夏と花火と私の死体

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評判

夏と花火と私の死体の評価:

3.87/5点 レビュー 203件。 B ランク

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平均点3.87pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全206件 161〜180 9/11ページ
No.46
(5pt)

淡々と描いている

「死体」になった主人公の立場から語られるホラー。子供の無邪気さの裏側に潜む恐ろしさを見事に描いています。そして、「死」というものを非常に淡々と描いているところにこの作品の魅力があります。一般的な「死」の認識として、とんでもないこと、恐ろしいこと、悲しいことであり、それが「殺し」となると、恨み、痛ましさ、という何らかの意思や、許されないこと、悪いことという倫理的なものになります。しかし、この作品はあくまでそれを「死体」となった主人公の視点から客観的に淡々と描き続けます。この不可思議な視点が物語全体にぞくっとするような冷たさを与えていると思いました。また、実はこの作品を作者が16歳で書いたというのが驚きでした。そういわれてみれば、若手の新鋭ならではの鋭さのようなものが響いてくる気がします。
夏と花火と私の死体 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 夏と花火と私の死体 (集英社文庫)より
4087471985
No.45
(4pt)

乙一の処女作の衝撃

乙一氏がこの作品でデビューしたのは若干17歳。この作品を書いていた当時は、まだ16歳だったという。年齢詐称しててほしい、と心の中で犯罪を肯定した上で叫んでしまいたくなる。とにかく無駄がない。入りからラストまで、全てが計算しつくされた上で組み立てられた小説だ。普通気にも留めないような伏線が、読み終わった後に「なるほど」と言わせるのは、やはり彼の天性のものであるとしか思えない。意識してやっていないから脅威だ。読んでいる最中から続きが気になり、読む手を止められない。読後、何かが背筋を伝って落ちて、「やられたっ!」と叫ぶこと請け合い。同時収録の書き下ろし「優子」も中々の出来で、文句無し★五!と言いたい所だが、なんかちょっと悔しいので★は一つ削らしてもらおう。
夏と花火と私の死体 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 夏と花火と私の死体 (集英社文庫)より
4087471985
No.44
(3pt)

好みの問題かもしれません。

みなさん、とてもこの作品を褒められているので、ちょっと書き辛いのですが、私はあまり好きではありませんでした。私自身がもちろん子供でないこと、都市部に住んでいること、近所づきあいもないことなど、物語の設定とかけ離れた生活をしているので、入り込めなかったのかもしれません。このお話は、夏休みに殺された9歳の少女の死体をめぐる幼い兄妹の4日間の冒険、という内容です。このお兄さんがどうも小学生なのに、物事に動じなさ過ぎるように思うし、見つかりそうで見つからないあたりの設定も「いやいや、そこまでいけば普通気づくでしょう!」的な意地悪な気持ちになったりして、そして多分、前評判の高さに期待が大きすぎたせいもあって、思ったほど良くなかったなぁ、と思ってしまったのだと思います。
夏と花火と私の死体 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 夏と花火と私の死体 (集英社文庫)より
4087471985
No.43
(5pt)

視点にびっくり!!

~私の死体 と言うだけあって、視点が 一番最初に死んでしまった少女!ここにびっくり。目のつけどころが違う!!
夏と花火と私の死体 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 夏と花火と私の死体 (集英社文庫)より
4087471985
No.42
(5pt)

「私」…???

「私」は最初の方で殺されてしまう…なのに…なんで話の視点はずっと「私」??一緒にいないのにいるかのように周りの状況を説明する。その感覚が私にとってとても恐ろしかったです。また読みながらとてもどきどきしました。バレそう!?って感じです。そして、さすが乙一さん。またしても驚きました!話のくくりかたと言うか、ある人の以外な真実?読んで行くうちに、どんどん引き込まれてしまいます。描写などもしっかり想像できるような話です。乙一さんのどの本にもある、不思議で新しい感覚。私はそれがとても大好きです!
夏と花火と私の死体 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 夏と花火と私の死体 (集英社文庫)より
4087471985
No.41
(4pt)

ホラーでないホラー

乙一さんのデビュー作品であり、発表時異色の作品と言われた「GOTH」に通じる物を感じる作品。隠した死体が見つかりそうになって場所を変えて、又見つかりそうになって、又場所変えて・・・ この駆け引きが非常に上手い。読んでいて先へ先へ読みたくなる。そしてその繰り返したしつこくならないうちに終る。この微妙なバランスが取れているので最後まで読んでいて飽きない。また、途中でオチは見えてしまうがそれでも最後まで読ませる力があってこれがデビュー作品なら騒がれるのも解る仕上がり。もう一作品の優子。こちらの方が個人的には好きです。最後の最後まで先が読めずホラーといったわけではないのにぞくっとする。どれが真実で、どれが嘘か。乙一さんらしい分の使い方が感じられた作品どちらの話も無駄が無く完成された魅力を感じます。短い中にきちんといいたいことが詰まっており、そして引き込まれたところで切られるこの長さが丁度良いです。長い作品ばかりが良い作品でない。と、この本を読めば感じるかもしれません。
夏と花火と私の死体 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 夏と花火と私の死体 (集英社文庫)より
4087471985
No.40
(5pt)

すごい。とにかくすごい。

視点人物が物語冒頭で殺される小説なんてアリ(笑?ずっと『私』視点で話が進んでいくのに、その『私』は物語冒頭で殺されてしまっている。別に幽霊というわけではない。ただ、殺されてしまった『私』が、殺人者である兄弟を傍観している、というおかしな状況。小学生の兄弟二人が死体を隠すために奮闘します。隠したら見つかりそうになり、見つかりそうになったらまた隠して…二人は無事に(?)死体を隠しきれるのか??乙一作品の中でもこれはピカイチ。最後にいきついた死体の隠し場所に驚いてください。意外なラストに驚き、そして感心するはずです。
夏と花火と私の死体 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 夏と花火と私の死体 (集英社文庫)より
4087471985
No.39
(5pt)

夏と花火はすごい!!

 友人に進められてこの作品を読みました。たいして年も変わらない乙一さんですが、私なんか一生のファンになってしまいそうです。文章もすらすらと頭に流れてきて読みやすさは抜群で、イメージはどんどんふくらみました。ラストの涼しげな感じも私は大好きですね。友人から借りたものだったので、後から自分で買いました。今では乙一さんの作品は全て集めてしまいました。乙一さんの虜になるきっかけになった「夏花」。是非みなさまに読んでいただきたいです。
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4087471985
No.38
(5pt)

なめててすみません

なんとなくタイトルにひかれ、買いました。少しまえに10代の若い子の作品で前評判抜群に良かったものを読んで「所詮、子供の書いたものだからこんなものか・・・」とがっかりしたものですから、これもそんなもんだろう。軽く読めそうだしいいわ。と思って読んでビックリ。久々のヒットです。舐めててスミマセン。と土下座したい気分。まず、主人公の私が主人公なのに動かない(動けない?)(笑)健ちゃんの怪しい魅力に女性陣はやられっぱなしって感じ?(笑)まぁ健ちゃんも変だし緑さんも変だし。とにかく頭殴られた感じ。とにかく忙しくなりすぎてつまらない作品を書くようになってしまわないで欲しいと切に祈ります。もう一つのお話の「優子」も、最後まで読んで「やられました乙一さん」と思いましたねぇ。
夏と花火と私の死体 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 夏と花火と私の死体 (集英社文庫)より
4087471985
No.37
(5pt)

衝撃のデビュー作

乙一さんのデビュー作。斬新。この一言に尽きます。この作品をかいたときは、16歳。驚きデス。普通の本じゃもう飽き飽きした方は、この本を読んでみることをオススメします。
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4087471985
No.36
(5pt)

夏におすすめ!!

9歳の夏休み、私は殺された・・・。主人公は9歳の「わたし」。「わたし」は物語冒頭で友達の少女に殺されてしまいます。にもかかわらず、主人公の「わたし」の一人称で物語が進み、田舎ののどかな風景を恐ろしいものにしています。語りが9歳の少女ということもあり、文章全体に幼さがあり、それがかえって不気味さを増長させているように感じます。田舎ののどかさを感じさせる描写の中に現れる違和感・・・「わたし」の死体。グロい表現はほとんどないので、そんな微妙な不気味さを楽しめる(?)人におすすめです。同時収録の「優子」も傑作だと思います。どちらも短編で読みやすいので読書初心者の方でも楽に読めると思います。この夏、すこし肌寒い思いをしたい人はぜひ!!
夏と花火と私の死体 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 夏と花火と私の死体 (集英社文庫)より
4087471985
No.35
(4pt)

乙一の世界。

まずは乙一氏の作品を初めて読んだのに、乙一の世界などとタイトルをつけて申し訳ない。しかし、これこそが乙一氏の創りあげる世界なんじゃないかと直感的に感じたので、このタイトルにさせてもらった。収録されていた作品は「夏と花火と私の死体」と「優子」の二編である。まず「夏と花火と私の死体」はタイトルからも察せれると思うが、ある夏に起きる出来事である。それは「私」こと五月が無邪気な女友達に殺されてしまうのです。これは解説でも述べられているが、物語の進む視点が異様である。殺された、死んでしまった「私」が語っているのだ。しかもそれは淡々としていて、人の心理の内面の粘っこさはない。まさに子どもの無邪気な故の「病理」が表れていると思う。結末にはぞっとさせられるものがあった。伏線の数々に驚嘆です。ただ一ついうならば、「私」の視点からの、大人たちの心理をもっと描いてほしかった。誘拐事件についての背景をも、もう少し描いてくれてたなら・・・・・・、という点が少し残念であった。しかしそんな点があっても、素晴らしい作品である。「優子」にも夏と花火同様の持ち味が生かされていた。乙一氏の持ち味がしっかりと堪能できるだろう。星5つを付けたいのだが、この他の乙一氏の作品への期待を込めて、ここはあえて星4つにした。内容は十分星5つだ。
夏と花火と私の死体 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 夏と花火と私の死体 (集英社文庫)より
4087471985
No.34
(4pt)

夏に読みましょう!

この話の画期的なところは物語の語り手が死体だというところでしょうか。幼い兄妹が死体になった五月ちゃんを隠そうと案をめぐらします。不安そうな妹弥生ちゃんに対し、奇妙なほど冷静に行動する兄健君の対比がおもしろいです。殺人者にグロさは全くなく、かわいいと思えるほどです。されどやはりミステリー。最後はゾクッとさせてくれました。
夏と花火と私の死体 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 夏と花火と私の死体 (集英社文庫)より
4087471985
No.33
(5pt)

筆致

デビュー年齢が云々される作家であるが、それをあえて無視して評価してもデビュー作から良い作家である。面白いと思える作品が見つからない昨今、私としては唯一興味のある作家。プロットも良いのであるが、この作家はなにより文章がいい。良くこなれていて、シンプル、つまり読みやすい。おかしなひねくりまわしかたをしていない。過激にならない。この人の文章の読みやすさ素直さは他作家に見習って欲しいくらいである。この本に関して言えば後ろに挿入された「優子」の方が私としては面白かった。登場人物のせりふ回しがしっとりしているので感心する。ともあれ、この作品は出品する場所に恵まれた。作者がデビュー前から本能的にターゲットを心得ていたかのようだ。それとも才能のプログラムというのはそういうものだろうか。この受賞がなかったら後の乙一作品は読めなかったかもしれない。感謝である。
夏と花火と私の死体 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 夏と花火と私の死体 (集英社文庫)より
4087471985
No.32
(5pt)

まさかぁ。

面白いです!吃驚です!予想外の展開が多く、振り回されます。(表現悪)ちょっとグロぃお話なのですが、何だかすごくかるーく読めます。嗚呼、これが噂の乙一ワールド・・・。皆さんもその世界に、どっぷりと浸かってみてはいかがでしょうか。
夏と花火と私の死体 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 夏と花火と私の死体 (集英社文庫)より
4087471985
No.31
(4pt)

あっさり

乙一氏のデビュー作。乙一氏の魅力は「主観でありながら客観」「客観でありながら主観」という視点と、グロテスクなこともあっさりと語ってしまう語り方にあると思う。この作品、そこらの人間が書いたら、ものすごくグロテスクな作品になりそうですが、乙一氏の語り方によって、なにかほのぼのとした雰囲気に仕上がっております。が、決めるところは決めるといった感じで。そこがまた読みやすい。なんら難解な表現などは出てこないので普段小説を読まない人にもすんなりと入れる作品かと。読んでいる最中はホラーっぽくないですが思い起こしてみるとホラーな作品。
夏と花火と私の死体 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 夏と花火と私の死体 (集英社文庫)より
4087471985
No.30
(4pt)

新鮮!

題名通り主人公が死体になってしまうにも関わらず、初めから終わりまで一貫して主人公の目で物語が進行していきます。主人公の五月ちゃんを殺してしまった弥生ちゃん、そしてその兄の健くんの二人が必死に死体を隠そうとするわけですが、度々ピンチが訪れます。そこの切り抜け方に多少無理やり感も残りますが、スリル満天で飽きることなく読みきれます。結末もどんでん返しで、これを十代で書き上げたなんて本当に頭が下がりますね。
夏と花火と私の死体 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 夏と花火と私の死体 (集英社文庫)より
4087471985
No.29
(5pt)

何だろうか・・?

奇妙な違和感があり、それがこの小品から目を離させなかった。いくつかの自己主張する要素がある。主人公の幽霊ではなく死体としての一人称。主人公が好きだった少年の無邪気さと冷徹な合理性の同居した魅惑的な笑顔。暑い夏の突き抜けるような青空と花火という爽快な舞台仕立て等々。これらが危うさをはらみながらスキなく一本の物語にまとまっている。その違和感に惹きつけられているようだ。読ませる男の颯爽たるデビュー作である。
夏と花火と私の死体 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 夏と花火と私の死体 (集英社文庫)より
4087471985
No.28
(3pt)

いいんだけど・・・

いまひとつ・・・。それなりに面白く読めたけど、物足りなさが残ったように思います。筋は良かったように思うけど。うん。やはり最終結論も「ちょっと物足りない」。
夏と花火と私の死体 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 夏と花火と私の死体 (集英社文庫)より
4087471985
No.27
(5pt)

輝かしきデビュー作

最初にジャンプで広告をみかけ、久々に手にとった本がこれだった。(Jブックスバージョン)死体が一人称という珍しい文章で感情移入できるか?それと風景を思い浮かべることができるか?とそんな不安を持ちましたがぜんぜんそんなことを心配する必要なし!乙一入門編としてはちょっとハードルが高いかもしれませんがぜひ手にとって五月ちゃんの死体っぷり(?)を堪能していただきたい。
夏と花火と私の死体 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 夏と花火と私の死体 (集英社文庫)より
4087471985