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夢を売る男



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【この小説が収録されている参考書籍】
夢を売る男

夢を売る男の評価: 4.04/5点 レビュー 255件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.04pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全189件 121~140 7/10ページ
No.69:
(4pt)

レポートを読んでいるよう

著者と出版社が半額ずつ出し合って出版すると
見せかけているジョイント・プレス方式。
この方式で、著者に出版を促す編集者
牛河原を中心にした物語。

感想としては、
著者・百田氏が詳細な取材・調査を行い
こんな人がいたというのをききとり
そのレポートを読んでいるようだった。

登場人物に命が宿り
登場人物の動きを描写しているという感じを、
読んでいる最中に私は抱くことができなかった。

物語の世界に入り込むのではなく、
出版業界の内側を垣間見た感じだった。

牛河原の発言に感心した部分は多かった。

「小説を書く奴なんて、たいてい頭がおかしいんだ。
 嘘だと思うなら、1度300枚くらいの小説を書いてみたらいい。
 絶対に最後まで書き切れないから」
「素人が原稿用紙を埋めるのは簡単なことじゃない。
 1日かかって5枚も書ければたいしたもんだ。
 たいていの奴は1日1枚書くのがやっとだ。
 で、300枚書こうと思えば、早くて半年、まあ普通は1年はかかる」
「その間ずっとモチベーションを保ち続けるなんて、
 並大抵のことじゃない。普通の人間ならとっくに投げ出しちまう。
 書き出す前は傑作になるかもと思い込んで書き始めたものの、
 上手く書けなくて、また途中で読み返して、こりゃダメだとなるのが
 普通の人間だ」
「つまり最後まで書き切るというのは、そのあたりの神経が
 どこかおかしいんだ」 (31、32ページ)

「小説家の仕事というのは、『面白い話を聞かせるから、金をくれ!』
 と言う奇妙奇天烈な職業だ。
 だから、その話は聞く者を楽しませるためにする、
 というのが基本のはずだ。
 しかし人に聞かせることなんか微塵も考えないで
 ただ自分の言いたいことだけを得々と喋っているような作家が
 少なくない」 (183ぺージ)

「売れない作家の中には素晴らしい作品を書く作家もいる。
 おのれの血で書いたというような作品もある。
 しかし、そういう作品は読む者にも血を流すことを要求する。
 だから、売れない」 (180ページ)

「文学的な文書とは、実は比喩のことなんだ」
「日本の文学界には、主人公の心情を
 事物や風景や現象や色彩に喩えて書くのが文学的
 と思っている先生たちが多い」 (209、210ページ)

「才能とは金のある世界に集まるんだ。
 現代ではクリエイティブな才能はマンガやテレビ、
 音楽や映像、ゲームに集まっている。
 小説の世界に入ってくるのは、一番才能のない奴だ。
 金が稼げない世界に才能ある奴らが集まってくる
 はずはないんだ」 (164ページ)

読んで得たことは多かった。
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No.68:
(5pt)

自惚れと執行者

おもろかた。ギャグかな?

スターになった禿爺さん、潮吹と言う出版社www
ハナクソの執行者。

まさにプロフェッショナルな仕事、そして執行者によるエンターテイメント。

永遠の0なんかよりよっぽど映画化した方がいいわwww
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No.67:
(5pt)

おもしろい作品でした

永遠の0や海賊とはまた違った 非常におもしろい作品であった。。。
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No.66:
(5pt)

成功したい人のバイブル

善い人だったとしても成功できないのは、人は善と欲がぶつかった時に、欲で動くから。そのことを分かりやすく理解させてくれる希少な本です。成功した人は、こういう本音の部分を語らずに、綺麗なことばかり語りたがります。しかし、百田さんは本音というか現実も描いてくれている。読んでいて気持ちのいいものではないかもしれませんが、しかし、牛河原編集長の考え方やセリフの数々は、成功したい人のバイブルです。
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No.65:
(4pt)

夢を売る男 百田直樹

百田直樹だけに5~6人の人物を取り上げてそれを色々と展開させていく。 想像していた通りで単純で面白かった。
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No.64:
(4pt)

なかなか

おもしろいです。でも僕にまだ本を書くように連絡がないのは不満ですw
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No.63:
(5pt)

おすすめです

「モンスター」が面白かったので、こちらも次いで読みましたが、出版業界の現状や小説家という職業についての詳しい描写がありとても興味深かったです。
百田さんの本はとても読みやすいですね。
学生の頃は純文学などの「結局何が言いたいのだろう?」と考え込んでしまうような難解な本も好きでしたが、いい年になったからか、わかりやすいエンターテイメントの本でないと読む気がしなくなりました。
自分だけかと思ってましたが、日本全体がそういう傾向にあるようですね。
文学界のいわゆる新人賞にはカラクリがあったことも知らなかったので、また違った目で今後は受賞者を見てしまいそうです。
売れない大御所作家のセリフなどいかにも言いそうで笑えました。「モンスター」でも感情の描写が上手いと感心しましたが、読者を引き込む筆力がとにかくすごいと思います。久々にお気に入りの作家に出会えました。
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No.62:
(5pt)

勉強になりました。

私は書籍出版を目指している一人として大変勉強なった1冊でした。
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No.61:
(5pt)

びっくり

リアルなルポですね。でもきっと現実です。目からウロコの一冊でした。
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No.60:
(5pt)

面白い。

出版業界の裏話をコミカルに描いており、一気に読めました。
今、一番面白い作家だと思います。
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No.59:
(4pt)

一気読みできる

キャラの人物像がハッキリしてて、頭に浮かびやすい。
アニメとか漫画のような読みやすさでした。
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No.58:
(4pt)

ぶっちゃけすぎ

最近の芥川賞などの文学賞などみるにつけて商業主義に走る業界に対する
アンチテーゼとも思われますがちょっとぶっちゃけすぎの感は否めません
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No.57:
(5pt)

牛河原が客を丸め込む言葉に笑いながらもドキッとした

本を出したい人って確かにいるだろうなあ、アハハ、このバカまんまと騙されてる、などと騙されて大金を自費出版の本に出す人たちを笑いながら読んでいたのだが、いつの間にか騙される側よりで読んでるときがあって「やべえ」と思った。

テンポよく軽快に読めるコメディだが、本当のこともかなり書いてあると思う。
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No.56:
(5pt)

本好きとしては、見たくない世界

本の出版、中でも自費出版に関する話です。
(作中では、自費出版ではなくジョインプレスとある)
僕も本が好きなので、本書に描かれている世界と言うのはかなりリアルなんでしょうけど、怖いな、と思います。
いつか自費出版しようと思っていたら、間違いなくしり込みします。
でも好きな本の話だから面白いんです。
人情味のある編集長と若手編集員が、会社にふりかかる困難に立ち向かう最後は痛快です。
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No.55:
(4pt)

人間の心理をついた面白い作品です。

自費出版の多い昨今の一面をみごとについた作品。作家を夢る人、自分をアピールしたい人様々ですが、他の人には書き手以外は思ったほど興味がありません。いや全くと言ってもいいです。本にしてアピールしたい人の心理をうまく突いての自費出版業、確かに自分の存在を本にしたいという人の夢をかなえるという観点から見ればすばらしい出版業だとも思えます。それを真逆の作家の側から描きだしたユニークさが面白い。
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No.54:
(4pt)

騙されはしたものの・・・

現代人のふくれあがった自意識といびつな欲望を鋭く切り取ったブラックコメディー。

文章を書くのが好きな人ならば、一度くらいは「自分の本を出してみたい」と思ったことがあるはず。
そのささやかな夢に忍びよってくるのが丸栄社という出版社。
実はこの会社・・・そのぼったくり商法で大きくなった会社なのです。

それにしても「夢を売る男」とはよく言ったもんです。
騙された人達はお金を多く取られたかもしれないけど、それと同時に夢の実現や自信も手に入れた。
そのお金でそれを得たと考えれば安いものなのかもしれない。

最後の1行がたまりません。
この言葉に牛河原という男の本当の姿が現れています。小憎らしいラストでした。
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No.53:
(4pt)

永遠の0を書いた男の書

「永遠の0」「海賊とよばれた男」は、名作且つ良書と思うが、この書は良書とは思わないが、名作である。
語り口が軽快で、読者をぐいぐいと惹きつけ、読んでいても飽きが来ない。
しかし「永遠の0」と同じ作者が書いたとは、百田尚樹の多才さをさらに確認することとなった。
おもしろい書籍であり、先ずは手にとって読むことをお薦めする。
そして最後の言葉で、総てが解決して救われる。 百田尚樹の思いのままに、心地よく感情が振り回されます。
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No.52:
(5pt)

文句なく面白い

エンターテイメント小説としても業界の内幕暴露小説としても文句なく面白い。文庫になるまで待てないと思い単行本を正価で買っても全然損した気にはならなかった。大手出版社を退職し、自費出版を生業とする小さな出版社の編集長になった牛河原。ジョイントプレスという、出版社と著者で費用を折半する方法でバカな素人から金を集め、売ると見せかけあとは適当にんのらりくらり…牛河原たちにとっては、本を出したいというような自己顕示欲の強いスノッブな人間はいいカモで原稿の内容などまったく関係なし。あくまで作品に心酔するふりをして誠実、真摯な態度を見せつつ値踏みしてお金をとったら体よくサヨナラ。。
本当に詐欺ぎりぎりなビジネスモデルだが、なかなかよく考えられている。
そのカモになる人間たちも現実にこんな感じの人いるだろうなと思わせる書きぶりで面白い。ライバル社の追撃をかわすために、部下を敵陣に乗り込ませ結局カモにした著者も利用してライバル社を倒産させるくだりは後半の大きな山場で迫力とスピード感があるが「そこまでやるか〜」という、デフォルメはされているだろうが出版会の熾烈さも感じる。
ライバルが倒れたからこそとも言えるが、最後に、悪びれることなく「夢を売りつづける男」牛河原が、読んで本当にいい原稿だと編集者が心から信じた原稿は出す。そして出した限りは必ず売る と部下の編集者にいう場面で、やくざな商売をしながら編集者魂を失っていなかった牛河原にほっとする。現実に近いぎりぎりを書いている部分も当然あるだろうし
だとしたら百田さんこの先出版界で無事やっていけるのかと若干心配になる。
が、読者としたらこういう小説ははやり文句なく面白い。
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No.51:
(5pt)

おもしろいな~

とにかく面白い。
一気読みできます。
しかし・・・後半はもう一工夫あっても良いと思う。
続編を期待できる作品だと思います。
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No.50:
(4pt)

あっと言う間に読破!

フィクションだけど、ノンフィクションもありうるなぁ…
と思えるリアル感に引き込まれました

「知っているか?現代では、夢を見るのに金がいるんだ」

「人は精神的な満足と喜びさえ味わえれば、金なんかいくらでも出す」
 
そして、この2つの言葉に妙に納得

読みやすい文体で、ぐいぐい引き込まれ読後も意外とさわやかで
友人たちにも薦めたい面白さ満点の1冊です
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