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ウースター家の掟
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ウースター家の掟の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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長編では一番好きです。ウシ型クリーマーを見たこともないのにおかしくておかしくて、通勤の電車で読んでいたのですが何度も本を閉じて、うぅ・・と笑いを我慢しました。読み終えた後、ネットでウシ型クリーマーを検索しました。なぜこんなもの集めてるんだ?と写真を見てあきれてしまいます。 翻訳がいまいちだという方が多いですが、私はこの日本語のややこしさがストーリーのややこしさと相まって、おかしくない箇所までおかしく思えてしまいます。原作を読みました。私の英語力では楽しむまではいきませんでしたが、英語もとっても複雑です。行きつ戻りつする英語の表現が、このややこしい日本語とぴったりだと感じますし、バーティがしゃべっているかのような(自分でもわかって言ってるの?バーティと突っ込みたくなるような比喩だったり・・)息もつかせぬ表現がこの翻訳の良いところだと思います。最終的には好みでしょうね。翻訳はいくつ出ても楽しいので、いろんな訳者で読みたいです。 | ||||
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ジーヴスものでは、今のところ(2009年7月)一番大笑いした作品です。 裏目裏目の伏線の鮮やかさは当然のことながら、クライマックスのバーティーと叔母さんの悲壮かつノー天気な「バーティ**おめでとうパーティー」の計画シーンで笑いすぎて倒れました。 あ、あんた達、そんなことしてる場合じゃないでしょおお?? 「ウースター家」の本質が描き出されている一作だと思います。 | ||||
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ウッドハウスの短編は絶妙だけれど、長編の方は技巧派の音楽に似ている。 様々なテーマが入り乱れ、「まさかそんな」というタイミングで絶妙に絡み合う。 単に滑稽小説というだけではなく、その練り込まれた複雑なプロットも 確実に魅力の一つだろう。 その緻密に組み合われたトラブルの中で 針の穴ほどにどうにか開いた解決法を見つけ、提示する執事ジーヴズと、 大英帝国の誇る教育と教養を、残らず馬鹿やる事に傾けている ウースターの若様に、今回もやられっぱなし。 翻訳の森村たまき氏はガチガチの法律畑のかたらしい。 そんな方が訳されているので、正確だけれどちょっと固めの訳ではある。 賛否両論あるだろうし、私も諸手を上げて歓迎、という訳にはいかないけれど、 慣れれば、それなりに面白くなって来る。 「文庫本はともかくハードカバーは熟慮の上」買いたいという派にも おすすめの、一読して更に何度も読むほど味のある一冊。 | ||||
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