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瀕死のライオン
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瀕死のライオンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 21~29 2/2ページ
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待望の麻生幾氏の新作上巻はお馴染みのポリティカル・サスペンス中心です。今回は普段の麻生作品と違い、危機が迫っているのか不明瞭であるという変わった状況から始まります。故にピリピリした緊張感よりも粘っこい不安感に満ちた作風。ただ、下巻のコメントにも書きましたが、作中に出てくる自衛隊の特殊作戦郡に関する描写だけはリアルとは言い難く(明らかに嘘っぽく)、それをしつこく繰り返すのが不満です。ケース・オフィサー同様、やさぐれ中年と妙齢美女のコンビというのは良い感じでした。 | ||||
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上巻は日本初のSOFを描くことを中心に、内閣情報調査室室などの姿を書いているどたらかというと導入部。フィクションとしてもこんなSOFが本当に日本に存在するだろうか。著者の取材力評価がここで分かれるだろう。話としては当然こういうSOFはあったほうがいい。内調さんのほうはこんなものかとちょっと拍子抜け気味。また、全体をつなぐ線としてなのか一隊員への思い入れがあるように見られるが、この設定はなしかなと思う。いよいよ下巻は北朝鮮の動きとそれに対応するSOFの姿が描かれるようであり期待。ここまで良く引っ張ったという感じ。 | ||||
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麻生氏の作品で最高峰は「極秘捜査」だと、勝手に思い込んでいます。防衛庁(とりわけ情報系)や北朝鮮など、取り上げる題材から福井晴敏氏、五條瑛氏らと並べられることが多いのですが、2氏と決定的に違うのは、麻生氏は作家ではなく、その経歴からも明らかなようにジャーナリストであるということでしょう。小説としてではなく、万人には及びもしない綿密な取材力で組み立てられた難解な事実の積み重ねを、より読者が吸収しやすいように小説仕立てにしたと考えれば、非の打ち所のない完璧な作品と感じています。過去にいくつか「?」な作品があっただけに、情報系で働く者として素直に敬服しました。秘、極秘に区分される事実関係について、読者が気づかないようにオブラートに包むテクニックも麻生氏ならではです。すごい! | ||||
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現場の状況と政治の狭間に苦悩する自衛隊、という「宣戦布告」の流れと見れば 分かりやすい作品なのだろう。 組織や情報の流れ、舞台となる場所、武器など、大変な事前取材が行われた であろうことは想像に難くないが、そのためだろうか?随分念入りに語られている。 結果、部隊の実働までに随分紙数を費やしてしまった。 登場人物の性格描写も念入りだ。これは必要なことでもあろうが、ちょっと 全体として長め、の感がぬぐえない。 全巻通して場面の切り替えが多く、下手なビデオを見ている感じで、ちょっと チラチラする。 これは趣味の問題であるから、決してくさしているわけではないが‥。 あれだけ冷静さを強調していた隊員が、最後の方で負傷については大変な 精神力を見せるが、同時にかなり情緒的な言動があるのもちょっと意外。 そういえば、多くの登場人物の情緒的側面が本作では随分描かれていることに気づく。 しかし、それがテーマを浮き彫りにする効果を生んでいるとは思えない。 視点がもつれているような、私の何となく抱いている違和感はその辺にあったのだと思う。 | ||||
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内調は新聞の切り抜きが仕事です、という話が覆される本です。 事実と異なる箇所がいくつか出てきますが、保秘のために意図的にそうしているのでしょう。 公安調査庁の秘密とか、そういうたぐいの本を読むよりは、こっちの方がずっと役に立ちます。 | ||||
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日米韓朝のすさまじい諜報戦と 陸自・特殊作戦群の男たちにクラクラと酔わされて さすが麻生幾と唸らされる作品だったが 娯楽作品としてはどうだろうか? 福井晴敏ほどエンタテインメントに徹しきれていないので ★は4つとしましたが買って損なしといえるでしょう。 | ||||
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確かに、その取材力や表現力はすさまじかったし、内容も濃かった。しかし、前半は伏線+特殊作戦群の訓練の記述が多く、「宣戦布告」の様な、のっけから興奮の坩堝に叩き込まれる様な展開はなかった。もうちょっと娯楽色があっても、メリハリがあって良かったのでは、と思ったりもしました。 | ||||
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待ち焦がれておりました・・大好きな麻生幾さんの最新刊です。 ちょっと福井晴敏風味な感じで、内閣調査室や特殊作戦群などが出てまいりますが、 防衛や警察、外交、そして政治と、入り組み方は半端じゃないです。 そして、特殊部隊の【狂った】面々に対する、人物描写などなど・・ 取材等で3年の月日がかかったとか・・ 瀕死のライオンのあたり、少々情緒的に過ぎるような気もするし、 世田谷事件の使い方も、乱暴な気もするんですが、それを補って余りあるディティールの迫力と 特殊部隊のメンバーのキャラ立ちが、たまらないものがあります。 「日本隷属化計画」 すげーよ!!狂ってるよ!! とにかく読むべし! 「半島を出よ」「O.Pローズダスト」「マネーロンダリング」などなど、なにしろ今はNorthKoreaだねえ。 ・・・一番狂ってるのが、この作品さっ! | ||||
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待ち焦がれておりました・・大好きな麻生幾さんの最新刊です。 ちょっと福井晴敏風味な感じで、内閣調査室や特殊作戦群などが出てまいりますが、 防衛や警察、外交、そして政治と、入り組み方は半端じゃないです。 そして、特殊部隊の【狂った】面々に対する、人物描写などなど・・ 取材等で3年の月日がかかったとか・・ 瀕死のライオンのあたり、少々情緒的に過ぎるような気もするし、 世田谷事件の使い方も、乱暴な気もするんですが、それを補って余りあるディティールの迫力と 特殊部隊のメンバーのキャラ立ちが、たまらないものがあります。 「日本隷属化計画」 すげーよ!!狂ってるよ!! とにかく読むべし! 「半島を出よ」「O.Pローズダスト」「マネーロンダリング」などなど、なにしろ今はNorthKoreaだねえ。 ・・・一番狂ってるのが、この作品さっ! | ||||
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