生死を分ける転車台
評判
生死を分ける転車台の評価:
5.00/5点 レビュー 3件。 - ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1〜6 1/1ページ
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生死を分ける転車台の評価:
5.00/5点 レビュー 3件。 - ランク
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3年連続の優勝を狙うジオラマ・コンテストの常連にして名人の小島英輔が大会の直前に多摩川で刺殺され、現場付近で今大会の出品作「転車台のある風景」が燃やされていた。十津川警部は転車台のモデルがある天竜二俣駅で調査する内に、三ヶ月前に小島が好きだった女性の変死事件に辿り着くのだったが・・・・。
本書には突っ込み所満載のかなり無茶で不自然な展開が多々あるのですが、でもよくぞこんなに「ジオラマ」尽しのストーリーを考え出したものだなと逆に驚かされ結果的に楽しく読めましたね。西村氏は鉄道模型の熱烈な愛好家でジオラマが世間的に広まってもっと趣味を共有する人が増えればいいなと望んで本書を書かれたのかも知れないですね。そもそも小島が天竜二俣駅の転車台をジオラマのモデルに選んで調査に訪れた同じ日に昔愛していた女性がそんなに都合良く出掛けて来るのだろうか?十津川警部が犯人に仕掛ける随分とトリッキーな罠の数々は果たして現実に警視庁が実行に踏み切るだろうか?等々がありますが、でも本書はフィクションですから全てが許されるのですし、西村氏がリアルさに少しもこだわらずに自由奔放に発想を広げてノリに乗って書いている意気込みが伝わって来て、最後にはそういった固い事はどうでもいいやという気持ちになりましたね。しかし、まあ終章での全国に向けての偽りの公表は絶対に有り得ないでしょうし、コンテストの賞金500万円をポケット・マネーからポンと出す十津川警部の気前の良過ぎる太っ腹さにはびっくりしましたが、まあ小説の世界だから「こんなのも偶にはいいか」と大らかに受け止めようと思いますね。