純平、考え直せ

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評判

純平、考え直せの評価:

3.85/5点 レビュー 81件。 B ランク

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平均点3.85pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全113件 41〜60 3/6ページ
No.73
(5pt)

「考え直さない」純平のまっすぐさ

単行本のころから気になっていた一冊。
文庫になったので購入しました。

「鉄砲玉」として、成功しても失敗してもしばらくはシャバに戻れないことがわかっている純平の三日間が描かれる。
だが、帯や作品紹介で語られるように「運命を分ける三日間」というわけでもなく、純平はひたすらまっすぐ、鉄砲玉としての運命に向かっていくことになる。
プライドをかけたケンカ、突然生まれた友情、恋、家族との一瞬の再会、ネット上での共感……なんとも濃密すぎる出来事が純平の周りで次々起こるが、彼の逡巡は驚くほど少ない。
普通の小説なら、「これがきっかけで考えが変わって……」となりそうなところだが、純平は一瞬の迷いを見せるだけ。
そんな、間違ってはいるけれど、ただひたすらまっすぐな純平の生き方に、妙なリアリティと力強さを感じてしまう。

と、こんなことを書くとドツボに向かって一直線、といった暗いイメージの小説だというイメージを持たれるかもしれないが、なぜか読後感は爽快。
まっすぐであることはなにはともあれ、今の時代には爽快に感じるのかもしれません。
不思議な青春小説です。
純平、考え直せ (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せ (光文社文庫)より
4334766625
No.72
(5pt)

悲しき青春の1ページ

プロットに捻りはなく、真っ直ぐな話の作品である。でも無常感というか、やるせない感情が通底にはある気がする。純平の生い立ちを読むとこの道もしょうがないのかなと思ってしまう。人は家庭環境を選べない=生き方も選べないのかもしれない。

でも悪趣味な絶望だけが横たわってるのではなく、ちゃんと暖かい希望も用意してある。

純平を見てると小説に出てくる登場人物、ネット掲示板の住人、そしてこの本を買って読んでる読者。みんな純平を心配し応援したくなってしまうのだ。何故だろう?

ヤクザの話ながら、心が暖まる話でもある。ラストは読者の想像力を信じたラストになってる。憎いなぁ、もう。
純平、考え直せ (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せ (光文社文庫)より
4334766625
No.71
(4pt)

せつない、男の最後の三日間。

純平が鉄砲玉になる最後の三日間の話である。
とてもせつない。全体にうっすら、父親、母親の愛をまともに受け入れられなかった男の悲しさが染み渡る。

親の愛をまともに受け入れなかったからこそ、人の優しさや温もりにとても敏感な男だ。
なので騙されやすい、鉄砲玉になった理由もヤクザの上司にうまく使われた結果そうなってしまった。
純粋に人の愛に飢えてる男だからこそ、物語の主人公になりえる。

ここはうまいと思う。ネットの掲示板の人の、まるで他人事のような、本気で心配してるのかわからないような応援が物語を客観的に見せる役割を見せてくれる。

見てる自分もドキドキする。正直鉄砲玉を辞めてもらいたい。もっと別の道がなかったのか、
読んでる読者も自然にそう思えてしまうような魅力が純平にある。
最後は唐突に終わる。この作者は読者に話の最後を預けるという手法をよくとる。
理不尽のようだが、とてもリアルティもある。

最後のページを閉じたときに思わず祈ってしまった。生きていてくれと・・・
純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416
No.70
(4pt)

意表をついた視点の切り替わりが見事

ヤクザの若い衆、純平が鉄砲玉となる。決行日までの三日間の物語。
女、ドラッグ、友情、葛藤などを重くならないタッチで書いている。

が、話の主眼はいつしかネット住人にも展開していき、二つの角度から物語が描かれるようになるところは、さすが奥田さんひねりが効いている。
純平にとってはまぎれもない現実が、ネット住人がからんでくることで、現実感が喪失されていく。
そのグラデーションが見事。

読み手としては、どちらで読むべきなのか、チクチク社会風刺も交えながら一気に読ませるナイス作品。
純平、考え直せ (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せ (光文社文庫)より
4334766625
No.69
(4pt)

意表をついた視点の切り替わりが見事

ヤクザの若い衆、純平が鉄砲玉となる。決行日までの三日間の物語。
女、ドラッグ、友情、葛藤などを重くならないタッチで書いている。

が、話の主眼はいつしかネット住人にも展開していき、二つの角度から物語が描かれるようになるところは、さすが奥田さんひねりが効いている。
純平にとってはまぎれもない現実が、ネット住人がからんでくることで、現実感が喪失されていく。
そのグラデーションが見事。

読み手としては、どちらで読むべきなのか、チクチク社会風刺も交えながら一気に読ませるナイス作品。
純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416
No.68
(5pt)

衝撃を受けました

物語の展開は、良く言えば分かりやすい、
悪く言えばベタなんですが、
物語の終わり方に衝撃を受けました。

余韻を残す作品は色々ありますが、
この余韻の残し方は、今まで見たことがないです。

買った人は、物語の最後のページは、
間違っても途中で見ないでください。
純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416
No.67
(3pt)

奥田ワールド全開、だが

初のキンドル本購入。
内容は奥田英朗らしく面白かったのですが、本の厚みが感触できなくて、気がついたら読み終えてしまいました。
購入時にボリューム感が伝わると電子書籍市場も大きくなると思いますね。
純平、考え直せ (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せ (光文社文庫)より
4334766625
No.66
(3pt)

奥田ワールド全開、だが

初のキンドル本購入。
内容は奥田英朗らしく面白かったのですが、本の厚みが感触できなくて、気がついたら読み終えてしまいました。
購入時にボリューム感が伝わると電子書籍市場も大きくなると思いますね。
純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416
No.65
(2pt)

ステレオタイプの登場人物による古臭い話

出てくる人出てくる人、「いかにも」なステレオタイプ。

それと全体に古臭い感じがする。会話の内容、掲示板の書き込みなどなど。
純平、考え直せ (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せ (光文社文庫)より
4334766625
No.64
(2pt)

ステレオタイプの登場人物による古臭い話

出てくる人出てくる人、「いかにも」なステレオタイプ。

それと全体に古臭い感じがする。会話の内容、掲示板の書き込みなどなど。
純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416
No.63
(5pt)

読後にジワジワきました

つい先日、五木寛之「晴れた日には鏡をわすれて」
(お化け女と陰口を言われるほどのブスな女性が大掛かりな整形と知識と教養までも与えられるチャンスを得て、人生をやり直す話)を、読み終えたばかりなのですが、その中に「人間が自己の意思と努力によって変えられるものなんて1パーセントもあればいいほう」と書かれていました。純平の生まれ育った環境はまさにそうだったのではないかと。もちろん誰もが同じ環境でやくざになるわけではないし、純平が浅はか過ぎたのかもしれません。でも、根無し草だった純平にとって、兄貴との出会いが初めての居場所だった。
鉄砲玉になると決めた後から、次々に起こる新しい出会いに心も揺らぎます。もっと早くこの人達と出会っていればと思いましたが、
このタイミングでしか出会えなかった人達でもあります。

こうなったのは母親や社会のせいだ!ではなく(諦めでもあるのですが)、ひたすら自分が信じた兄貴の為に・・という純平に、
今まで人から贈り物をされたことがなかったと純平に涙が出ました。
どこに生まれ、どのような親の元で、どのように育つか、どこで誰とどのようにで出会うか。
例え出会えても、タイミングの問題もあります。

純平には、意思と努力で人生を1パーセントしか変えられないとしても、それでも自分を奮い立たせ自分の道が少しでもいい方向へ行くように、
どこかで気がついてほしかったなと思いました。
純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416
No.62
(5pt)

人から物を贈られた経験がなかった純平

読み終わった直後の率直な感想は今までの奥田英朗作品とは少し違った印象を受けましたが、
デンポの良さやキャラ設定はいつもの感じで私は好きでした。読後にジワジワきます。

つい先日、五木寛之「晴れた日には鏡をわすれて」
(お化け女と陰口を言われるほどのブスな女性が大掛かりな整形と知識と教養までも与えられるチャンスを得て、人生をやり直す話)
を、読み終えたばかりなのですが、その中に「人間が自己の意思と努力によって変えられるものなんて1パーセントもあればいいほう」と書かれていました。純平の生まれ育った環境はまさにそうだったのではないかと。もちろん誰もが同じ環境でやくざになるわけではないし、純平が浅はか過ぎたのかもしれません。でも、根無し草だった純平にとって、兄貴との出会いが初めての居場所だった。
鉄砲玉になると決めた後から、次々に起こる新しい出会いに心も揺らぎます。もっと早くこの人達と出会っていればと思いましたが、
このタイミングでしか出会えなかった人達でもあります。

こうなったのは母親や社会のせいだ!ではなく(諦めでもあるのですが)、ひたすら自分が信じた兄貴の為に・・という純平に、
今まで人から贈り物をされたことがなった純平に、涙しました。
どこに生まれ、どのような親の元で、どのように育つか、どこで誰とどのようにで出会うか。
例え出会えても、タイミングの問題もあります。

純平には、意思と努力で人生を1パーセントしか変えられないとしても、それでも自分を奮い立たせ自分の道が少しでもいい方向へ行くように、
どこかで気がついてほしかったなと思いました。
純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416
No.61
(3pt)

尻切れトンボ

テンポよく進むが、反面描写がありきたり。
とんぼが飛んだとか。。

サウスバウンドの時に感じた良さがなかった。
ラスト付近、いい感じだったが、尻切れトンボな結末。
最近どの作家でもありがちなネットネタ。
無理しない方がいいと思う。
ネットなんか実際主人公の人生になんか関係がない。
人の人生にネットのあれこれが関係ないということが描きたかったのであればこの結末でいいのかもしれないが、イマイチ釈然としない。
残念。
純平、考え直せ (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せ (光文社文庫)より
4334766625
No.60
(3pt)

尻切れトンボ

テンポよく進むが、反面描写がありきたり。
とんぼが飛んだとか。。

サウスバウンドの時に感じた良さがなかった。
ラスト付近、いい感じだったが、尻切れトンボな結末。
最近どの作家でもありがちなネットネタ。
無理しない方がいいと思う。
ネットなんか実際主人公の人生になんか関係がない。
人の人生にネットのあれこれが関係ないということが描きたかったのであればこの結末でいいのかもしれないが、イマイチ釈然としない。
残念。
純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416
No.59
(4pt)

ホラーあんどユーモア

新宿歌舞伎町を我が物顔で闊歩するチンピラの純平。彼に親分から鉄砲玉になれ、との指令が下された。本人はやる気マンマン。ただ、周りはこう言う、「純平、考え直せ」。

奥田英朗お得意の任侠モノ。内容はゾッとするような展開が多いが、それを打ち消すようにユーモアと人情がバランスよく含まれている。

やっぱり、この人は外さないねえ。
純平、考え直せ (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せ (光文社文庫)より
4334766625
No.58
(4pt)

ホラーあんどユーモア

新宿歌舞伎町を我が物顔で闊歩するチンピラの純平。彼に親分から鉄砲玉になれ、との指令が下された。本人はやる気マンマン。ただ、周りはこう言う、「純平、考え直せ」。

奥田英朗お得意の任侠モノ。内容はゾッとするような展開が多いが、それを打ち消すようにユーモアと人情がバランスよく含まれている。

やっぱり、この人は外さないねえ。
純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416
No.57
(3pt)

面白いが、もう一つ何か欲しいな。

奥田英朗作品は名作駄作に関係なく、どの作品もテンポが良いので、一気に
読めてしまう。今作は特に難しい展開も無いので本当にあっと言う間に読ん
でしまった。
ちなみに名作でも無ければ、駄作でもないなというのが正直な感想。
面白いといえば面白いが、感慨深いものも無いのが事実。

やくざの抗争の鉄砲玉になった純平の3日間を追ったストーリーだが、特に
深いテーマは隠れていないと思う。単純な娯楽作品だと思う。(単純な娯楽
作品が悪いという意味ではない)

「邪魔」のようなクライム群像劇や(「無理」は今一つだったなあ)、
「東京物語」のような奥田さんと同世代の心に響くような作品をまた書いて
もらいたいなあというのが正直な感想。
純平、考え直せ (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せ (光文社文庫)より
4334766625
No.56
(3pt)

面白いが、もう一つ何か欲しいな。

奥田英朗作品は名作駄作に関係なく、どの作品もテンポが良いので、一気に
読めてしまう。今作は特に難しい展開も無いので本当にあっと言う間に読ん
でしまった。
ちなみに名作でも無ければ、駄作でもないなというのが正直な感想。
面白いといえば面白いが、感慨深いものも無いのが事実。

やくざの抗争の鉄砲玉になった純平の3日間を追ったストーリーだが、特に
深いテーマは隠れていないと思う。単純な娯楽作品だと思う。(単純な娯楽
作品が悪いという意味ではない)

「邪魔」のようなクライム群像劇や(「無理」は今一つだったなあ)、
「東京物語」のような奥田さんと同世代の心に響くような作品をまた書いて
もらいたいなあというのが正直な感想。
純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416
No.55
(5pt)

主人公の名前が物語のすべてを語っているようなきがします

元暴走族で、今はヤクザのチンピラ。けれど、好きな女には少し話をするだけで満足し、関わった人間には彼なりの「けじめ」をつけていく。
 周りの、彼を食い物にする「大人」たちの裏を知っていても、彼は自分がなすべきを決め、実行しようとする。
 装いはともかく、りっぱな青春小説です。

# ネットの掲示板のくだりは、今時の風をねらったのかもしれませんが、ちょっと蛇足だったような気がします。
純平、考え直せ (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せ (光文社文庫)より
4334766625
No.54
(5pt)

主人公の名前が物語のすべてを語っているようなきがします

元暴走族で、今はヤクザのチンピラ。けれど、好きな女には少し話をするだけで満足し、関わった人間には彼なりの「けじめ」をつけていく。
 周りの、彼を食い物にする「大人」たちの裏を知っていても、彼は自分がなすべきを決め、実行しようとする。
 装いはともかく、りっぱな青春小説です。

# ネットの掲示板のくだりは、今時の風をねらったのかもしれませんが、ちょっと蛇足だったような気がします。
純平、考え直せ Amazon書評・レビュー: 純平、考え直せより
4334927416