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【湊かなえ】
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Nのためにの評価:
6.43/10点 レビュー 7件。 C ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点6.43pt
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Nのためにの感想
トリックがどうとか、どんでん返しとか、ミステリーとしての「うまさ」を求める人には物足りないかも知れませんが、読み物として面白かったです。関連するすべての人、アパート(大家)の名前までにNをつける凝った設定もおもしろい。事件の根本に精神的な要素があるので、無理を感じるところもありますが、真実を知りたくてページをめくる手が止まりませんでした。
始めに、ミステリー度は低い。でもこういった物語は好きだ。メインは杉下希美だろう。野バラ荘に住む三人。台風で床上浸水をきっかけに言葉を交わすようになる。例えば今街を歩いていてすれ違った人、年のころ40~50代の人がこれまでどのような人生を送ってきたか、そんなことは誰にも分からない。どんな過去がありどんな思いを溜め込んでこれまで生きてきたか・・・。それぞれ人には事情がある。タワーマンションの一室で起きた若い夫婦の死亡事件。それぞれのモノローグと回想で少しずつ事件の全容が見えてくるストーリー。Nのために・・・。みんなが少しずつウソをつき隠したこと。 『告白』は好みじゃなかったけれど、これは自分の好みに入る物語だった。倒叙形式のような過去の回想と事件への関わりへの事情がそれぞれの視点から語られる物語。最後のページまでその世界に入り込み楽しめた。
トリックがどうとか、どんでん返しとか、ミステリーとしての「うまさ」を求める人には物足りないかも知れませんが、読み物として面白かったです。
関連するすべての人、アパート(大家)の名前までにNをつける凝った設定もおもしろい。
事件の根本に精神的な要素があるので、無理を感じるところもありますが、真実を知りたくてページをめくる手が止まりませんでした。