さらば雑司ヶ谷

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評判

さらば雑司ヶ谷の評価:

3.68/5点 レビュー 60件。 B ランク

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平均点3.68pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全24件 21〜24 2/2ページ
No.4
(3pt)

主人公にあまり惹かれない

水道橋博士が絶賛していたので期待して読みました。
最後まで読んでみて、先が気になるおもしろさがあり、
この人がこんな事を!という驚きがあり楽しめました。
映画をみているような感じです。

しかし細かいことを言うと、主人公が自分と同年代なのですが、言葉使いが古い所が…。
この言葉、今言わないよな〜と思う場面がいくつかありました。
もう少しそのへんのリアルさがあると良かったなと思います。
それから、主人公が本当にかっこいいのか、かっこつけていきがっている嫌な奴なのか、
どちらにも感じてしまい、あまり人物に惹かれませんでした。
登場人物それぞれに、好き嫌い関係なく愛着が湧けるともっと良かったなと思いました。





さらば雑司ヶ谷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: さらば雑司ヶ谷 (新潮文庫)より
4101382514
No.3
(3pt)

主人公にあまり惹かれない

水道橋博士が絶賛していたので期待して読みました。
最後まで読んでみて、先が気になるおもしろさがあり、
この人がこんな事を!という驚きがあり楽しめました。
映画をみているような感じです。

しかし細かいことを言うと、主人公が自分と同年代なのですが、言葉使いが古い所が…。
この言葉、今言わないよな〜と思う場面がいくつかありました。
もう少しそのへんのリアルさがあると良かったなと思います。
それから、主人公が本当にかっこいいのか、かっこつけていきがっている嫌な奴なのか、
どちらにも感じてしまい、あまり人物に惹かれませんでした。
登場人物それぞれに、好き嫌い関係なく愛着が湧けるともっと良かったなと思いました。





さらば雑司ヶ谷 Amazon書評・レビュー: さらば雑司ヶ谷より
4103169311
No.2
(3pt)

70年代の同胞小説!

5年ぶりに中国から帰ってきた大河内太郎という男を主人公にした、雑司ヶ谷が舞台のハードボイルド、バイオレンス小説です。なかなかに込み入った話しですし、伏線も多いのですが、それを見事に回収し、なおかつリズムがあり、そして一気に読ませるチカラに満ちた小説です。現代日本を舞台にしつつ、荒唐無稽な話しになりがちな風呂敷の広げ方なんですが、読んでいる間はちゃんと勢いに飲まれているので気にならなかった、そんなことよりもページをめくることが大事!と思わせる、読ませるチカラが強い小説です。しかもスタイリッシュで、カッコイイです。時々挟まれるクールな、クールすぎるくらいに醒めた目で見た時事問題(福知山線脱線事故、神の存在、ウィー・アー・ザ・ワールドについて、などなど)や、生きる指針のようなものに皮肉の効いたものを並べ、しかしコミュニティーの結束に対しては不条理なくらいに理由なく熱いその矛盾しかねない2面性が、非常に人間臭くてよいです。


さらに、脇を固めるキャラクターが、割合ちょい役であったとしても、ある意味ステレオタイプであろうとも、非常にエッジが効いていて良いです。強い親友に、三角関係のあった美貌の幼馴染、物語を俯瞰させるイノセンスな傍観者の存在、ずるくあくどい敵役、街の生き字引的存在、親の不在をかき消せるカリスマ性ある祖母、その忠実なる執事、他にもたくさん出てきますが、どれも非常にキャラクターが立っています。


雑司ヶ谷、宗教、「こころ」、バイオレンス、パルプフィクション、復讐、そして複雑な伏線を張り、なおかつそれを回収する際の手際よさとそのことで生じるカタルシスが、心地よい余韻とページをめくる指をもどかしくさせるくらいのリーダビリティを両立させています。とにかく読み始めたら止まらない、70年前後生まれの方なら間違いなく何処かにひっかかるであろう数多くのフックを備えた作品です。


ちょっとだけ難点を言えば、非常にテンポが早すぎて、もう少し落とし込んでも良いストーリィに(多少のリーダビリティを捨てても、です)なったのではないか?とも思いました。どうしても早回し感があって、もっとテンポに強弱があっても良いのではないか?と。また銃が出て来過ぎな感触は否めませんし。よく考えると何処かで見た話しの寄せ集め的な、美味しいとこ取りな感じがしなくもありませんし。


しかし、そこは現代という時間の流れの速さ、というものなのかもしれません。また、特にヒロインと思われる彼女の屈折度合い、結構あと引きますし、最後の展開は余韻として素晴らしいと思いました。いわゆるSやMな関係性を描くのも斬新な気がします。


ハードボイルドが好きな方、70年前後生まれの方にオススメ致します。
さらば雑司ヶ谷 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: さらば雑司ヶ谷 (新潮文庫)より
4101382514
No.1
(3pt)

70年代の同胞小説!

5年ぶりに中国から帰ってきた大河内太郎という男を主人公にした、雑司ヶ谷が舞台のハードボイルド、バイオレンス小説です。なかなかに込み入った話しですし、伏線も多いのですが、それを見事に回収し、なおかつリズムがあり、そして一気に読ませるチカラに満ちた小説です。現代日本を舞台にしつつ、荒唐無稽な話しになりがちな風呂敷の広げ方なんですが、読んでいる間はちゃんと勢いに飲まれているので気にならなかった、そんなことよりもページをめくることが大事!と思わせる、読ませるチカラが強い小説です。しかもスタイリッシュで、カッコイイです。時々挟まれるクールな、クールすぎるくらいに醒めた目で見た時事問題(福知山線脱線事故、神の存在、ウィー・アー・ザ・ワールドについて、などなど)や、生きる指針のようなものに皮肉の効いたものを並べ、しかしコミュニティーの結束に対しては不条理なくらいに理由なく熱いその矛盾しかねない2面性が、非常に人間臭くてよいです。
さらに、脇を固めるキャラクターが、割合ちょい役であったとしても、ある意味ステレオタイプであろうとも、非常にエッジが効いていて良いです。強い親友に、三角関係のあった美貌の幼馴染、物語を俯瞰させるイノセンスな傍観者の存在、ずるくあくどい敵役、街の生き字引的存在、親の不在をかき消せるカリスマ性ある祖母、その忠実なる執事、他にもたくさん出てきますが、どれも非常にキャラクターが立っています。
雑司ヶ谷、宗教、「こころ」、バイオレンス、パルプフィクション、復讐、そして複雑な伏線を張り、なおかつそれを回収する際の手際よさとそのことで生じるカタルシスが、心地よい余韻とページをめくる指をもどかしくさせるくらいのリーダビリティを両立させています。とにかく読み始めたら止まらない、70年前後生まれの方なら間違いなく何処かにひっかかるであろう数多くのフックを備えた作品です。
ちょっとだけ難点を言えば、非常にテンポが早すぎて、もう少し落とし込んでも良いストーリィに(多少のリーダビリティを捨てても、です)なったのではないか?とも思いました。どうしても早回し感があって、もっとテンポに強弱があっても良いのではないか?と。また銃が出て来過ぎな感触は否めませんし。よく考えると何処かで見た話しの寄せ集め的な、美味しいとこ取りな感じがしなくもありませんし。
しかし、そこは現代という時間の流れの速さ、というものなのかもしれません。また、特にヒロインと思われる彼女の屈折度合い、結構あと引きますし、最後の展開は余韻として素晴らしいと思いました。いわゆるSやMな関係性を描くのも斬新な気がします。
ハードボイルドが好きな方、70年前後生まれの方にオススメ致します。
さらば雑司ヶ谷 Amazon書評・レビュー: さらば雑司ヶ谷より
4103169311