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骨の祭壇
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骨の祭壇の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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稀に見る面白さ。理屈抜きに楽しめました。それに深いなぁ。作者に最敬礼したいよ。 | ||||
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骨の祭壇の力が永遠の命という設定がまず萎える。主人公のご都合主義的な出会いと謎解きにうんざりしながら、アクション場面はそれなりにスピーディだったので読み進めていったが、場面はフランスのパリで、登場人物はもちろん西洋人なのだが出会いの店がそば店て?この時点で翻訳者のセンスが信じられなくなり読書終了。 | ||||
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皆さん同じよなことを感想で述べられていますが、残念ながら同じパターンに陥りました。 自分だけでなかったと,変にホッとしたり・・・ 文章は分かりやすく、難しくない。 まあこの危機に陥る様は確かに尋常じゃあない。そこがまた、現実味が薄れてしまう。 だんだん飽きてきて、ハラハラするのは冒頭の1/3くらいまでか・・・ まあ最後に行きついたのは、読みやすいからかも。 これって、インディージョーズ的な終わり方で、あまりにも最近の小説のわりにクラシック。 さも映画化された後の本って感じ。新潮文庫さんにしては、ミーハー? | ||||
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面白いけど、不死の薬という突拍子もない世界観に没入させるほどの筆力はない。全盛期のスティーブンキングはこんなもんじゃなかった。 | ||||
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アマゾンで予約までして買ったのを忘れていて、今ごろ読んだ。なんだこりゃ!という低レベルの内容に驚いた。大富豪に殺人狂のユダ公女、ロシアンマフィア、ロシアンマフィア女首領の娘にして弁護士(そんなのありか? アメリカはむちゃくちゃな国だ)などなど、多彩というかなんでもありの登場人物たち。おまけに「骨の祭壇」の正体というのが、これまた実に笑わせてくれる。小説と言うより漫画の世界じゃないか。 他の方が書いているようにスピード感だけはある。ただそれだけのもの。帯の文句にあるように数億円で版権を奪い合ったというのがもしも本当なら、アメリカの読者レベルは極めて低いと思うが、最初からアメリカ人の大多数を占める無知無教養な人たちを対象にした本だとしたら納得がいく。 本当なら星ひとつでも惜しいが、結構笑わせてくれたのでおおまけにまけて2つあげよう。それにしても最近の新潮文庫の翻訳物はいいものがないなあ。 | ||||
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一ページ目から読者を引きずり込む手腕は優れている。 最初は現在のサンフランシスコの公園、ホームレスの女性が何者かに襲われるのだが、 犯人のポニーテールの男の描写がうまい。女性を殺そうと静かに、しかし確固たる謎の目的を持っているのがよくわかる。 そして死ぬ間際の女性の意味不明の言葉。 「あの人は「骨の祭壇」から飲んでないの。私が取り返したから」 「骨の祭壇」とはなにか?あの人とは誰か? このシーンを筆頭に、1920年代のシベリア、再び現在のアメリカなど骨の祭壇をめぐる物語が始まり、 読者をぐいぐい引っ張っていく。この謎の提示の仕方、思わせぶりな登場人物、暗躍する謎の存在などは、浦沢直樹っぽい。 アクションシーンが多いのも非常に映像向けなので、漫画や映画にすると映えるだろう。 一度そう思ってしまうと、MASTERキートンやMONSTERのイメージがバシッとハマってしまい、抜け出せなかった。 | ||||
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上巻はそれなりに面白く読めたが、後半になると随分飽きてくる。 なんせ展開がワンパターンなのだ。 襲われる→逃げる→敵を倒すか逃げ切る→謎を考える→次の目的地へ→また襲われる 要はこの繰り返しなのだ。 そろそろ襲われるんだろ?と思うと次のページで銃弾が飛び込んでくる。 アクションシーンもクドくて、下巻は読み進めるのに本当に時間がかかった。 ラストだっていまいちカタルシスを感じられない終わり方だと思うが、風呂敷広げた割にあんなラストでいいのか? 激しく尻すぼみ感のあるラストで、その辺も浦沢直樹っぽかった。 | ||||
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私の中では、今年1番楽しめました。 心地よい読後感が残った1冊です。 | ||||
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これ本当に、アメリカの出版社は数億円もかけて版権を争ったんですかね? 「誰が敵か味方か予測不能」とありますが、そんな上等な駆け引きは皆無だし、追いかけっこと銃撃戦がページの大半を占め、「虚と実を巧みに織り交ぜる」という、この手のミステリに不可欠な工夫も微妙な匙加減。もっともらしくケネディ暗殺とかラスプーチンネタとかを出してきてはいますが、点の謎が線でつながる・・・というカタルシスが皆無です。 上下巻読み通すことはできたので、「すっごくつまらない」というほどではなかったけど、ダ・ヴィンチ・コード系の冒険ミステリなら、ジェームズ・ロリンズの諸作品のほうが何十倍もおもしろい。 | ||||
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前半は面白い。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 | ||||
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後半はイマイチ。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 | ||||
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前半(上巻)は確かにどんどんページを繰らせる しかし後半がダルい これは単に好みの問題かもしれないが こういう追いつ追われつの謎解きサスペンスで 主人公2人の恋愛が深まっていく展開はどうも苦手 途端に甘ったるい雰囲気になり緊張感がなくなる 覆面作家らしいがもしかして女性? カーチェイスがやたらと細かいのもちょっとくどかった あの有名な暗殺事件の背景についてはよく練られていた 全体を平均して星3つ | ||||
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もうひとつですね。なんかハナシが古臭いし、テンポ悪く、グイグイ引き込まれるというのはなかったですね。 アマゾンでのススメに乗ってみましたが、いま一つでした。オススメできません。 | ||||
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現在のサンフランシスコで謎の言葉を残して死んだホームレスの女性、1937年にシベリアの強制収容所を脱出した男女の行く末、18か月前にテキサスで死に瀕した父親が息子に残す告白…。この3つのバラバラの物語がやがて交錯し、想像を超えた壮大な物語が浮かび上がってくる。美貌の女殺し屋、ロシアンマフィア、謎の組織、大富豪など様々な登場人物が現れ、主人公の女弁護士ゾーイの命を付け狙う。敵だと思った人物が味方になったり、味方だと思っていた人物が敵だったり、次々に物語の舞台も変わり、目まぐるしく展開する物語からは目が離せない。 ストーリーの根幹に現実ではありえない設定を置いているので、現実世界のミステリーやアクションものが好きな人には向かないと思うが、ハリウッド映画並みの冒険活劇と割り切って読めば、十分楽しめる作品だと思う。 | ||||
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杉江松恋さんによれば、「読み出したら止まらない『骨の祭壇』がすごい!」なのである(Web本の雑誌)。 オビも「覆面作家なのに全米出版社が数億円!で争奪戦」であり、「一気読み必至の超絶ミステリ」であり、 「ダン・ブラウン? ハーラン・コーベン? S・キング? 「ノーベル賞候補者」とも囁かれる正体不明 の作家の会心作!」なのである。 ダン・ブラウン系?の類のうたい文句には、杉江さんも書くとおり、たしかに何度も出会ってきた。 けれどもなんだかオビの熱気が尋常ではない。 下巻のオビときたら「敵の数が、多すぎる!」とあって、 読めないくらいちっさーな字でずらずらとやばそうな名前が並んでいるのだ。「謎だらけ、予測不能」ともある。 思わず手に取ってしまったが、なるほど、このスピード感は尋常ではない。 エンタテインメントとしてかなりのレベルにあると思うし、巧みに謎を設定し、 ちらちらと先を予測させつつ裏切っていく書き方は相当な手練れとお見受けした。 ほんとに、読み出したら先が知りたくて止まらないのだ。 物語は1. 現代のサンフランシスコで女性ホームレスが殺される事件が起きる。 2. 1930年代のシベリアで強制収容所から脱出しようとする男女がいる。 3. 物語内現在の18ヶ月前にテキサスで死にかけた男がおり、息子たちに重大な告白を遺そうとする。 というこの3つの物語が怒濤の勢いで進んでいき、一つになっていき、 果てはアメリカの陰謀史にまで話が広がっていくわけだが、 突然だが、私はレビューというものを書いたことがない。 なんでこの作品についてはわざわざ書こうと思ったかというと、 ネットで「この作品どう評価されてるのかなあ」とのぞいて回ったら、 これを「面白いけれど」「何も残らない」作品だと見なしている人ばかり?と思ったからだ。 この作品の大きなテーマの一つは裏切りだ。 それが最後まで、ストーリーの緊迫感を維持していく。 誰がいつ正体を明らかにし、いきなり裏切るかわからないのだ。この書き方が巧い。 しかも、この「裏切り」は、強者が弱者に対して行う(行わせる)裏切りばかりで、 ネタバレにならないように書くのは至難だが、 ある種のフェミニズム小説としても読めるように私は思う。 というのも、このストーリーの秘められた中心軸は、実はある女系一族の四代にわたる 家族史にあり、女性主人公はその末裔であるからだ。 この女性主人公(と読者)は一族の歴史を遡りつつ、 彼女がなぜ彼女であるかを知ってゆくと同時に、 残酷な裏切りの歴史の真実を知ってゆく旅を旅するのだ。 その道行きは、男性である筆者は、ある種の胸の痛みとともに読み進めないわけにはいかなかった。 そして、そのやりきれなさこそが、著者の描きたかったことのひとつではなかったか、と思う。 ラストはアメリカのエンタテインメント作品によくあるつけたしに過ぎない。 スピード感にのみ注目し、過程を受け止められなかったらもったいない作品だと思う。 | ||||
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