異邦人

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異邦人の評価:

3.39/5点 レビュー 23件。 C ランク

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平均点3.39pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全31件 21〜31 2/2ページ
No.11
(4pt)

ケイを巡る人間関係

チャールストンに移ったスカーペッタですが、事件はローマから始まります。
犯人そのものは、早々にサンドマンと言う名前で登場してしまいます。ですから犯人探しの楽しみはありません。このサンドマンが生まれてくる経緯を紐解いてゆく形を取っています。
前作で登場したマリリン・セルフが、ケイに対して異常な敵愾心を抱き、ケイの周りの人物に害をなして行きます。従って、彼女の行為が、この本の狂言回し的な働きをします。
この本の面白さは、ケイとベントン、ケイとマリーノの二組の関係の動きでしょう。特に、マリーノとの関係は意外な展開をし、彼は次回からは登場しないかも知れません。(そのためか、本作はマリーノの回という一面もあります。)
ベントンから指輪を貰ったのですが、こちらもまだまだぎくしゃくしています。
推理小説として読むと、やや期待はずれのところもありますが、人間ドラマとしてみると、なかなか面白い作品になっていると思います。
異邦人(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人(上) (講談社文庫)より
4062759152
No.10
(3pt)

心から残念です

「異邦人」の粗筋をかいつまむとこんな感じです。
イラク戦争で精神に異常をきたしたサイコパスによる連続殺人事件です。
ところがその犯人の出生には秘密があり、
犯罪の解決が難しくなっています。
また犯人を追うケイとベントンのチームと敵対する精神科医の争いも深刻です。
また精神科医の策略によってケイとマリーノの間には決定的な出来事も発生。
さて事件の行方は・・・。
こういったところです。
正直言って面白くありません。
ストーリーが粗い。
ケイはもはやほとんど検視をやりません。
犯罪動機があいまい。
サイコパスの犯罪動機が見えないと、
さっぱりリアルではありません。
犯人の執着が見えないので、
犯人が生き生きとしていません。
エンディングもつまらないホームドラマのよう。
ほんとつまらないです。
心から残念です。
最後に、
敵役の精神科医とケイは、
とっても似ていると思いました。
ポジとネガ。
現像したら同じ人物です。
コーウェルはもはや新しい人物を創造できなくなっているようです。
次回作も厳しいでしょう。
異邦人(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人(下) (講談社文庫)より
4062759365
No.9
(3pt)

チャールストンでは、皆、年寄りになってしまって・・・

暗いお話です。
ケイもベントンもマリーノも中高年。
難事件の現場でガツガツと働ける盛りはとうに過ぎています。
気になるのは、
年々気難しくなる人間関係。
狭い中でやってきたチームは年々積もっていった不満と老いで、
明るく事件に集中できない。
この辺りはある意味リアルな描写ですが、
読者のカタルシスは解消されません。
NYにはライム、サックスコンビが困難な事件をガンガン解決してます。
あちらは若く、意欲もあり、前向き。
だから周囲に自然に人も集まる。
こちらはまったく逆で暗く、孤立してます。
前作、「神の手」でもレビューしましたが、
エンターテイメントとしては、
極めて異例な作風と言っていいでしょう。
誰が喜ぶというのでしょう。
講談社の見解も聞いてみたいです。
作品のレビューは下巻にて。
異邦人(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人(上) (講談社文庫)より
4062759152
No.8
(3pt)

科学捜査の緻密な説明文が退屈

正直、読むのに疲れました。最新の科学捜査の説明やヘリコプターの操縦方法?みたいな説明・・・ストーリーそのものよりこれらの説明文をずっと読まされていたような感じがしました。またこの説明文が緻密過ぎて専門外の私には何が何やらちんぷんかんぷん。それでもなんとかストーリーをがんばって追っていたのですが、ストーリーが暗くて誰も颯爽と活躍している場面がなく、読んでいてつらかったです。初期のころは主要な登場人物はつながっているもののストーリー自体は1話完結だったのでどれから読んでも面白かったのに、最近の作品はその前の作品を頭に叩き込んでおかないといけないようになっているのが残念です。人気があるシリーズというのはこんなふうになっていってしまうものなんですかね???
異邦人(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人(下) (講談社文庫)より
4062759365
No.7
(4pt)

ひとまず決着がついて安心

サイコパス耐性がついたのか、上巻よりはスムーズに読めた。
P.コーンウェルお得意の、最先端科学技術情報満載の頁も興味深く読めた。
程よいスピード感もそこそこ味わえた。
何より、サイコパスの家族関係やら悲壮さ、他人にかける甚だしい迷惑さ、
そして巻き込まれる人々の様々な感情がリアルに描かれていたし、
「えっ!?その人が黒幕??」と、それまでの小賢しい推理を粉々に砕いてくれたのも
気持ちが良かった。
読後には、ミステリーとしての完成度がどんどん高まっているなと、素直に思えた。
よって上巻より1☆増やした。
異邦人(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人(下) (講談社文庫)より
4062759365
No.6
(3pt)

サイコパスにお腹いっぱい

ベントンとスカーペッタの愛はどうなるのかっ!
スカーペッタの仕事人生仕切り直しはどうなるのかっ!
とワクワクして頁を繰る毎に、重たい気分でいっぱいになった。
P.コーンウェルの著作で、徹夜して読みたい気持ちが萎えたのはサザンクロスと真相
くらいだったのに、本作は更に読むのが苦痛に感じられて堪らなかった。
人生なんて、楽しいことやロマンスやスリルばかりで出来上がってはいないのだからと、
泥臭い人間ドラマを描きたいのかしら?みんな年をとってスピード感が減退しても仕方ない
のかしら?などと好意的に解釈しながら何とか読了。
ほぼ平行して読んでいるサイコパス関連の文献が影響しているのか…登場人物にやけに
腹が立って仕方がない上巻だった。
異邦人(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人(上) (講談社文庫)より
4062759152
No.5
(3pt)

消化不良

ほかの方々も指摘されていますが、消化不良の感が否めないです。腑に落ちないというか、説明不足で納得できないことが多く、読み終わった後、なんともいえない不満感が残りました。
それぞれのエピソードや犯人を含めた登場人物についての描き方がなんとも中途半端で、時には乱暴な感じもしました。事件そのものは解決したものの、次作につながる終わり方なので、次に期待したいと思います。
異邦人(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人(下) (講談社文庫)より
4062759365
No.4
(3pt)

待ってたのに。。

前作の「捜査官ガラーノ」を思いっきりはずしたので、待ちに待ったスカーペッタだったのですが、読み進めるのが辛くなりました。みんな不幸になっていく。救いが見えたようで見えなくて、人物やエピソードの書き込みが浅く、誰にも感情移入できない。シリーズ初期の作品に比べると衰えは否定できませんね。
と、言いつつ、下巻もとりあえず読んでいます。
異邦人(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人(上) (講談社文庫)より
4062759152
No.3
(5pt)

落ち着いてきたシリーズ最高傑作

 コーンウェルのスカーペッタものの第15作目、どたばたの活劇もなく、殺伐とした殺戮シーンもなくようやく落ち着いてきた感じ。その反面、じっくり読んでいかないと、細かなプロット・縦横に張り巡らされた伏線に気が付かなくなってしまう。 イラク戦線でのトラウマに罹ったサンドマンが犯す連続猟奇殺人もさることながら、この戦争を起こしたブッシュ大統領への批判が盛り込まれているのがこのシリーズとしては珍しく特徴的である。米大統領選挙前年、コーンウェルは民主党系? 
 サウスカロライナ州のチャールストンを新しい仕事の拠点にしたことで地域住民からすればケイは「異邦人」、事件の起きた場所がローマということで、ローマ人からすれば「異邦人」、さらにサンドマン自身が異邦人、ということで邦題を「異邦人」にしたようだが、'Book of the Dead'というオリジナルタイトルの意味合いをもう少し考えて欲しかったなあ。 ところで、ケイとベントンがやっと婚約した事ぐらいは種明かししてもいいでしょう?おめでたいことなのだから・・・・・ 
異邦人(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人(下) (講談社文庫)より
4062759365
No.2
(3pt)

読者を意識しすぎてスケールが小さくなったのが残念。。

下巻においても、上巻からの(スカーペッタを中心とする)身内のゴタゴタが続いていて、
読み進めていくと冗長な印象をしばらく受けます。
異常者が犯罪を実行しているから、自体は複雑になっているのは仕方のないこと、として
片付けられており、スケールが小さくなり、本検屍官シリーズの特長でもあった科学的な立証にも
厚みが無くなっている感じは拭えません。
「事件の一つ一つに象徴的な証拠が残っている。」との発言もあるのですが、結局それは
説明されず、何やら消化不良のまま、事態は急展開して終末をむかえます。
本書「異邦人」へ続く何冊かと似たようなパターンへはまっており、ストーリー展開の意外性も
無理矢理感が否めないと思います。新しい読者も取り込みつつシリーズとして仕上げていく
難しさだと思うのですが、今回のような形での過去のキャストを活用する手法では、本シリーズの
更なる発展は望みにくいと考えます。
異邦人(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人(下) (講談社文庫)より
4062759365
No.1
(3pt)

やはり、パワーダウンか..

『検屍官シリーズ』恒例の年末に出された最新刊ですが、2005年の年末に出された前作
「神の手」からの転換が図られているかが興味のあるところですが、上巻を読み終えたところの
印象としては、やはり「メインのスカーペッタを中心とする個々のキャラクターを追い込んで、
不幸話に仕立て上げている」ことで、事件に対しての颯爽とした仕事振りは全く感じられず、
事件を解決するための細々とした雑事に追われている様が多く描かれています。また、残念ながら
「本筋の事件も設定に無理が多く初期作に比べるとリアルな感じが得られない」と思います。
それでも、『検屍官シリーズ』に期待するところ大のため、手にとってしまうわけですが引き続き
下巻を読んでからのレビューに総括を載せたいと考えています。
異邦人(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 異邦人(上) (講談社文庫)より
4062759152