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シューメーカーの足音
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シューメーカーの足音の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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かなり綿密に取材したことは分かるが、詰め込み過ぎでテンポが悪く、せっかくの物語を台無しにしている。 | ||||
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対立する二つの感覚というやり取りに重なる,二人の職人の存在が強調されており, 職人として,何より復讐をする側とされる側という,互いの関係が印象的に映ります. そのせいか中盤あたりまでは,双方の仕事ぶりや日常にページが割かれがちにも思われ, 靴作りの様子は専門用語も含め,イメージが沸きづらく,ややテンポも鈍く感じられます. また,復讐劇の結末は,確かに仕掛けた作戦や伏線は見事にハマっているのですが, 相手の自業自得とはいえ,エグいハシゴの外し方やその後までを好意的には見られず, 職人としても超えるべき相手と強く語りながら,狡猾な手口で相手を破滅させただけで, いわゆる『悪者』が倒されたはずも,そこに勧善懲悪の気持ちの良さはあまりありません. 一方,その倒される側が中心となる展開だけに,肩入れをしたくなるのもこちらで, 過ちを犯し,失ったものも多いのですが,最後の最後,無残な末路を匂わされつつも, どうにか再出発を図り,職人としての意地や誇りを取り戻した姿が覗くエピローグには, 本当に大事なものを得て,失ったのはどちらだったのか,いささか複雑な思いが残ります. | ||||
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革靴業界に携わっており、タイトル買いを致しました。 序盤・中盤と革靴に命をかける靴職人、その気迫と覚悟の表現力が恐ろしく上手です。 また、細かな革靴の素材やデザインとともに地味な作業工程も丁寧に書かれており、これまでにない作品だと存じます。 残念なのは終盤です。私はラストも気持ちよくありませんし、無責任だと考えますね。 人物描写というか人格設定の一貫性に疑問を感じました。 | ||||
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種本が持ち物の基準と最高級靴読本、ロンドンのジャーミンストリートのフォスターアンドサン に勤務されている女性の話となっていますが 随分深い知識に基づいています。 とても靴造りに職人気質の哲学を持ち込み、面白いミステリーに仕上がっています。 登場人物はそれほど多くなく、斉藤と智哉を中心に進んで行きます。 どんでん返しが最後にあるのですが、本城雅人氏はここにまだ伸びしろがあるように思われます。 最後のハンガリーのくだりは、不要だと思われます。 一気に読み終えました。 | ||||
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靴職人の技や靴そのものの知識等が凝縮されており、靴好きの方は勿論、小説を楽しみながら知識を吸収出来る本です。 黒と白の天才靴職人が、一人の人物の死を巡り火花を散らすという設定は、非常に良く出来ています。最後も見事に決まっていますが、ただ、肝心の榎本智哉の作戦がちょっと無理があるのでは、という印象。 キーマンであるセレクトショップの社長の言い分も、あまり共感出来なかったです。 もう一方の斎藤良一のほうが、キャラが魅力的でありました。 | ||||
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靴を取り上げためずらしいサスペンスですが、非常に面白い! 楽しみながら靴の知識も学べるオススメの一冊です。 | ||||
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同じようなレビューがありましたが、私もラストが大っ嫌いで飛ばし飛ばしでしか読めませんでした。 途中まで面白かったのに、大変残念です。 ただ、普段触れない靴のビスポークについて知れたのは面白かったので★3つにしておきます。 | ||||
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普段はレビューは書かないのですが、 あまりのことに書くことにしました。 浅薄な背景・心理描写のあげくに 「実は〜だった」「本当は〜できたのだった」 そんな一文だけで、どんでん返しを成立させるとは あきれてしまいます。 読後は不快感だけが残ります。 | ||||
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この二つにつられて購入したのですが正直後悔しています。 靴作り、靴職人の物語として中盤までは面白かったです。 ネタばれになるため詳しくは書きませんが、 主人公の一人、榎本の作戦に納得できず、 一切感情移入ができずラストまで読むのが苦痛でした。 よっぽど斎藤の方が親近感がわきます。 靴作りに携わっている私としては正直ナシです。 | ||||
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主人公2人の関係が話の中盤で明らかになるものの どちらがどう主導権を握り、どんな形に落ち着くのか 最後まで楽しませてくれるミステリーでした。 繰り広げられるのは、大人の心理戦。 ラストでは裏切らないどんでん返しが用意されています。 英国で活躍している日本人の靴職人さんが実際にいることは知っていましたが 靴職人さんやその仕事ぶりに詳しく触れる機会を自ら作ることはないだけに ミステリーと一緒に堪能させていただきました。 若い榎本くんが大人の男性にかわっていく様がとても魅力的でしたが 個人的には斎藤さんのその後、を描いてほしいです。 | ||||
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靴が好きです。ミステリーも好きです。 ですから、この両者をつなぎ合わせてくれた点において、星5つです。 ただ、エラソーなことを言ってしまうと、ミステリーとしてはあまりにも拙いし、靴作りに関しても、雑誌を何冊か読んでいる者なら、すでに知っている情報が多いのです。そのため、あらすじとムックを統合するのに精一杯という印象を受けてしまいました。 むしろ、ミステリー要素を排して、靴職人の成長譚として、大河小説にしてくれた方がおもしろかったかな、と思います。あるいは、スーツ職人との物々交換の部分(私にはここが一番興味深かった)をふくらませて、英国仕立てのスーツやシャツ、カフリンクスなどの魅力、靴関連ではクリームやオイル、ブラシやキーパーなんかにも、たっぷり紙数をさいて、寄り道いっぱいの、おしゃれ小説にしてもよかったのでは。 わがままな感想で申し訳ありません。 | ||||
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