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フランチェスコの暗号
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フランチェスコの暗号の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 1~20 1/2ページ
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謎解きに意味のない大学生活の描写がやたら多く、展開のテンポが悪く読んでいて全く面白くない。プリンストン大学の卒業生だけ楽しめるのでは?作者の自己陶酔型の駄作としか言いようがない。 | ||||
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下巻は、もっていたので、購入した。 とても参考になり大変良かったと思います。 | ||||
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ウンベルト・エーコの"フーコーの振り子"以来、あるいはダン・ブラウンの"ダ・ヴィンチ・コード"以来、こうした歴史暗号(若しくは古文書)解読ミステリーが盛んになっているようすである。"フーコー~"にはエーコの独壇場である衒学的な脱線と伏線が縦横に緻密に張り巡らされている。"ダ・ヴィンチ~"は息も付かせぬ話し運びが特長である。両者とも謎解きの過程が圧倒的な説得力を持ち、さすがに嚆矢ともされるものだけあって完成度も読了感も非常に高い。 しかし、本作は、エーコの路線を狙っているようであるけれども、単に文章や展開に集中力がないだけで、読んでいる内に呆れてしまう。当然、主人公や登場人物には一切共感は生まれない。前置きがそもそもこれほど必要なのかと思うし、謎解きもいま一つであり、何も得られない。エーコは、真面目なようでいて、オカルトを揶揄している軽妙さが魅力だが、この小説には何もない。読むだけ無駄な時間だった。 | ||||
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中世の古書を題材にした推理小説でした。 ヒュプネロトマキアが実在するところと、サヴォナローラに結びつけて解読した暗号の答えを完成させたことが小説の完成度の高さにつながっていると思う。 火事でポールが失踪した理由が未だに疑問ですが。 暗号解読よりも、主人公のトムの学生生活の方が興味深かった。 研究熱心なポールをはじめ、リーダー的な存在のギル、面倒見のいいチャーリーといった親友たちが描かれている。 クラブが何を意味してたかがようやくわかりました。 衝突したり溝ができることがあっても続いていく親友との関係や、恋愛や進路に悩むトムの生活がうまく書かれていた。 一気に読み通して古書と論文漬けの学生気分に浸れました。 | ||||
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フィッツジェラルドとウンベルト・エーコと ダン・ブラウンの共著はこうなる ネルソン・デミル 帯評に期待して大いに騙されるという典型の本です いや良く考えれば冗長な文で嫌になるネルソン・デミルが言ったとしたら ある意味で嘘ではないのかもしれませんが、 謎解き物語としても中途半端 サスペンスとしても中途半端 作者が2人となっていますが、片方は学生生活だけを描きたかったのではないかと思えるくらい 学生生活、恋愛、友情に頁が割かれています さらには文章が冗長でまわりくどく本当にうざい! 謎解きに徹して1冊にまとめればもっとましな本になったような気がします 買って損したという典型的な本でした | ||||
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初回は途中で読むのを辞めてしまったものの、しばらくして再チャレンジ。すごいおもしろいじゃないですか。翻訳がわるいのかとも思ったのですが、原作の序章に重点を置くにも少し長すぎたかもしないですね。古書「ヒュプネロトマキア・ポリヒィリ」の謎を卒業論文の課題とするポールの研究を手伝って、謎を読み解くに連れて起こる事件、この謎の解読に人生をかける者たちの人間関係、駆け引きなど、次第に引き込まれていく展開です。プリンストン大学の恒例行事、社交クラブ、友人関係など上流階級の子息や施設で育った者が多く入り混じった大学での生活が垣間見えてとてもおもしろいです。最後が少し残念な気もしますが、十分楽しませてもらいました。 | ||||
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奇書 「ヒュプネロトマキア・ポリフィリ」 に隠された暗号を軸に展開する4人の大学生の友情に焦点をあてた青春小説。 『フランチェスコの暗号』 より原題の 『THE RULL OF FOUR』 の方がタイトルに相応しいと思う。 「ウンベルト・エーコとダン・ブラウン、そしてフィッツジェラルドが手を組んで小説を書いたとしたら、それはまさしく 『フランチェスコの暗号』 になるだろう」 (ネルソン・デミル) 帯にも印刷されていた宣伝文句。大仰な賛辞は興醒めだ。 | ||||
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残念ながら日本語がとてもわかりにくいです。 ストーリー自体はとても楽しめたので日本語訳を抜きにすれば★5つ付けたいのですが、訳がどうも…なので★2つ分マイナスにしました。 状況の説明が不十分で、途中何度か話を見失ってしまいました。具体的には、指示代名詞がわかりにくい上に倒置表現がとても多くて、いかにも英文をそのままの語順で和訳した感があります。英語独特の慣用句もそのまま言葉通りに訳してあるので日本語圏の読者には作者の意図することが伝わらないだろうと思える箇所も数箇所ありました。 知的好奇心を刺激されるような題材で、登場する人物もそれぞれに魅力的なだけに、訳の失敗が余計に残念です。いっそのこと、ちょっと頑張って原文で読んでみようかと思うくらい作りこまれた作品でした。 | ||||
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本書は「アメリカ名門大学での寮生活、恋、友情、そこで起こった忘れられない出来事、15世紀に書かれた謎の書物:Hypnerotomachia Poliphiliの謎解き、その解読に絡んで起きる事件」というミステリー小説。 「ヒプネロトマキアの謎解き」はとてもよくできている。絵画の解釈や暗号解読のパターンもいろいろ散りばめてあり、予想外におもしろく勉強になった。15世紀という時代、イタリアという場所、宗教的な背景を考えて練られた「謎」の行方も説得力がある。緻密な解読作業を行い、誠実に書き上げた感じがして好感がもてた。プリンストン大学も、ヒプネロトマキアをはめ込むバックグラウンドとしてまずまずの選択だったと思う。しかし「恋愛」まで盛り込むのは欲張りすぎ。そのために焦点がボケたのが惜しい。 普段はペーパーバックを読み飛ばして終わりなのだが、この本に関しては英語で読んだ後、邦訳で複雑なところの確認をしてみた。英語判では4人の学生の生い立ちや行動がリアルに「ヒプネロトマキア解読」作業の展開に絡んでいて、結構スリリングに楽しめる。翻訳は英文に忠実だが味気ない感じ。「暗号解読」の部分でその忠実な翻訳が真価を発揮するものの、すべてが同じトーンのため「学生生活」の部分に生彩を欠く一因にもなっている。 それに『フランチェスコの暗号』という邦題も著者の思惑とは違うだろう。暗号の「4」学生の「4」どちらも含めて、著者の選んだタイトル『The RULE of FOUR』の意図を買う。 | ||||
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途中で読むのが嫌になった。 冗長なところが多く、学生生活、友情の描写に多くのページが割かれている。 アメリカの大学の(特にワスプな学生たちの)学生生活、雰囲気や仕組みを知らないと、共感できるところも少ない。 書評ではウンベルト・エーコが引き合いに出されているらしいが、当然エーコ作品のような洒脱さも感じない。 この著者たちは、これを上梓した当時、若き大学卒業生だったらしいので、今後に期待。 | ||||
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上巻のスピード感は衰え、最後はガス欠状態に思える。謎解きが甘く、結局のところ作家の自己満足のように思えてしまう。歴史を扱うときに必要なのは、かっことした事実認定だろう。推定、推定ではやはり脇が甘くなる。 | ||||
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「ダヴィンチ・コード」が邦訳された際、本書を"それより10倍面白い"と宣伝したのには笑ってしまった。本書は4人の大学生の青春を描いたカレッジ・ストーリーであろう。ロマンスも適度に織り込まれている。私などは当然欧米の(それも上流の)カレッジの寄宿舎生活等知らないから、そうした環境で暮らす若者の姿を知りたい方には好適。 しかし、題名に「暗号」と銘打ってある以上、勿論暗号も扱っている。その他のペダントリにも飾られている。本書の執筆に2人で6年掛かっているそうだから、初めは暗号を前面に押し出した小説を書こうとしていたのかもしれない。「薔薇の名前」を意識した節もある。それが、登場人物を描いているうちに人間模様を描くことに興味が移っていったと想像できる。 アメリカの上流家庭の青年の大学生活に興味のある方にお勧めの一作。 | ||||
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この「The Rule of Four」と「Da Vinci Code」を同じ視点から見るのは、少し無理があるかも。 キリスト教の歴史に隠されたミステリーをメインテーマにしていた「Da Vinci Code」とは違ってこの小説はあくまでも、主人公の内面的な成長を描きたかったのだと思います。美術史研究家であった父が「Hypnerotomachia Poliphili(ポリフィーロの夢)」にのめりこむあまり家庭を2の次にし、挙句のはてには事故死をしてしまったというトラウマを抱えるプリンストン大学生である主人公が、父と同じ研究に没頭する友人を手伝うこととなり、友情、恋、学術研究をめぐる殺人事件、事故、友人の死を乗り越えて成長していく様を描く、一種の青春ものなのです。難解な図書の謎解きに挑むサスペンスと、プリンストン大学の学生生活がパラレルで描かれているのため、謎解きのサスペンスだけを期待して読むと、なんだか違うなと思われるでしょう。パラレルと書きましたが、美術書の謎ときサスペンスはいわば寿司のつまのようなものです。 うがった見方かもしれませんが、「Da Vinci Code」があまりにもヒットしたために、2匹めのどじょうをねらった出版社のマーケティング策略という気がします。 そういう意味で、「Da Vinci Code」のような壮大な歴史観や、サスペンスはありませんが、アメリカに留学経験のある方はきっと、かの地の生活を思い出して、それはそれで面白く読めるのではないでしょうか? | ||||
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近所の書店では、とうとう「ダヴィンチ・コード」と並べて置かれていました。POPには「ダヴィンチ・コードより面白い!」 ヒュプネロトマキア・ポリフィリなる超難解な本の謎解きも面白かったのですが、随所に表れる豊かな文章表現(と翻訳)も、とても魅力的でした。 ときおり、その度が過ぎて本筋が分からなくなり「あれ、何の話だったっけ?」と思わされる箇所もありましたが。 ヒュプネロトマキアの解読作業を、「50メートルの井戸の底から、昼3メートル登って夜2メートル滑り落ちるカエル」に例えたくだりは、感動的ですらありました。 「カエルは何日目に登りきるか」というクイズ自体は有名で、誰でも答えは知っています。 それに留まらず、登りきった瞬間のカエルの心までが描かれていて、今困難に立ち向かっている自分をそこに重ね合わせ、再び意欲が湧いてくるのでした。 | ||||
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正直言って、上巻は退屈で、ダラダラ読みました。 だって、ダラダラしてるんだもの。 しかし、下巻は…。 | ||||
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主人公のトム君は卒業を間近に控えたプリンストンの学生です。友人のポールとともに、ルネッサンス期から伝わる奇書に隠された秘密の解読を試みます。すっかりこの書物の魔力に魅入られたトム君、寝食を忘れて研究に没頭しますが、ガールフレンドのケイティとの関係が危うくなり、一度はこの解読作業から手を引く決意をします。しかし、この書物には、トムの父親の代から続く因縁がありました。一人謎に挑むポールが不思議な事件に巻き込まれていくのを目の当たりにしたトムは、父親の思い出を噛み締めつつ、再びの決意を迫られていくのです。 歴史とルネッサンス文化を題材とした学園ミステリーといったところですが、なかなか趣味が良く、歴史好きの人間にはそれなりに面白く読めるのではないかと思います。 他方、謎の解読自体については、読者が主人公と一緒になって取り組むという趣向ではありません。我々読者は、トムとポールが新たな発見をしていくのを黙って見守るという形です。そこいら辺りの趣向がちょっと物足りないかなという気もします。歴史的背景等に対する掘り下げも、ダ・ビンチ・コードなんかに比べると今一歩と言わざるを得ませんが、次作に期待したいと思います。 | ||||
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澁澤龍彦が著書内で紹介した「ポリフィルス狂恋夢」が印象に残っており、それが題材ということで読むことにしました。いちいち“気の利いたふうの”心情描写があり、前になかなか進まないイライラ感はありますが、「ポリフィルス狂恋夢」を読んでみたい!と思ったことのある方なら、謎解きの部分は楽しめると思います。 逆に澁澤を読んでいないと、「ポリフィルス狂恋夢」の不思議さが前提にないので、サスペンスを読むつもりが、ただダラダラ長い「青春期の若者のナイーブな心情」とやらを読まされてる感が強くなってしまうと思います。 | ||||
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レビューをしている他の方々は結構低い評価のようですが、私はとても楽しく読みました。確かに「ダビンチコード」はスケールが壮大で、しかもひょっとしたら内容も本当ではないかと思わせます。それに比べると本書は1冊の本の解読が中心であり、またその解読が実際に正しいかどうかは疑問に残ります(おそらく正しくないと思います)。しかしながら歴史ミステリーとしてはかなり歴史を学んでから書かれていると思われます。私としては「薔薇の名前」や「ダンテクラブ」よりは面白く、「天使と悪魔」には少し及びませんが、「デセプションポイント」とはほぼ同じレベルだと思います。 | ||||
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4人のルームメートでThe Rules of Fourかと思ったのですが、どうしてどうして、ポリーフィーロの夢を縦糸に、怪しげな教授や夢半ばにして亡くなったお父さん、彼女や友達などの関係を横糸に、緻密に構成されたストーリーに、ついつい引き込まれてしまいました。 途中、本の謎解きは、結構おもしろく夢中になって読みましたが、後半の所から、ちょっと失速。結末が見えてしまって途中のおもしろさが際だっていたので、最後はちょっとがっかり。 でも、ミステリーとしてはかなり一級と思います。今後の作品に期待と思いますが、どっちの筆者に期待すればよいのでしょうかね? | ||||
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「ダ ヴィンチ コード」のようなジャンルの本と期待して読み始めたのですが、全く期待はずれでした。アメリカの大学生活を描いた青春小説だったようです。退屈しました。 | ||||
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