マイク・ハマーへ伝言

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マイク・ハマーへ伝言の評価:

4.28/5点 レビュー 18件。 B ランク

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平均点4.28pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全71件 41〜60 3/4ページ
No.31
(5pt)

欲を言えば

矢作俊彦の長編処女作品。
 警察とのカーチェイスの末、死んだ友人の無念を晴らすべく不良仲間たちが各々の愛車を駆使して警察に挑戦するハードボイルド作品。
 国家権力に対する復讐をテーマにしながらも、肝心のカーチェイスは巻末30Pほどで、さらに銃撃戦がない(銃器の描写は、米軍基地でのコルト・ガバメントの試射シーンのみ)。ページの大半を、弔いの決意から実行までの過程に割いているので、一般的なバイオレンス作品と期待して読むと拍子抜けするだろう。作風としては、アメリカン・ニューシネマのような雰囲気を持つ作品である。
 また、矢作作品独特のキザを極めた言い回しが鼻につく方にはつくかもしれない。
 それでも、名作としていまだに色あせない理由は、矢作氏が自分の世界観を言葉で作り上げ、なおかつ日本人作家独特の湿っぽい感情を排した点が大きいからだろう。

 欲を言えば、発表当時に映画化していれば日本映画に残る名作が出来たかもしれない。
 監督は村川透、主演のマイク・ハマーは舘ひろし、カメラは仙元誠三、脚本は矢作氏自身で。
 せっかく、発表当時に優秀なスタッフが数多くいたのに映画化されなかったのは残念に思えてならない。
マイク・ハマーへ伝言 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: マイク・ハマーへ伝言 (角川文庫)より
4041616034
No.30
(5pt)

欲を言えば

矢作俊彦の長編処女作品。
 警察とのカーチェイスの末、死んだ友人の無念を晴らすべく不良仲間たちが各々の愛車を駆使して警察に挑戦するハードボイルド作品。
 国家権力に対する復讐をテーマにしながらも、肝心のカーチェイスは巻末30Pほどで、さらに銃撃戦がない(銃器の描写は、米軍基地でのコルト・ガバメントの試射シーンのみ)。ページの大半を、弔いの決意から実行までの過程に割いているので、一般的なバイオレンス作品と期待して読むと拍子抜けするだろう。作風としては、アメリカン・ニューシネマのような雰囲気を持つ作品である。
 また、矢作作品独特のキザを極めた言い回しが鼻につく方にはつくかもしれない。
 それでも、名作としていまだに色あせない理由は、矢作氏が自分の世界観を言葉で作り上げ、なおかつ日本人作家独特の湿っぽい感情を排した点が大きいからだろう。

 欲を言えば、発表当時に映画化していれば日本映画に残る名作が出来たかもしれない。
 監督は村川透、主演のマイク・ハマーは舘ひろし、カメラは仙元誠三、脚本は矢作氏自身で。
 せっかく、発表当時に優秀なスタッフが数多くいたのに映画化されなかったのは残念に思えてならない。
マイク・ハマーへ伝言 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: マイク・ハマーへ伝言 (光文社文庫)より
433470686X
No.29
(5pt)

欲を言えば

矢作俊彦の長編処女作品。
 警察とのカーチェイスの末、死んだ友人の無念を晴らすべく不良仲間たちが各々の愛車を駆使して警察に挑戦するハードボイルド作品。
 国家権力に対する復讐をテーマにしながらも、肝心のカーチェイスは巻末30Pほどで、さらに銃撃戦がない(銃器の描写は、米軍基地でのコルト・ガバメントの試射シーンのみ)。ページの大半を、弔いの決意から実行までの過程に割いているので、一般的なバイオレンス作品と期待して読むと拍子抜けするだろう。作風としては、アメリカン・ニューシネマのような雰囲気を持つ作品である。
 また、矢作作品独特のキザを極めた言い回しが鼻につく方にはつくかもしれない。
 それでも、名作としていまだに色あせない理由は、矢作氏が自分の世界観を言葉で作り上げ、なおかつ日本人作家独特の湿っぽい感情を排した点が大きいからだろう。

 欲を言えば、発表当時に映画化していれば日本映画に残る名作が出来たかもしれない。
 監督は村川透、主演のマイク・ハマーは舘ひろし、カメラは仙元誠三、脚本は矢作氏自身で。
 せっかく、発表当時に優秀なスタッフが数多くいたのに映画化されなかったのは残念に思えてならない。
マイク・ハマーへ伝言 Amazon書評・レビュー: マイク・ハマーへ伝言より
4334920292
No.28
(5pt)

ヨコハマ貴族青年たちの途方もなく美しい心理劇

20年ぶりに再読すると、ステロタイプな「不良少年たちの復讐劇」というよりはフランス文学系の心理劇という印象ですね。
堀口先生を引用するあたり、矢作さんもかなり意識していると思います。
横浜の育ちのいい青年たちの青春時代の嘘と虚栄の葛藤。
それが友人・松本の死をきっかけに一夜にして炙り出される構成は、見事としか言いようがありません。天才作家といわれるゆえんでしょう。

まずマイクハマーが見栄を張る。友人たちはあるものは見破り、あるものはそれを信じる。松本はそれを信じてしまう。憧れ、真似をし、挫折し、自殺に近い死に方をする。それに平行して諒は克哉の優雅さに嫉妬し、克哉は諒の純粋な力強さを笑いながらも、女を巡っては敗北する。

ラスト、スピード競争の果ての克哉の唐突な死に、初読時、作内論理を理解できず違和感を覚えましたが、その直前、松本の死を「誰にも負けたくない夜があったんだろうさ」と諒が分析するシーンがあります。
その瞬間、克哉がどんな顔をしていたのか、描写が有りませんが、諒にとって愛する友人が自分に嫉妬し競争をかけるラストは、あるいは理解不能なのかもしれません。

このテーマはそのまま暗闇にノーサイドの龍哉と克哉にひきつがれるようです
マイク・ハマーへ伝言―長編小説 (1978年) Amazon書評・レビュー: マイク・ハマーへ伝言―長編小説 (1978年)より
B000J8RH86
No.27
(5pt)

ヨコハマ貴族青年たちの途方もなく美しい心理劇

20年ぶりに再読すると、ステロタイプな「不良少年たちの復讐劇」というよりはフランス文学系の心理劇という印象ですね。
堀口先生を引用するあたり、矢作さんもかなり意識していると思います。
横浜の育ちのいい青年たちの青春時代の嘘と虚栄の葛藤。
それが友人・松本の死をきっかけに一夜にして炙り出される構成は、見事としか言いようがありません。天才作家といわれるゆえんでしょう。

まずマイクハマーが見栄を張る。友人たちはあるものは見破り、あるものはそれを信じる。松本はそれを信じてしまう。憧れ、真似をし、挫折し、自殺に近い死に方をする。それに平行して諒は克哉の優雅さに嫉妬し、克哉は諒の純粋な力強さを笑いながらも、女を巡っては敗北する。

ラスト、スピード競争の果ての克哉の唐突な死に、初読時、作内論理を理解できず違和感を覚えましたが、その直前、松本の死を「誰にも負けたくない夜があったんだろうさ」と諒が分析するシーンがあります。
その瞬間、克哉がどんな顔をしていたのか、描写が有りませんが、諒にとって愛する友人が自分に嫉妬し競争をかけるラストは、あるいは理解不能なのかもしれません。

このテーマはそのまま暗闇にノーサイドの龍哉と克哉にひきつがれるようです

マイク・ハマーへ伝言 Amazon書評・レビュー: マイク・ハマーへ伝言より
4334920292
No.26
(5pt)

ヨコハマ貴族青年たちの途方もなく美しい心理劇

20年ぶりに再読すると、ステロタイプな「不良少年たちの復讐劇」というよりはフランス文学系の心理劇という印象ですね。
堀口先生を引用するあたり、矢作さんもかなり意識していると思います。
横浜の育ちのいい青年たちの青春時代の嘘と虚栄の葛藤。
それが友人・松本の死をきっかけに一夜にして炙り出される構成は、見事としか言いようがありません。天才作家といわれるゆえんでしょう。

まずマイクハマーが見栄を張る。友人たちはあるものは見破り、あるものはそれを信じる。松本はそれを信じてしまう。憧れ、真似をし、挫折し、自殺に近い死に方をする。それに平行して諒は克哉の優雅さに嫉妬し、克哉は諒の純粋な力強さを笑いながらも、女を巡っては敗北する。

ラスト、スピード競争の果ての克哉の唐突な死に、初読時、作内論理を理解できず違和感を覚えましたが、その直前、松本の死を「誰にも負けたくない夜があったんだろうさ」と諒が分析するシーンがあります。
その瞬間、克哉がどんな顔をしていたのか、描写が有りませんが、諒にとって愛する友人が自分に嫉妬し競争をかけるラストは、あるいは理解不能なのかもしれません。

このテーマはそのまま暗闇にノーサイドの龍哉と克哉にひきつがれるようです

マイク・ハマーへ伝言 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: マイク・ハマーへ伝言 (光文社文庫)より
433470686X
No.25
(5pt)

ヨコハマ貴族青年たちの途方もなく美しい心理劇

20年ぶりに再読すると、ステロタイプな「不良少年たちの復讐劇」というよりはフランス文学系の心理劇という印象ですね。
堀口先生を引用するあたり、矢作さんもかなり意識していると思います。
横浜の育ちのいい青年たちの青春時代の嘘と虚栄の葛藤。
それが友人・松本の死をきっかけに一夜にして炙り出される構成は、見事としか言いようがありません。天才作家といわれるゆえんでしょう。

まずマイクハマーが見栄を張る。友人たちはあるものは見破り、あるものはそれを信じる。松本はそれを信じてしまう。憧れ、真似をし、挫折し、自殺に近い死に方をする。それに平行して諒は克哉の優雅さに嫉妬し、克哉は諒の純粋な力強さを笑いながらも、女を巡っては敗北する。

ラスト、スピード競争の果ての克哉の唐突な死に、初読時、作内論理を理解できず違和感を覚えましたが、その直前、松本の死を「誰にも負けたくない夜があったんだろうさ」と諒が分析するシーンがあります。
その瞬間、克哉がどんな顔をしていたのか、描写が有りませんが、諒にとって愛する友人が自分に嫉妬し競争をかけるラストは、あるいは理解不能なのかもしれません。

このテーマはそのまま暗闇にノーサイドの龍哉と克哉にひきつがれるようです

マイク・ハマーへ伝言 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: マイク・ハマーへ伝言 (角川文庫)より
4041616034
No.24
(4pt)

洒脱な比喩

解説や感想にも度々登場する比喩表現の巧さは絶品です。また、章毎の終わり方がキザでいてそれぞれ格好のよいものとなっています。個人的に車にほとんど興味がないので多少読む中で億劫になったりわからない部分もありましたが、それを差し引いても楽しく読むことが出来ました。ただ一点、これは時代的にしょうがないことだと思いますが、差別的な表現に軽い不快感を覚えました。
マイク・ハマーへ伝言―長編小説 (1978年) Amazon書評・レビュー: マイク・ハマーへ伝言―長編小説 (1978年)より
B000J8RH86
No.23
(4pt)

洒脱な比喩

解説や感想にも度々登場する比喩表現の巧さは絶品です。また、章毎の終わり方がキザでいてそれぞれ格好のよいものとなっています。個人的に車にほとんど興味がないので多少読む中で億劫になったりわからない部分もありましたが、それを差し引いても楽しく読むことが出来ました。ただ一点、これは時代的にしょうがないことだと思いますが、差別的な表現に軽い不快感を覚えました。
マイク・ハマーへ伝言 Amazon書評・レビュー: マイク・ハマーへ伝言より
4334920292
No.22
(4pt)

洒脱な比喩

解説や感想にも度々登場する比喩表現の巧さは絶品です。また、章毎の終わり方がキザでいてそれぞれ格好のよいものとなっています。個人的に車にほとんど興味がないので多少読む中で億劫になったりわからない部分もありましたが、それを差し引いても楽しく読むことが出来ました。ただ一点、これは時代的にしょうがないことだと思いますが、差別的な表現に軽い不快感を覚えました。
マイク・ハマーへ伝言 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: マイク・ハマーへ伝言 (光文社文庫)より
433470686X
No.21
(4pt)

洒脱な比喩

解説や感想にも度々登場する比喩表現の巧さは絶品です。また、章毎の終わり方がキザでいてそれぞれ格好のよいものとなっています。個人的に車にほとんど興味がないので多少読む中で億劫になったりわからない部分もありましたが、それを差し引いても楽しく読むことが出来ました。ただ一点、これは時代的にしょうがないことだと思いますが、差別的な表現に軽い不快感を覚えました。
マイク・ハマーへ伝言 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: マイク・ハマーへ伝言 (角川文庫)より
4041616034
No.20
(5pt)

まぼろしのヨコハマ

矢作俊彦が描くヨコハマはもうこの世には存在しない場所である。それは単に本牧の米軍施設がなくなったとかという事実だけではなく、そこに宿る精神的なものや、価値観すら変化してしまったのではないか。
失われていくものを追うのではなく、ただただ事実を受け止めることができた時に、それを人は成長というのであろうか。この小説を読むたびにそんなことを考えてみたりする。
マイク・ハマーへ伝言―長編小説 (1978年) Amazon書評・レビュー: マイク・ハマーへ伝言―長編小説 (1978年)より
B000J8RH86
No.19
(5pt)

まぼろしのヨコハマ

矢作俊彦が描くヨコハマはもうこの世には存在しない場所である。それは単に本牧の米軍施設がなくなったとかという事実だけではなく、そこに宿る精神的なものや、価値観すら変化してしまったのではないか。
失われていくものを追うのではなく、ただただ事実を受け止めることができた時に、それを人は成長というのであろうか。この小説を読むたびにそんなことを考えてみたりする。
マイク・ハマーへ伝言 Amazon書評・レビュー: マイク・ハマーへ伝言より
4334920292
No.18
(5pt)

まぼろしのヨコハマ

矢作俊彦が描くヨコハマはもうこの世には存在しない場所である。それは単に本牧の米軍施設がなくなったとかという事実だけではなく、そこに宿る精神的なものや、価値観すら変化してしまったのではないか。
失われていくものを追うのではなく、ただただ事実を受け止めることができた時に、それを人は成長というのであろうか。この小説を読むたびにそんなことを考えてみたりする。
マイク・ハマーへ伝言 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: マイク・ハマーへ伝言 (光文社文庫)より
433470686X
No.17
(5pt)

まぼろしのヨコハマ

矢作俊彦が描くヨコハマはもうこの世には存在しない場所である。それは単に本牧の米軍施設がなくなったとかという事実だけではなく、そこに宿る精神的なものや、価値観すら変化してしまったのではないか。
失われていくものを追うのではなく、ただただ事実を受け止めることができた時に、それを人は成長というのであろうか。この小説を読むたびにそんなことを考えてみたりする。
マイク・ハマーへ伝言 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: マイク・ハマーへ伝言 (角川文庫)より
4041616034
No.16
(5pt)

…凄い。

矢作俊彦の名を世に知らしめた処女長編。
 警察の化け物パトカーに殺された仲間の敵を討つため、
若者達がそれぞれの車を駆り、復讐劇を繰り広げていく。
 本作の刊行により、氏は以後しばらくニューハードボイルド
の旗手と目されることとなった。
 筋立てこそ簡明だが、散りばめられた意匠、軽快な会話、
スタイリッシュな文章、類い希な比喩表現など初期作品群
の要素がほとんど揃っており、現在入手できる作品の中では、
著者の片鱗をうかがうに最適な作品と言える。
 余談だが『マイク・ハマー「へ」伝言』であることを付け加えておこう。
マイク・ハマーへ伝言―長編小説 (1978年) Amazon書評・レビュー: マイク・ハマーへ伝言―長編小説 (1978年)より
B000J8RH86
No.15
(5pt)

…凄い。

矢作俊彦の名を世に知らしめた処女長編。
 警察の化け物パトカーに殺された仲間の敵を討つため、
若者達がそれぞれの車を駆り、復讐劇を繰り広げていく。
 本作の刊行により、氏は以後しばらくニューハードボイルド
の旗手と目されることとなった。
 筋立てこそ簡明だが、散りばめられた意匠、軽快な会話、スタイリッシュな文章、類い希な比喩表現など初期作品群
の要素がほとんど揃っており、現在入手できる作品の中では、
著者の片鱗をうかがうに最適な作品と言える。
マイク・ハマーへ伝言 Amazon書評・レビュー: マイク・ハマーへ伝言より
4334920292
No.14
(5pt)

…凄い。

矢作俊彦の名を世に知らしめた処女長編。
 警察の化け物パトカーに殺された仲間の敵を討つため、
若者達がそれぞれの車を駆り、復讐劇を繰り広げていく。
 本作の刊行により、氏は以後しばらくニューハードボイルド
の旗手と目されることとなった。
 筋立てこそ簡明だが、散りばめられた意匠、軽快な会話、スタイリッシュな文章、類い希な比喩表現など初期作品群
の要素がほとんど揃っており、現在入手できる作品の中では、
著者の片鱗をうかがうに最適な作品と言える。
マイク・ハマーへ伝言 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: マイク・ハマーへ伝言 (光文社文庫)より
433470686X
No.13
(5pt)

…凄い。

矢作俊彦の名を世に知らしめた処女長編。
 警察の化け物パトカーに殺された仲間の敵を討つため、
若者達がそれぞれの車を駆り、復讐劇を繰り広げていく。
 本作の刊行により、氏は以後しばらくニューハードボイルド
の旗手と目されることとなった。
 筋立てこそ簡明だが、散りばめられた意匠、軽快な会話、スタイリッシュな文章、類い希な比喩表現など初期作品群
の要素がほとんど揃っており、現在入手できる作品の中では、
著者の片鱗をうかがうに最適な作品と言える。
マイク・ハマーへ伝言 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: マイク・ハマーへ伝言 (角川文庫)より
4041616034
No.12
(5pt)

矢作俊彦の原点

「マイク・ハマー」は矢作俊彦の初の長編書き下ろしだけあって、文にスピード感があるとともに、この人の原点であり、その立脚点は今も揺らいでいないことがわかる。当時の横浜の風俗や、当時の横浜人の持つ矜持がひしひしと伝わってくる。

この本の初版は83年1月だが、当時高校生だった私はたちまち、虜になった。今の横浜は当時と全く違うものだけど、この本を読まずして、矢作俊彦語ることは出来ないだろう。

なお、当初の光文社から出版された本の巻末には、当時の彼の住所が書かれている。

ところで、未完の「コルテスの収穫」の下巻は永遠に出ないのかな?
マイク・ハマーへ伝言―長編小説 (1978年) Amazon書評・レビュー: マイク・ハマーへ伝言―長編小説 (1978年)より
B000J8RH86