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檻の中の少女
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檻の中の少女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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途中、これは愛と呼べない!ただの欲じゃん!とか思いつつも後半になると展開がガラリと変わる。 結局、お互いがお互いを求めていたのである。 最後の終わり方が個人的に好きです。 画家の本当の愛が確信できた。 画家みたいな性格は安心感と包容力を感じる。 | ||||
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ホラーに分類されていますが、純愛+サスペンスです。禁断の上に更に禁断を塗り重ねた罪深さ。普通の男性ならば、ヒステリックを剥き出しにし、生活に疲れた女性から逃げたくなるのではないでしょうか?でも主人公はそうしません。まるで女神を崇拝するように彼女をずっとずっと愛しています。彼らの未来に、束の間の安息がありますように。 | ||||
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昔よんだ著者の本はもっとグロかった気がするが、これはそこまでではない。 純愛というみたいなとこまでは…。 | ||||
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スマホも、ネットも、18禁美少女ゲームも、そしてTVすらも嗜まない画家が、 つまり、いずれの仮想の性衝動のはけ口という文明の利器にも預からない環境に生きる男が、 こんなシチュエーションに放り込まれたら……、などという風に踏まえれば、 或いはこの作品の筋書きを、どれだけの読者紳士諸氏らが「異常性愛」とか「常軌を逸した野蛮」「獣にもとる類」などと 明快に一刀両断できようものなのだろうか。 ↑ という風に、あり得ないフィクションを敢えて頭の中で、できるだけリアルに映像化させながら読み進めていくスタイル。 小説の粗探しや論評を見越しながら気難しく読書するなんて、これこそ時間と金の無駄、という方向に割り切っていくスタイル。 そもそもそういう粗が気にならないくらい無知だし、やっぱりこういう題材が好きだし、結局好みの問題だと開き直るスタイル。 だが最も衝撃だったのは、作者自身によるあとがきに書かれた、 妻の言葉がきっかけとなって生まれた創作上の娘たち…という創作背景についてのくだり。 当然といえば当然の話だが、作品は作家の創作行為を後追いできるノンフィクションな素材…みたいなことを そのあとがきのくだりに触れて、より強烈に思い知らされた。 ※くれぐれも本編より先にあとがきを読まない方がお得だと思います。 つまり言いたいことは、この作品、何よりも最大の「おち」は、私にとっては、あとがきだったし、 これこそがこの作品への好感に決定的影響を及ぼしたぁ。 いい作品を読ませてくださり、ありがとうございました! | ||||
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※タイトルの通り、ホラーではない。 『まさに、少女が我が家に来ているかのような錯覚に…』 まではいかないが、惹きこまれて難なく読破できた。 ナボコフ氏の「ロリータ」を読みたくなったことは言うまでもない(笑) | ||||
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ラストが上手すぎる。読後感がいい。画家のストイックさをもっと深く書いて欲しかった。 | ||||
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大石圭さんの本を読むのは4冊目なんですけど、今まで読んだ作品の中では大石さんの変態ぶりがちょっとゆるかったかなと思いました。 前半は画家の純粋な少女への思いが描かれていて、中盤から徐々に変態ぶりが現れてきます。 結末はどうなってしまうんだろうとワクワクしながら読んでました。 結果は納得いく終わり方でした。 現実では許されない事だけど、この世界だから許されてしまうんですね。 大石さんの作品、まだまだ読みたいです。 | ||||
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小説としてのでき云々はさておき、まず、言いたいのは、これはホラーになっていない、ということです。一応、ホラーを恐怖小説とするなら、これは単なる性倒錯小説であり、嫌悪感を持ちこそすれ、恐怖は全然ありません。「檻の中」とはいっても、大石さん得意の監禁物ではありませんし。 | ||||
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前半は、爽やかなラブストーリー。主人公の男もなかなか好感の持てる男だと感じた。 しかし後半になり、物語は暗転する。詳しくは書かないが、男の脆さ・弱さがよく描かれている。 私は最終的にその男を憎み、軽蔑し、憐れんだ。男とはこうも醜い生き物なのか。男の理性など、到底信用できる代物ではないのである。 全体として、「書き過ぎ」の印象を受けた。1場面につき、それぞれの人物から見た情景を説明する必要はあるのか。 それでいて、穏やかな男が本書の主題である「性倒錯(精神倒錯?)」に至るまでの経緯・意味付けが弱いと感じた。また、少女の最後の心境の推移が余りにも強引で説明不足である。 それ故後半、特に終盤は登場人物の心境について行けず、読者は置き去りになるのでは。 序盤の黒髪の少女が男の性倒錯を予見していたのだろうか。しかし性倒錯という印象は微塵も受けなかったが。それよりむしろ中盤で「テニスウェア」という言葉が出て来て、黒髪の少女が関連してくることを示しているのかと思えば違い…。 「僕のロリータ…」が「僕の楼蘭…」になるところは興味深く目をひいたが、その後同じ言い回しがしつこく繰り返されたので単なる言葉遊びになっている。 個人的なことだが、私は男にも少女にも母親にもどこか似た部分を感じ、それぞれの人物背景も含め共感でき、自分と重ねていろいろと考えることができたので良かった。 大石氏の作品を読むのは今回初めてだったので、また興味が湧いたら読んでみようと思う。 | ||||
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