静寂の叫び

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評判

静寂の叫びの評価:

4.37/5点 レビュー 19件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.37pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全45件 1〜20 1/3ページ
No.45
(4pt)

少し読みにくい!!

作者が好き!!
静寂の叫び〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 静寂の叫び〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
415079555X
No.44
(5pt)

メラニーが・・・

評判通りの傑作、且つ残酷でした!!皆様のレビューは読んでおりませんが、今回ネタバレを犯した人はディーヴァー作品への出入り禁止となります・・・。いつもながらのドンデン返しで、近くにいる奴を疑えの鉄則どおりに、注意深く読んでいくと、ディーヴァー先生の頭の中が少し解ってきました。ヒントは「物語の流れが急に、あれ??何で」と思う箇所が、後々の伏線となっているのです。そこを当てると、一人笑いが止まりません!!今も笑ってます。
静寂の叫び〈下〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 静寂の叫び〈下〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150795568
No.43
(4pt)

底流の緊張感が最後まで続きます

これ、これだよ。ディーヴァーはこうでなくちゃ。
 ライムシリーズ、キャサリンダンスシリーズを読んだあとの感想です。
 ディーヴァーの特徴である多視点からの描写も、監禁されている場所が焦点となっているので、それほど気にはなりません。ただ、話を膨らませるため監禁された少女と危機管理チーム交渉担当者の妄想じみた心の交流も微笑ましいといえば微笑ましいですが、ぐさりとくる切れ味はないです。不自然といえば、不自然です。主ストーリーと並行するサービスといえばそうなんでしょう。主旋律からそれほど逸脱はしていない、この著者のお約束ですね。

 ささいなことですが、p322上段〈ハンディはあの中に焼夷弾並の装置をしかけてあるんだぞ、巡査部長〉とあるけど、〈しかけて《い》るんだぞ〉でしょう。ちょっと違和感がありました。ライムシリーズの「スキンコレクター」以後の作品よりは、かなり読ませてくれました。しばらくしたら、もう一度読み返さなくては。
静寂の叫び (Hayakawa novels) Amazon書評・レビュー: 静寂の叫び (Hayakawa novels)より
415208085X
No.42
(4pt)

読み応えがある、気になるところも

ベン ロペス著「ネゴシエイター―人質救出への心理戦」の解説に、この本があったので、図書館で借りて読みました。
ジェフリー・ディヴァーの本は、初めてです。
借りたのは、文庫本ではなく、単行本なので、上巻・下巻通しで読んだことになります。
小さな活字で460ページあり、ストーリーも、何人もの人たちが、それぞれの動きで登場するので、なかなか読み応えがありました。
何日かに 分けて読み終えました。
多くの人が高く評価されていますので、その通りですが、
私としては、ドラマチックではあるが、本当らしくないと気になるところがあったので、星四つという感じです。
気になるところは、
(1)交渉担当者ポターが人質メラニーに対して好きになり、メラニーも同じですが、今一つ本当にそんなことあるかと疑問です。
(2)物語の最後の方で、メラニーが生まれて初めて車を運転するが、初めての運転で、そんなに遠くまでうまく行けるだろうか?
(3)メラニーがプリシラを殺害するが、おとなしい女性が、あばずれ相手に、そんなにうまくできるだろうか?
読み終えた頃に、ちょうど新聞で、この著者の新作「ゴスト・スナイパー」の広告が載っていたので、この作品も読みたいと思っています。
静寂の叫び〈下〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 静寂の叫び〈下〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150795568
No.41
(4pt)

読み応えがある、気になるところも

ベン ロペス著「ネゴシエイター―人質救出への心理戦」の解説に、この本があったので、図書館で借りて読みました。
ジェフリー・ディヴァーの本は、初めてです。
借りたのは、文庫本ではなく、単行本なので、上巻・下巻通しで読んだことになります。
小さな活字で460ページあり、ストーリーも、何人もの人たちが、それぞれの動きで登場するので、なかなか読み応えがありました。
何日かに 分けて読み終えました。
多くの人が高く評価されていますので、その通りですが、
私としては、ドラマチックではあるが、本当らしくないと気になるところがあったので、星四つという感じです。
気になるところは、
(1)交渉担当者ポターが人質メラニーに対して好きになり、メラニーも同じですが、今一つ本当にそんなことあるかと疑問です。
(2)物語の最後の方で、メラニーが生まれて初めて車を運転するが、初めての運転で、そんなに遠くまでうまく行けるだろうか?
(3)メラニーがプリシラを殺害するが、おとなしい女性が、あばずれ相手に、そんなにうまくできるだろうか?
読み終えた頃に、ちょうど新聞で、この著者の新作「ゴスト・スナイパー」の広告が載っていたので、この作品も読みたいと思っています。
静寂の叫び〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 静寂の叫び〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
415079555X
No.40
(4pt)

読み応えがある、気になるところも

ベン ロペス著「ネゴシエイター―人質救出への心理戦」の解説に、この本があったので、図書館で借りて読みました。
ジェフリー・ディヴァーの本は、初めてです。
借りたのは、文庫本ではなく、単行本なので、上巻・下巻通しで読んだことになります。
小さな活字で460ページあり、ストーリーも、何人もの人たちが、それぞれの動きで登場するので、なかなか読み応えがありました。
何日かに 分けて読み終えました。
多くの人が高く評価されていますので、その通りですが、
私としては、ドラマチックではあるが、本当らしくないと気になるところがあったので、星四つという感じです。
気になるところは、
(1)交渉担当者ポターが人質メラニーに対して好きになり、メラニーも同じですが、今一つ本当にそんなことあるかと疑問です。
(2)物語の最後の方で、メラニーが生まれて初めて車を運転するが、初めての運転で、そんなに遠くまでうまく行けるだろうか?
(3)メラニーがプリシラを殺害するが、おとなしい女性が、あばずれ相手に、そんなにうまくできるだろうか?
読み終えた頃に、ちょうど新聞で、この著者の新作「ゴスト・スナイパー」の広告が載っていたので、この作品も読みたいと思っています。
静寂の叫び (Hayakawa novels) Amazon書評・レビュー: 静寂の叫び (Hayakawa novels)より
415208085X
No.39
(4pt)

苦い後味

凶悪な脱走犯が、聾学校の教師と生徒を人質にして廃屋になった食肉加工場に立てこもった。
犯人との交渉にあたるのは、FBIきっての交渉のプロ、アーサー・ポーター。
脱走犯のリーダー、ルイス・ハンディとポーターの駆け引きと、
人質になった聾学校の教師、メラニーの活躍がこの小説の大きな二つの縦糸である。

周囲の人物やその行動も良いスパイスになり、ハラハラドキドキの一流のサスペンスに仕上がっている。
終盤ではいくつかのどんでん返しがあり、クライマックスへ向けて読者を一気に引き上げていってくれる。

しかし、最後の最後、おそらく他のレビュワーの方が大どんでん返しといったものは、
僕にとっては苦い後味しか残さなかった。

どんでん返しの魅力は、ある一つの事が崩れ去ることにより、その場の風景全てが崩れ去って、
全く新しい風景が出てくるところにカタルシスを感じるものだと思う。
本書の最後のどんでん返しは、結局そうはなっていないと思う。
少なくとも僕は、誰に感情移入してよいか分からなくなり、
苦い後味しか残らなかった。

間違いなく傑作と思われるが、読後感はあまり良くなかった。
しかし、僕にとってこの本が最初のジェフリー・デーヴァーであり、
ボーン・コレクターなどの評判の良い傑作群を読んでみたいという気持ちには十分させてくれた。
静寂の叫び (Hayakawa novels) Amazon書評・レビュー: 静寂の叫び (Hayakawa novels)より
415208085X
No.38
(4pt)

苦い後味

凶悪な脱走犯が、聾学校の教師と生徒を人質にして廃屋になった食肉加工場に立てこもった。
犯人との交渉にあたるのは、FBIきっての交渉のプロ、アーサー・ポーター。
脱走犯のリーダー、ルイス・ハンディとポーターの駆け引きと、
人質になった聾学校の教師、メラニーの活躍がこの小説の大きな二つの縦糸である。

周囲の人物やその行動も良いスパイスになり、ハラハラドキドキの一流のサスペンスに仕上がっている。
終盤ではいくつかのどんでん返しがあり、クライマックスへ向けて読者を一気に引き上げていってくれる。

しかし、最後の最後、おそらく他のレビュワーの方が大どんでん返しといったものは、
僕にとっては苦い後味しか残さなかった。

どんでん返しの魅力は、ある一つの事が崩れ去ることにより、その場の風景全てが崩れ去って、
全く新しい風景が出てくるところにカタルシスを感じるものだと思う。
本書の最後のどんでん返しは、結局そうはなっていないと思う。
少なくとも僕は、誰に感情移入してよいか分からなくなり、
苦い後味しか残らなかった。

間違いなく傑作と思われるが、読後感はあまり良くなかった。
しかし、僕にとってこの本が最初のジェフリー・デーヴァーであり、
ボーン・コレクターなどの評判の良い傑作群を読んでみたいという気持ちには十分させてくれた。
静寂の叫び〈下〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 静寂の叫び〈下〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150795568
No.37
(4pt)

苦い後味

凶悪な脱走犯が、聾学校の教師と生徒を人質にして廃屋になった食肉加工場に立てこもった。
犯人との交渉にあたるのは、FBIきっての交渉のプロ、アーサー・ポーター。
脱走犯のリーダー、ルイス・ハンディとポーターの駆け引きと、
人質になった聾学校の教師、メラニーの活躍がこの小説の大きな二つの縦糸である。

周囲の人物やその行動も良いスパイスになり、ハラハラドキドキの一流のサスペンスに仕上がっている。
終盤ではいくつかのどんでん返しがあり、クライマックスへ向けて読者を一気に引き上げていってくれる。

しかし、最後の最後、おそらく他のレビュワーの方が大どんでん返しといったものは、
僕にとっては苦い後味しか残さなかった。

どんでん返しの魅力は、ある一つの事が崩れ去ることにより、その場の風景全てが崩れ去って、
全く新しい風景が出てくるところにカタルシスを感じるものだと思う。
本書の最後のどんでん返しは、結局そうはなっていないと思う。
少なくとも僕は、誰に感情移入してよいか分からなくなり、
苦い後味しか残らなかった。

間違いなく傑作と思われるが、読後感はあまり良くなかった。
しかし、僕にとってこの本が最初のジェフリー・デーヴァーであり、
ボーン・コレクターなどの評判の良い傑作群を読んでみたいという気持ちには十分させてくれた。
静寂の叫び〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 静寂の叫び〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
415079555X
No.36
(5pt)

終わってほしくないが 読まずにいられない

ライム物も 読みつつ 『青い虚空』・『悪魔の涙』 『静寂の叫び』と ディーヴァーの世界に 浸っていますが 読まずにいられない‥でも 犯人と人質のハラハラする物語が 永遠に終わってほしくない‥ でも終わり。あれっ まだこんなにページが‥という「至福の素晴らしさ」でした。
静寂の叫び (Hayakawa novels) Amazon書評・レビュー: 静寂の叫び (Hayakawa novels)より
415208085X
No.35
(5pt)

終わってほしくないが 読まずにいられない

ライム物も 読みつつ 『青い虚空』・『悪魔の涙』 『静寂の叫び』と ディーヴァーの世界に 浸っていますが 読まずにいられない‥でも 犯人と人質のハラハラする物語が 永遠に終わってほしくない‥ でも終わり。あれっ まだこんなにページが‥という「至福の素晴らしさ」でした。
静寂の叫び〈下〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 静寂の叫び〈下〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150795568
No.34
(5pt)

終わってほしくないが 読まずにいられない

ライム物も 読みつつ 『青い虚空』・『悪魔の涙』 『静寂の叫び』と ディーヴァーの世界に 浸っていますが 読まずにいられない‥でも 犯人と人質のハラハラする物語が 永遠に終わってほしくない‥ でも終わり。あれっ まだこんなにページが‥という「至福の素晴らしさ」でした。
静寂の叫び〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 静寂の叫び〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
415079555X
No.33
(5pt)

ライムシリーズ前の傑作

聾唖学校のスクールバスが3人の脱獄囚に乗っ取られ、廃屋同然の食肉加工場に立てこもる。従ってタイトルの「静寂の叫び」とは、乗っ取られ、監禁された生徒の叫びなのだ。

FBI危機管理チームのポターは人質解放交渉の責任者だが、生徒の一人が銃弾で撃たれ死んでしまう。教育実習生のメラニーは、頼りにならないFBI・地元警察の救いを待たずに、独力で生徒たちを助けようとする。

特に期待をしてなかったが、冒頭からラストまで、これほど面白さが持続する作品も珍しい。ジェフリー・ディーヴァー、なかなかやるじゃないか。
静寂の叫び (Hayakawa novels) Amazon書評・レビュー: 静寂の叫び (Hayakawa novels)より
415208085X
No.32
(5pt)

ライムシリーズ前の傑作

聾唖学校のスクールバスが3人の脱獄囚に乗っ取られ、廃屋同然の食肉加工場に立てこもる。従ってタイトルの「静寂の叫び」とは、乗っ取られ、監禁された生徒の叫びなのだ。

FBI危機管理チームのポターは人質解放交渉の責任者だが、生徒の一人が銃弾で撃たれ死んでしまう。教育実習生のメラニーは、頼りにならないFBI・地元警察の救いを待たずに、独力で生徒たちを助けようとする。

特に期待をしてなかったが、冒頭からラストまで、これほど面白さが持続する作品も珍しい。ジェフリー・ディーヴァー、なかなかやるじゃないか。
静寂の叫び〈下〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 静寂の叫び〈下〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150795568
No.31
(5pt)

ライムシリーズ前の傑作

聾唖学校のスクールバスが3人の脱獄囚に乗っ取られ、廃屋同然の食肉加工場に立てこもる。従ってタイトルの「静寂の叫び」とは、乗っ取られ、監禁された生徒の叫びなのだ。

FBI危機管理チームのポターは人質解放交渉の責任者だが、生徒の一人が銃弾で撃たれ死んでしまう。教育実習生のメラニーは、頼りにならないFBI・地元警察の救いを待たずに、独力で生徒たちを助けようとする。

特に期待をしてなかったが、冒頭からラストまで、これほど面白さが持続する作品も珍しい。ジェフリー・ディーヴァー、なかなかやるじゃないか。
静寂の叫び〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 静寂の叫び〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
415079555X
No.30
(4pt)

息詰まる交渉術、ラストの展開は!?

聾学校の生徒と教師が乗ったスクールバスが脱獄囚に乗っ取られ、廃屋となった食肉処理場に籠城。
FBIの交渉人ポターと犯人グループのリーダー格ハンディとのかけひきがストーリーの中核となっている。
人質が聾学校の生徒というのが設定の妙。
真意のほどは定かではないが、交渉術のノウハウなどがかなり細かく描写されています。
息詰まる展開と情景描写、ラストの急展開は、さすがディーヴァー、上下2巻を飽きさせずに読ませます。
ただ「最高傑作」とは少しオーヴァー。★4つ。
静寂の叫び (Hayakawa novels) Amazon書評・レビュー: 静寂の叫び (Hayakawa novels)より
415208085X
No.29
(4pt)

息詰まる交渉術、ラストの展開は!?

聾学校の生徒と教師が乗ったスクールバスが脱獄囚に乗っ取られ、廃屋となった食肉処理場に籠城。
FBIの交渉人ポターと犯人グループのリーダー格ハンディとのかけひきがストーリーの中核となっている。
人質が聾学校の生徒というのが設定の妙。
真意のほどは定かではないが、交渉術のノウハウなどがかなり細かく描写されています。
息詰まる展開と情景描写、ラストの急展開は、さすがディーヴァー、上下2巻を飽きさせずに読ませます。
ただ「最高傑作」とは少しオーヴァー。★4つ。
静寂の叫び〈下〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 静寂の叫び〈下〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150795568
No.28
(4pt)

息詰まる交渉術、ラストの展開は!?

聾学校の生徒と教師が乗ったスクールバスが脱獄囚に乗っ取られ、廃屋となった食肉処理場に籠城。
FBIの交渉人ポターと犯人グループのリーダー格ハンディとのかけひきがストーリーの中核となっている。
人質が聾学校の生徒というのが設定の妙。
真意のほどは定かではないが、交渉術のノウハウなどがかなり細かく描写されています。
息詰まる展開と情景描写、ラストの急展開は、さすがディーヴァー、上下2巻を飽きさせずに読ませます。
ただ「最高傑作」とは少しオーヴァー。★4つ。
静寂の叫び〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 静寂の叫び〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
415079555X
No.27
(4pt)

人質立て籠もり事件を題材とした秀逸なサスペンス

1995年発表の本作品は、ベストセラーが続出の「リンカーン・ライムシリーズ」発表前の傑作として、評価されているようです。

アメリカ・カンザス州のハイウェィを走る、教員の運転するローラン・クレール聾学校のスクールバスは、教育実習生のメラニー・キャロルほか、生徒8名を乗せていたが、交通事故現場に出くわし、停車した。
それは、脱獄囚3人を乗せた車とカップルの乗った車の事故であり、脱獄囚3人はカップルを殺害したうえ、スクールバスを乗っ取ってしまう。
やがて、到着した食肉加工場跡に彼女達を人質に立て籠もった彼らに対し、FBI捜査官のアーサー・ポターは工場敷地内に止めたバンを司令室として、交渉を始めるが…。

本書は、人質解放交渉の舞台裏を描いた先駆的な作品だと思われますが、90年代後半から、交渉人の存在がクローズアップされ、立て籠もり事件を題材にした類似の物語やドキュメンタリーが作られたせいか、現在の自分にとっては、見たことのあるような「交渉シーン」となっていたのが、正直なところです。

しかし、本作品は次の点で、恒久的に独創性のある作品になっていると思いました。

一つ目は、メラニーを初めとした人質が「聾者」という設定になっていること。耳の聞こえない彼女たちの視点で、立て籠もり現場を描くことで独特の緊張感を保つことに成功しています。

二つ目は、現場を「食肉加工場跡」としたこと。かつて家畜達の終焉の場となったその場所は、いつ「死」が訪れるかもしれない人質達へ暗い影を落とす、象徴的な舞台装置となっています。

三つ目は、「どんでん返し」。人質解放へ向けた中途のサスペンスはもちろんのことですが、読者の予想を裏切る展開が待ち受けています。著者の作品を読むのは2冊目ですが、現代のミステリにおいても、意外な結末が重要だと著者は認識していると感じました。
静寂の叫び (Hayakawa novels) Amazon書評・レビュー: 静寂の叫び (Hayakawa novels)より
415208085X
No.26
(4pt)

人質立て籠もり事件を題材とした秀逸なサスペンス

1995年発表の本作品は、ベストセラーが続出の「リンカーン・ライムシリーズ」発表前の傑作として、評価されているようです。

アメリカ・カンザス州のハイウェィを走る、教員の運転するローラン・クレール聾学校のスクールバスは、教育実習生のメラニー・キャロルほか、生徒8名を乗せていたが、交通事故現場に出くわし、停車した。
それは、脱獄囚3人を乗せた車とカップルの乗った車の事故であり、脱獄囚3人はカップルを殺害したうえ、スクールバスを乗っ取ってしまう。
やがて、到着した食肉加工場跡に彼女達を人質に立て籠もった彼らに対し、FBI捜査官のアーサー・ポターは工場敷地内に止めたバンを司令室として、交渉を始めるが…。

本書は、人質解放交渉の舞台裏を描いた先駆的な作品だと思われますが、90年代後半から、交渉人の存在がクローズアップされ、立て籠もり事件を題材にした類似の物語やドキュメンタリーが作られたせいか、現在の自分にとっては、見たことのあるような「交渉シーン」となっていたのが、正直なところです。

しかし、本作品は次の点で、恒久的に独創性のある作品になっていると思いました。

一つ目は、メラニーを初めとした人質が「聾者」という設定になっていること。耳の聞こえない彼女たちの視点で、立て籠もり現場を描くことで独特の緊張感を保つことに成功しています。

二つ目は、現場を「食肉加工場跡」としたこと。かつて家畜達の終焉の場となったその場所は、いつ「死」が訪れるかもしれない人質達へ暗い影を落とす、象徴的な舞台装置となっています。

三つ目は、「どんでん返し」。人質解放へ向けた中途のサスペンスはもちろんのことですが、読者の予想を裏切る展開が待ち受けています。著者の作品を読むのは2冊目ですが、現代のミステリにおいても、意外な結末が重要だと著者は認識していると感じました。
静寂の叫び〈下〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 静寂の叫び〈下〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150795568