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フランチェスコの暗号



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フランチェスコの暗号の評価: 2.97/5点 レビュー 33件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.97pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全11件 1~11 1/1ページ
No.11:
(5pt)

大変良かったと思う

下巻は、もっていたので、購入した。
とても参考になり大変良かったと思います。
フランチェスコの暗号〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:フランチェスコの暗号〈上〉 (新潮文庫)より
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No.10:
(4pt)

断念→再開→意外におもしろかった!

初回は途中で読むのを辞めてしまったものの、しばらくして再チャレンジ。すごいおもしろいじゃないですか。翻訳がわるいのかとも思ったのですが、原作の序章に重点を置くにも少し長すぎたかもしないですね。古書「ヒュプネロトマキア・ポリヒィリ」の謎を卒業論文の課題とするポールの研究を手伝って、謎を読み解くに連れて起こる事件、この謎の解読に人生をかける者たちの人間関係、駆け引きなど、次第に引き込まれていく展開です。プリンストン大学の恒例行事、社交クラブ、友人関係など上流階級の子息や施設で育った者が多く入り混じった大学での生活が垣間見えてとてもおもしろいです。最後が少し残念な気もしますが、十分楽しませてもらいました。
フランチェスコの暗号〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:フランチェスコの暗号〈上〉 (新潮文庫)より
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No.9:
(4pt)

結構おもしろいのに・・

本書は「アメリカ名門大学での寮生活、恋、友情、そこで起こった忘れられない出来事、15世紀に書かれた謎の書物:Hypnerotomachia Poliphiliの謎解き、その解読に絡んで起きる事件」というミステリー小説。
「ヒプネロトマキアの謎解き」はとてもよくできている。絵画の解釈や暗号解読のパターンもいろいろ散りばめてあり、予想外におもしろく勉強になった。15世紀という時代、イタリアという場所、宗教的な背景を考えて練られた「謎」の行方も説得力がある。緻密な解読作業を行い、誠実に書き上げた感じがして好感がもてた。プリンストン大学も、ヒプネロトマキアをはめ込むバックグラウンドとしてまずまずの選択だったと思う。しかし「恋愛」まで盛り込むのは欲張りすぎ。そのために焦点がボケたのが惜しい。
普段はペーパーバックを読み飛ばして終わりなのだが、この本に関しては英語で読んだ後、邦訳で複雑なところの確認をしてみた。英語判では4人の学生の生い立ちや行動がリアルに「ヒプネロトマキア解読」作業の展開に絡んでいて、結構スリリングに楽しめる。翻訳は英文に忠実だが味気ない感じ。「暗号解読」の部分でその忠実な翻訳が真価を発揮するものの、すべてが同じトーンのため「学生生活」の部分に生彩を欠く一因にもなっている。
それに『フランチェスコの暗号』という邦題も著者の思惑とは違うだろう。暗号の「4」学生の「4」どちらも含めて、著者の選んだタイトル『The RULE of FOUR』の意図を買う。
フランチェスコの暗号〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:フランチェスコの暗号〈上〉 (新潮文庫)より
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No.8:
(4pt)

意匠の変化 ?

「ダヴィンチ・コード」が邦訳された際、本書を"それより10倍面白い"と宣伝したのには笑ってしまった。本書は4人の大学生の青春を描いたカレッジ・ストーリーであろう。ロマンスも適度に織り込まれている。私などは当然欧米の(それも上流の)カレッジの寄宿舎生活等知らないから、そうした環境で暮らす若者の姿を知りたい方には好適。

しかし、題名に「暗号」と銘打ってある以上、勿論暗号も扱っている。その他のペダントリにも飾られている。本書の執筆に2人で6年掛かっているそうだから、初めは暗号を前面に押し出した小説を書こうとしていたのかもしれない。「薔薇の名前」を意識した節もある。それが、登場人物を描いているうちに人間模様を描くことに興味が移っていったと想像できる。

アメリカの上流家庭の青年の大学生活に興味のある方にお勧めの一作。
フランチェスコの暗号〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:フランチェスコの暗号〈上〉 (新潮文庫)より
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No.7:
(5pt)

割と面白かったと思います!

レビューをしている他の方々は結構低い評価のようですが、私はとても楽しく読みました。確かに「ダビンチコード」はスケールが壮大で、しかもひょっとしたら内容も本当ではないかと思わせます。それに比べると本書は1冊の本の解読が中心であり、またその解読が実際に正しいかどうかは疑問に残ります(おそらく正しくないと思います)。しかしながら歴史ミステリーとしてはかなり歴史を学んでから書かれていると思われます。私としては「薔薇の名前」や「ダンテクラブ」よりは面白く、「天使と悪魔」には少し及びませんが、「デセプションポイント」とはほぼ同じレベルだと思います。
フランチェスコの暗号〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:フランチェスコの暗号〈上〉 (新潮文庫)より
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No.6:
(4pt)

家族・友人・いい話

学生時代の時間の流れ方がきちんと伝わってくる。~の暗号ってことでそっちをメインに読んでいくとちょっと違うんだろうけど。ゆっくり別にイライラもせず楽しめた、おいおいって感じたのは消息だけ、それはちょっとアレでしょうって感じ^^ だけど、それがまたアレで読後感はいい。
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No.5:
(5pt)

日本語の読みにくさが面白さを倍増させる・・・・

賛否両論のようですが、個人的にとても好感のもてる本。『ローマ人の物語』を再度読み直して、謎解きの部分だけでももう一度読み直したい。さらっと読むのがもったいないくらい日本語の読みにくさが面白さを倍増させている。英語の原書もぜひ読みたい。
フランチェスコの暗号〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:フランチェスコの暗号〈上〉 (新潮文庫)より
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No.4:
(4pt)

謎解きもいいけど、やっぱ青春さ!?

米国の名門大学を卒業した幼馴染二人の共著によるデビュー作。500年前の書籍を巡る謎解きとサスペンスがテーマということで、どうしてもD.ブラウンの『天使と悪魔』や『ダ・ヴィンチ・コード』と比べてしまいます。
が、残念ながら本作は謎解きのスリルとスピード感で及ぶべくもなく、むしろその代わりにプリンストン大を舞台とする仲良し4人組の「愛と青春の旅立ち」(?)として読むといいかも知れません。邦訳に関する厳しいレビューが寄せられていますが、英語はそれ程難しくありませんし、特に長文でもありません。
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No.3:
(4pt)

二本の柱がきいてます!

本の主人公は大学卒業を控えた大学生。
三人の親友と自分との未来に漠然とした不安を感じている。
四人の青春を一つの柱に、親友の中の一人の卒業論文のテーマ
「ヒュプネトロマキア」の謎解きをもう一つの柱に話は展開します。

 時系列が飛んで、特に導入がわかりづらく感じるかも知れませんが、
話が進む程に謎が明らかになってくると、実在の奇書「ヒュプネトロマキア」
の魔力が読者を捕らえます。

ルネッサンス期の知識を必要とする謎解きは主人公達に任せて、
四人の心の変遷と冒険に、はらはらしながら読み進む。

 二本の柱の支えている結末は・・・青春のほろ苦さ、そして・・・。
喪失と再生の物語り、読者の期待を裏切らないはず!最近流行の歴史サスペンス。お勧めです。
フランチェスコの暗号〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:フランチェスコの暗号〈上〉 (新潮文庫)より
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No.2:
(4pt)

マロンいやロマンですね。

実存する古書「ヒュプネロトマキア・ポリフィリ」に隠された秘密が多くの人の人生を狂わせる。プリンストン大学を舞台にこの魅惑的な謎が五百年の時をこえて解明されるのか?
といった感じの見出しがぴったりくる本書は、まずその問題の本「ピュプネロトマキア・ポリフィリ」を知ったことが大きな収穫でした。かつてあの澁澤龍彦氏が「ポリフィルス狂恋夢」として紹介したこともあるこの本は、あまりの難解さゆえに一般には知られず好事家や研究者のみが取り上げるだけの本でもあったそうです。では、どこが難解なのか?タイトルはラテン語で「ポリフィーロの夢の中における愛のための苦闘」という意味なんだそうで、要するに夢見る男を描いた世界最長の書というわけなんです。しかし、そのような体裁をとっているにも関わらず、百科事典、建築学、動物学はては古今東西の哲学、思想あらゆる事象を飲み込んで、まどろっこしく長々とイタリア語、ラテン語、造語を散りばめて書かれているそうで、この本にくらべればあのプルーストの大作でさえかすんでしまうんだそうです。
こんな本あったんですね。まったく知りませんでした。トリビアです。で、本書の要の謎の解明なんですが、これがいい。真相を知った時の衝撃はなかなかのもんでした。イエスが磔刑される時のような、厳かですさまじいオーラが出てて、これは胸に残りましたね。なんか変に感動しちゃったなあ。
かといって、本書をベタ褒めする気もない。というのも、主人公のトムと彼の友人達そして恋人のケイティを中心に物語が進められてゆくわけなんですが、本書の語りは過去を振り返ってるんですよね。その時系列がなんだかしっくりこない感じがしました。それと、登場人物達の言動についていけない部分がありました。倫理的、道徳的とかじゃなくてエリート大学生の頭の回転の速さにぼくがついていけなかったんです。
というわけで、いろいろ好き勝手書いてみましたが、要するにどうなんだといわれれば総合的に良かったですね。なにぶん、謎の真相の衝撃がまだ残ってますもんで、いい夢みさせてもらったなあと思うわけです。ほんと、この真相がほんとなら世界がひっくりかえる発見です。ロマンだな。
フランチェスコの暗号〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:フランチェスコの暗号〈上〉 (新潮文庫)より
4102149511
No.1:
(5pt)

良い本に出会えました。

ダ・ビンチ・コード、ダンテ・クラブに代表される、ヨーロッパ文化ねたのサスペンスと思って買ったこの本、それだけじゃありませんでした。もちろんルネッサンス後期に光を当てた上質なサスペンスでもある
んですが、それより何より上質な恋愛物語であることにびっくりしました。もちろん男性の側から見た恋愛、という注釈つきですが。それに加えて上質な青春物語でもあり、また父親との葛藤を乗越えて行く物語でもある「フランチェスコの暗号」、本当にお勧めです。
フランチェスコの暗号〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:フランチェスコの暗号〈上〉 (新潮文庫)より
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