エイジ

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評判

エイジの評価:

4.22/5点 レビュー 100件。 B ランク

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平均点4.22pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全294件 21〜40 2/15ページ
No.274
(3pt)

少年の心の動きがとても良く描かれている

青春小説ではない。
人生で最も微妙な時期である中学生時代を男子の『僕=エイジ』の心のなかから描いている。
エイジ Amazon書評・レビュー: エイジより
402257352X
No.273
(3pt)

爽やかな通り魔小説???

「通り魔の犯人は同級生だった・・・。」
こんな宣伝文句に惹かれて、あれ?これって薬丸岳の「Aではない君と」みたいな作品なのかな?と興味を持ち、思わず購入。
読んで、「あーしまった!作家は重松清氏だった。」と思い知るも時既に遅し(笑)
宣伝文句から超ドロドロを想像するも、重松氏の作風で、ドロドロなんてある訳もなく・・・。この人はどんな内容も爽やか~っと書いてしまうのを忘れていました。
ということで、本書は移り気な非常に繊細な少年の心情を描いた綺麗すぎる青春小説となっています。自分にとっては、ほぼ忘れかけていた気持ちが、なんとなく甦ったようで、胸がチクチク痛みました。
若い頃ってなんで、あんなにイライラしたり、悩んだりできたのでしょうか?精神と肉体のバランスが取れていないから???
でも、幾ら肉体的に若くても、あの頃に戻りたいか?と聞かれれば、今だから言えるのかもしれませんが、当時の自己の存在のあまりの恥ずかしさに、「いえ、結構です。」と答えるだろうなぁ。(笑)
他の人はどうなのでしょうかね???
エイジ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: エイジ (新潮文庫)より
4101349169
No.272
(3pt)

爽やかな通り魔小説???

「通り魔の犯人は同級生だった・・・。」
こんな宣伝文句に惹かれて、あれ?これって薬丸岳の「Aではない君と」みたいな作品なのかな?と興味を持ち、思わず購入。
読んで、「あーしまった!作家は重松清氏だった。」と思い知るも時既に遅し(笑)
宣伝文句から超ドロドロを想像するも、重松氏の作風で、ドロドロなんてある訳もなく・・・。この人はどんな内容も爽やか~っと書いてしまうのを忘れていました。
ということで、本書は移り気な非常に繊細な少年の心情を描いた綺麗すぎる青春小説となっています。自分にとっては、ほぼ忘れかけていた気持ちが、なんとなく甦ったようで、胸がチクチク痛みました。
若い頃ってなんで、あんなにイライラしたり、悩んだりできたのでしょうか?精神と肉体のバランスが取れていないから???
でも、幾ら肉体的に若くても、あの頃に戻りたいか?と聞かれれば、今だから言えるのかもしれませんが、当時の自己の存在のあまりの恥ずかしさに、「いえ、結構です。」と答えるだろうなぁ。(笑)
他の人はどうなのでしょうかね???
エイジ (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: エイジ (朝日文庫)より
4022642742
No.271
(3pt)

爽やかな通り魔小説???

「通り魔の犯人は同級生だった・・・。」
こんな宣伝文句に惹かれて、あれ?これって薬丸岳の「Aではない君と」みたいな作品なのかな?と興味を持ち、思わず購入。
読んで、「あーしまった!作家は重松清氏だった。」と思い知るも時既に遅し(笑)
宣伝文句から超ドロドロを想像するも、重松氏の作風で、ドロドロなんてある訳もなく・・・。この人はどんな内容も爽やか~っと書いてしまうのを忘れていました。
ということで、本書は移り気な非常に繊細な少年の心情を描いた綺麗すぎる青春小説となっています。自分にとっては、ほぼ忘れかけていた気持ちが、なんとなく甦ったようで、胸がチクチク痛みました。
若い頃ってなんで、あんなにイライラしたり、悩んだりできたのでしょうか?精神と肉体のバランスが取れていないから???
でも、幾ら肉体的に若くても、あの頃に戻りたいか?と聞かれれば、今だから言えるのかもしれませんが、当時の自己の存在のあまりの恥ずかしさに、「いえ、結構です。」と答えるだろうなぁ。(笑)
他の人はどうなのでしょうかね???
エイジ Amazon書評・レビュー: エイジより
402257352X
No.270
(5pt)

読後10年以上経つのですが、

時期は定かではありませんが、確か中学生の時に読んだ記憶があります。
当時、いつのまにか自分を重ねて真剣に読んでいました。
いい意味での「可能性」と言う言葉しか知らなかった私に悪に染まる可能性もあるのだと教えてくれた作品です。
悪は常に自分の中にも存在し、何がきっかけで芽吹いてしまうかわからない。一度芽吹いてしまったら、きっと後戻りはできない。
当時の若さ故の危うさ、脆さに恐怖を覚えた作品で一生忘れないと思います。
思春期に読むことができ良かったと思います。
エイジ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: エイジ (新潮文庫)より
4101349169
No.269
(5pt)

読後10年以上経つのですが、

時期は定かではありませんが、確か中学生の時に読んだ記憶があります。
当時、いつのまにか自分を重ねて真剣に読んでいました。
いい意味での「可能性」と言う言葉しか知らなかった私に悪に染まる可能性もあるのだと教えてくれた作品です。
悪は常に自分の中にも存在し、何がきっかけで芽吹いてしまうかわからない。一度芽吹いてしまったら、きっと後戻りはできない。
当時の若さ故の危うさ、脆さに恐怖を覚えた作品で一生忘れないと思います。
思春期に読むことができ良かったと思います。
エイジ (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: エイジ (朝日文庫)より
4022642742
No.268
(5pt)

読後10年以上経つのですが、

時期は定かではありませんが、確か中学生の時に読んだ記憶があります。
当時、いつのまにか自分を重ねて真剣に読んでいました。
いい意味での「可能性」と言う言葉しか知らなかった私に悪に染まる可能性もあるのだと教えてくれた作品です。
悪は常に自分の中にも存在し、何がきっかけで芽吹いてしまうかわからない。一度芽吹いてしまったら、きっと後戻りはできない。
当時の若さ故の危うさ、脆さに恐怖を覚えた作品で一生忘れないと思います。
思春期に読むことができ良かったと思います。
エイジ Amazon書評・レビュー: エイジより
402257352X
No.267
(4pt)

「キレる」

amazon商品紹介から以下、

受賞歴

第12回(1999年) 山本周五郎賞受賞

内容紹介

ぼくの名前はエイジ。
東京郊外・桜ヶ丘ニュータウンにある中学の二年生。
その夏、町には連続通り魔事件が発生して、犯行は次第にエスカレートし、ついに捕まった犯人は、同級生だった――。

その日から、何かがわからなくなった。
ぼくもいつか「キレて」しまうんだろうか?

……家族や友だち、好きになった女子への思いに揺れながら成長する少年のリアルな日常。山本周五郎賞受賞作。

主人公「エイジ」が事件と遭遇し心の葛藤と向き合っていく成長物語と言えばいいかな。
1998年に『朝日新聞』にて連載され、2000年7月20日にNHK総合テレビで本作を原作とした同名のテレビドラマが放送されたらしい。

東京近郊のニュータウンに住む中学2年生のエイジ(高橋栄司)の日常生活を通し、連続通り魔を実行した同級生、挫折したバスケットボール、好きな女の子、元親友への想いをリアルに描く(Wikipediaより)。

ありそーな事柄を織り込んだ話となっている。通り魔とか愚蓮とか色々。
だからリアルさが増して面白いし読み進めてしまう。
最後、「キレる」について。なるほどそういう解釈なんだと知った。
問題が心とともに複雑になっていって最後に昇華される。
きれいにまとまった作品だと思います。
エイジ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: エイジ (新潮文庫)より
4101349169
No.266
(4pt)

「キレる」

amazon商品紹介から以下、

受賞歴

第12回(1999年) 山本周五郎賞受賞

内容紹介

ぼくの名前はエイジ。
東京郊外・桜ヶ丘ニュータウンにある中学の二年生。
その夏、町には連続通り魔事件が発生して、犯行は次第にエスカレートし、ついに捕まった犯人は、同級生だった――。

その日から、何かがわからなくなった。
ぼくもいつか「キレて」しまうんだろうか?

……家族や友だち、好きになった女子への思いに揺れながら成長する少年のリアルな日常。山本周五郎賞受賞作。

主人公「エイジ」が事件と遭遇し心の葛藤と向き合っていく成長物語と言えばいいかな。
1998年に『朝日新聞』にて連載され、2000年7月20日にNHK総合テレビで本作を原作とした同名のテレビドラマが放送されたらしい。

東京近郊のニュータウンに住む中学2年生のエイジ(高橋栄司)の日常生活を通し、連続通り魔を実行した同級生、挫折したバスケットボール、好きな女の子、元親友への想いをリアルに描く(Wikipediaより)。

ありそーな事柄を織り込んだ話となっている。通り魔とか愚蓮とか色々。
だからリアルさが増して面白いし読み進めてしまう。
最後、「キレる」について。なるほどそういう解釈なんだと知った。
問題が心とともに複雑になっていって最後に昇華される。
きれいにまとまった作品だと思います。
エイジ (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: エイジ (朝日文庫)より
4022642742
No.265
(4pt)

「キレる」

amazon商品紹介から以下、

受賞歴

第12回(1999年) 山本周五郎賞受賞

内容紹介

ぼくの名前はエイジ。
東京郊外・桜ヶ丘ニュータウンにある中学の二年生。
その夏、町には連続通り魔事件が発生して、犯行は次第にエスカレートし、ついに捕まった犯人は、同級生だった――。

その日から、何かがわからなくなった。
ぼくもいつか「キレて」しまうんだろうか?

……家族や友だち、好きになった女子への思いに揺れながら成長する少年のリアルな日常。山本周五郎賞受賞作。

主人公「エイジ」が事件と遭遇し心の葛藤と向き合っていく成長物語と言えばいいかな。
1998年に『朝日新聞』にて連載され、2000年7月20日にNHK総合テレビで本作を原作とした同名のテレビドラマが放送されたらしい。

東京近郊のニュータウンに住む中学2年生のエイジ(高橋栄司)の日常生活を通し、連続通り魔を実行した同級生、挫折したバスケットボール、好きな女の子、元親友への想いをリアルに描く(Wikipediaより)。

ありそーな事柄を織り込んだ話となっている。通り魔とか愚蓮とか色々。
だからリアルさが増して面白いし読み進めてしまう。
最後、「キレる」について。なるほどそういう解釈なんだと知った。
問題が心とともに複雑になっていって最後に昇華される。
きれいにまとまった作品だと思います。
エイジ Amazon書評・レビュー: エイジより
402257352X
No.264
(5pt)

重い話ですが一読してみて下さい

自分の前の席の子が通り魔だった
主人公のエイジ。
他にもごく普通にいそうなキャラの子たちが
出てきます。
このあたり、綿密に調べていらっしゃるのでしょう。
重松本にはいつも感心させられます。
中1の娘がこの本で夏休みの感想文を書いたのですが
思わずうなってしまう内容でした。
エイジ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: エイジ (新潮文庫)より
4101349169
No.263
(5pt)

重い話ですが一読してみて下さい

自分の前の席の子が通り魔だった
主人公のエイジ。
他にもごく普通にいそうなキャラの子たちが
出てきます。
このあたり、綿密に調べていらっしゃるのでしょう。
重松本にはいつも感心させられます。
中1の娘がこの本で夏休みの感想文を書いたのですが
思わずうなってしまう内容でした。
エイジ (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: エイジ (朝日文庫)より
4022642742
No.262
(5pt)

重い話ですが一読してみて下さい

自分の前の席の子が通り魔だった
主人公のエイジ。
他にもごく普通にいそうなキャラの子たちが
出てきます。
このあたり、綿密に調べていらっしゃるのでしょう。
重松本にはいつも感心させられます。
中1の娘がこの本で夏休みの感想文を書いたのですが
思わずうなってしまう内容でした。
エイジ Amazon書評・レビュー: エイジより
402257352X
No.261
(4pt)

子ども達の立場で

重松清は好きで、よく読んでいます。ぼく達と同じぐらいの年齢の登場人物が多くて、とても読みやすいです。
「エイジ」の主人公は、普通の中学二年生。お父さんとお母さんはとても仲がよく、家族思いです。でも、高校二年の姉やエイジは、わざわざ誕生日パーティーを開いて、ケーキを用意してくれるような両親が、嫌いではないけれど少しうざったく思う気持ちもあります。エイジという名前は、漢字で書くと「栄司」ですが、AGEという英語にも読めます。それはお父さんが若い頃に好きだったバンドの名前だそうです。そのバンドから名前をつけたのかと聞くとお父さんにはぐらかされました。お母さんは、普通の女の子がそのまま大人になったような性格で、姉が耳にピアスの穴を空けた時には、夕ご飯を作らずに、ヘッドホンをつけてずっとユーミンの音楽を聴き続けるような人です。ここでは思わず笑ってしまいました。
 友達は頭がよく、何でもできるけれど、クールなタモツ、クラスを笑わせることを生きがいにしている少し不良っぽいツカちゃんなど。そして密かに好きだと思っている相沢志穂。
 
 エイジは膝の故障でバスケ部をやめてから、気持ちが晴れません。そんな時、町で連続通り魔事件があり、とうとう襲われたために流産した女の人までが現れました。初めは人ごとのように思っていたのですが、とうとうつかまった犯人がなんと同級生のタカちゃんだったのです。
 この時からエイジの心の中が揺れ始めます。まったく目立たないタカちゃんがどうしてあんな事をしたのか? 興味本位でタカちゃんの写真をくれという塾の生徒、急に校門前での出迎えや見送りを始めた先生達、あんな事はしないでねという母親、根掘り葉掘り質問をするマスコミ、それらすべてに対してエイジはいらつきます。そして、自分とタカちゃんはどこがちがうのか? 自分自身そうなっていてもおかしくないのではないか? そのうちエイジは自分が通り魔になったことを空想し始めます…。
 この小説は登場人物一人一人がとても丁寧に描いてあり、しかもそれぞれの人物に物語があり、それがストーリーにつながっていきます。
 例えば、エイジは相沢志穂から話しかけられて一瞬舞い上がってしまいますが、実はバスケ部でコンビを組んでいた岡野が、部員からシカトされているので、戻って助けて上げてほしいという頼みでした。でも、そういう「正しい友情」ごっこのようなことはカッコ悪いと思って拒否します。相沢のことは好きなのに、そして岡野のことは助けたいのに、自分のプライドはゆずらないエイジを描くことによって、揺れる心を表しています。相沢にしても、タカちゃんがクラスメートの女子に冷たくされて、腹いせに犯行に及んだという週刊誌の記事を読んで、それは自分のことではないかと思い始め、悩んでいます。でも最初にタカちゃんが保護観察になり学校に出て来たとき、最初に話しかけたのは相沢でした。高校の教師をしているお父さんにも、タモツにも、ツカちゃんにも、エイジにインタビューした記者にもそれぞれのドラマがあるのです。
 このように登場人物一人一人のドラマに夢中になって読んでいくうちに物語が進んでいく感じでした。
 重松清は小学生から高校生までの子どもを主人公にします。そして、主人公の心の中にあるもやもやした気持ちを、書いています。主人公はごく普通の人物です。でも、悩みはあります。大人ならストレス解消の方法がたくさんあるでしょう。でも、子どもはお金もなく、訴える言葉の力もありません。そういう彼らに成り代わって彼らの気持ちを書く作家だと思いました。
 例えば、イジメのシーンを他の作品でもよく描いています。けれども、いじめられている人物は決して親にも友達にも相談しません。新聞などでもそういう話が載っています。いじめられているのなら相談すればいいと言いますが、もちろんそれは正しいのでしょう。でもなぜ、相談できないのか? それを考える意見はあまり聞きません。重松清はその理由を考えるために彼らのところにまで降りていきます。そして言います。それは彼ら自身にもはっきりわからないけれど、彼ら自身を成り立たせているプライドなのだと。そして、誰にでもプライドがあり、その扱いに悩みながら生きて行くのは大人も子どもも同じなのだと。
エイジ Amazon書評・レビュー: エイジより
402257352X
No.260
(4pt)

子ども達の立場で

重松清は好きで、よく読んでいます。ぼく達と同じぐらいの年齢の登場人物が多くて、とても読みやすいです。
「エイジ」の主人公は、普通の中学二年生。お父さんとお母さんはとても仲がよく、家族思いです。でも、高校二年の姉やエイジは、わざわざ誕生日パーティーを開いて、ケーキを用意してくれるような両親が、嫌いではないけれど少しうざったく思う気持ちもあります。エイジという名前は、漢字で書くと「栄司」ですが、AGEという英語にも読めます。それはお父さんが若い頃に好きだったバンドの名前だそうです。そのバンドから名前をつけたのかと聞くとお父さんにはぐらかされました。お母さんは、普通の女の子がそのまま大人になったような性格で、姉が耳にピアスの穴を空けた時には、夕ご飯を作らずに、ヘッドホンをつけてずっとユーミンの音楽を聴き続けるような人です。ここでは思わず笑ってしまいました。
 友達は頭がよく、何でもできるけれど、クールなタモツ、クラスを笑わせることを生きがいにしている少し不良っぽいツカちゃんなど。そして密かに好きだと思っている相沢志穂。
 
 エイジは膝の故障でバスケ部をやめてから、気持ちが晴れません。そんな時、町で連続通り魔事件があり、とうとう襲われたために流産した女の人までが現れました。初めは人ごとのように思っていたのですが、とうとうつかまった犯人がなんと同級生のタカちゃんだったのです。
 この時からエイジの心の中が揺れ始めます。まったく目立たないタカちゃんがどうしてあんな事をしたのか? 興味本位でタカちゃんの写真をくれという塾の生徒、急に校門前での出迎えや見送りを始めた先生達、あんな事はしないでねという母親、根掘り葉掘り質問をするマスコミ、それらすべてに対してエイジはいらつきます。そして、自分とタカちゃんはどこがちがうのか? 自分自身そうなっていてもおかしくないのではないか? そのうちエイジは自分が通り魔になったことを空想し始めます…。
 この小説は登場人物一人一人がとても丁寧に描いてあり、しかもそれぞれの人物に物語があり、それがストーリーにつながっていきます。
 例えば、エイジは相沢志穂から話しかけられて一瞬舞い上がってしまいますが、実はバスケ部でコンビを組んでいた岡野が、部員からシカトされているので、戻って助けて上げてほしいという頼みでした。でも、そういう「正しい友情」ごっこのようなことはカッコ悪いと思って拒否します。相沢のことは好きなのに、そして岡野のことは助けたいのに、自分のプライドはゆずらないエイジを描くことによって、揺れる心を表しています。相沢にしても、タカちゃんがクラスメートの女子に冷たくされて、腹いせに犯行に及んだという週刊誌の記事を読んで、それは自分のことではないかと思い始め、悩んでいます。でも最初にタカちゃんが保護観察になり学校に出て来たとき、最初に話しかけたのは相沢でした。高校の教師をしているお父さんにも、タモツにも、ツカちゃんにも、エイジにインタビューした記者にもそれぞれのドラマがあるのです。
 このように登場人物一人一人のドラマに夢中になって読んでいくうちに物語が進んでいく感じでした。
 重松清は小学生から高校生までの子どもを主人公にします。そして、主人公の心の中にあるもやもやした気持ちを、書いています。主人公はごく普通の人物です。でも、悩みはあります。大人ならストレス解消の方法がたくさんあるでしょう。でも、子どもはお金もなく、訴える言葉の力もありません。そういう彼らに成り代わって彼らの気持ちを書く作家だと思いました。
 例えば、イジメのシーンを他の作品でもよく描いています。けれども、いじめられている人物は決して親にも友達にも相談しません。新聞などでもそういう話が載っています。いじめられているのなら相談すればいいと言いますが、もちろんそれは正しいのでしょう。でもなぜ、相談できないのか? それを考える意見はあまり聞きません。重松清はその理由を考えるために彼らのところにまで降りていきます。そして言います。それは彼ら自身にもはっきりわからないけれど、彼ら自身を成り立たせているプライドなのだと。そして、誰にでもプライドがあり、その扱いに悩みながら生きて行くのは大人も子どもも同じなのだと。
エイジ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: エイジ (新潮文庫)より
4101349169
No.259
(4pt)

子ども達の立場で

重松清は好きで、よく読んでいます。ぼく達と同じぐらいの年齢の登場人物が多くて、とても読みやすいです。
「エイジ」の主人公は、普通の中学二年生。お父さんとお母さんはとても仲がよく、家族思いです。でも、高校二年の姉やエイジは、わざわざ誕生日パーティーを開いて、ケーキを用意してくれるような両親が、嫌いではないけれど少しうざったく思う気持ちもあります。エイジという名前は、漢字で書くと「栄司」ですが、AGEという英語にも読めます。それはお父さんが若い頃に好きだったバンドの名前だそうです。そのバンドから名前をつけたのかと聞くとお父さんにはぐらかされました。お母さんは、普通の女の子がそのまま大人になったような性格で、姉が耳にピアスの穴を空けた時には、夕ご飯を作らずに、ヘッドホンをつけてずっとユーミンの音楽を聴き続けるような人です。ここでは思わず笑ってしまいました。
 友達は頭がよく、何でもできるけれど、クールなタモツ、クラスを笑わせることを生きがいにしている少し不良っぽいツカちゃんなど。そして密かに好きだと思っている相沢志穂。
 
 エイジは膝の故障でバスケ部をやめてから、気持ちが晴れません。そんな時、町で連続通り魔事件があり、とうとう襲われたために流産した女の人までが現れました。初めは人ごとのように思っていたのですが、とうとうつかまった犯人がなんと同級生のタカちゃんだったのです。
 この時からエイジの心の中が揺れ始めます。まったく目立たないタカちゃんがどうしてあんな事をしたのか? 興味本位でタカちゃんの写真をくれという塾の生徒、急に校門前での出迎えや見送りを始めた先生達、あんな事はしないでねという母親、根掘り葉掘り質問をするマスコミ、それらすべてに対してエイジはいらつきます。そして、自分とタカちゃんはどこがちがうのか? 自分自身そうなっていてもおかしくないのではないか? そのうちエイジは自分が通り魔になったことを空想し始めます…。
 この小説は登場人物一人一人がとても丁寧に描いてあり、しかもそれぞれの人物に物語があり、それがストーリーにつながっていきます。
 例えば、エイジは相沢志穂から話しかけられて一瞬舞い上がってしまいますが、実はバスケ部でコンビを組んでいた岡野が、部員からシカトされているので、戻って助けて上げてほしいという頼みでした。でも、そういう「正しい友情」ごっこのようなことはカッコ悪いと思って拒否します。相沢のことは好きなのに、そして岡野のことは助けたいのに、自分のプライドはゆずらないエイジを描くことによって、揺れる心を表しています。相沢にしても、タカちゃんがクラスメートの女子に冷たくされて、腹いせに犯行に及んだという週刊誌の記事を読んで、それは自分のことではないかと思い始め、悩んでいます。でも最初にタカちゃんが保護観察になり学校に出て来たとき、最初に話しかけたのは相沢でした。高校の教師をしているお父さんにも、タモツにも、ツカちゃんにも、エイジにインタビューした記者にもそれぞれのドラマがあるのです。
 このように登場人物一人一人のドラマに夢中になって読んでいくうちに物語が進んでいく感じでした。
 重松清は小学生から高校生までの子どもを主人公にします。そして、主人公の心の中にあるもやもやした気持ちを、書いています。主人公はごく普通の人物です。でも、悩みはあります。大人ならストレス解消の方法がたくさんあるでしょう。でも、子どもはお金もなく、訴える言葉の力もありません。そういう彼らに成り代わって彼らの気持ちを書く作家だと思いました。
 例えば、イジメのシーンを他の作品でもよく描いています。けれども、いじめられている人物は決して親にも友達にも相談しません。新聞などでもそういう話が載っています。いじめられているのなら相談すればいいと言いますが、もちろんそれは正しいのでしょう。でもなぜ、相談できないのか? それを考える意見はあまり聞きません。重松清はその理由を考えるために彼らのところにまで降りていきます。そして言います。それは彼ら自身にもはっきりわからないけれど、彼ら自身を成り立たせているプライドなのだと。そして、誰にでもプライドがあり、その扱いに悩みながら生きて行くのは大人も子どもも同じなのだと。
エイジ (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: エイジ (朝日文庫)より
4022642742
No.258
(5pt)

人生で1度は読むべき本

Amazonじゃなくてブックオフでたまたま見つけたので購入してみましたが、とても面白くて中学生の気持ちがわかりやすく表現されてて、自分の中学時代と比べたりしながら楽しく読ませてもらいました。共感できる部分が多かった
エイジ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: エイジ (新潮文庫)より
4101349169
No.257
(5pt)

人生で1度は読むべき本

Amazonじゃなくてブックオフでたまたま見つけたので購入してみましたが、とても面白くて中学生の気持ちがわかりやすく表現されてて、自分の中学時代と比べたりしながら楽しく読ませてもらいました。共感できる部分が多かった
エイジ (朝日文庫) Amazon書評・レビュー: エイジ (朝日文庫)より
4022642742
No.256
(5pt)

人生で1度は読むべき本

Amazonじゃなくてブックオフでたまたま見つけたので購入してみましたが、とても面白くて中学生の気持ちがわかりやすく表現されてて、自分の中学時代と比べたりしながら楽しく読ませてもらいました。共感できる部分が多かった
エイジ Amazon書評・レビュー: エイジより
402257352X
No.255
(4pt)

未成年犯罪

14歳の少年を主人公とするストーリーです。
未成年の犯罪を同じ年代、身近な人の目線から考えるときに参考になるかもしれません。
青春小説で、重く暗い内容ではなく、家族や友人との生活の一部を切り取った内容になっています。

エイジ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: エイジ (新潮文庫)より
4101349169