ハゲタカ

評判

ハゲタカの評価:

4.27/5点 レビュー 187件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.27pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全461件 341〜360 18/24ページ
No.121
(5pt)

上下一気によみました。

放漫経営の中小企業の話や、バブル期のリゾート開発で瀕死の老舗ホテルを
外資のファンドがいかにして、買収したり、経営権を握るのか
魅力的な主人公たちによって、感情移入しつつよく理解できた。
ハゲタカ〈上〉 Amazon書評・レビュー: ハゲタカ〈上〉より
4478930481
No.120
(5pt)

上下一気によめます。

メガバンクの不良債権問題も複雑に絡まってる問題で、
これまで現実では分かりにくい事も多かったが、
実は単なるお金の戦いだけでなく、人対人である部分も多く、
またどこと手を組むかで結果が大きく変わる。
大半が現実社会で起きていることだけに恐ろしい感じもした。
ハゲタカ(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ハゲタカ(下) (講談社文庫)より
4062753537
No.119
(5pt)

上下一気によみました。

放漫経営の中小企業の話や、バブル期のリゾート開発で瀕死の老舗ホテルを
外資のファンドがいかにして、買収したり、経営権を握るのか
魅力的な主人公たちによって、感情移入しつつよく理解できた。
ハゲタカ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062753529
No.118
(4pt)

「ファンド」は、何を目指し、どういう役割を果たしているのか

実際に日本で起こっている企業の「再生」「合併」「買収」など、きれい事ではすまないドライな経済競争・経済戦争が、自分のような素人にもピリピリしたせめぎ合いを実感できるほどに、丁寧に描かれています。
 特に、現実社会でも「ハゲタカ」として忌み嫌われている感のある「ファンド」が、何を目指し、どういう役割を果たしているのかが分かります。
 それを象徴する鷲津という存在が、下巻の途中以降、さまざまな思いや背景が明らかになる中で、浮き彫りになってくる課程が、読者の「ファンド」に対する理解と重なるのは当然でしょう。
新装版 ハゲタカ(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 ハゲタカ(下) (講談社文庫)より
4062776537
No.117
(4pt)

上下巻も一気

NHKでドラマ化され、再放送までされています。
 かく言う自分自身も、ドラマを観てからこの原作を手に取った1人。
 ただ、最初に言っておくべきでしょう。ドラマと原作は、まったく違う展開をたどります。
 ドラマはドラマで引き込むものがありました。民放には作れないドラマだなと。
 登場人物については、実力ある俳優陣が演じただけに、個々については淡々と描かれる原作より魅力的だったかと思います。
 現にこうして原作を手に取らせることに成功しているわけで、それはそれで大したことです。
 それでもやっぱり、原作に沿ったドラマも観てみたい。
 ドラマしか観たことがない人は、是非、原作も読んでみてほしいです。
 上下巻にわたるボリュームも、一気に読めます。
新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062776529
No.116
(4pt)

「ファンド」は、何を目指し、どういう役割を果たしているのか

実際に日本で起こっている企業の「再生」「合併」「買収」など、きれい事ではすまないドライな経済競争・経済戦争が、自分のような素人にもピリピリしたせめぎ合いを実感できるほどに、丁寧に描かれています。
 特に、現実社会でも「ハゲタカ」として忌み嫌われている感のある「ファンド」が、何を目指し、どういう役割を果たしているのかが分かります。
 それを象徴する鷲津という存在が、下巻の途中以降、さまざまな思いや背景が明らかになる中で、浮き彫りになってくる課程が、読者の「ファンド」に対する理解と重なるのは当然でしょう。
ハゲタカ〈下〉 Amazon書評・レビュー: ハゲタカ〈下〉より
4478930619
No.115
(4pt)

上下巻も一気

NHKでドラマ化され、再放送までされています。
 かく言う自分自身も、ドラマを観てからこの原作を手に取った1人。
 ただ、最初に言っておくべきでしょう。ドラマと原作は、まったく違う展開をたどります。
 ドラマはドラマで引き込むものがありました。民放には作れないドラマだなと。
 登場人物については、実力ある俳優陣が演じただけに、個々については淡々と描かれる原作より魅力的だったかと思います。
 現にこうして原作を手に取らせることに成功しているわけで、それはそれで大したことです。
 それでもやっぱり、原作に沿ったドラマも観てみたい。
 ドラマしか観たことがない人は、是非、原作も読んでみてほしいです。
 上下巻にわたるボリュームも、一気に読めます。
ハゲタカ〈上〉 Amazon書評・レビュー: ハゲタカ〈上〉より
4478930481
No.114
(4pt)

「ファンド」は、何を目指し、どういう役割を果たしているのか

実際に日本で起こっている企業の「再生」「合併」「買収」など、きれい事ではすまないドライな経済競争・経済戦争が、自分のような素人にもピリピリしたせめぎ合いを実感できるほどに、丁寧に描かれています。
 特に、現実社会でも「ハゲタカ」として忌み嫌われている感のある「ファンド」が、何を目指し、どういう役割を果たしているのかが分かります。
 それを象徴する鷲津という存在が、下巻の途中以降、さまざまな思いや背景が明らかになる中で、浮き彫りになってくる課程が、読者の「ファンド」に対する理解と重なるのは当然でしょう。
ハゲタカ(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ハゲタカ(下) (講談社文庫)より
4062753537
No.113
(4pt)

上下巻も一気

NHKでドラマ化され、再放送までされています。
 かく言う自分自身も、ドラマを観てからこの原作を手に取った1人。
 ただ、最初に言っておくべきでしょう。ドラマと原作は、まったく違う展開をたどります。
 ドラマはドラマで引き込むものがありました。民放には作れないドラマだなと。
 登場人物については、実力ある俳優陣が演じただけに、個々については淡々と描かれる原作より魅力的だったかと思います。
 現にこうして原作を手に取らせることに成功しているわけで、それはそれで大したことです。
 それでもやっぱり、原作に沿ったドラマも観てみたい。
 ドラマしか観たことがない人は、是非、原作も読んでみてほしいです。
 上下巻にわたるボリュームも、一気に読めます。
ハゲタカ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062753529
No.112
(5pt)

経済小説は苦手なのだが・・・

題材としては面白い筈はずなのだが、経済を扱った小説は、登場人物の描かれ方がどれも似通っていてパターン化しているものが多い。ストーリーも同じ傾向にあるようだ。成功あるいは破滅、そして復讐。「登場人物」「ストーリー」のどちらかに魅力があれば小説としては優れた作品になりえるはずだが、どちらも類型であれば小説として優れた作品にはなり得ない。

だから、経済小説は「題材」として魅力はあるが「小説」としては魅力がない作品が多い、と勝手に思っているので、ここ数年こういった小説に手を出すことはなかった。

しかし、最近再放送されていたドラマが見応えがあったので、久し振りに読んでみることにした。上下2巻、時間を忘れてイッキ読みだった。

主人公の鷲津を始め、登場人物達はこの手の小説の典型のような感じはするし、ストーリーにひとひねりあるというわけでもない。それでも、圧倒的に面白い。読み応えがある。

この手の小説を読まなくなって久しいわたしをここまで惹きつけたのは、仮名をつかっているとはいえ誰でも知っている企業の倒産(買収)劇を、立ち直りつつあるとはいえバブル崩壊の影響と記憶が残っている時代(同時代)に読んだということ、そして現実世界と小説世界のバランスの取り方がいいからなのだろうと思う。加えて私自身もバブル崩壊時に社会人だったという理由もあると思う。

ノンフィクションだと生々しすぎて多くの読者を惹きつけることはできないだろうし、実際はこんなドラマチックな展開でもないだろう。「ドラマ仕立ての解説書」と評した人↓がいるが、上手い例えだ。

当時を知る銀行員の評価を是非聞いてみたい「小説」だ。
新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062776529
No.111
(5pt)

経済小説は苦手なのだが・・・

題材としては面白い筈はずなのだが、経済を扱った小説は、登場人物の描かれ方がどれも似通っていてパターン化しているものが多い。ストーリーも同じ傾向にあるようだ。成功あるいは破滅、そして復讐。「登場人物」「ストーリー」のどちらかに魅力があれば小説としては優れた作品になりえるはずだが、どちらも類型であれば小説として優れた作品にはなり得ない。

だから、経済小説は「題材」として魅力はあるが「小説」としては魅力がない作品が多い、と勝手に思っているので、ここ数年こういった小説に手を出すことはなかった。

しかし、最近再放送されていたドラマが見応えがあったので、久し振りに読んでみることにした。上下2巻、時間を忘れてイッキ読みだった。

主人公の鷲津を始め、登場人物達はこの手の小説の典型のような感じはするし、ストーリーにひとひねりあるというわけでもない。それでも、圧倒的に面白い。読み応えがある。

この手の小説を読まなくなって久しいわたしをここまで惹きつけたのは、仮名をつかっているとはいえ誰でも知っている企業の倒産(買収)劇を、立ち直りつつあるとはいえバブル崩壊の影響と記憶が残っている時代(同時代)に読んだということ、そして現実世界と小説世界のバランスの取り方がいいからなのだろうと思う。加えて私自身もバブル崩壊時に社会人だったという理由もあると思う。

ノンフィクションだと生々しすぎて多くの読者を惹きつけることはできないだろうし、実際はこんなドラマチックな展開でもないだろう。「ドラマ仕立ての解説書」と評した人↓がいるが、上手い例えだ。

当時を知る銀行員の評価を是非聞いてみたい「小説」だ。
ハゲタカ〈上〉 Amazon書評・レビュー: ハゲタカ〈上〉より
4478930481
No.110
(5pt)

経済小説は苦手なのだが・・・

題材としては面白い筈はずなのだが、経済を扱った小説は、登場人物の描かれ方がどれも似通っていてパターン化しているものが多い。ストーリーも同じ傾向にあるようだ。成功あるいは破滅、そして復讐。「登場人物」「ストーリー」のどちらかに魅力があれば小説としては優れた作品になりえるはずだが、どちらも類型であれば小説として優れた作品にはなり得ない。

だから、経済小説は「題材」として魅力はあるが「小説」としては魅力がない作品が多い、と勝手に思っているので、ここ数年こういった小説に手を出すことはなかった。

しかし、最近再放送されていたドラマが見応えがあったので、久し振りに読んでみることにした。上下2巻、時間を忘れてイッキ読みだった。

主人公の鷲津を始め、登場人物達はこの手の小説の典型のような感じはするし、ストーリーにひとひねりあるというわけでもない。それでも、圧倒的に面白い。読み応えがある。

この手の小説を読まなくなって久しいわたしをここまで惹きつけたのは、仮名をつかっているとはいえ誰でも知っている企業の倒産(買収)劇を、立ち直りつつあるとはいえバブル崩壊の影響と記憶が残っている時代(同時代)に読んだということ、そして現実世界と小説世界のバランスの取り方がいいからなのだろうと思う。加えて私自身もバブル崩壊時に社会人だったという理由もあると思う。

ノンフィクションだと生々しすぎて多くの読者を惹きつけることはできないだろうし、実際はこんなドラマチックな展開でもないだろう。「ドラマ仕立ての解説書」と評した人↓がいるが、上手い例えだ。

当時を知る銀行員の評価を是非聞いてみたい「小説」だ。
ハゲタカ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062753529
No.109
(5pt)

面白い!

NHKのドラマも素晴らしかったが、小説の方はドラマとはあらすじが多少違い内容も詳しく書いてある。日本人にはハゲタカ=金目当ての外資と考えている人が多いかもしれないが、本当に彼らのやっていることは金目当てだけなのか。また日本にとって悪いことなのか。この本を読むとそのような疑問が沸いてくる。また作品の中に登場する企業の実名を容易に予測できるので、当時の社会の様子がリアルに伝わってくる。この本を読むだけでも金融の勉強にもなると思う。読み応えのある一冊です。
新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062776529
No.108
(5pt)

面白い!

NHKのドラマも素晴らしかったが、小説の方はドラマとはあらすじが多少違い内容も詳しく書いてある。日本人にはハゲタカ=金目当ての外資と考えている人が多いかもしれないが、本当に彼らのやっていることは金目当てだけなのか。また日本にとって悪いことなのか。この本を読むとそのような疑問が沸いてくる。また作品の中に登場する企業の実名を容易に予測できるので、当時の社会の様子がリアルに伝わってくる。この本を読むだけでも金融の勉強にもなると思う。読み応えのある一冊です。
ハゲタカ〈上〉 Amazon書評・レビュー: ハゲタカ〈上〉より
4478930481
No.107
(5pt)

面白い!

NHKのドラマも素晴らしかったが、小説の方はドラマとはあらすじが多少違い内容も詳しく書いてある。日本人にはハゲタカ=金目当ての外資と考えている人が多いかもしれないが、本当に彼らのやっていることは金目当てだけなのか。また日本にとって悪いことなのか。この本を読むとそのような疑問が沸いてくる。また作品の中に登場する企業の実名を容易に予測できるので、当時の社会の様子がリアルに伝わってくる。この本を読むだけでも金融の勉強にもなると思う。読み応えのある一冊です。
ハゲタカ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062753529
No.106
(4pt)

惑わされている一庶民として

普段、マスメディアを通してからしか見ていない経済なので知らないままにしてしまっていた。
このような形で会社って作られていっているんだなと勉強させられ、今私の知っている事って凄く表面的なんだな、テレビを通して、会社のイメージを認識してしまう庶民を痛感させられた。
バブルの放漫経営や、多角経営が首を締め、もう自分の力ではどうにもならない会社という
「怪物」をどうやって「再生」させていくのであろう。
日本は伝統のある会社を「文化」みたいに扱っている感は私でもあったが、
日本のグレーゾーンにも触れている所が、自分のいる国の将来を不安にさせた。
でも、燃えていく自分もいたりして、、、、。
熱いぞ。
新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062776529
No.105
(4pt)

惑わされている一庶民として

普段、マスメディアを通してからしか見ていない経済なので知らないままにしてしまっていた。
このような形で会社って作られていっているんだなと勉強させられ、今私の知っている事って凄く表面的なんだな、テレビを通して、会社のイメージを認識してしまう庶民を痛感させられた。
バブルの放漫経営や、多角経営が首を締め、もう自分の力ではどうにもならない会社という
「怪物」をどうやって「再生」させていくのであろう。
日本は伝統のある会社を「文化」みたいに扱っている感は私でもあったが、
日本のグレーゾーンにも触れている所が、自分のいる国の将来を不安にさせた。
でも、燃えていく自分もいたりして、、、、。
熱いぞ。
ハゲタカ〈上〉 Amazon書評・レビュー: ハゲタカ〈上〉より
4478930481
No.104
(4pt)

惑わされている一庶民として

普段、マスメディアを通してからしか見ていない経済なので知らないままにしてしまっていた。
このような形で会社って作られていっているんだなと勉強させられ、今私の知っている事って凄く表面的なんだな、テレビを通して、会社のイメージを認識してしまう庶民を痛感させられた。
バブルの放漫経営や、多角経営が首を締め、もう自分の力ではどうにもならない会社という
「怪物」をどうやって「再生」させていくのであろう。
日本は伝統のある会社を「文化」みたいに扱っている感は私でもあったが、
日本のグレーゾーンにも触れている所が、自分のいる国の将来を不安にさせた。
でも、燃えていく自分もいたりして、、、、。
熱いぞ。
ハゲタカ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062753529
No.103
(4pt)

大型新人の登場を予感させる人物描写とストーリー展開

本書は、経済小説の通例として、不良債権とは何だったのか、ハゲタカとはどういう存在だったのかを分かりやすく教えてくれます。
 しかし、それだけではありません。人間ドラマの部分もよく書き込まれていて、企業を立て直そうと命を賭ける人々と不良債権でポロ儲けするファンド側の主人公が織りなす物語から目が離せません。

 本書はバブルの崩壊直前の1989年からスタートします。
 冒頭、なぞの人物が「おのれ! 大蔵省!」と叫んで割腹自殺します。場面はニューヨークに飛び、なぞの人物の息子と思われるピアニスト志望の青年が登場。アルバイトでバイヤーをやっているうちに投資家としての才能を開花させた青年が、父の割腹自殺の知らせを聞いて、ピアノを捨ててハゲタカ投資家になることを決意します。

 他に、銀行の仕事に限界を感じて企業再建家を目指すようになったエリート銀行員や、親の放漫経営に厭気がさしつつも、実家のホテルの経営危機を救おうとする女性主人公も登場します。

 ハゲタカの鮮やかな手腕が発揮され、青年は安く企業を買って高く売り抜け、利益を蓄えます。
 舞台が2001年に飛び、いよいよ3人の主人公がクロスしはじめて……。
 続きは下巻を読んでのお楽しみ、ということになりました。

 ぶ厚い本なのに、読者を飽きさせません。
 人物の生き方にも深みを予感させます。

 読み応えのある書き手を見つけました。
ハゲタカ〈上〉 Amazon書評・レビュー: ハゲタカ〈上〉より
4478930481
No.102
(4pt)

大型新人の登場を予感させる人物描写とストーリー展開

本書は、経済小説の通例として、不良債権とは何だったのか、ハゲタカとはどういう存在だったのかを分かりやすく教えてくれます。
 しかし、それだけではありません。人間ドラマの部分もよく書き込まれていて、企業を立て直そうと命を賭ける人々と不良債権でポロ儲けするファンド側の主人公が織りなす物語から目が離せません。

 本書はバブルの崩壊直前の1989年からスタートします。
 冒頭、なぞの人物が「おのれ! 大蔵省!」と叫んで割腹自殺します。場面はニューヨークに飛び、なぞの人物の息子と思われるピアニスト志望の青年が登場。アルバイトでバイヤーをやっているうちに投資家としての才能を開花させた青年が、父の割腹自殺の知らせを聞いて、ピアノを捨ててハゲタカ投資家になることを決意します。

 他に、銀行の仕事に限界を感じて企業再建家を目指すようになったエリート銀行員や、親の放漫経営に厭気がさしつつも、実家のホテルの経営危機を救おうとする女性主人公も登場します。

 ハゲタカの鮮やかな手腕が発揮され、青年は安く企業を買って高く売り抜け、利益を蓄えます。
 舞台が2001年に飛び、いよいよ3人の主人公がクロスしはじめて……。
 続きは下巻を読んでのお楽しみ、ということになりました。

 ぶ厚い本なのに、読者を飽きさせません。
 人物の生き方にも深みを予感させます。

 読み応えのある書き手を見つけました。
ハゲタカ(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ハゲタカ(上) (講談社文庫)より
4062753529