群衆リドル Yの悲劇’93
評判
群衆リドル Yの悲劇’93の評価:
2.47/5点 レビュー 15件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1〜6 1/1ページ
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群衆リドル Yの悲劇’93の評価:
2.47/5点 レビュー 15件。 D ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
探偵役をつとめるのは、「元」超有名ピアニスト八重洲家康(どうやら古野まほろたちの同級生だったらしい)。
二人はとある冬、矢吹山(!)にある山荘『夢路邸』に招待される。そこには、同じように半ばだまされて集められた七人の男女。
彼らはマザーグースの童謡に見立てられながら、一人一人殺されていく-。
誰によって、どうやって殺されたのか。犯人の動機は何か-。
雪の山荘、見立て殺人、密室、ダイイングメッセージ等々、本格探偵小説のガジェットがこれでもかと登場する。
ただ、それが少しも過剰ではない。なぜなら古野まほろの他作品と同様に、無駄な仕掛けが全くないからだ。
提示された謎にはすべて合理的な解が提示され、読者のカタルシスを導く。
タイトルの「Yの悲劇」は有栖川有栖へのオマージュだし、アガサ・クリスティの影響ももちろんある。
作中には他にも、探偵小説を書き続けた先達への愛と尊敬を示す様な内容が多々見られる。
先達の築き上げた本格探偵小説の技法を用いつつ、少女が少年に向ける切ない思いを土台に「そうせざるを得なかった」事件の全容を暴き出し、エンタテインメントに仕上げる。これほどの「超絶技巧」を必要とする小説は、古野まほろにしか書けないだろう。