天使のゲーム

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天使のゲームの評価:

4.28/5点 レビュー 18件。 C ランク

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平均点4.28pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全26件 21〜26 2/2ページ
No.6
(4pt)

読めば夢中になるが…

「忘れられた本の墓場」「センペーレと息子書店」…
前作「風の影」にも登場した場所や人が登場すると、
あの世界に帰ってきたような気がしてちょっとうれしい。
雰囲気も、前作同様、どこか幻想のようで、死の匂いがする。

肝心の物語だが、上刊でかなり惹きこまれる。
主人公ダビットの家族との別れ、物書きとしての始まり、恋と病。
因縁めいた「塔の館」に住み始め、
編集者アンドレアス・コレッリからの書籍のオファーを受け、
そこから回り出すおかしな歯車。
(なんだか本人が呼び寄せてる感じがしてしまうのだが)
いよいよ怪しい雲行きの中、アンドレア・コレッリのオファーが具体化するあたりから、
私の中で若干違和感が出始めた。
たくさん散りばめられた謎が、気持ちよく解決されることを期待して読み進めるが、
どうやらファンタジーでまとまってしまう?と感じ始めて、
先を読みたいという欲求は途切れないながらも、ちょっぴりがっかり。
でも、そんなことを思うのは野暮かもしれない。
 (ほかの方のレビューや訳者あとがきにもあるように、
4部作全体の中の伏線であるかもしれないし)

物書きの狂気、本の魔力、人の悲しみが満ちた物語の中だからこそ、
前作ほどの読後のじんわり感はないにせよ、
ダビットを巡る人々の人間性の善の部分が救いになっているというか、
逆に際立ち、胸にしみいってくる。
(それは小説にとってすごく大切なことだと、個人的に思う)

とにもかくにも、3作目、4作目を読みたい。
天使のゲーム (下) (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 天使のゲーム (下) (集英社文庫)より
4087606473
No.5
(4pt)

読めば夢中になるが…

「忘れられた本の墓場」「センペーレと息子書店」…
前作「風の影」にも登場した場所や人が登場すると、
あの世界に帰ってきたような気がしてちょっとうれしい。
雰囲気も、前作同様、どこか幻想のようで、死の匂いがする。

肝心の物語だが、上刊でかなり惹きこまれる。
主人公ダビットの家族との別れ、物書きとしての始まり、恋と病。
因縁めいた「塔の館」に住み始め、
編集者アンドレアス・コレッリからの書籍のオファーを受け、
そこから回り出すおかしな歯車。
(なんだか本人が呼び寄せてる感じがしてしまうのだが)
いよいよ怪しい雲行きの中、アンドレア・コレッリのオファーが具体化するあたりから、
私の中で若干違和感が出始めた。
たくさん散りばめられた謎が、気持ちよく解決されることを期待して読み進めるが、
どうやらファンタジーでまとまってしまう?と感じ始めて、
先を読みたいという欲求は途切れないながらも、ちょっぴりがっかり。
でも、そんなことを思うのは野暮かもしれない。
 (ほかの方のレビューや訳者あとがきにもあるように、
4部作全体の中の伏線であるかもしれないし)

物書きの狂気、本の魔力、人の悲しみが満ちた物語の中だからこそ、
前作ほどの読後のじんわり感はないにせよ、
ダビットを巡る人々の人間性の善の部分が救いになっているというか、
逆に際立ち、胸にしみいってくる。
(それは小説にとってすごく大切なことだと、個人的に思う)

とにもかくにも、3作目、4作目を読みたい。
天使のゲーム (上) (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 天使のゲーム (上) (集英社文庫)より
4087606465
No.4
(4pt)

1917年から1945年にわたるスペイン・バルセロナ舞台のオカルト・ミステリー風ダーク・フ

話は、作家を主人公とした、(映画)[エンゼル・ハート](1987年ミッキー・ローク主演)を彷彿とさせるダーク・ファンタジー=ひょんな行き掛かりから作家ダビットが
探索することになった<塔の館>にまつわる人物が、実は...といった話で、第二次世界大戦前という時代設定の割には、激しい
アクションありいの、ディーヴァー風どんでん返しも用意され、それに超常現象が絡む、”珠玉”かどうかは、わからんが、かなりの面白本。
翻訳も極めてスムースで、バルセロナで暮らしたことのある私にとっては、旧市街の描写、ガウディの建造物描写などは、感涙もの。
ただ、大傑作の前作[風の影]と比較すると、挿話に超常現象的オチの付け方が多用されており、前作のような最後の最後ですべてが
納得の上、”コトリ”と落ちる哀愁のラスト...とは行かなかった。
”本の墓場”の扱いも、本作ではあまり重きを置かれてはいない。
大体、何故に謎の編集人=雇い主はダビッドを選択したのか、その理由がいまいち納得できない。
訳者後書き(この後書きが、ここまで書いて良いのか、と言うくらいネタバレ満載なのに驚くが...)に丁寧にその理由説明があるが、
(--作家としての彼の魂を欲しいままにして、...に君臨...--)君臨して、結局なにがしたいのか...
最後の最後、雇い主がつぶやく<祝福であり、復讐である>...えっ?何に対する復讐?とちょっと混乱すら覚えてしまい、前作の
正しく”珠玉”のラストの再現を期待した分、落胆があったのは事実。
もっとも4部作となるとの事ゆえ、私の疑問も最後には氷解するのかもしれず、ここは、このまま[?]にしておくのが良いのかも...

私見ではあるが、本作は、”本の墓場”シリーズの一貫とせずに、オカルト風味を抑えて独立した時代ミステリーとして上梓されていたら、
大傑作になり得た気がするのだが,,,,
天使のゲーム (下) (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 天使のゲーム (下) (集英社文庫)より
4087606473
No.3
(4pt)

1917年から1945年にわたるスペイン・バルセロナ舞台のオカルト・ミステリー風ダーク・フ

話は、作家を主人公とした、(映画)[エンゼル・ハート](1987年ミッキー・ローク主演)を彷彿とさせるダーク・ファンタジー=ひょんな行き掛かりから作家ダビットが
探索することになった<塔の館>にまつわる人物が、実は...といった話で、第二次世界大戦前という時代設定の割には、激しい
アクションありいの、ディーヴァー風どんでん返しも用意され、それに超常現象が絡む、”珠玉”かどうかは、わからんが、かなりの面白本。
翻訳も極めてスムースで、バルセロナで暮らしたことのある私にとっては、旧市街の描写、ガウディの建造物描写などは、感涙もの。
ただ、大傑作の前作[風の影]と比較すると、挿話に超常現象的オチの付け方が多用されており、前作のような最後の最後ですべてが
納得の上、”コトリ”と落ちる哀愁のラスト...とは行かなかった。
”本の墓場”の扱いも、本作ではあまり重きを置かれてはいない。
大体、何故に謎の編集人=雇い主はダビッドを選択したのか、その理由がいまいち納得できない。
訳者後書き(この後書きが、ここまで書いて良いのか、と言うくらいネタバレ満載なのに驚くが...)に丁寧にその理由説明があるが、
(--作家としての彼の魂を欲しいままにして、...に君臨...--)君臨して、結局なにがしたいのか...
最後の最後、雇い主がつぶやく<祝福であり、復讐である>...えっ?何に対する復讐?とちょっと混乱すら覚えてしまい、前作の
正しく”珠玉”のラストの再現を期待した分、落胆があったのは事実。
もっとも4部作となるとの事ゆえ、私の疑問も最後には氷解するのかもしれず、ここは、このまま[?]にしておくのが良いのかも...

私見ではあるが、本作は、”本の墓場”シリーズの一貫とせずに、オカルト風味を抑えて独立した時代ミステリーとして上梓されていたら、
大傑作になり得た気がするのだが,,,,
天使のゲーム (上) (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 天使のゲーム (上) (集英社文庫)より
4087606465
No.2
(5pt)

面白かった

ディケンズやボルヘスやガルシアマルケスやフーコーの振子が好きなら
この本も好きなはず。

風の影ほどさわやかではないけど、気軽に読めて、
でも面白かった。
天使のゲーム (下) (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 天使のゲーム (下) (集英社文庫)より
4087606473
No.1
(5pt)

面白かった

ディケンズやボルヘスやガルシアマルケスやフーコーの振子が好きなら
この本も好きなはず。

風の影ほどさわやかではないけど、気軽に読めて、
でも面白かった。
天使のゲーム (上) (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 天使のゲーム (上) (集英社文庫)より
4087606465