純平、考え直せ

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純平、考え直せの評価:

3.85/5点 レビュー 81件。 B ランク

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平均点3.85pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全113件 81〜100 5/6ページ
No.33
(5pt)

人から物を贈られた経験がなかった純平

読み終わった直後の率直な感想は今までの奥田英朗作品とは少し違った印象を受けましたが、
デンポの良さやキャラ設定はいつもの感じで私は好きでした。読後にジワジワきます。

つい先日、五木寛之「晴れた日には鏡をわすれて」
(お化け女と陰口を言われるほどのブスな女性が大掛かりな整形と知識と教養までも与えられるチャンスを得て、人生をやり直す話)
を、読み終えたばかりなのですが、その中に「人間が自己の意思と努力によって変えられるものなんて1パーセントもあればいいほう」と書かれていました。純平の生まれ育った環境はまさにそうだったのではないかと。もちろん誰もが同じ環境でやくざになるわけではないし、純平が浅はか過ぎたのかもしれません。でも、根無し草だった純平にとって、兄貴との出会いが初めての居場所だった。
鉄砲玉になると決めた後から、次々に起こる新しい出会いに心も揺らぎます。もっと早くこの人達と出会っていればと思いましたが、
このタイミングでしか出会えなかった人達でもあります。

こうなったのは母親や社会のせいだ!ではなく(諦めでもあるのですが)、ひたすら自分が信じた兄貴の為に・・という純平に、
今まで人から贈り物をされたことがなった純平に、涙しました。
どこに生まれ、どのような親の元で、どのように育つか、どこで誰とどのようにで出会うか。
例え出会えても、タイミングの問題もあります。

純平には、意思と努力で人生を1パーセントしか変えられないとしても、それでも自分を奮い立たせ自分の道が少しでもいい方向へ行くように、
どこかで気がついてほしかったなと思いました。
純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416
No.32
(3pt)

尻切れトンボ

テンポよく進むが、反面描写がありきたり。
とんぼが飛んだとか。。

サウスバウンドの時に感じた良さがなかった。
ラスト付近、いい感じだったが、尻切れトンボな結末。
最近どの作家でもありがちなネットネタ。
無理しない方がいいと思う。
ネットなんか実際主人公の人生になんか関係がない。
人の人生にネットのあれこれが関係ないということが描きたかったのであればこの結末でいいのかもしれないが、イマイチ釈然としない。
残念。
純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416
No.31
(4pt)

ホラーあんどユーモア

新宿歌舞伎町を我が物顔で闊歩するチンピラの純平。彼に親分から鉄砲玉になれ、との指令が下された。本人はやる気マンマン。ただ、周りはこう言う、「純平、考え直せ」。

奥田英朗お得意の任侠モノ。内容はゾッとするような展開が多いが、それを打ち消すようにユーモアと人情がバランスよく含まれている。

やっぱり、この人は外さないねえ。
純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416
No.30
(3pt)

面白いが、もう一つ何か欲しいな。

奥田英朗作品は名作駄作に関係なく、どの作品もテンポが良いので、一気に
読めてしまう。今作は特に難しい展開も無いので本当にあっと言う間に読ん
でしまった。
ちなみに名作でも無ければ、駄作でもないなというのが正直な感想。
面白いといえば面白いが、感慨深いものも無いのが事実。

やくざの抗争の鉄砲玉になった純平の3日間を追ったストーリーだが、特に
深いテーマは隠れていないと思う。単純な娯楽作品だと思う。(単純な娯楽
作品が悪いという意味ではない)

「邪魔」のようなクライム群像劇や(「無理」は今一つだったなあ)、
「東京物語」のような奥田さんと同世代の心に響くような作品をまた書いて
もらいたいなあというのが正直な感想。
純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416
No.29
(5pt)

主人公の名前が物語のすべてを語っているようなきがします

元暴走族で、今はヤクザのチンピラ。けれど、好きな女には少し話をするだけで満足し、関わった人間には彼なりの「けじめ」をつけていく。
 周りの、彼を食い物にする「大人」たちの裏を知っていても、彼は自分がなすべきを決め、実行しようとする。
 装いはともかく、りっぱな青春小説です。

# ネットの掲示板のくだりは、今時の風をねらったのかもしれませんが、ちょっと蛇足だったような気がします。
純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416
No.28
(4pt)

「オレを肴に盛り上がってるんじゃねえ」


六明会傘下にある早田組の組員である坂本純平。
21歳の彼がヤクザとして、
新宿・歌舞伎町を駆け抜ける様を描いた物語です。

読後は、さびしいというか。
結構考えさせられる側面ももった本でした。

ページをめくる手をとめられなかった、
という意味でとても面白かったです。
次はどうなるんだろう。
純平の言動が気になるし、
周囲が純平をどう扱うのかも気になりました。

私は文字通り寝る間を惜しんで読んだため、
3日間を描いた作品のスピード感も十二分に味わえました。
西へ東へ動き回る純平の3日間を、疑似体験した気もします。

本書の装画も素晴らしいと思います。
先入観を持って読みすすめるのではないかと、
想像力が縛られる閉塞感を抱きながら読みすすめましたが、
私には表紙の人物が坂本純平でした。
文句なし。
なかなか、的を得た表紙とも思います。

タイトルは抜群と思いました。

表紙とタイトルを見ただけで、どんな本か想像を膨らませられる。
それでいて、殺人シーンがいっぱいでてくるような本じゃないことも、
うまく表紙の雰囲気に出ていると思いました。
そういう意味では、単行本としての成熟度が高いなって。
そんな感想も持ちます。

登場人物では、北島という、純平の兄貴分がまた粋で、
言動がいちいち格好良く、
良くも悪くも熱い純平を任侠に陶酔させます。
兄弟分の信也が純平の自尊心を満足させるシーンなど、
読者の私も一緒に面映かったです。
変わり者のジイさんも、
最後にはなかなか含蓄のあるセリフを残しますし、
トラック野郎一番星のコメントは探しました。


遅い夏休み、平日に取れた急な休み、久しぶりのロングバケーション等。
短い期間(できれば3日以内)で本書を読むことをオススメします。
物語のスピード感を味わえるし、
人生が急転したことに戸惑う21歳の若者の心境も、
垣間見えると思いますので。

純平のエンディングとしてはアリかもしれないけど、
本書のエンディングについては、個人的に満足していないので、
僭越ながら★の数は4つ。
ただそれを差し引いても、充分に人へは勧められます。
文庫化を待たずに。


 純平、考え直せ

オススメです。

純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416
No.27
(3pt)

こういうこと、あるわー

見たこともない、これから知ることもない人達から送られる本気の感情。
知らないからこそ損得抜きで本気になれる。

だからといって
出会って築く人間関係が、損得で成り立つということでは無いはずだ。
そんな場合も確かにある。しかし、全てではない。


損得抜きの見知らぬ人への行動は、自分自身のためのものなのではないだろうか。
純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416
No.26
(4pt)

考え直さないから★4個です。

鉄砲玉になったチンピラの3日間の物語。
著者の作品はだいたい読んでますが、どれも読者をどんどん引きづりこんでいく。
最初はごくありきたりのやくざ小説かと思いきや、最近のトレンドを駆使して話はどんどん広がりを持たせます。
やっぱり最後は考え直さないのが★4個の理由です。
純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416
No.25
(4pt)

面白い…けど切ない

やくざの鉄砲玉なんて、昭和だなあ。純平だけが純粋で泣けてくる。昭和な純平に、イマドキの女の子や携帯サイトの対比が面白い。奥田さんはさすがに、読ませてくれるけど、少し不完全燃焼…やっぱり、考え直してほしかったなあ。じいさんの存在に星ひとつ追加です。
純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416
No.24
(2pt)

関わりたくない世界

チンピラとかヤクザの暴力的で見栄っぱりな世界は大の苦手なので、
ちょっと気が進まなかったのですが、
それでも読み進むうち、ちょっとは主人公に情が湧いてきました。

でもね、ドラッグのあたり、私にはとても不愉快で読みながら気持ちが離れましたし、
(泥酔したどうしようもない人を眺めてる感じです)
この描写だと、ドラッグに興味を持ってしまう人もいるんじゃないかと、
心配にもなりました。

やはりこういう世界には関わりたくないし、知りたくないし、
奥田さんの本を読んだ後のちょっと楽になる爽快感もなく、
モヤモヤしています。

おじいちゃんのセリフにちょっと感動したはずなのに、
読後のモヤモヤ感の方が強くて、何を言ってたのか、忘れてしまいました。
純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416
No.23
(4pt)

誰も本気で「考え直せ」といえないやりきれなさ。

21の若者が、周りに影響されて自分でも知らぬ間に人生を漂っていく様子が伝わってきます。

タイトルの「考え直せ」は大人目線、届かぬ想いであって、登場人物たちのように純平の人生に首をかしげならがも否定も肯定もできず深入りすることなく見届けるのが精一杯というのが現実です。

同じ年頃の子を持つ親としては、少々やりきれない気持ちで読みました。

240P−241Pで老人が語る言葉に尽くされた大人のやりきれなさがこの小説の全てなのだと思います。

物語としては、ヤクザ、出入り、鉄砲玉と恐ろしい内容をコミカルに描いてあり、純平に関わる人物たちもそれぞれに個性的で、映像化するとおもしろいと思います。

奥田さんの可笑しくって少し哀しい世界が広がっています。
純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416
No.22
(5pt)

何となく、泣けてくる.

チンピラやくざの鉄砲玉の話である.内容は、奥田英朗であるから、面白い.しかし、他の、奥田本と比してこの本を読むと、何となく、泣けてくる.そういう内容である.こう言うのに、小生弱いのである.
純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416
No.21
(4pt)

オレらの話

題名と表紙の挿絵を裏切らないストーリー。
ネタ的には40年前だったとしても、全く時代背景を感じさせることはないだろう。
ただ、ネット掲示板を除いては。

ひょっとしたら若き鉄砲玉はただの狂言回しで、筆者の書きたかった主役とは、安全な場所から「祭り」に参加しているオレらのことではないかと感じた。
筆者の書くネットはよりリアルな感じで現代社会を映す鏡となっている。
鉄砲玉の将来を案じて、それを止めようとするネット住民。コレが現代社会の良心なのかもしれない。

奥田さん楽しかったけど、次はもっと重いのも頼むよ。
純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416
No.20
(5pt)

「じいさん」の役割がなかなかよい

奥田英郎にまたしてもやられた!読み始めたら一気に完読。その直後に気になったシーンを中心に読み返すこと2度。
 じいさんと,彼が紹介する書物の内容が,ストーリーに実は結構大きく関わっている。読みながら,じいさん役を志村喬が演じている姿を想像していた。その後,宇野重吉の方が合っているかな,と思ったり。お二人とも故人ですが・・・
 奥田ワールドをきちんと表せる監督に映像化して欲しい作品である。(先日テレビドラマ化されたDr.伊良部は最悪だった)
純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416
No.19
(3pt)

ちょっと拍子抜け

イマイチ盛り上がらなかった。
ごたごたと絡まってきて、パニック小説に持っていくのかと思いきや、あっさり解決するし、
純平の内面を最後にグバッと描くのかと思ったら、そのまま終わってしまった。
純平の現実感の希薄さというか、当事者意識の欠落は、伏線かと思っていたのだが違ったのか。
期待はずれとまでは言わないが、ちょっと拍子抜け。
純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416
No.18
(4pt)

快作

恵まれない環境で育った21歳の純平はヤクザの下っ端。喧嘩上等のチンピラだが憎めないところがあり、歌舞伎町の夜の女たちからマスコット扱いされ可愛がられてもいる。そんな純平に「鉄砲玉」の役割が回ってくる。親分の命令とあらば、と即答で引き受ける純平。与えられた猶予期間は3日。
その3日間に、純平は様々な人たちと出会い、予想もしない経験をする。その出会いと経験は、純平の決心を変えさせるのか、がこの物語の眼目。
キャラ立ち抜群の登場人物、一気読みさせるテンポのよさ。情景を鮮やかに切り取るリアリティ抜群の描写。
純平が帰郷し、昔の族仲間や母親に再会するくだりでは、純平の孤独が浮き彫りになり、胸を締め付けられる。
突き放すようでいて、ほろ苦い余韻を与えてくれるラストも、これでよいと思う。快作。

純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416
No.17
(4pt)

純平、続編待ってるぜ

奥田さんは好きな作家さんです。 「無理」についで「純平、考え直せ」を読みました。 コミカルなやりとりに笑える所がありますが、個人的には薬辺りからちょっと蛇足… 最初は仁義に心酔してたような気がするのですが、最後はちょっと壊れてしまったような… ちょっと続編を期待してしまいます。「純平、〇〇〇〇」といったシリーズも出せそうなタイトルだし…(笑) 自分には西尾のじいさんが今回1番好きな人物でした。
純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416
No.16
(4pt)

少年ヤクザの奮闘記

歌舞伎町のチンピラヤクザの奮闘記。物語は、暴走族あがりの少年・純平がヒットマンとして
組長から晴れて指名され、その実行するまでの数日間をテンポ良く追いかけます。

狙撃までもう時間ちょっとしかないのに、純平は、いろんな人と出会いいろんな騒動に巻き込ま
れていきます。このドタバタ感こそ、まさに著者得意のパターン。ヤクザとして頑張って背伸び
しているのに周りからは舐められっぱなしな主人公も好感度大。主人公も廻りの脇役も、ちょっ
とおバカだけど憎めないキャラクターに仕上がっています。

難しい話は一切ナシで、とにかく純粋にかつ手軽に楽しめる娯楽小説です。
純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416
No.15
(2pt)

中身が…

本気で鉄砲玉の3日間を描いただけ。しかもgdgd。
ストーリーに中身がなさすぎる。ご都合主義は別に構わないけど、ただ「3日間を描写する」のと「3日間の物語を書く」のは別物でしょ。
文章は相変わらず軽妙で読みやすいけど、でもそれだけでダラダラ続けて「長編小説でござい」って言われてもなぁ。
ネットで論争が起きて、、って下りも、本気でネット掲示板に書き込まれてるだけ。だから何?としか言いようがない。

話の焦点は「純平は考え直すのか直さないのか」だけ。しかも実は純平の葛藤にページを割いてるわけでもなかったりする。

批判つうか悪口ついでにもう一言書くと、ヤクザの鉄砲玉を美化してどうすんだと。
純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416
No.14
(4pt)

純平君には考え直してほしかったわ

最初、このタイトルを読んだとき、ちょっと題の趣味が悪いんじゃないの、と思ったけど、読んでいくうちに
まったく読者がこれと同じような気持ちになるから不思議です。

チンピラの純平が、組の鉄砲玉として対立する組の幹部を撃つ、それを実行するまでの3日間ほどを描いています。

憎めないちょっと2枚目の純平をめぐって、奥田秀朗さんらしい一見ハチャメチャだけど、実はちゃんとした
ストーリー仕立てで、話が進んでいきます。
この先どうなるかと思って、読むのをやめられませんでした。

ただ最後が、これでいいのって感じで終わったので、★四つです。


純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416