影武者徳川家康

評判

影武者徳川家康の評価:

4.48/5点 レビュー 147件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.48pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全137件 121〜137 7/7ページ
No.17
(5pt)

傑作。満天の星が飛ぶ。

堂々の全3巻、傑作。満天の星が飛ぶ。小説を読むことがカイカンだとストレートに教えてくれる。独善的なブックレポーターの出番なし。あとは、新作が読めないことを嘆くだけ。隆慶一郎がいなくなり、今は、時代小説の棚を素通りする。かといって、コミックスコーナーへ急ぐのもどうかと思うけど。
影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫)より
4101174156
No.16
(5pt)

代表作の理由

「劇画も面白いが、原作はもっと面白い!」とひとこと言えば終わりなのだが、いちおう理由を列挙してみた。・以前からある「関ヶ原以降の徳川家康は影武者だ」というアイディアの具現化が見事・隆作品の骨子である「権力に抗して闘う自由人(道々の者)」が主人公のみならず、風魔や吉原者も含めて浮き彫りにされている・丹念に史実を追い、「影武者」観点からの説明を試みている・アクションの描写の細部にも血が通っている・登場する女性も生き生きと描かれているなどなど。 二番目の点については、「天皇を中心とする第二の権力ではないか」とか、最後の点についてはフェミニストからの批判もあると思うが、あまり細部に目くじら立てないでおこう。 わたくし自身は「死ぬことと見つけたり」や「花と火の帝」あるいは「吉原御免状」のような未完の作品群のほうを評価しているのだけれども、この作品が隆氏の代表作であることは論を俟たない。時代小説の中では、何といっても痛快さという点では氏にかなう作家はいないし、その痛快さが単に面白いというだけに終わらないことがやはり凄いのである。
影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫)より
4101174156
No.15
(4pt)

自由の徒が封建領主のトップにならざるをえない矛盾

隆慶一郎と言えばこの作品。「徳川家康は関ケ原の戦いで死んでいた。苦肉の策として、急遽、影武者であった世良田二郎三郎が、本物として生かされることとなる…」生涯を自由の徒として生きてきた男が、抗し続けてきた封建領主のトップにならざるをえなくなるという矛盾。孝行息子の皮を被った冷血な秀忠との暗闘。『吉原御免状』などの他の隆慶一郎作品とも呼応するテーマで、とにかく歴史を読み解く楽しさにあふれている。
影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫)より
4101174156
No.14
(5pt)

いくさ人、ここにあり

素晴らしく楽しい物語。もう何度も読み返している。大胆にも徳川家康が関ヶ原で殺されたところからはじまる。主人公、家康の影武者である世良田 二郎三郎は、【海道一の弓取り】として生きなければいけないはめになる……なんとも聞いただけで先が気になるではないか。他の隆ワールドとも話が繋がり、非常に楽しい世界に読者を誘ってくれる。 この作品を読み気に入ったのであれば、『吉原御免状』、『花と火の帝』、『かくれさと苦界行』もあわせて読んで欲しい。
影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫)より
4101174156
No.13
(5pt)

気持ちよい騙し

後半の舞台が地元なので、今はもうない駿府城の雄姿を想像しながら読みました。家康の影武者が家康本人を騙って、秀忠や淀君と戦い、側近と徐々に信頼関係を築いていく課程を思わず応援し、勝ち戦には爽快感をおぼえます。史実と巧妙な嘘とが自然に混ざり合い、勉強してから読まないと騙されるかも(笑)とはいえ、その嘘(というか作者の設定)が、そんなことあるわけないだろ、という反感には不思議と繋がりません。それよりも綿密な設定に騙される楽しさがあります。別作品に登場する人物もちょこちょこと顔を出すので、作品ごとの性格付けの違いを比べるのも楽しいかも。
影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫)より
4101174156
No.12
(5pt)

感動ッッ!!

友人勧められて読んだのですが、本当に面白かったです!戦いのシーンは目に浮かんでくるようで背筋が粟立ちました。本当に寝る間も惜しんでも読みたいくらい素晴らしい本です☆個人的には、六郎と風魔一族がかっこよかったです!!
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4101174156
No.11
(5pt)

影武者徳川家康

家康のクライマックスである関ヶ原から始まる物語。家康の突然の死去により「家康になった影武者」二郎三郎次男の苦悩、次男秀忠との確執をすばらしい描写で書いた傑作。作者が資料や文献をもとに、以前影武者説のある家康について解答を出した本書はページ数を感じさせずに最後まで一気に読ませる。隆慶一郎の代表作のひとつである本書は一生ものの書籍である事間違い無し!!
影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫)より
4101174156
No.10
(5pt)

隆氏の最高傑作!

隆慶一郎氏の作品の中でも、一夢庵風流記と同様、最高傑作の一つだと確信します。すでに私の中では徳川家康は1600年、関ヶ原にて死んでいます。隆氏の作品にてすばらしいところは、資料による裏付けがきちんとされており、普通ならば荒唐無稽なフィクションと感じられる設定も納得させられます。秀忠との攻防、本当の漢同士の熱い友情。特にエピローグは涙なしに見れません。隆氏が原作である北斗の拳(集英社)が好きな人ははまること間違いなしです。私は全ての作品を読みました。余りの短い創作期間を非常に残念に思います。
影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫)より
4101174156
No.9
(5pt)

不眠症の方は読まれませぬよう。

これは歴史に隠された事実なのではないか、と思えるほど物語に説得力があり、また登場人物の皆がみなとても魅力的です。  歴史活劇を見ているように戦闘が行われ、謀略が繰り広げられます。活字を追いながら、頭の中に映像が現れます。字句を目で追うのがじれったくなるほどの活躍。  上中下巻と分量は多いですが、一気に読み切らせるだけの充実が味わえると思います。
影武者徳川家康〈中〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 影武者徳川家康〈中〉 (新潮文庫)より
4101174164
No.8
(5pt)

ここには人生の全てがある

隆氏の息子さんとは昔一緒に仕事をさせて頂いたことがある。お父様の小説の登場人物のように豪放磊落な人だった。「オヤジは好き放題生きてきましたからね……」という言葉を今でも私は忘れない。網野史学の成果を大胆に取り入れながら、日本史を大胆に捉え直す試みは前人未踏のものだ。そして、それがただの実験に終わらず、エンターテインメントとしても、純文学としても、燦然と光り輝いているところが素晴らしい。この小説には人生の全てが詰まっている。権力、金、オンナ、友情、愛、謀略、政治、経済。。。その全てを骨太のタッチで描ききった隆氏の筆力にはただただ敬服するしかない。時代小説数多あろうと、私の中でのベストワンは「影武者徳川家康」だ。
影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫)より
4101174156
No.7
(5pt)

今まで出会った時代小説の中で文句無くNo1の作品です。

およそ小説というものを読むようになって25年位になりますが、ここまで惹きこまれた時代小説は後にも先にもありません。友人にすすめられるままに読んだこの作品がきっかけとなり、隆氏の全作品はもちろん、柴田、五味、藤沢作品などを読み漁り、時代小説の虜となっていきました。作中では、身震いするほど魅力的で人間味あふれる漢(おとこ)達とともに苦悩し、歓喜し、何度も涙しました。読了後の感動は暫くの後に、この偉大な作家はもうこの世にいないのだという寂寥感へと変わっていきました。全ての読書家、特に男性にお勧めいたします。
影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫)より
4101174156
No.6
(5pt)

隆慶一郎ワールドの核

隆慶一郎ワールドの核となる大作です。おもしろさに時を忘れます。自分のお気に入りは島左近と甲斐の六郎。マジでかっこいいです。なおこの作品は、一夢庵風流記同様漫画化されましたが、未完に終わっています。続きを知りたがっていた人には、特にお勧めです。
影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫)より
4101174156
No.5
(5pt)

隆慶一郎の描く世界の先駆け

いろいろな言われ方をされてはいるのであろうが、隆慶一郎という小説家が時代小説の巨人であることは間違いない。 司馬遼太郎の小説がいわゆる司馬史観を根源として持っていたとするのであれば、隆慶一郎の小説はいわば隆ワールドを形成していた。 本書はその先駆けとなったものだ。 史実をバックボーンとしながら、徳川家康が実は関が原で死んでいたという破天荒なプロットをその手腕でまとめあげている。 この小説を基とした隆ワールドがこれからさらに広がりを見せようというところで、(小説家としては)夭折されてしまった。本当に残念に思う。
影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫)より
4101174156
No.4
(5pt)

下巻が一番面白い

歴史に翻弄される二郎三郎の葛藤、秀忠との心理戦、周囲の者達の奮闘、どの場面もスキが無い。大長編ゆえ中間でやや中だるみするが、下巻では描写が再び緊迫感と活力を増し、一気に最後まで読ませる。下巻が一番面白い。
影武者徳川家康〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 影武者徳川家康〈下〉 (新潮文庫)より
4101174172
No.3
(5pt)

最高の「たら・れば」話

「源義経が奥州藤原氏と手を組んで頼朝と戦っていたら?」「織田信長が本能寺で死んでいなかったら?」「日本が太平洋戦争に勝っていれば?」歴史学には「たら・れば」の話はタブーなんだとか。しかし歴史小説なら大丈夫、大歓迎です。『影武者 徳川家康』は、この「たら・れば」話の傑作です。徳川家康が関ケ原の合戦で戦死していたら?歴史や戦国時代に興味のある人は、一度は考えてみたことがあるのではないでしょうか?石田三成が天下を治めた?また再び群雄割拠の世になった? 本書ではどっちも違っています。ちゃんと史実のとおり、江戸幕府が開かれます。徳川家康の影武者によって。影武者と侮るなかれ、この男なかなかの策士で、関ケ原では敵方だった島左近(こっちは戦死していない)ら協力者と力を合わせ、二代将軍となる秀忠や柳生の手の者と壮絶な戦闘・政争を繰り広げます。かなりの分量のある小説なのですが、読み出したら止まらない。もっともっと読ませてほしくなってきます。もったいないので薦めませんが、徹夜で一気に読んで、次の日に眠いのをガマンするだけの価値はありますよ。
影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫)より
4101174156
No.2
(5pt)

この本を読んでから、歴史小説にハマりました

ちょっとめくってみて、意外ととっつきやすい文章だったので読んでみました。  ここでは徳川家康は関が原の合戦で死んでしまい、やむなく立てた影武者がそのまま家康として一生を送った、という仮説の上に話が進んでいく。しかし、話の展開は非常に自然で、これが事実だったと思わせるほど。 影武者が本物としてやっていく上での微妙な立場、暗殺の危険、それをひらりとかわしてみせる才覚。  この家康がまた人情味にあふれた行動をするので、ジーンとする場面もたくさん。  この本で、昔の人たちの濃厚な人生を味わい深く書いた歴史小説の面白さに目覚めました。
影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫)より
4101174156
No.1
(4pt)

隆慶一郎作品のひとつの集大成

私が隆慶一郎を知ったのは、かつて週刊少年ジャンプで連載されていた「花の慶次」であった。後に「影武者徳川家康」も連載されたが、未完の形で終わってしまった。続きが気になった私は、小説版の原作を読んでみようという気になった。そして漫画版と原作の違いに気づいた。漫画版は、少年誌のためにアレンジされた部分があり、合戦や人情話に比重をかけざるを得ないだろう。小説は違った。確かに冒頭で徳川家康が暗殺されて、影武者が代わって合戦の指揮をとるという衝撃的な場面がある。しかし、その主題は、「道々の輩」という言葉に表される隆慶一郎の歴史観だったのである。私は専門家でないからその詳しい内容は書かない。漫画版しか知らない人も読んでほしい。後にこの作品はドラマ化されたが、私は!見ていない。三分冊に及ぶこの作品を1クールで表現できるとは思えなかったからだ。ドラマを見た方で、「道々の輩」の歴史観をご存知ない方も、この原作を読まれてみてはどうか。
影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫)より
4101174156