ジェノサイド

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

ジェノサイドの評価:

3.76/5点 レビュー 601件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.76pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全406件 361〜380 19/21ページ
No.46
(5pt)

1人でも多くの人に

傑作。暑さを忘れ貪るように読んだ。興奮した。ありがとう。
ジェノサイド Amazon書評・レビュー: ジェノサイドより
4048741837
No.45
(5pt)

今季最高の薬学ミステリーです!!

薬学に携わる者として、本好きの一人として、この本を
今季最高のミステリー!!とみなさんにおすすめします。
きっかけは新刊jpというpodcastでした。(ドラマ仕立てになってて面白かったですよ)

あらすじは割愛しますが、帯の未曾有の興奮、とはこのことかと思うくら読みながら興奮状態を抑えることができませんでした。
普段はなかなか一般書で見かけることのない薬学用語を見ることへの興奮もさながら、
ストーリーの展開に引き込まれます。

読後に、生きて生き抜いて学び成長することへの希望も湧いてきました。

みなさんにも同じような気持ちを味わってほしいな、と思います。
ジェノサイド Amazon書評・レビュー: ジェノサイドより
4048741837
No.44
(5pt)

凄すぎる。。。

ここでの評価が余りに高いので試しに買ってみました。いやー、皆さんのレビューを見て良かった!この本を買って良かった!なんぞ、この面白さ。。。まさに、面白い!の全てがこの本にはあります!これを読まずに年を越すべからず。最後に作者さん、ありがとう!
ジェノサイド Amazon書評・レビュー: ジェノサイドより
4048741837
No.43
(5pt)

超人類の視点

早くも2011年No.1エンタテイメント小説の呼び声も高い『ジェノサイド』。高野和明氏、四年ぶりの新刊である。創薬、超人類、虐殺をテーマに、日本、アメリカ、コンゴの三地点をつなぎあわせた壮大なストーリー。著者が構想に20年もかけただけあり、500頁を超える分量をもつが、息もつかせぬ展開で一気に読み上げることができる一冊である。

◆本書の内容紹介 ※ジェノサイド公式HPより引用
急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。それがすべての発端だった。創薬化学を専攻する大学院生・古賀研人はその不可解な遺書を手掛かりに、隠されていた施設実験室に辿り着く。ウイルス学者だった父は、そこで何を研究しようとしていたのか。

同じ頃、特殊部隊出身の傭兵、ジョナサン・イエーガーは、難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、ある極秘の依頼を引き受けた。暗殺任務と思しき詳細不明の作戦。事前に明かされたのは、「人類全体に奉仕する仕事」ということだけだった。イエーガーは暗殺チームの一員となり、戦争状態にあるコンゴのジャングル地帯に潜入するが・・・

父の遺志を継ぐ大学院生と、一人息子のために戦い続ける傭兵。交わるはずのない二人の人生が交錯する時、驚愕の事実が明らかになる。それは、アメリカの情報機関が察知した、人類絶滅の危機---

現生人類に最も近いとされているネアンデルタール人が、約2万7000年前に絶滅を迎えた要因には諸説ある。気候の変化、現生人類との戦争、現生人類との交配による吸収・・・。いずれにしても、おそらく同時代に存在したはずの現生人類が、ネアンデルタール人との共存共栄を目指さなかったということは、歴史が証明している。

超人類というと、絵空事のような印象を受けるむきもあるかもしれないが、ネアンデルタール人にとっては、現生人類こそが超人類である。進化論の系譜に沿って考えると、いつの日か現生人類を上回る超人類が誕生するのは、必然と考えるのが妥当であるだろう。その時に、我々こそが、ネアンデルタール人のような存在になるということである。その時に我々を待ち受ける運命は絶滅なのか、はたまた共存なのであろうか。

このように、われわれ現生人類をピラミッドの頂点に置くのではなく、「超人類から見た現生人類」という新たな視点を提示しているのが、本書の大きな見どころの一つである。その視点から描かれる現生人類は、まるで下等動物のようでもある。国境という縄張りを巡り、愚かな殺戮を繰り広げ、お互いがお互いを潰し合う。しかし、その不完全さの中にも、残酷さと良心とが絶妙なバランスを保つことよって、現生人類は滅亡せずに、これまでの道のりを歩んできた。それは、奇跡のようなことである。

死んだはずの父親からのメールにて幕を開けた物語は、同じように父親からのメールで幕を閉じる。そのメールの内容こそが、人類全体へ向けたメッセージであり、それが実にすがすがしい読後感を与えている。著者の筆力に思わず脱帽の、超弩級エンタテイメントである。
ジェノサイド Amazon書評・レビュー: ジェノサイドより
4048741837
No.42
(5pt)

超人類の視点

早くも2011年No.1エンタテイメント小説の呼び声も高い『ジェノサイド』。高野和明氏、四年ぶりの新刊である。創薬、超人類、虐殺をテーマに、日本、アメリカ、コンゴの三地点をつなぎあわせた壮大なストーリー。著者が構想に20年もかけただけあり、500頁を超える分量をもつが、息もつかせぬ展開で一気に読み上げることができる一冊である。

◆本書の内容紹介 ※ジェノサイド公式HPより引用
急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。それがすべての発端だった。創薬化学を専攻する大学院生・古賀研人はその不可解な遺書を手掛かりに、隠されていた施設実験室に辿り着く。ウイルス学者だった父は、そこで何を研究しようとしていたのか。

同じ頃、特殊部隊出身の傭兵、ジョナサン・イエーガーは、難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、ある極秘の依頼を引き受けた。暗殺任務と思しき詳細不明の作戦。事前に明かされたのは、「人類全体に奉仕する仕事」ということだけだった。イエーガーは暗殺チームの一員となり、戦争状態にあるコンゴのジャングル地帯に潜入するが・・・

父の遺志を継ぐ大学院生と、一人息子のために戦い続ける傭兵。交わるはずのない二人の人生が交錯する時、驚愕の事実が明らかになる。それは、アメリカの情報機関が察知した、人類絶滅の危機---

現生人類に最も近いとされているネアンデルタール人が、約2万7000年前に絶滅を迎えた要因には諸説ある。気候の変化、現生人類との戦争、現生人類との交配による吸収・・・。いずれにしても、おそらく同時代に存在したはずの現生人類が、ネアンデルタール人との共存共栄を目指さなかったということは、歴史が証明している。

超人類というと、絵空事のような印象を受けるむきもあるかもしれないが、ネアンデルタール人にとっては、現生人類こそが超人類である。進化論の系譜に沿って考えると、いつの日か現生人類を上回る超人類が誕生するのは、必然と考えるのが妥当であるだろう。その時に、我々こそが、ネアンデルタール人のような存在になるということである。その時に我々を待ち受ける運命は絶滅なのか、はたまた共存なのであろうか。

このように、われわれ現生人類をピラミッドの頂点に置くのではなく、「超人類から見た現生人類」という新たな視点を提示しているのが、本書の大きな見どころの一つである。その視点から描かれる現生人類は、まるで下等動物のようでもある。国境という縄張りを巡り、愚かな殺戮を繰り広げ、お互いがお互いを潰し合う。しかし、その不完全さの中にも、残酷さと良心とが絶妙なバランスを保つことよって、現生人類は滅亡せずに、これまでの道のりを歩んできた。それは、奇跡のようなことである。

死んだはずの父親からのメールにて幕を開けた物語は、同じように父親からのメールで幕を閉じる。そのメールの内容こそが、人類全体へ向けたメッセージであり、それが実にすがすがしい読後感を与えている。著者の筆力に思わず脱帽の、超弩級エンタテイメントである。
ジェノサイド Amazon書評・レビュー: ジェノサイドより
4048741837
No.41
(5pt)

忘れていた現実を思い起こせてくれる。

私達は、所詮生き物なのだ。人間という仮面をかぶり、ジェノサイドを繰り返すとんでもない生き物なのだ。

そんな基本的な事実を思い出させてくれたすごい小説です。

読んで、ああ、面白かったの一言ではすませてはいけない、重いテーマと地球の裏側では、こんな世界が今でも回っているのだということを、人生は失敗ばかりだけれども、それでも強く生きていきなさいと息子に言葉を残した古賀誠二の思いと。

これはすごい。
いい本を読んだ。
ジェノサイド Amazon書評・レビュー: ジェノサイドより
4048741837
No.40
(5pt)

忘れていた現実を思い起こせてくれる。

私達は、所詮生き物なのだ。人間という仮面をかぶり、ジェノサイドを繰り返すとんでもない生き物なのだ。

そんな基本的な事実を思い出させてくれたすごい小説です。

読んで、ああ、面白かったの一言ではすませてはいけない、重いテーマと地球の裏側では、こんな世界が今でも回っているのだということを、人生は失敗ばかりだけれども、それでも強く生きていきなさいと息子に言葉を残した古賀誠二の思いと。

これはすごい。
いい本を読んだ。
ジェノサイド Amazon書評・レビュー: ジェノサイドより
4048741837
No.39
(5pt)

「とにかく読め!!、読まなきゃ損する!!」

感服した・・・。

プロットの緻密さ、濃密なリアリティー、登場人物の背景、
重厚で熟考されたテーマ、目を逸らさずに向き合う現実性、
綿密かつ的確な取材に基づく専門知識、張り巡らされた伏線と
その回収、読む者に考えさせる問題提議、人類の愚かさへの警鐘、
父と子の普遍の愛、自然への挑戦と自然からの贈り物、死生観、
情報化社会の現実、そして感動と救い・・・。

ミステリー色はそれほど濃くはないが、スケールの大きさと
臨場感、類まれなるエンターテイメント性は秀逸の一語に尽きる。

590Pを一気読みしたこの2日間は、至福の時であった。

読み進めるにつれて、結末がどうなることより、あと何ページで
読み終わってしまうことが惜しくてならない希有な作品。

他の皆さんが申されている通り、映画化は確実であろうが、
ハリウッドの場合、アメリカ礼讃、人類を凌ぐ存在は「神」のみ
である、という精神が基本路線のため、果たしてこのまま
描き切ってくれるかだけが心配である。

ホワイトハウス内の、エゴ丸出しで強欲な密室動議、進化した人類
の、人知を超えた能力を描かなければ、この作品は成立しない。

と同時に、最近のCG/3D満載の作風だけは避けてもらいたい。
これだけの完成度の作品を陳腐化させるだけだ。

概して、「とにかく読め!!」「読んでください!!」

高野氏には、心からの賞賛と、世に出してくれてありがとうの言葉を捧げたい・・・。







ジェノサイド Amazon書評・レビュー: ジェノサイドより
4048741837
No.38
(5pt)

脱帽。本好きなら読まないと損するレベル

めちゃくちゃ面白かった!!というのが読み終わった後の素直な感想。
いや〜読み終えるのが勿体ないと感じるほどの本を読んだのは久しぶりでした。ですが止められない。正に徹夜必須本です。

驚くべきはその綿密な取材に基づいた圧倒的なリアリティーと、類稀な伏線を活かした物語の構成です。
エンタメ作品のお手本と言えるくらいの作品です。〜賞を受賞したからどうこうとは関係なく、面白い本は確かに存在するのだということを証明してくれました。

普通、我々日本人著者が「ホワイトハウスが〜」とか「CIAが、大統領が〜」とか書こうものなら途端に陳腐に思えてしまうものです。
ですが、この著者は持ち前の文章力と取材で得た知識を元に、見事に現実味を持たせてそれらを表現して見せました。

そして読者に全く先を読ませない、練り込まれた物語構成。先が気になって一向にページをめくる手が止まりませんw
ストーリー自体の骨組みも見事に自分のストライクだったので言う事なしでした。
全く異なった環境にいる二人の主人公。最初は全然見えないこの二人の繋がりが徐々に明らかにされていく仮定は鳥肌ものです…。
若干のSF的要素も含んでいますが、「これって現実に起こってもおかしくないんじゃないの!?」と思わせるに足るもので、ストーリー重視の自分としては大満足でした。
ジェノサイド Amazon書評・レビュー: ジェノサイドより
4048741837
No.37
(5pt)

映画のようなストーリーを取材力と構成力で読ませる

内容を単純に書き記せば「人類を滅亡させる危険があるモノ」を扱ったストーリーです。こう言ってしまうとSF臭が強く感じられ面白い内容を思い描くのは難しいでしょうが、著者の圧倒的な取材力と構成力、そして本文中に散見される豊富な語彙が、確かな読み応えを与えてくれます。とかくSF臭が強くなりそうな題材をここまでの作品にしているのは、本書の全体に敷き詰められた説得力でしょう。たとえば、その「人類を滅亡させる危険があるモノ」はなぜ発生したのか、なぜ発生場所はアフリカだったのか、そもそもなぜ人類にとって危険なのか等々について、我々が知っている事象に当てはめて分かりやすい理由を示しています。それを読むのは、取材や調査の成果がいかんなく発揮されていて心地良いです。こうした一貫した説得力がストーリーに違和感を生じさせず、ページめくりに推進力を与えてくれます。終盤、クライマックスからの収束にはやや力ずくの印象が残りますが、それでも読後感を悪くするものではありませんでした。「ヒト」がいかに愚かな動物であるか、そうしたテーマもひしひしと感じながら、興味深く読める1冊です。
ジェノサイド Amazon書評・レビュー: ジェノサイドより
4048741837
No.36
(5pt)

脱帽。本好きなら読まないと損するレベル

めちゃくちゃ面白かった!!というのが読み終わった後の素直な感想。
いや〜読み終えるのが勿体ないと感じるほどの本を読んだのは久しぶりでした。ですが止められない。正に徹夜必須本です。

驚くべきはその綿密な取材に基づいた圧倒的なリアリティーと、類稀な伏線を活かした物語の構成です。
エンタメ作品のお手本と言えるくらいの作品です。〜賞を受賞したからどうこうとは関係なく、面白い本は確かに存在するのだということを証明してくれました。

普通、我々日本人著者が「ホワイトハウスが〜」とか「CIAが、大統領が〜」とか書こうものなら途端に陳腐に思えてしまうものです。
ですが、この著者は持ち前の文章力と取材で得た知識を元に、見事に現実味を持たせてそれらを表現して見せました。

そして読者に全く先を読ませない、練り込まれた物語構成。先が気になって一向にページをめくる手が止まりませんw
ストーリー自体の骨組みも見事に自分のストライクだったので言う事なしでした。
全く異なった環境にいる二人の主人公。最初は全然見えないこの二人の繋がりが徐々に明らかにされていく仮定は鳥肌ものです…。
若干のSF的要素も含んでいますが、「これって現実に起こってもおかしくないんじゃないの!?」と思わせるに足るもので、ストーリー重視の自分としては大満足でした。
ジェノサイド Amazon書評・レビュー: ジェノサイドより
4048741837
No.35
(5pt)

映画のようなストーリーを取材力と構成力で読ませる

内容を単純に書き記せば「人類を滅亡させる危険があるモノ」を扱ったストーリーです。こう言ってしまうとSF臭が強く感じられ面白い内容を思い描くのは難しいでしょうが、著者の圧倒的な取材力と構成力、そして本文中に散見される豊富な語彙が、確かな読み応えを与えてくれます。とかくSF臭が強くなりそうな題材をここまでの作品にしているのは、本書の全体に敷き詰められた説得力でしょう。たとえば、その「人類を滅亡させる危険があるモノ」はなぜ発生したのか、なぜ発生場所はアフリカだったのか、そもそもなぜ人類にとって危険なのか等々について、我々が知っている事象に当てはめて分かりやすい理由を示しています。それを読むのは、取材や調査の成果がいかんなく発揮されていて心地良いです。こうした一貫した説得力がストーリーに違和感を生じさせず、ページめくりに推進力を与えてくれます。終盤、クライマックスからの収束にはやや力ずくの印象が残りますが、それでも読後感を悪くするものではありませんでした。「ヒト」がいかに愚かな動物であるか、そうしたテーマもひしひしと感じながら、興味深く読める1冊です。
ジェノサイド Amazon書評・レビュー: ジェノサイドより
4048741837
No.34
(5pt)

映画にありがちなストーリーを取材力と構成力で読ませる

内容を単純に書き記せば「人類を滅亡させる危険があるモノ」を扱ったストーリーです。こう言ってしまうとSF臭が強く感じられ面白い内容を思い描くのは難しいでしょうが、著者の圧倒的な取材力と構成力、そして本文中に散見される豊富な語彙が、確かな読み応えを与えてくれます。とかくSF臭が強くなりそうな題材をここまでの作品にしているのは、本書の全体に敷き詰められた説得力でしょう。たとえば、その「人類を滅亡させる危険があるモノ」はなぜ発生したのか、なぜ発生場所はアフリカだったのか、そもそもなぜ人類にとって危険なのか等々について、我々が知っている事象に当てはめて分かりやすい理由を示しています。それを読むのは、取材や調査の成果がいかんなく発揮されていて心地良いです。こうした一貫した説得力がストーリーに違和感を生じさせず、ページめくりに推進力を与えてくれます。終盤、クライマックスからの収束にはやや力ずくの印象が残りますが、それでも読後感を悪くするものではありませんでした。人間がいかに愚かな動物であるか、そうしたテーマを感じさせられながら、楽しく読める1冊です。
ジェノサイド Amazon書評・レビュー: ジェノサイドより
4048741837
No.33
(5pt)

この作品のレビューには要注意です!

皆さん、傑作に出会った興奮で、「ネタバレ注意」の文言なしに
ネタバレされている方がいらっしゃるので、
これから読もうと考えられている方はご注意ください。
なので、詳細は他のレビュアーの方にお任せしたいと思います。

さて、筆者がこの作品の着想を得たのが約27年前。
筆者曰く、
「一九八〇年代から九〇年代にかけては、そのアイディアは荒唐無稽すぎるものでした。
調べれば調べるほど、ありえないものという結論が強固になる。」
とのこと。
その当時の科学水準ではこの作品が荒唐無稽な誇大妄想小説と
批判される可能性があったとあって、高野和明氏の先見性には素晴らしいの一言。
もしその時に強引に書いていたならば、これ程多くの方に
賞賛される作品にはならなかっただろうと思います。

十分な取材、読者を納得させられる情報、纏め上げる筆力等が揃った今だからこそ
誕生した傑作なのだと、内容と合わせて感慨深く思いました。

また、ハリウッド映画化を希望されている方を多く見受けられますが、
私もその一人です。エンターテイメント小説の最先端であるこの作品は、
やはり映画の最先端であるハリウッドが似合うと思います。

ただし、懸念が一つ(以下、軽くネタバレ含みます)。

この話はダーウィンの進化論失くして、語ることはできません。
しかし、アメリカはキリスト教の影響で、人口の約4割の方が
進化論を否定し、万物は神が創造し、人間を含む生き物全ては
神が創造したとする創造論を信じています。
アメリカのみならずキリスト教国には創造論者の方がいらっしゃいます
ので、対象マーケットが狭くなると制作会社が感じてしまわない
ことを祈るばかりです。




ジェノサイド Amazon書評・レビュー: ジェノサイドより
4048741837
No.32
(5pt)

哲学書としても読める珠玉の一作!

冒頭からアメリカ大統領が登場する本作は、全世界を股にかけた一大スペクタクル長編エンターテインメント小説です。
ダ・ヴィンチ・コードのようなスケールで、ハリウッド映画を見ているかのような感覚に陥ります。
日本人作家らしく日本や日本人も登場しますが、緊迫した状況はすべて外国の戦地で展開していきます。

驚きのアイデア、息もつかせぬ展開の連続で、590ページにも及ぶ内容を2日間で読んでしまいました。

内容的には、難解な医学用語や薬学用語、さらにはアメリカや国際的な組織の名前が乱発し、かなり難しいですが、それが著者の知識や執筆にあたっての調査の膨大さを表していて、ストーリーをより具体的かつ現実感を持たせることに成功していると思います。

ただのエンタメではなく、人間の死生観、戦争のあり方、人類のあり方など、とても深く考えさせられ、一種の哲学書としても読めるのではないかと思います。

映画化されるとしたら、ものすごいスケールになりそうですが、是非見てみたいと思いました。

ここ最近で読んだ小説の中では群を抜いて素晴らしい作品でした。

著者の過去の作品を読んでみたくなりましたし、次回作も大いに期待したいです!
ジェノサイド Amazon書評・レビュー: ジェノサイドより
4048741837
No.31
(5pt)

こ、これはすごい・・・。

タイトルはあまりいい意味の単語ではないが、内容はとんでもなく素晴らしい。ありとあらゆるテーマを扱い、読者にとても多くの情報量を与えながら、無駄が何一つない。体脂肪率は限りなくゼロに近い。この文章力・構成力はお見事というしかない。そしてやはり、物語性が抜群によい。素晴らしいキャラクター・手に汗握る展開・そしてラスト。読了後は多くの人が「これはとんでもない小説だぞ…」と感じたのではないだろうか。
未読の方は、本の帯を見る程度で、何も先入観も待たず、「これは何の話?」と思いながら読み始めてほしい。タイトルの持つ本当の意味や核心が見え始めたころには釘付けになっているはず。素晴らしい作品であった。
他の方のレビューもべた褒めではあるが、読む前に見るべきではないレビューがちらほら。私も読了前に見たレビューの中にラストが想像できてしまうものがあり、ちょっと腹が立った。気を付けましょう。
ジェノサイド Amazon書評・レビュー: ジェノサイドより
4048741837
No.30
(5pt)

本書の楽しみ方

予備知識無く読んだら、ものすごい衝撃を受けました。
まさに、SF・戦争・冒険・科学・政治・諜報・アクション……エンターテインメントのあらゆる要素が融合した、超娯楽小説。

でも今レビューを見ていたら、結構ネタバレなことを
感想で書いてる人もいますね……。
特に「新種の生物」の正体とか。
この本は、何も知らないで読むのが一番楽しめるので、
事前情報は出来るだけ排除して
読み始められることをお薦めします。
きっと、驚愕の展開が待ち受けているはずです。

ジェノサイド Amazon書評・レビュー: ジェノサイドより
4048741837
No.29
(5pt)

薬剤師です。薬学・創薬の信念に感動しました!

ホワイトハウスでの機密事項が進められる様子、大統領とその閣僚の駆け引きが目の前で行われているかのような細かな描写。
難病治療の医薬品合成に関わる創薬の単語・用語。それに取り組む1薬学大学院生とその友人の友情・信頼・葛藤がよく描写されている。
全く関係ない登場人物がアメリカ・コンゴ・日本のトライアングルで、ヌースをキーワードにつながっていて、
薬学の医学に対するコンプレックスも素直に表現されうなづける(ちょっと笑える)。
ヒト・人類の進化。実在しない新人類描写はあたかも実在するかのような錯覚に陥らせてくれ、
アフリカ大陸・コンゴ・ウガンダなどの地理や、その内紛など戦争における心理なども緻密に表現されており、息を呑む作品だった。
最後に化学者としての誇りを息子に託した父親のメールに同じ?薬剤師として感動した。それにしてもこの作者:高野和明は頭がいい!
ジェノサイド Amazon書評・レビュー: ジェノサイドより
4048741837
No.28
(5pt)

2011年度、最高の小説です!!!

書きたいことは、ほかの方が全部書いておられるので何もありません!

とにかく、最高に面白くて、深くて、新しい小説の誕生です。

この作家の恐るべき最高傑作です。

とにかく、読んでください。

徹夜になります!


ジェノサイド Amazon書評・レビュー: ジェノサイドより
4048741837
No.27
(5pt)

「超弩級エンターテイメント」に偽りなし

圧巻です。ずば抜けて凄い本です。今年のナンバー1の予感。

本書は日本、アメリカ、コンゴという3つの地域をまたぎ、創薬・アメリカ政治・傭兵の戦闘という3つの舞台がそれぞれ交差し物語を織りなす。
本書に出てくる要素を見ると、新薬開発、インテリジェンス、アメリカ政治、傭兵の戦闘、アフリカ問題(内紛)、ジェノサイド、少数部族、人類進化、カニバリズム、情報セキュリティ、言語といった幅広い要素が深く惜しげもなく出され、しかも周到にリアリティが確保されている。そこに父と子という人間模様・想いが織り交ぜられ、物語に厚みを与えている。

本書の内容をもってすれば、良質な長編小説が3冊はつくれたはずだ。
冒頭に抱いていた予想は途中で見事に覆され、僕の想像を超えた展開で物語は進んでいった。タイトルの「ジェノサイド」は読み進める途中で、なるほどこれしかない、と納得。

しかし・・・読んでいて辛い個所が何度かあった。
著者の圧倒的な筆力もあり、読者も登場人物と一緒に人間の極限状況に連れて行かれる。
残酷な描写もある。人間の一番醜悪な一面が描かれている。「子供がひどい目にあう場面なんて想像もしたくない」と強く感じる人や、そういった描写が本当に苦手な人は読まない方がいいかもしれない。

ただ、本書は単にインパクト重視で外道の描写をしているわけではなく、これは私たち人間に対する重大な問題提起であると感じた。なぜ、我々は戦争を止められないのか。なぜ、互いに殺し合うのか。私たちの安全は、実は非常に危ういところにかろうじて存在しているのではないか。かくいう自分自身の中にも、そういった負の片鱗は存在するかもしれない。

お手軽な博愛主義で簡単に“平和”を結論付けるのではなく、本書を読むことによって、読者はそういった問題に真剣に向き合うことになる。というか、突きつけられる。

本書は構想20数年、著者渾身の作品。約590ページあり、文字・行間・質・エンターテイメント性、いずれもギッチリつまっている。重たいテーマを取り扱っているが読後感は良く、未来には希望を感じることのできる本。こんなに凄い小説をつくってしまうなんて、この作者の頭の中(構成力)はどうなっているんでしょう??
おすすめします。
ジェノサイド Amazon書評・レビュー: ジェノサイドより
4048741837