英雄の書

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英雄の書の評価:

3.03/5点 レビュー 115件。 E ランク

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平均点3.03pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全64件 41〜60 3/4ページ
No.24
(5pt)

自分以外が信じられない時代

物語の起因は、現代ならどこにでもある生徒同士のいじめ、いじめられた子を庇ったがために教師から目の敵にされ、あげく殺人を犯してしまう主人公の兄その兄を救いたいため心悩ます主人公。
そこに語りかけるものが・・
宮部みゆきさんの簡潔な文章でありありと描かれる異世界の景色。ICOと似たような状況設定でいながら、まるでお坊さんの説話をきいているような訴えかける物語。

これは、今学校でいじめに会っている、職場でうまく行っていない、そういうひとに特に読んでほしいとおもいます。
いじめが解決できるとかではなく、いじめにあっているココロが慰められます。

某テレビ番組で島田伸介さんが言っていましたが
いじめは学校や教師が何かできるものではない親がすべてをすてても子供をまもるという気概が必要だ・・・・と。
しかし、そんなオヤがどれだけいるでしょう?

あなたは独りなんだよ、でも、みかただっているんだよ
そういっているように感じました。
英雄の書 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 英雄の書 (カッパ・ノベルス)より
4334077064
No.23
(4pt)

この結論は・・・

上巻は世界設定の説明と、
主人公の少女が魔法の力を手に入れ、旅する理由が語られた

下巻では、いよいよ異世界での冒険が始まる

ラスボス(英雄・黄衣の王)との対峙があると思っていたのに、
少し肩透かしだったかも
従者の正体も途中で、なんとなくわかってしまったし・・・


結局、結論は私刑はいけないことで、法を遵守することが大切という当たり前のことだったように思う
極論ですが、この論法だと法を遵守したら、どの様な残虐なことを行っても良いということにもなる
また、法整備が充分では無い社会ではどうなの???
この結論は、現代の日本だから成立するが、時代や場所が変れば通用しない、普遍性が無いものに感じた
このテーマは悠久の時が流れるようなファンタジーで語らず、現代もので扱ってほしかった



宮部氏は好きな作家の一人で期待して読んだので、つい厳しく読んでしまいました
ちょっと言い過ぎました


英雄の書 下 Amazon書評・レビュー: 英雄の書 下より
4620107344
No.22
(4pt)

宮部さんのファンタジーって・・・

少女が魔法の力を手にいれ、
事件を起こし失踪した兄を探す
また、その事が世界を救うことにも繋がる

といった感じのストーリーだが、
まだ、上巻しか読んでいないので・・・

下巻を読んでみないことには、
現段階ではなんとも言いがたい


ただ、物語自体はおもしろいのですが、
ファンタジーとしての魅力は乏しい

主人公が魔法の力で、
あまりにも色々できるようになりすぎる

ドラクエのようなRPG的で、
ほんの少しがっかりだった


しかし、「輪」という概念は、
「人間原理」的な考えで面白かった

英雄の書 上 Amazon書評・レビュー: 英雄の書 上より
4620107336
No.21
(4pt)

アドベンチャー

ずいぶん前に読んだ『レベル7』がわりとおもしろくて、ちょっと期待して読んでみました。
映画になった『ブレイブストーリー』はまだ読んでませんが、たぶんそれと似た感じかもしれません。アニメ化されたので気になってましたが、あまりのボリュームに読むのを躊躇してましたが、この本が面白かったので今後読みたいと思いました。
本作は子供が主人公のアドベンチャー物ですが、結構本の世界にはまり込みました。ボリュームありますが、あっという間に読み終わりました。
ハリポタとかロードオブザリングとか好きな人はこういうストーリー好きだと思います。
こちらも映画化したらおもしろいかもしれませんね。
英雄の書 上 Amazon書評・レビュー: 英雄の書 上より
4620107336
No.20
(4pt)

大人向けファンタジー

大人のためのファンタジーではないでしょうか。私は独自の世界観や概念が大人になったからこそ理解できるものだったと思いました。多分子供だったら、エンディングに納得いかなかったかと。物語だからといって思い通りにならなかったのも、妥当なエンディングだと感じましたし、その後のエピローグで気分が明るくなりました。 確かにどこかで見たことあるようなアニメ的シーンは少し残念でしたが、中身は読みごたえもありますし、これからの生き方に影響を与えられそうな名作だと思います。
英雄の書 上 Amazon書評・レビュー: 英雄の書 上より
4620107336
No.19
(4pt)

最後の意味

ホームランド。
これが全てを表現した言葉かもしれない。
自分のすみかとでも言えばよいのだろうか。
癒されたわけではないけれども、主人公は旅の途中にいるのだ。
旅が続くと言うことが大切だと言うことが実感できた。
英雄の書 下 Amazon書評・レビュー: 英雄の書 下より
4620107344
No.18
(4pt)

スピード感

あり得ないはずの世界が見えてくる。
作者の描写力のなせる技だ。
どんどんひきこまれていく。
気がついたら読み終わっていた。
これは本当に凄い本の上巻だ。
英雄の書 上 Amazon書評・レビュー: 英雄の書 上より
4620107336
No.17
(4pt)

社会的なメッセージを求めて

ファンタジー仕立ての小説であり、その観点から言えば他のレビューにもある様に設定が甘い点は同感であるが、個人的には宮部作品にはいつも社会的メッセージを読み取る様にしている。本作品も物語・本に代表される知性の蓄積がありながらも人間はなぜ罪深い行為を繰り返すのかを表現したかったのでないかという気がする。個人的な罪、国家の罪、いろいろな罪が歴史上繰り返される性がこの”輪”の現実なのである。
英雄の書 上 Amazon書評・レビュー: 英雄の書 上より
4620107336
No.16
(4pt)

「ロードオブザリング」系ストーリーです。

最近のファンタジーの形式はだいたい決まっており、本書もその流れのの中の一冊だと思います。
「ロードオブザリング」系とでもいいましょうか。
この種の本が好きな方には楽しめますよ。読んでも損はないと思います。

それにしても、別の評者の方も書かれていましたが、
最近の小説では、小学生を主人公にした場合、知性理性が大人の
それとあまり変わりなく描かれる傾向があるのでしょうか?
この小説には、主人公が大人びた行動をとる理由が書かれていますが、
いい悪いは別として、面白い傾向だと思います。
(他の例としては「ぼくのメジャースプーン」 (講談社ノベルス)
辻村 深月著 があります)
英雄の書 上 Amazon書評・レビュー: 英雄の書 上より
4620107336
No.15
(5pt)

宮部みゆきファンタジーワールド

それにいじめ問題や少年犯罪など現在の日本の世相を映し出す、問題にも鋭くメスをいれストーリーは展開していきます。さすが、宮部ワールド奥が深いです。
おそろし 三島屋変調百物語事始
英雄の書 下 Amazon書評・レビュー: 英雄の書 下より
4620107344
No.14
(5pt)

スターウォーズ宮部編

”英雄”と”黄衣の王””光”と”闇”常に相反する二つのものは、表裏一体。まるで、その世界観は、スターウォーズエピソード3のアナキンが、フォースの闇にひれ伏す様と重なる部分があると思いました。
贈る物語 Terror みんな怖い話が大好き (光文社文庫)
英雄の書 上 Amazon書評・レビュー: 英雄の書 上より
4620107336
No.13
(4pt)

“物語”という視点から、この世の真理みたいなものを理解しようとする試みが新鮮な一冊で

この本では、人間が生み出した“物語(本だけでなく語られるものも含む)”が人の心に良くも悪くも影響し、強力な“物語”とその強い力を求める人の心と出会うと、戦(小さな事件や戦争まで含む)が起こるとしています。人間の語る“物語”が人間世界を目に見えない形で大きく動かしていくという設定です。

現実世界でも、確かにそういった面はあるなあと感じました。一番大きな例で言えば、おそらく「聖書」がそれになるような気がします。「聖書」で語られた“物語”は、何千万人、何億人という人の心をとらえ、一方で信仰心や博愛の心を育み、一方で宗教間の争いを引き起こしています。

“物語”というとエンターテイメントのような響きがありますが、“物語”が一旦作者(たち)の手を離れると、その意図とは関係なく、世の中を伝播し、人々に影響を与えていく。影響を受けた人によって、“物語”はさらに強力な力をつけていく。中には自分の都合の良いように“物語”を利用しようとする人がいるかもしれません。

流れがちょっと冗長な感じがしたため、星4つです。

英雄の書 上 Amazon書評・レビュー: 英雄の書 上より
4620107336
No.12
(4pt)

壮大なファンタジー作品

著者の作品はこれまで『模倣犯』と『楽園』という社会問題を扱ったものしか読んだことがなかった.そのため,著者のファンタジー作品は,初体験である.

本作は,非常に壮大で,好奇心と想像力を非常に掻き立てるものとなっている.上下巻併せて,約700ページの大作であるが,一気に一週間で読破してしまった.

ある中学生が同級生2名を刺し,1名を殺害し,逃走したという発端でストーリーは展開する.そこまで読み進めると,近年社会問題となっている未成年の凶悪犯罪を取り上げた社会派の作品かと思わせる.しかし,その後兄の行方を探すために,妹がある世界に行くという形で,ストーリーは意外な展開を見せる.彼を犯罪に駆り立てたのは,古書にとり憑いた○○(ネタばれのため伏せ字)であった.

ファンタジー小説は,著者の情景描写力がないと,スムーズに読み進めることができないが,その点はさすが定評のある宮部みゆきと言ったところであろう.ファンタジーが好きな人には,ぜひお勧めの作品である.
英雄の書 上 Amazon書評・レビュー: 英雄の書 上より
4620107336
No.11
(4pt)

素敵な宮部作品

久々に読んだ宮部作品。
レビューはあまり良くないようですが、面白かったです。
最近、他の著者による、子供が主人公のミステリーを読みまして…。
そちらの読後感が重かったのに比べ、爽やかな気持ちで読み終わることができました。

きっかけとなった事件が重すぎることや、
子供が読むには難しい概念がベースになっていることなど
満点ではないのですが…。

人間の何を描くのか。 
残酷か、悲哀か。前進しようとする気持ちか、停滞か。
宮部さんの物語は、そこに込めるメッセージにいつも励まされるものを感じます。

子供の主人公+動物の従者(訳ありの)というのも
個人的に好きなパターンで、楽しく読めました。


英雄の書 上 Amazon書評・レビュー: 英雄の書 上より
4620107336
No.10
(5pt)

序盤は我慢…

ファンタジーが好きで購入しました。表紙のイメージでダークな感じを受けたのですが 私の好みの冒険もので 楽しめました。

器 輪 領域 という定義を理解できるのに少し時間がかかりますが 読み進めていく内に いつのまにか理解できています! 理解させるために 序章的な内容がかなり長くなっている気はしますが…

それでも 続きが気になり一気読みしてしまうような魅力! 続編がありそうな終わり方なので 期待ですね!

英雄の書 上 Amazon書評・レビュー: 英雄の書 上より
4620107336
No.9
(5pt)

宮部みゆきの物語観、世界観に触れる

物語が映像として頭にどんどん描かれていくので、まるて映画を観ているかの様。

作者のゲーム好きが現われているせいなのか、本書を読んでいる最中、
過去に親しんだゲームのBGMが脳内を駆け回ったりもしました。

ストーリーの本流は、少女が行方不明の兄を探すために異世界を旅する、というもの。
ファンタジー小説です。 その旅の最中で仲間と出会い、困難のぶつかり、希望と絶望を体験する。
そうして少女は一つの成長をする。

ファンタジーの要素がこれでもか、というくらいふんだんに盛り込まれています。


少年を主人公にしたブレイブストーリ−と似た路線をたどりながら、
少女を主人公に配したことにより、まったく別のストーリーが成立しています。

小説版ブレイブストーリ−ほど、主人公が絶望的な体験をするわけではないので、
割合と明るい気持ちを保ったまま、一気読みができます。

15歳前後の主人公を描くのが多かった宮部みゆきが、
15歳前後の兄をもった小学生の少女を主人公にしたという意味でも、
新鮮な一冊。


宮部みゆきの世界観、物語感を垣間見ることもできます。
英雄の書 下 Amazon書評・レビュー: 英雄の書 下より
4620107344
No.8
(5pt)

女の子が主人公の『ブレイブストーリ−』

物語が映像として頭にどんどん描かれていくので、まるて映画を観ているかの様。

ストーリーの概要は、女の子が行方不明の兄を探すために異世界を旅する、というもの。
ファンタジー小説です。
小説版ブレイブストーリ−ほど、主人公が絶望的な体験をするわけではないので、
割合と明るい気持ちを保ったまま、一気読みができます。

宮部みゆきの世界観、物語感を垣間見ることもできるお勧めの一冊。
英雄の書 上 Amazon書評・レビュー: 英雄の書 上より
4620107336
No.7
(4pt)

予測不能・・・

出足から、兄の殺人。その兄が家出。そして妹が決死の覚悟を決める。
 上巻は予測不能の出来事の連続。下巻の展開もまるっきり読めない。期待大です。
英雄の書 上 Amazon書評・レビュー: 英雄の書 上より
4620107336
No.6
(4pt)

宮部氏の想像力の波にうまく乗っかりついていけるかがカギ

「英雄とは、常人にできないことを成し遂げた人」
「物語は人間が楽しむために、人間が創造したもの」
というように、通常私たちは「英雄」「物語」という言葉に対し、プラスのイメージを持っていますが、この小説では、
「すべての物語は、等しく、紡ぐ者の罪業にほかならぬ。」
「その忌まわしき命の名を「英雄」という。」
という文からもわかるように、宮部氏は「英雄」「物語」という言葉を、私達が全く見ることのなかった角度から見つめ、想像力を最大限に屈指し、書きあげています。
この小説を評価できるか否かは、通常、プラスのイメージを持つ言葉をあえてマイナスイメージに解釈して見せている、そんな宮部氏独自の見方、想像力の波にうまく乗っかってついていけるか否かで決まると思います。
かく言う私は最初は、そんな「英雄」「物語」の独自の解釈法や、「無名の地」の意味がピンと来ず、入り込むのに苦心しましたが、主人公:友理子(兄を捜す旅の間は、現実の世界と「無名の地」を行き来するための印を戴き「オルキャスト(印を戴く者):ユーリ」と名乗ることとなりますが)がそんな私の頭に浮かんだのと全く同様の疑問を物語の中で口に出していたことに気づいてから、私自身、無理して意味を解釈しようとせず、友理子の目線で共に謎を紐解いていこうというスタンスで読んでいくことができ始め、物語に入り込むことができました。
特に上巻で印象的だったのは、友理子が「ひき割り麦の丘」での無名僧達の作務を見せられた場面です。
自ら「物語を紡ぐ者」でありながら、その行為を「罪業」と呼び、自ら物語を生みだす存在でありながら、その源泉をあのような形で表現してしまう、そんな宮部氏の想像力に凄みすら感じました。
英雄の書 上 Amazon書評・レビュー: 英雄の書 上より
4620107336
No.5
(4pt)

物語が収斂する終盤、謎の絵解きに魅せられました

ジグソーパズルのピースがあるべき場所に収まり、ひとつの大きな絵柄を作るように、本書の終盤、それまで隠されていた謎が明らかにされ、物語が収斂するところが素晴らしかった! 「物語」というものを広義に捉えている世界観が途中まで分かりづらくて、本書の物語にすっと入っていけなかったのですが、上下巻の(下)巻からは、徐々に引っ張りこまれていきました。

 ユーリと、従者の無名僧・ソラ。ユーリと、辞書がハツカネズミの姿に変化(へんげ)したアジュ。ユーリと、「狼」のアッシュ。主人公のオルキャスト(印を戴く者)・ユーリと、ほかの登場人物たちとの関係、磁石の+−みたいにそれぞれに引かれ合い、退け合う姿が印象的でしたね。ユーリを軸にした主要登場人物たちが、互いに相手に働きかけ、力を及ぼし合っていたところ。この物語の緊張感を生み出す上で、大きな効果があったのではないでしょうか。

 本書のあとがきによれば、この物語を書くきっかけのひとつになったのは、林房雄の短編「四つの文字」(北村薫・編『謎のギャラリー <最後の部屋>』所収)に深く魅了されたその想いだった、とのこと。この短編、まだ読んでいなかったなあ。あとがきに紹介されていた別の一冊、『図解 クトゥルフ神話』(森瀬繚・編)と併せて、そのうち、手にとって読んでみたいな。

 毎日新聞、2007年1月4日〜2008年3月31日にわたって連載された作品に、単行本化にあたって加筆修正を行ったもの。ダーク・ファンタジーの色合いが濃い物語で、重苦しく、緊迫感に満ちています。好き嫌いは、かなりはっきりと分かれるかもしれませんね。
 私は、本書の前半はいまいち乗り切れなかったのですが、終盤、それまでの謎の絵解きがされることで物語全体の絵が立ち現れてくるところ、ここに大きな魅力を感じました。
英雄の書 上 Amazon書評・レビュー: 英雄の書 上より
4620107336