストセラーの文庫化ということで期待したのだが…

ベストセラーになったミステリー小説の文庫版ということで大いに期待したのだが…

序盤から中村文則らしい人間の心の中をえぐり出すようなモノクロの描写が続く。これまでのどの作品よりもミステリー性が強いせいなのか、明らかにミスリードに誘うような粗い仕掛けが目立った。読み終えてみれば、終盤に端折ったような謎解きがあり、これまでの作品に見られた人間の心の裏表と真正面から向き合う誠実さは感じられなかった。

ライターの主人公は二人の女性を殺害した殺人犯を本にするため、刑務所に面会に行くのだが…
去年の冬、きみと別れ Amazon書評・レビュー: 去年の冬、きみと別れより
4344024575
No.5
(3pt)

ミステリとしてなら良いけれど

普通のミステリとしてなら、十分に面白かったです。
文中で語られる「僕」はいったい誰なのか、「君」とはいったい誰なのか、
だんだん曖昧になっていき、読者が混乱に陥ったところから、今度は鮮やかに謎が解き明かされていく。
よく練られた、上質のミステリだと思います。

しかし中村文則の作品としては……。
残念ながら、ちょっと肩すかしを食らってしまったような。

あくまで個人的好みですが。
謎が明らかにされていく後半部より、前半の方が好きでした。
すべてが謎に包まれ、登場人物みんなが狂気をはらんでいるように見える。
これぞ中村文則!という感じで、とても良かった。
(謎が解明されると、何人かの人物がいささか色褪せた印象になって幻滅してしまうのです)

ミステリの形式を取ることがいけないとは言わないけれど、
それによって失われてしまったものもあるのでは……
などと考えてしまいました。

ちなみに、私が今まで読んだ中村文則作品の中で好きなのは、
「銃」「月の下の子供」「土の中の子供」「掏摸(スリ)」等です。
同じような趣味の方には、これらとは別のジャンルの作品だと思って読むことをオススメします。
去年の冬、きみと別れ (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 去年の冬、きみと別れ (幻冬舎文庫)より
4344424670
No.4
(3pt)

ミステリとしてなら良いけれど

普通のミステリとしてなら、十分に面白かったです。
文中で語られる「僕」はいったい誰なのか、「君」とはいったい誰なのか、
だんだん曖昧になっていき、読者が混乱に陥ったところから、今度は鮮やかに謎が解き明かされていく。
よく練られた、上質のミステリだと思います。

しかし中村文則の作品としては……。
残念ながら、ちょっと肩すかしを食らってしまったような。

あくまで個人的好みですが。
謎が明らかにされていく後半部より、前半の方が好きでした。
すべてが謎に包まれ、登場人物みんなが狂気をはらんでいるように見える。
これぞ中村文則!という感じで、とても良かった。
(謎が解明されると、何人かの人物がいささか色褪せた印象になって幻滅してしまうのです)

ミステリの形式を取ることがいけないとは言わないけれど、
それによって失われてしまったものもあるのでは……
などと考えてしまいました。

ちなみに、私が今まで読んだ中村文則作品の中で好きなのは、
「銃」「月の下の子供」「土の中の子供」「掏摸(スリ)」等です。
同じような趣味の方には、これらとは別のジャンルの作品だと思って読むことをオススメします。
去年の冬、きみと別れ Amazon書評・レビュー: 去年の冬、きみと別れより
4344024575
No.3
(3pt)

意外性はあるのかもしれないが。

面白いような、面白くないような、というのが率直な感想です。

二人の女性を殺害したことで死刑囚となった元カメラマンのところへ、彼の本を書くためにやってきたライターがたずねてきた場面から始まります。
カメラマンは、覚悟はある?とライターに問います。

ここまで読むと、
知ってしまうとこちらの身が滅ぼされてしまうような事実が待ち受けているのか!?
と、ワクワクさせられます。

構成もトリッキーで面白いところかもしれません。

ただ構成やそのトリックが優先されてしまって
淡々とストーリーが進められていき
人物の心理描写がほとんどなく
人を殺すほどの狂気とは?その境界とは?
という疑問に対しては
結局ありがちな答えが用意されていたように感じられてしまいました。

姉が発した太字部分には納得させられたような気がします。
去年の冬、きみと別れ (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 去年の冬、きみと別れ (幻冬舎文庫)より
4344424670
No.2
(3pt)

意外性はあるのかもしれないが。

面白いような、面白くないような、というのが率直な感想です。

二人の女性を殺害したことで死刑囚となった元カメラマンのところへ、彼の本を書くためにやってきたライターがたずねてきた場面から始まります。
カメラマンは、覚悟はある?とライターに問います。

ここまで読むと、
知ってしまうとこちらの身が滅ぼされてしまうような事実が待ち受けているのか!?
と、ワクワクさせられます。

構成もトリッキーで面白いところかもしれません。

ただ構成やそのトリックが優先されてしまって
淡々とストーリーが進められていき
人物の心理描写がほとんどなく
人を殺すほどの狂気とは?その境界とは?
という疑問に対しては
結局ありがちな答えが用意されていたように感じられてしまいました。

姉が発した太字部分には納得させられたような気がします。
去年の冬、きみと別れ Amazon書評・レビュー: 去年の冬、きみと別れより
4344024575
No.1
(3pt)

「掏摸」を境に、

ストーリー先行というか、ミステリー色が強くなり、「人間」の描き方がとても浅くなってしまったような気がする・・・。
「銃」や「土の中の子供」、「遮光」等の、登場人物の内部を奥深くまで抉るような著者の描写の仕方に魅せられていたために、
最近の作品については、そういったものからどんどん遠ざかっていく傾向が見られて、
個人的に、デビュー当時からのファンとして、とても、とても悲しい。
確かに、作品の幅を広げることで、多角的に「人間」に触れることは可能になったと思うが、なんというか、答えが見えてしまっている気がするのだ。
あらかじめ、「人間」についての要素が用意されており、それを拾い上げて表現しているだけのように感じられる。
 今回の作品の中に、〔不完全性を保つ不安定で歪な部分に、生命が宿る。〕という一文があった。
文章やストーリーが、綺麗に整理されていなくても良い。
昔の、まるで著者自身も手探りで描いているかのような、鬼気迫る「人間」が見たい。
彼らは、彼らの「人間」を確実に描かれたために、その不完全さや不安定ささえ、私には完璧に美しく感じられたからだ。

 ・・・と、偉そうに書いてしまいましたが、こういうことはやはり好みや価値観の問題ですし、
単に、私自身の読解力の無さに問題があるのかもしれません。
 それに、依然として著者のファンであることに変わりはありませんので、皆さんにも、是非、「去年の冬、きみと別れ」、読んで頂けたらと思います!!
去年の冬、きみと別れ Amazon書評・レビュー: 去年の冬、きみと別れより
4344024575