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死に金



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【この小説が収録されている参考書籍】
死に金
死に金 (文春文庫)

死に金の評価: 3.80/5点 レビュー 15件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.80pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全15件 1~15 1/1ページ
No.15:
(4pt)

プロットが素晴らしい

末期癌の入院患者がため込んだ裏金を手に入れようと、次々と悪党が見舞いに来るというアイデアを思いついた時点で作者の勝ち。視点を変えるごとに前の描写の一部を繰り返すという省エネ技法で、あっという間に最後まで付き合わされた。ラストはいささかどうかと思うが、エンタメとしてはさすがのひとこと。
死に金Amazon書評・レビュー:死に金より
4163820507
No.14:
(5pt)

瀕死の主人公の魅力

unlimitedに出てきたので、初めて読む著者だったがふと読んでみたら予想以上に面白かった。極道系は好みではなかったのにグイグイ引き込まれた。瀕死の主人公の一切の希望を捨てたような言動が魅力的だったせいだろう。
人生目標が低い(見栄と金重視の)嫌な人間ばかり登場する。それぞれ自身勝手な倫理で生きており主人公も、ある意味非道の悪人と言える男であり、彼こそ自分の倫理だけで生きている。しかもその孤高の姿勢が際立っている。ラストに一気に救い(死も含めて)をもってくる展開は痛快だった。終わり方も潔い印象。
死に金Amazon書評・レビュー:死に金より
4163820507
No.13:
(5pt)

そして、誰もいなくなった!

死の淵に佇む一匹狼のアウトローのお金に群がる海千山千のヤクザ者たちが一同に会し、起こるべくして起きた事件、そして、救われた者とは・・・・・
死に金Amazon書評・レビュー:死に金より
4163820507
No.12:
(5pt)

無心に好きなことをした結果、お金が集まってくるのだという結末に救われた感じがしました。

余命わずかとなったとき、お金を抱えたままでは死ねない、相続させたい人間もいないというときの男の心境は想像できませんが、そのお金をあてにして、周囲の人間が必死に動く様が面白かったです。

楽して莫大なお金を手にしたいという気持ちより、無心に好きなことをした結果、お金が集まってくるのだという結末に救われた感じがしました。

確かに、無心であることや純粋であることは尊いという価値観でなければ、世渡り上手やテクニシャンがのさばる世の中では無茶苦茶になりますので、その道筋が示されたのは良かったです。
死に金Amazon書評・レビュー:死に金より
4163820507
No.11:
(3pt)

侠飯シリーズではない

「死に金 侠飯」ってタイトルが電書についてるけど侠飯シリーズではないです。
二人が出てこないなーと思いつつ最後まで読んでしまった。ぜひとも訂正をお願いします!

この小説についてですが視点を変えて書いてますが、先の展開がだいたい予想できるし、ほぼコピぺじゃないかというページもあり書きぶりがわりとクドイです。
死に金Amazon書評・レビュー:死に金より
4163820507
No.10:
(3pt)

死に金を、生きる金にしえない絶望。

読んで、残念な気がした。
なんだろうね。
結局 『お金の使い方が よくわからない』ので
先送りする ということなんですね。

侠飯の第3巻で 闇金で稼いだお金を
卓磨は 自分の子供の頃を思い出し 
キラキラネームの柔斗 に500万円を渡して 贖罪する。

今回の矢坂も、ヤクザに組することなく、
数億円のお金を溜め込み、自分で使うこともなく、
妻でもなく、金にからんだニンゲンでもなく、次に託す。
まぁ。数億円では 個人レベルなんでしょうね。

八坂は言う
『金が無意味だとわかるのは、
本気で金に執着したニンゲンだけだ』
『勝つということは、何かを捨てることだ』
これが キイワードになっている。
八坂は なぜ 辰野を? がよく見えない。

それにしても、ヤクザたちのシノギが厳しくなっている。
バカラで負けた400万円。それを悩む 飯島。
ヤクザというより 愚連隊レベル。
金で 出世するヤクザの世界も みみっちい。
社会の底辺で うごめく人たち。

死に金を 生きる金にしえない 絶望的な風景。
さぁ。
福澤徹三 このとほほな 現実から 脱出できるのか?
死に金Amazon書評・レビュー:死に金より
4163820507
No.9:
(4pt)

ピカレスク・ロマンとは違う …

末期癌で死の淵に立つアウトローの金貸しの矢坂の大金を何とか手に入れようと、矢坂のもとに群がるするやくざ、別居中の妻、チンピラ…

金に群がる人間の浅ましさ、そして、この小説の中の唯一の救いとの対比。途中で結末に気付いてしまったが…

裏表紙の紹介文にあるピカレスク・ロマンとはちょっと違う。傑作『灰色の犬』のレベルまでは到達してはいないが、面白い小説だった。今後の福澤徹三は、この路線で行くのだろうか。
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4163820507
No.8:
(2pt)

とても残念

長すぎたのではないだろうか? もしこれが短編で合ったらとても面白くなったと思う。
残念だ。
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4163820507
No.7:
(3pt)

ありきたりすぎて(笑)

んー。ちょっとまだ作者が消化仕切れて居ないというか、
勢いで書きすぎたのでは?って感じがする。
題材としては面白いのだけど・・・
まあ、ラストはこうであってほしいという作者の希望なのかもだけど。
ごめん。
ありきたりすぎて(笑)
いろいろ書きたいけど自粛します。
死に金Amazon書評・レビュー:死に金より
4163820507
No.6:
(5pt)

外しません

末期癌に冒され死期の迫った男

その男が貯め込んで隠し持つ大金

それを手に入れようとする女と男達…

この作者の
九州北部を舞台に裏社会を描いた小説は
どれも外さない面白さ

読後感も良かったです
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4163820507
No.5:
(2pt)

面白くなるはずなのに・・・

絶対面白くなるはずの題材なのに、なぜか不完全燃焼のままに最後にたどり着いたような、とても残念な感じ。
死に金Amazon書評・レビュー:死に金より
4163820507
No.4:
(2pt)

内容がウスッペライ

この作者のファンでなければ高い評価はつけないとおもう。

それぞれの登場人物の視点から描かれる場面では、全く同じ会話が出てくるので妙な違和感を感じる。

200ページ強だが、ギュっとすると100ページくらいにおさまる。

出版するために無理やり書いた感がひしひしと伝わってくるという悲しさ。

いちおういっておくと、この作者のほかの作品は好きです。それだけにもったいない。

もうちょっとなんとかなったとおもう。
死に金Amazon書評・レビュー:死に金より
4163820507
No.3:
(5pt)

映像が浮かぶよう

同じ時間軸を登場人物それぞれの目線で語られ
立体的な構成が面白かった。
裏社会の壮絶な世界の中に人間の本質を垣間見ることができ
こころにジンときた。
本の中のつくりにもこだわりがありかっこよいし、
最初タイトルの暗いイメージと表紙の写真の明るさにギャップがあったが
読み終わったとき、主人公の心の在り方がこの写真で語られていると感じ
納得した。装丁って深い。
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4163820507
No.2:
(4pt)

スキです。福澤徹三さん

文章が好きなんですよね。福澤さんの書き方には、好感が持てます。
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4163820507
No.1:
(5pt)

美しいほどの金への執着!

綺麗な装幀に惹かれて手にとりましたが、大成功でした。

金の亡者とでもいうべき男が、
死に瀕したとき、自分の巨額の遺産をどうするのか。
ハゲタカのように集まってくる人々の目線から、
金に対する、ぶれない態度が描かれます。

いったい、何に金を使うつもりなのか?
金はどこにあるのか?

ページを繰る手が止まらず、一気に読みとおしてしまいました。
これは、いずれ映画化するんじゃないかと思います。
死に金Amazon書評・レビュー:死に金より
4163820507

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